パート妻必見!扶養内の年末調整だと生命保険料控除は意味ないのか解説のサムネイル画像
▼この記事を読んでほしい人
  • 扶養内のパートで、年末調整は必要ないと思っている人
  • 扶養内のパートをしていて、年収の壁や控除について詳しくなりたい人
  • パート先に提出する年末調整の書類の書き方を知りたい人

内容をまとめると

▼内容をまとめると
  • 扶養内のパートでも、自分が支払う保険は年末調整で控除を申請しよう
  • 年収の壁は、保険料控除の金額分だけ突破できる
  • 年収の壁130万円を超えても、将来の年金額が増えるというメリットがある
  • 年末調整でわからないことは、マネーキャリアへ相談しよう
  • マネーキャリアは何度でも相談が無料!オンラインで完結できる!

パートとして働いている方は年収103万円以下で扶養内でも年末調整を行う必要があります。扶養内パートとして働いている場合の年末調整での保険料控除は意味ないのではないかと疑問に思う方もいるでしょう。本記事ではパート妻の年末調整や保険料控除に関する疑問を解説します!

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

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扶養内パート妻の年末調整での生命保険料控除は意味ないの?


何かと慌ただしくなる年末。
ただでさえ忙しいのに、会社やパート先から年末調整の書類が来ると、面倒だな…と思ってしまう方も多いことでしょう。

書き方もよくわからないし、自分は扶養内のパートだから生命保険料控除は意味ないよねと、書類をそのまま出したりしていませんか?


そんなことはありません!

意味ない、は大きな間違い


意味は大ありなんです。


今回は、なにかと面倒なイメージのある扶養内パートの年末調整について、書類の書き方や受けられる控除について、お伝えしていきます。

 

今回の記事を最後まで読んでいただければ、年末調整の書類の書き方や、ややこしく感じる配偶者控除まで、まるっとわかりますよ。


国が用意している控除をしっかりと使い、きっちり節税していきましょう!

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扶養内のパートでも年末調整は必要!意味ないは間違い


さて、まずは、


  • 扶養パート内だから、年末調整自体意味ないでしょ?

という誤解を解きたいと思います。


そう、年末調整は意味ない!は間違いなのです。


よく、103万円の壁や130万円の壁という言葉を聞くと思いますが、103万以下でも年末調整は必要になってきます。


年末調整によって所得税を精算し、あとでご紹介する所得税控除を受けることができるのです。


自分の生命保険医療保険、自分で保険料を払っていませんか?


もし、パートをしている妻本人が保険料の支払者なら、生命保険料控を受けて所得から控除することができます。        


ということは、控除された金額分だけ、年収の壁を越えてより多くの時間働けるということでもありますよね。

年収の壁ギリギリで働いている方には朗報ではないでしょうか。


そう、年末調整は意味ない、ではなく大あり!なのです。


では、生命保険料控除はどのように申請できるか、くわしく紹介していきます!

そもそも年末調整とは?

ではまず、そもそも年末調整って何?というところから。


年末調整とは

  • 毎月、勤め先の給与から源泉徴収されている税金と、実際に支払わなければならない税金額の年間差額を調整すること


税金をあらかじめ支給金額から差し引くことを、源泉徴収と呼びます。

勤め先では、見込みの税額を給与から源泉徴収し、経理担当者が税務署に納税します。 


  • 所得税の金額:{収入額ー(社会保険料+各控除)}×税率


個人が支払う納税額は、その年の1月1日~12月31日の給与・ボーナスなどの収入総額から、社会保険料基礎控除などの各控除を差引いた所得に、税率をかけて計算します。


しかし、月の収入額は一定でない分、天引きした額と実際の税額には違いが生じることがあります。

そのため、1年間の収入額が確定する年末に税額が決定します。


特段の事情がなければ、会社に年末調整の書類を提出するだけ。

あとは、雇用者の代わりに経理担当者が手続きを行ってくれます。  


年末調整の書類で、扶養家族の記入欄があり、変更がないか確認されるのは、

  • 扶養する配偶者や家族の有無、その年齢などで、受けられる控除が変わる

からなのです。

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【年収の壁】103万円の壁や130万円の壁の違いとは?一覧表


今回は、扶養内パートの妻は年末調整で生命保険料控除しても意味ない?は誤解!というテーマでお伝えしています。

扶養内でとどめようとする理由はやはり、これらの年収の壁ですよね。
金額対象内 容
100万円の壁
 住民税対象になる
(金額は自治体による)
103万円の壁
所得税対象になる
一部企業では家族手当に制限がかかる
106万円の壁従業員101人以上の企業
で働く妻
 厚生年金・健康保険加入が必要になる
130万円の壁従業員100人以下の企業
で働く夫
配偶者の社会保険の扶養対象外に
妻の国民年金・国民健康保険の加入義務が生じる

