私は身体障害者手帳６級を所有しています。先天性の血友病Ａと、複合性局所疼痛症候群(ＣＲＰＳ)という２つの病気があります。血友病は血が止まりにくい難病指定の病気。ＣＲＰＳは原因不明の神経痛。ＣＲＰＳに関しては、２３歳の時に突然左足に発症し、約２年間の入院生活を送りました。医者からは車いす生活を宣告され、絶望感を感じたことを覚えています。長い入院生活の間、たくさんの仲間がお見舞いに来てくれて、たくさんの支えと励ましをもらいました。それと同時に、辛そうな私を見て悲しい気持ちになられた方も多くいました。「自分はみんなから元気や勇気をもらっているのに、みんなに辛い想いをさせている。」私がみんなの笑顔を奪っている気がしました。治療法が確立されていない中、やっとの思いで歩けるようになったのが、病気発症から２年後のことです。両足補助なしで歩けたことが、本当に幸せでした。これもすべて、あの時支えてくれたみんなのおかげ、そこに尽きます。「今度は私がみんなを笑顔にしたい」「病気の経験を伝えて意味のある仕事がしたい」そんな思いで、ＦＰを志しました。お客様と密接に関わり合い、諦めない気持ちでゴールに導きます。

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