火災保険の建物保険金額の目安はいくら?適正額の決め方や評価額との違いも詳しく解説

火災保険の建物保険金額の目安はいくら?適正額の決め方や評価額との違いも詳しく解説

「火災保険の建物保険金額はいくらに設定すればいい?」
「保険料を抑えたいけれど、補償が不足しないか心配」

 

住宅を購入したり火災保険を見直したりする際、このような悩みを抱える方は少なくありません。

 

建物保険金額は、高すぎても低すぎてもデメリットがあるため、自宅に合った適正額を設定することが大切です。

 

しかし、火災保険には再調達価額や建物評価額など専門用語が多く、適切な保険金額に迷う方も少なくないでしょう。

 

この記事では、火災保険の建物保険金額の目安や保険金額を見直すタイミングを詳しく解説します。

  • 火災保険の建物保険金額で迷っている方
  • 保険料を抑えながら万が一に備えたい方
  • 新築・中古住宅の購入や火災保険の見直しを検討している方

この記事を読むと、自宅に適した建物保険金額の考え方が整理しやすくなります。保険料と補償のバランスが意識できれば、補償や保険料の過不足をなくして無駄のない火災保険に加入できます。

この記事のポイント
  • 建物保険金額の目安と再調達価額との関係
  • 建物保険金額を適正に決める4つのステップ
  • 保険金額が高すぎる・低すぎる場合のリスク
  • 建物保険金額を見直すべきタイミング

火災保険の建物保険金額は、建物の構造や築年数、建築費などによって適正額が異なります。

 

自分だけで判断が難しい場合は、複数の条件を比較しながらシミュレーションすれば、過不足のない補償を選びやすくなります。

井村FP
井村FP

火災保険は「保険料を安くすること」ではなく、万が一の時に住まいを再建できる補償を確保することが大切です。保険金額に迷った場合は、保険料だけで判断せず、ご自身の住宅に合った補償内容かどうかを確認しましょう。

火災保険の建物保険金額は「再調達価額」を目安に決める

火災保険の建物保険金額は、自由に決められるものではありません。建物を同じ状態で建て直すために必要な「再調達価額(新価)」を基準として設定するのが一般的です。

 

一方で、「保険金額」「建物評価額」「再調達価額」など似た用語が多く、違いがわかりにくいと感じる方も少なくありません。

 

まずは、建物保険金額の基本的な考え方と、再調達価額との関係を確認していきましょう。

建物保険金額とは火災保険で受け取れる保険金の上限額

建物保険金額とは、火災や天災などによって建物が損害を受けた際に、契約で定められた範囲内で支払われる保険金の上限額です。

 

「保険金額」と聞くと、その金額を必ず受け取れると考えてしまう方もいます。しかし、実際に支払われる保険金は、損害の程度や契約内容に応じて算定されるため、保険金額=受け取れる金額ではありません。

 

また、保険金額と保険料も意味が異なります。

項目

内容

建物保険金額

事故が発生した際に支払われる保険金の上限額

保険料

火災保険を契約するために支払う費用

保険金額を高く設定すると、保険料は高くなる傾向があります。ただし、建物の価値以上の保険金額に設定することはできません。

 

そのため、建物の価値に見合った適正な保険金額を設定することが大切です。

建物保険金額の目安は再調達価額(新価)

建物保険金額を設定する際の目安となるのが、「再調達価額(新価)」です。再調達価額とは、現在の建物と同等の建物を新たに建築するために必要な金額を指します。

 

建築資材や人件費など、現在の建築コストをもとに算出されるため、住宅を再建する際に必要な費用へ備えやすいのが特徴です。

 

一方、「時価」は建物の築年数や経年劣化を考慮した価値です。そのため、築年数が古い住宅ほど評価額は低くなり、建て直しに必要な費用との差が大きくなるリスクが考えられます。

 

なお、近年の火災保険では、住宅を十分に再建できるよう「再調達価額」を基準とした契約が主流となっています。

比較項目

再調達価額(新価)

時価

基準

同等の建物を建て直すために必要な金額

経年劣化を反映した現在の価値

築年数の影響

基本的に受けない

築年数が古いほど低くなる

現在の火災保険

主流

一部の商品で採用

 住宅購入時の価格や固定資産税評価額、再調達価額は、必ずしも一致するとは限りません。

 