いずれにしても、パートなどで100万円を超えるあたりから、税金がかかるようになったり勤め先で社会保険加入が必要になったり、あるいは夫の会社の社会保険を抜けなくてはいけなくなるなどの制限がついてきます。


これが、年収の壁と言われるものです。


いわゆる働き損と言われる、税金と社会保険料を負担して手取りがかえって減り、夫の控除も減ってしまうこれらの収入額ゾーン。


それを解消するために、厚生労働省は2023年10月からの年収の壁対策パッケージを発表しました。


  • 103万円の壁… 配偶者手当(家族手当・扶養手当)の企業が見直すよう促進
  • 106万円の壁… 社会保険料負担の穴埋め支給をする企業に助成金
  • 130万円の壁… 一時的に130万円を超えても連続2年までなら扶養内に

これは、2025年の年金制度改正までのつなぎ措置です。

まだどれくらいの効果があるかわかりませんが、働き損にならないよう期待したいものですね。


参考;年収の壁・支援強化パッケージ(厚生労働省)

130万円を超えて働くメリットを紹介

こうした年収の壁のマイナスのイメージが強いため、

  • 妻扶養内パートで130万円以上働いても意味ない!損してる!?

と思っている方も多いかもしれませんが、メリットはきちんとあります!


年収130万円の壁を超えて働くメリットは、

  • 将来の受け取り年金額が増える!

130万円を超えれば、もちろん可処分所得は増えていきます。

そして、厚生年金を自分が納めるということは、将来の年金額も増えるということです。


また、社会保険料の負担をのぞけば、130万円を超えると急に損をするわけではありません。

夫の税負担を軽くする配偶者特別控除はすぐには変わらないのです。


妻の収入が給与所得だけの場合、

  • 妻の給与所得:103万円超~150万円 夫の配偶者特別控除:38万円

150万円までは控除額は38万円と変わりません。


130万円の壁で、配偶者特別控除もなくなる!?と思っている方も多いのですが、このことを知ると、それならもう少し働こうかな?となる方もけっこういらっしゃいます。


働き方は人それぞれ。

せっかく働いているのに意味ない、損をしてる…と考えなくて済むよう、制度をよく知りそれぞれのメリットを活かせるようにしていきましょう。


参考:No.1195 配偶者特別控除(国税庁)

   No.2672 年末調整で配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受けるとき

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夫目線|配偶者(妻)がパートでも生命保険料控除の対象となる


今度は、扶養者である夫目線でみてみましょう。

扶養内のパートで妻が働いている場合、生命保険料控除は本当に意味ないのでしょうか。

  • 妻の収入は103万円以内だし所得税はかからない。確定申告は不要だから、生命保険料控除は意味ない!

と思っている方もいるかもしれませんが、それは違います!


年末調整では、配偶者や扶養家族の有無で受けられる控除が変わり、妻の生命保険料の支払者が夫なら生命保険料控除が受けられます。


生命保険料に対する控除は、この3種類。

種 別保 険 の 内 容
一般の生命保険生存または死亡を理由として
保険金や各種の給付金が支払われる保険
介護医療保険入院・通院などにともなって
各種給付金が支払われる保険
個人年金保険個人年金保険料税制適格特約のついた
60歳以上で年金が支給される保険


生命保険料控除といっても、医療保険も、個人年金保険も条件を満たしていれば控除の対象になるのを知っていましたか?


契約者が妻になっていても、実際に控除を申請できるのは保険料の支払者です。

いちど契約内容や種類を確認し、保険料控除が活用できないか見直してみることをおすすめします。

控除額には上限があるので注意

さて、年末調整で申請できる生命保険料控除は、最高で12万円

しかしこれは合計額で、保険の種類別に上限があります。

契約した日によって、旧契約と新契約に区別されており、それぞれ枠の上限は5万円と4万円。


表にするとこうなります。

種別旧契約
(H23.12.31以前)
新契約
(H24.1.1以降)
A.一般の生命保険50,000円40,000円
B.介護医療保険対象外40,000円
C.個人年金保険50,000円
40,000円


実際に、どのような計算で控除が受けられるかご説明します。


たとえば、下記のように保険料を支払っているとき。

種別旧契約新契約
A.一般の生命保険38,000円
64,000円
B.介護医療保険対象外
37,000円
C.個人年金保険83,000円32,000円


上の表と照らし合わせると、受けられる控除の計算はこうなります。


A:40,000円(38,000円<64,000円 上限40,000円

B:37,000円

C:50,000円(83,000円>32,000円 上限50,000円

計:127,000円→控除上限120,000円


この場合は、控除枠上限の12万円となります。


しかし、3種類の保険をまんべんなく払っている方は比較的少ないのではないでしょうか。

またこの例のように、保険料を多く払っている方は控除しきれないですよね。


そうした場合は、

  • 支払っている保険料について、夫婦それぞれ控除を申請する

という方法が有効です。

夫婦で申請できれば、最大24万円の控除が使えることになりますね。


ですが、それには条件があるので注意しましょう。

その条件とは…

保険料控除は保険料を支払っている人が対象

さきほど、

  • 夫婦で生命保険料の控除を申請するという方法がある!

