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万が一のときを考えて、一定期間における高額な保障に備えるには、定期保険への加入が最適です。

しかし、一言で定期保険と言っても保険商品による保障の違いがあるため、定期保険に加入する際には、目的に合わせた保険商品の選び方が重要となります。

この記事では、保障金額や保険料、保障期間などを踏まえた定期保険の選び方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

▼この記事を読んで欲しい人
  • 定期保険の保障金額や保障期間について悩んでいる人
  • 年代ごとの年間支払い保険料はどれくらいなのか知りたい人
  • 定期保険に加入する際の注意点について知りたい人
▼この記事を読んでわかること
  • 定期保険を選ぶときのポイントを知ることができる
  • 定期保険における商品の特徴を知ることができる
  • 健康状態や更新について定期保険を選ぶときの注意点を知ることができる

定期保険の保障金額などは人それぞれ違いがありますが、最適な定期保険の選び方には共通するポイントがあります。定期保険の必要性や保障金額、保険料や保険期間などについて詳しく解説しています。また、定期保険の種類や注意点など選び方についてもわかる記事となっています。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

定期保険の選び方


適切な定期保険
に加入したいなら、9つのステップによる定期保険の選び方を覚えておくことが大切です。

  1. 定期保険の必要性
  2. 保障内容や保険料の目安
  3. 公的保障の確認
  4. 保障金額を決める
  5. 保険期間を検討する
  6. 定期保険の保険商品を検討する
  7. 保険料を決める
  8. 加入目的や条件に合う保険商品を探す
  9. 難しい場合は保険のプロに相談する
各ステップに対して、1つずつ詳しく解説しているので、定期保険の選び方で迷ったときの参考にしてください。

どうしても選び方に迷ってしまった場合は、保険の無料相談を利用することで、煩わしさや時間の軽減につながるので、ぜひ利用してみてくださいね。

まずは定期保険の必要性を考えよう

定期保険の必要性は、いま自分自身に万が一のことがあった場合、遺された家族が生活を維持できるかどうかによって、加入すべき優先度が変わります。

  • 子どもが小さい家庭
  • 配偶者の収入が少ない家庭
  • 自分の収入がなければ経済的に苦しい家庭
これらの状況に該当する場合は、定期保険への加入する必要性が高いと言えます。

定期保険へ加入するメリットは、一定期間において高額な保障を持つことができることです。

まだ子どもが小さい家庭など、自分自身の収入を失うと家族が生活できないなどの場合は、定期保険の必要性が高いため、定期保険の選び方を間違えずに検討することが必要だと言えます。

逆に、単身者など自分自身の収入で養っている人がいない場合は、定期保険の必要性は低く、医療保険や収入補償など生きていくための保険を優先させましょう。

自分の収入で自分だけの生活を支えている場合は、病気や怪我で収入が途絶えてしまったときへのリスクを考えておく必要があるからです。

定期保険への加入を検討するとき、「誰のために」「何のために」保険金を遺すのかということが非常に重要となり、定期保険の選び方にも繋がりますので、定期保険の存在理由をよく理解しておくことが大切です。

付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう

どんな定期保険が良いのかと選び方に悩むひとが多いですが、最初から定期保険の商品を比較することはおすすめできません


定期保険へ加入するときは、保険商品ではなく加入する目的を明確にすることが大切です。

  • 必要とする保障金額
  • 継続して支払うことができる保険料の金額
  • どれくらいの期間、保障を必要とするのか


特に、すでに加入している保険があるなら、その保障額も踏まえて新しく加入する定期保険の保障内容を決めることが大切です。

  1. すでに加入している保険の保障内容を確認する
  2. 不足している保障額について検討する
  3. 支払える保険料の合計額の限度を検討する
  4. 希望する保障内容や保険料に合致する保険商品を探す