そのため、「購入価格と同じ金額で契約すれば安心」と自己判断するのではなく、再調達価額を基準に適正な建物保険金額を設定することが大切です。 

 

参考:総務省消防庁「3-8.損害保険の種類 火災保険 -火災保険加入の際の注意点(2)-」

建物保険金額はどう決める?適正額を設定する4つのステップ

建物保険金額の適正額を設定する4つのステップ

建物保険金額は、「〇〇万円にすれば安心」と一律で決められるものではありません。住宅の種類や建物評価額、構造などによって適正な金額は異なります。

 

保険会社は、建物情報をもとに再調達価額を試算しています。そのため、契約者自身もどのような基準で保険金額が決まるのかを理解しておくことが大切です。

 

ここでは、建物保険金額を設定する際に確認したい4つのステップを紹介します。

【STEP1】建物の種類(戸建て・マンション)を確認する

建物の種類によって、火災保険で補償される範囲が異なります。建物保険金額を決める際は、まず住宅が戸建てなのかマンションなのかを明確にすることが大切です。

 

戸建て住宅では、建物全体が補償対象となるのが一般的です。

 

一方、分譲マンションでは、自分が所有する専有部分のみが建物保険の対象となります。エントランスや廊下、エレベーターなどの共用部分は管理組合が加入する保険で補償されるケースが一般的です。

 

また、建物の種類によって評価方法や建築単価も異なり、保険金額の目安にも影響します。例えば、同じ延床面積でも戸建てとマンションでは、再調達価額が異なることがあります。

 

そのため、まずは自宅の建物区分と補償対象を正しく把握することが、適正な保険金額を設定する第一歩です。

【STEP2】建物評価額(再調達価額)を確認する

建物の種類や補償の範囲を確認したら、「建物評価額(再調達価額)」を把握しましょう。

 

建物評価額を確認する際は、新築住宅は建築請負契約書や建築費用、中古住宅は建物の構造・築年数・延床面積などを確認します。

 

保険会社はこれらの情報をもとに、現在の建築費を反映した再調達価額を試算します。

 

なお、住宅の購入価格や土地代は、そのまま建物評価額になるわけではありません。土地は火災保険の補償対象ではないため、建物部分のみの価値が評価の基準となります。

 

また、保険会社では建物情報を入力して再調達価額を試算する仕組みが一般的です。契約時に提示される評価額がどのような根拠で算出されているのかを確認しておくと、納得して保険金額を設定しやすくなります。

【STEP3】建物の構造や延床面積を確認する

建物評価額を算出する際は、建物の構造や延床面積も重要な判断材料になります。

 

例えば、木造住宅と鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)では、使用する建築資材や工法が異なるため、建築単価にも差が生じます。

 

その結果、同じ広さの住宅でも再調達価額が変わることも少なくありません。

 

また、延床面積が広くなるほど建て直しに必要な費用も増えるため、建物保険金額は高くなる傾向があります。

 

建物の所在地や立地条件も、建築費や人件費に影響しやすいことから、建物評価額に影響する要素の1つです。

 

火災保険の保険料に影響しやすい建物保険金額は、「家の大きさ」だけで決まるわけではありません。建物構造や所在地など複数の条件をもとに算出されることを理解しておきましょう。

【STEP4】評価額をもとに保険金額を設定する

建物評価額を確認したら、その金額を基準として建物保険金額を設定します。

 

ただし、以下の点には注意しておいてください。

建物保険金額

リスク

必要以上に保険金額を下げる

災害時に補償が不足する可能性

建物評価額を上回る保険金額

保険料だけが高くなる可能性

万が一建物が大きな被害を受けた場合、建て直しに必要な費用を確保するなら再調達価額と同程度の保険金額がおすすめです。

 

保険料を節約した結果、万が一の損害で補償不足になってしまっては本末転倒です。また、備えを万全にしようと過剰な保険金にしても、建物評価額を上回る保険金を受け取れるわけではありません。

 

火災保険の建物保険では、住宅を再建するために必要な費用とのバランスを重視しておきましょう。

井村FP
井村FP

建物保険金額は、同じ広さの住宅でも構造や所在地によって異なります。

 