とお伝えしましたが、ここで大事なのは、


  • 保険料の支払いが、妻の口座からされていること


妻名義の契約でも夫の口座から引き落とされている場合、は保険料控除を受けられません。  

契約者は、保険料を誰が支払っているか、で判断されるからです。


年末調整では、夫婦ともに自分が支払っている保険料の控除を申請しましょう!


今回のテーマは、扶養内パートの妻の年末調整で、生命保険料控除は意味ない?というのは誤解!です。


検証の結果、やはり意味ないということはなく、うまく活用すれば節税になることがわかりましたね。


ただ、保険の契約者≠受取人の場合、保険金の受け取りは贈与とみなされるので、払う税金が所得税ではなく贈与税となることに気を付けましょう。

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扶養内の妻がいるときに受けられる所得税控除の種類とは


今回は、扶養内パートの妻は年末調整での保険料控除は意味ない?!をテーマに解説してきました。


答えは… 意味ないは誤解!きちんと保険料控除を活用しよう!ということでしたね。


次にお伝えするのは、保険料控除のほかにも使える所得控除についてです。


扶養内の妻がいるとき受けられる所得控除の種類は、2つ。

共通して、下記の条件を満たしていることが前提です。


  1. 法律上の婚姻関係… 婚姻届を出していること
  2. 同一生計… いっしょの家計で生活していること
  3. 夫(納税者本人)の合計所得金額が1,000万円以下


この条件下で受けられるのが、


  1. 配偶者控除
  2. 配偶者特別控除


のどちらか。

どう違うのかひとつずつ解説していきましょう。

配偶者控除

まず、配偶者控除の適用条件をみていきましょう。


  • 妻の年間所得(給与以外も)が48万円以下
  • 妻の所得が給与収入のだけのとき、103万円以下


よく出てくる、この103万円という数字。この内訳は、

基礎控除48万円+給与所得控除55万円=103万円

という2つの控除から来ています。


  • 基礎控除… 最低額の生活経費として、すべての人が使える所得控除
  • 給与所得控除… 働く上での経費としての控除。所得により額は変わる


つまり、妻の所得の中身が給与だけなら給与所得控除がつき、103万まで稼いでOK!

配偶者控除の金額はこちらの通りです。


夫の
合計所得の金額
配偶者
69歳まで
配偶者
70歳以上
~900万円38万円
48万円
900万超~950万円まで26万円32万円 
950万超~1,000万円まで13万円16万円

                   

たとえば…


  • 夫の年間収入:920万円
  • 妻(35歳)の年間パート収入:80万円


のとき、控除金額は26万円。


しかし、実際に103万円までにパート収入を抑えるのは、なにかと大変。

最低賃金が引き上げられるとともに時給もだんだんとあがっているため、年末近くになると、


  • 忙しいけど、金額突破しちゃうから残業できない!
  • 周囲との兼ね合いもあるし、気が引けるけどシフトを減らさなきゃ…


と、金額の調整に苦労している人も多いと思います。


しかし、配偶者を対象にした控除は、103万円をこえてもまだあります


それが配偶者特別控除です。


参考:No.1191 配偶者控除(国税庁)No.1410 給与所得控除(国税庁)

配偶者特別控除|配偶者の給料が103万円以下でなくても控除対象に!

妻の年間の給与収入が103万円を超えた場合に適用されるのが、配偶者特別控除。


  • 妻の所得総額が、48万円超~133万円以下
  • 妻の所得が給与収入のみの場合、2,015,999円以下


給与収入のみの場合は基礎控除+給与所得控除がきくため、妻の給与が2,015,999円までは控除対象になります。


No.2672 年末調整で配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受けるとき(国税庁)の表では、妻の給与収入から控除金額を確認することができますよ。


たとえば…


  • 夫の年間の総収入:780万円
  • 妻の年間パート収入:158万円


このとき、夫が受けられる配偶者特別控除:31万円


所得税は、{合計所得金額ー各所得控除}×税率で決まります。


配偶者特別控除も配偶者控除と同じく、控除は最大38万円ですから、控除が適用されればその分節税できているということなのです。


また、夫だけでなく妻の方でもふるさと納税制度を利用するなど、働いている分、納税者のための制度をフルに活用していきましょう! 