検討している定期保険と加入している保険の保障内容が重複しているケースがよくあるため、保険料を軽減するためにも定期保険の選び方は慎重に行いましょう。


遺族年金など公的保障を考慮して必要な保障金額を見積もる

遺された家族が生活していくための保障は、必要保障額を計算することで設定する金額を決めることができますが、実はすべて生命保険で補う必要はありません


日本は国民皆保険(年金)制度によって、すべての人が何らかの保険に加入しています。


そのため、万が一の時には公的保障を利用して、遺された家族の生活を支えることができるようになるのです。


代表的なもので遺族年金があり、万が一のときには子どもが18歳になる年度の末日まで遺族年金が支払われます。

  • 遺族基礎年金:子のある配偶者または子どもへ遺族基礎年金
  • 遺族厚生年金:過去の報酬などに応じた遺族厚生年金

遺族年金の受給条件は、加入する年金の種類によって違いがあるので、日本年金機構「遺族年金」でよく確認しておくことが大切です。


定期保険の保障金額などの選び方は、こうのような公的保障を考慮した上で、必要な保障金額を考えるようにしてくださいね。

見積もりを基に保障金額をいくらにするか決める

すでに加入している保険や公的保障で利用できる金額を確認したうえで、今の時点で必要とする必要保障額を計算しましょう。


定期保険で必要な保障金額の選び方は、必要保障額と比較した結果により、以下のような考え方となるので参考にしておいてください。

  • 必要保障額>現在加入している保険の保障と公的保障
  • 必要保障額<現在加入している保険の保障と公的保障
必要保障額の方が多くなっている場合は、貯蓄や定期保険など自助努力による保障の確保が必要ということになります。

しかし、必要保障額の計算や加入している保険の保障内容について、詳しくわからない場合は、そもそも定期保険による必要保障金額を決めることができません。

そのような場合は、保険の専門家に相談することで悩みを解消することができるので、ぜひ無料相談を利用してみてくださいね。

目的に応じて保険期間を決める

定期保険の保険期間は、家族構成や自分の収入、貯蓄の予定などが影響するため、人により大きく異なるので注意しておきましょう。


たとえば、定期保険の必要性が高い人の中には、まだ子どもが小さい家庭があります。


生活費と学費を定期保険で補う目的で加入するなら、保険期間は以下のように検討する必要があるのです。

  • 子どもが小学生未満:20年
  • 子どもが小学生:10~15年
  • 子供が中学生以上:5~10年
学費を含めた保険金額を考える際、保険期間の選び方は、子どもが大学を卒業する年齢に合わせて設定することをおすすめします。

独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査」によると、大学に通う年間の学費と生活費の合計は以下のとおりです。

大学区分自宅生一人暮らし
私立大学170万4,800円241万4,300円
国立大学98万7,100円172万1,800円
4年間通う場合は、私立大学なら700~1,000万円、国立大学なら400~700万円ほどが必要になると考えられるのです。

このような背景からも、子供の学費を定期保険で備えるなら、大学卒業するまでの保障期間を設定しておく方が安心だと言えるでしょう。

定期保険の種類を決める

ひとことで定期保険と言っても、実は定期保険には複数の種類があるため、加入目的に合わせた定期保険の選び方が大切だと言えます。


一定期間において保障が確保できる定期保険は、主に4つの種類が販売されています。

定期保険の種類特徴
平準型定期保険一定期間、保障金額を保障
収入保障保険遺族が安定した生活を送るため分割した保険金の支払い
逓減型定期保険毎年一定の割合で保障額が減っていく保障
養老保険貯蓄と死亡保障の両面を備えた保障

平準型や収入保障保険は、保険期間中は契約金額が保障されますが、逓減型を選択すると少しずつ保障金額が減っていくことになります。


これらの保険は一般的に掛け捨てタイプとなっていることが多いため、解約返戻金や満期金などの期待はできませんが、保険料は割安に設定されているという特徴があります。


一方、養老保険は満期を迎えるまでの間、契約金額が保障されますが、貯蓄と保障の両面が備わっているため保険料は高く設定されることになるので注意が必要です。

保険料の目安を決める

万が一に備えて定期保険に加入しようとするとき、保険料については経済的な負担とならないような選び方が重要です。


生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、生命保険や個人年金保険に対する年間に支払う保険料は以下の通りです。

年代男性女性
20代11.9万円9.3万円
30代19.9万円14.0万円
40代22.4万円18.6万円
50代25.5万円19.0万円
60代21.2万円15.9万円
70代16.4万円13.0万円


必要な保障額を定期保険で補うことは大切ですが、いまの生活において経済的な余裕を持っておくことも非常に重要です。


保険料の選び方は、年代による一般的な年間保険料を参考にしながら、無理なく保険を継続できる保険料に設定するようにしておきましょう。

条件に合う定期保険を探して加入する

保障金額や保険期間、保険料などの目安が決まったら、その条件に合致する定期保険を探すことになります。


ここで注意しておきたいのは、最初から1つの保険商品に絞らないことです。保険商品ごとに特徴があるため、できるだけ多くの保険商品を比較しながら検討することが大切だと言えます。


