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今年こそ貯金を始めたい、貯金を成功させたいという方に向けて、貯金を始めるための必須設定をまとめました。貯金が順調な方にとっては当たり前のことばかりかもしれませんが、今後の貯金に対する意識向上のため、ぜひこの記事を読んでみてください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

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貯金をするには最初の設定が大事

毎年、「年始に掲げた目標の中で達成できなかったものは?」という質問に、必ず「ダイエット」と「貯金」という回答が返ってくるそうです。


2023年が始まってまだ1か月。「貯金」を今年の抱負に掲げた人の中で、良いスタートをきれている人はどれくらいいるのでしょうか?


もちろん、まだ1か月ですので何の結果も出ていなくて当然です。ただ、貯金をするために、具体的な行動は実行できていますか?


ただ単に、節約を頑張るだけではなかなか貯金はできません。何かを節約しても、別の何かで消費してしまうなんてパターンもよくあるかと思います。


貯金をする為には、最初にいくつか設定が必要です。この設定をしてしまえば、特に意識をしなくても、自然とお金が貯まるサイクルを作ることができます。


今回紹介する設定項目をチェックし、1つでも実行していないものがあれば、ぜひ試してみてください。

口座は2つから3つにわける


まずはお手持ちの口座の数から確認です。


収入も支出も貯金も、すべて同じ口座で管理しているなんてことはありませんか?


最低でも口座は2つ持ち、以下のように使い分けてください。

  • 収入と支出(給与振込と生活費の引落し)を管理するメイン口座
  • 貯金用口座


1つの口座ですべてを管理していると、使っていいお金と貯めておくお金が混在し、当然貯金は難しくなります。


貯金は別口座で管理しておくことで、一目瞭然で貯金がしやすくなります。



直近で大きなお金を使う予定がある方は、3つめの

  • 緊急用・臨時支出用の貯金口座
を用意してもいいかもしれません。

例えば、車の購入、結婚式、教育資金、家電の買い替えなど、近い将来使う予定のあるお金を貯めておく口座となります。


ただし、3つより多くの口座を持ってしまうと、管理が大変になってしまいます。また、今後はあまり使わない口座には手数料がかかるようになってくる可能性もありますので、貯金初心者の方はできれば口座は2つ、多くても3つにしておくことをおすすめします。

貯蓄用口座は金利の高い銀行を選ぶ

次に、先ほどご紹介した貯金用の口座ですが、ぜひとも金利の高い口座を選びましょう。


今の時代、一般的な普通預金の金利は年0.001%ほどとなっていますが、ネット銀行などであれば金利年0.2%の普通預金口座も存在します。


例えば、100万円を銀行に預けた場合の違いを見てみましょう。

金利利息(税引前)
年0.001%10円
年0.2%2,000円


なんとその差は200倍あり、一目瞭然ですね。小さな金額かもしれませんが、これがチリも積もれば大きな金額となります。


給与振込と生活費を管理するメイン口座の方は、勤務先や引落し先から口座の指定もあり、金利で口座を選ぶことは難しいかもしれません。


可能であればメイン口座も金利の高い口座を選ぶに越したことはありませんが、ぜひ貯金用口座だけでも金利の高い口座を選ぶようにしましょう。

先取り貯金をする

口座の準備が整ったら、いよいよ貯金開始です。


貯金の重要ポイントは、なんといっても先取り貯金をするということです。


お給料日から1か月経過した時点で余ったお金を貯金しているようでは、お金はなかなか貯まりません。


お給料日には必ず貯金する金額をメイン口座から貯金用口座へ移し、残ったお金で1か月生活をするように心がけましょう。


ただし、あまりにも無謀な金額を貯金してしまうと生活が立ち行かなくなってしまいます。


貯金の適正金額は、手取りの10%~25%程度と言われています。


人により貯金の適正金額は変わります。生活が立ち行かなくなるような貯金をしないことはもちろん、無駄遣いはせずとも生活の満足度は維持できるような、自分にとっての適正金額を貯金するようにしましょう。


先取り貯金の習慣をつけることが大事ですので、最初は少額からのスタートでも大丈夫です。

固定費を見直す


さて、先取り貯金の習慣もついたところで、毎月の貯金金額を増やすべく、支出を見直しましょう。


なんといっても効果的なのは、固定費の見直しです。


一度固定費を下げてしまえば、あとは何の努力や我慢をしなくても支出は減ります。


もちろん、世の中の物価やサービスは常に変わりますので定期的な見直しは必要ですが、労力に対して効果がとても高いのが固定費の見直しなのです。


家賃、光熱費、通信費、保険、サブスクリプション、などなど。一度の見直しで毎月数万円の節約も簡単にできてしまいます。


こちらは自分の生活に合った最新の情報を把握しておけるよう、常に情報をキャッチできるようにアンテナをあげておきましょう。

まとめ


すでに貯金は継続できているという方にとっては、当たり前のことばかりだったかもしれません。


今から貯金を始めてみようという方、なかなか上手く貯金ができないという方は、まずは今回ご紹介したことから取り組んでみてください。


効率的に貯金をするには、これら最初の設定が何よりも重要です。


しかしこれらの設定は、あくまでお金を貯めやすくなるというだけのもので、絶対に貯まるというものではありません。もちろん挫折や失敗もあるかと思います。


何よりも大事なのは、失敗から学び、次はどうすれば成功するのかを考え、お金に対する向き合い方を見直し続けることです。



それでもまだまだ貯金が難しい、家計の中から何を見直せばいいかわからないといった方は、ぜひともお金のプロであるファイナンシャルプランナーへご相談ください。


自分だけでは気付くことができなかった反省ポイントなどがわかり、貯金の成功へと繋がるかもしれません。