さて次は、悩みがちな年末調整の書類の書き方を解説します。

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【番外編】扶養内パート妻の年末調整の書き方を解説


さて、番外編として、扶養内パートでの年末調整の書類の書き方を解説します!


書き方がわかりにくくて面倒だな…扶養内だし、こんなの意味ない!


…では、なかったですよね。

自分で保険料を払っている方は、しっかりと控除を申請していきましょう。


会社から渡される年末調整の書類は、次の4枚。


2は去年提出した分の書類ですが、勤め先によってはそれがなく、計3枚のところもあるでしょう。


  1. 令和6年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
  2. 令和5年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
  3. 令和5年分 給与所得者の保険料控除申告書
  4. 令和5年分 給与所得者の基礎控除


では、どこを記入すればよいのか、具体的にみていきましょうか。

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の書き方

年末調整で渡される、給与所得者の扶養控除等(移動)申告書の書き方です。


  • 必要なもの:マイナンバーカード(記入必要な場合)


記入必要項目は、この7つ。


①あなたの氏名・フリガナ

氏名とフリガナを記入します。  

②あなたの個人番号

マイナンバー記載の個人番号を書きます。
勤め先によっては、記載しないように指示されるところもあるのでご注意を。

記入が必要な場合で、マイナンバーカードを持っていない場合は、通知カードか、マイナンバー記載の住民票をとれば確認ができます。

③あなたの生年月日

和暦で生年月日を記入。


④世帯主の氏名

世帯主である夫の氏名を書き入れましょう。


⑤あなたとの続柄

夫と記入します。


⑥あなたの住所または居所

いま住んでいる住所です。


⑦配偶者の有無    

有に○をします。


扶養内パートの妻の場合は、記入箇所は以上です。

こちらは比較的簡単ですね。次はいよいよ、保険料控除の申告書の書き方です!

給与所得者の保険料控除申告書の書き方

次に、給与所得者の保険料控除申告書の書き方です。


  • 必要なもの:保険会社から送付された、各保険料の控除証明書・掛金


記入が必要なのは、下記①~⑤の場所です。


①あなたの氏名、あなたの住所または居所

まず、右上の氏名、住所を記入します。


②生命保険料控除

ここでいよいよ、今回の記事でお伝えした生命保険料控除の出番です。


  • 一般生命保険料
  • 介護医療保険料
  • 個人年金保険料


この3種の保険種別ごとに記入しましょう。


保険会社の名称、保険の種類、契約者氏名、受取人、契約の新・旧、指示に従って金額を計算します。


③地震保険料控除

地震保険料の支払いが妻だった場合には、ここで記入。

最高5万円まで控除できます。


④社会保険料控除

106万円の壁を突破している方は、ここで支払った厚生年金と健康保険料を記入します。

金額は、源泉徴収票で確認できますよ。


⑤小規模企業共済等掛金控除

  • 小規模企業共済
  • 企業型確定拠出年金
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)
  • 心身障碍者扶養共済制度

いずれかに加入している方は、ここに記入しましょう。


最後に、控除証明書・掛金証明書の原本を添付して提出です!


これで、年末調整は意味ない…ではなく、夫婦できっちり保険料控除を申請できますね。

扶養内の保険料控除に関する疑問は相談無料のマネーキャリアへ!


今回は、妻が扶養内パートの場合でも、生命保険料控除を申請できるため、年末調整は意味ない?というのは誤解であることを解説しました。


とはいっても、年末調整の書類や、所得額の計算など、実際に記入してみるとわからないことも出てくるかもしれません。


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まとめ:扶養内パート妻の年末調整・保険料控除が意味ないは間違い!


いかがでしたでしょうか。

今回は、扶養内パートの妻は、年末調整での保険料控除は意味ない?というのは誤解!ということについてお伝えしました。


おさらいしておきましょう。


  • 年末調整は、会社が雇用者に代わって税金を計算し、納税してくれる制度
  • 生命保険料の支払いが妻なら、妻の年末調整で保険料控除が申請できる!
  • 年収の壁は、申請した保険料控除の分だけ突破できる

また、扶養内パートの妻がいる時は、所得が1,000万円以下の夫が受けられる控除は、


  • 妻のパート収入が103万円以下なら、夫は配偶者控除が受けられる
  • 103万円超~2,015,999円以下なら、夫に配偶者特別控除が適用される

でしたね。


わからないことやお金の悩みマネーキャリアにぜひ相談ください。


そして、年末調整や確定申告で所得控除をどんどん活用していきましょう!