しかし、加入したい条件に当てはまる定期保険を複数見つけることは煩わしさを感じてしまうことが多いことも事実です。


そんなときは、保険の比較サイトを利用すると、簡単に目的にあった定期保険を見つけることができるためおすすめです。


マネーキャリアの定期保険比較ランキングでは、年齢や性別、保険種類を選択して複数の定期保険商品を見つけることができます。


まとめて検討」を利用することで、保険商品を並べて保障内容の比較が可能となっているため、ぜひ利用してみてくださいね。

定期保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのが一番おすすめ

複数の比較する定期保険を見つけることができたら、詳細まで比較することが重要ですが、比較ポイントや保険商品の選び方で悩んでしまったときは、保険の専門家に相談することがおすすめです。


相談申込40,000件以上の実績があるマネーキャリアでは、無料で何度でも保険相談することが可能です。

  • 98.6%の相談満足度
  • 女性FPが多数在籍
  • オンラインで相談が可能
  • LINEで簡単予約
  • 事前に専門家のプロフィールを確認できる
マネーキャリアの無料保険相談サービスを利用すると、保険のプロならではの目線で、必要保障額や目的に合致した適切な保険商品を探して提案してもらうことができます。

定期保険の選び方に困ったら、ぜひ以下のボタンから無料の保険相談を申し込んでみてくださいね。

定期保険を選ぶ際の注意点


定期保険の選び方について、気をつけておくべき注意点は以下の2つです。

  • 定期保険に加入する際は、告知などの審査が必要となる場合がある
  • 一定期間の保障となる定期保険には、更新による保険料アップがある
加入者の公平性を保つための加入審査や、保険料が高くなってしまう更新について、詳しく解説していますので、ぜひ覚えておいてください。

健康面や職業の告知が必要な商品があるので注意

保険に加入する際は、一般的に健康に関する告知や職業の告知が必要となっており、定期保険も例外ではありません。


持病や既往症がある場合は、高額な保障である定期保険への加入が難しくなるケースもあるため、自分の健康状態に合わせた定期保険の選び方が必要となります。


定期保険に加入したいけれど、持病や既往症があって加入の可否が心配なひとや、加入時の審査で保険加入を断られてしまった場合は、引受基準緩和型という保険の選び方があるので安心してください。


一般的な定期保険の告知内容に比べて、引受基準緩和型は告知項目が少なくなっているため、健康に不安があるひとでも加入しやすくなっているのです。


ただし、一般的な定期保険よりも保険料が割高に設定されているため、よく検討した上で加入を決めるようにしておいてくださいね。

定期保険は更新のたびに保険料が高くなっていくことに注意

定期保険は終身保険とは違い、一定期間に絞った保障となっています。


そのため、定期保険の保障期間を延長するなら更新が必要となりますが、更新時の年齢で保険料が再計算されるため、更新後は保険料が高くなってしまうことには注意が必要です。


20年間保障が必要なのに、10年の保障期間で加入しまったために、途中で更新を迎えて保険料が高くなってしまい困ってしまったという悩みが非常に多くあります。

  • 子どもが中学生に進級する時に定期保険の更新時期が来てしまい、教育費がかさむため、減額して定期保険を更新した
  • 子供が高校生に上がるため、定期保険の更新後の保険料が負担となるため解約してしまった
必要とする保障なのに、更新後の保険料に悩まされ減額や解約に至るケースも多くなっているのです。

定期保険は目に見えないお守りですが、手放すことにならないように、更新時期も考慮した定期保険の選び方が大切だと言えるでしょう。

まとめ:定期保険の選び方

定期保険の選び方は、家庭の状況によって保障内容や保険期間、保険料など多岐にわたるため、一概にこれだと言うことはできません。


しかし、重要となるポイントを抑えながら加入目的に沿って検討することで、自分にあった定期保険の選び方がわかるようになります。


加入目的に合った保険商品をいくつかピックアップして、保険商品の特徴や保障内容などについて比較することも、大切な定期保険の選び方です。


最初から1つの商品だけで検討することがないよう、できるだけ多くの保険商品を比較し、適切な定期保険を見つけてくださいね。