提示された金額だけで決めず、算出根拠を確認してから契約しましょう。

建物保険金額を設定する際のリスク

火災保険は住宅を再建するための大切な備えだからこそ、建物の価値とのバランスを考えて設定することが重要です。

 

ここでは、建物保険金額が低すぎる場合と高すぎる場合、それぞれのリスクについて確認していきましょう。

建物保険の保険金額が低すぎる場合

建物保険金額が再調達価額より低すぎると、災害で建物被害が出た時に、建て直し費用を十分まかなえない可能性があります。

 

例えば、建築資材や人件費が高騰している状況では、契約時よりも建て直しに多くの費用が必要となることがあります。

 

その場合、保険金だけでは不足し、自己資金を用意しなければならないケースも否定できません。

 

また、住宅ローンが残っている場合は、住まいの再建とローン返済の同時負担となるリスクがあります。

 

火災保険では、万が一の時に住宅を建て直せるだけの補償を確保できるかという視点で保険金額を設定することが大切です。保険料の節約だけを意識して建物保険の金額を決めるのは避けておきましょう。

保険金額が高すぎる場合

建物評価額を大きく上回る保険金額を設定しても、実際に受け取れる保険金が増えるわけではありません。

 

火災保険は実際の損害を補償する仕組みであり、建物の価値以上の保険金を受け取る仕組みではないからです。

 

そのため、必要以上に高い保険金額で契約すると、補償内容はほとんど変わらず、保険料だけが高くなる可能性があります。

 

特に、長期契約では毎年の保険料差額は小さくても、契約期間全体では大きな負担となることがあります。

 

建物評価額に見合った適正な保険金額を設定することが、無駄な保険料を抑えるポイントです。必要な補償を確保しながら家計への負担も考慮し、バランスの取れた契約を目指しましょう。

建物評価額を下げて保険料を安くする際の注意点

物価高の近年、固定費を削減するため、火災保険の保険料を安くしたいと考える方も多いことでしょう。実際、建物保険金額が低くなれば保険料も下がる傾向があります。 

 

ただし、建物評価額は保険料を調整するための金額ではありません。

 

再調達価額を下回る設定は、補償不足のリスクが高くなります。保険料を抑えたい場合は、建物保険金額以外の項目も含めて契約全体を見直しましょう。

見直し方法

保険料への影響

注意点

建物保険金額を下げる

補償不足になる可能性があるため慎重に判断する

補償内容を見直す

不要な補償を外すことで保険料を抑えられる場合がある

特約を見直す

利用予定のない特約がないか確認する

契約期間・支払方法を見直す

契約条件によって保険料が変わる場合がある

複数社で見積もりを比較する

同じ補償内容でも保険料が異なることがある

上記のように契約全体を見直すことで、必要な補償を維持しながら保険料を抑えられる可能性があります。

井村FP
井村FP

火災保険は「一番安い保険」を選ぶのではなく、「必要な補償を過不足なく備えること」が大切です。

 

建物評価額に迷った場合は、シミュレーションを活用して適正な保険金額を確認しておくと安心です。

ケース別|建物保険金額の目安と決め方

建物保険金額は、すべての住宅で同じ基準になるわけではありません。新築か中古か、戸建てかマンションかによって、建物評価額の考え方や確認すべきポイントが異なります。

建物保険金額の決め方

ここでは、住宅の種類ごとに建物保険金額を決める際の目安やポイントを紹介します。

新築住宅の目安

新築住宅では、建築請負契約書や建築費用をもとに再調達価額を算出し、その金額を基準に建物保険金額を設定するのが一般的です。

 

新築は建物の状態が最新であるため、現在の建築費がそのまま再調達価額へ反映されやすいという特徴があります。

 

一方、住宅の購入価格には土地代や諸費用が含まれていることも多く、購入価格はそのまま保険金額に設定できません。

 

また、建築資材や人件費は年々変動しており、契約時期によって建築単価が異なる場合もあります。

 

そのため、住宅メーカーや保険会社が提示する建物評価額を確認し、現在の建築コストに見合った保険金額を設定することが大切です。

中古住宅の目安

中古住宅では、現在の再調達価額を基準として建物保険金額を設定します。

 

築年数が経過している中古住宅では、「購入価格が安いから保険金額も低くてよい」と考えてしまう方もいます。しかし、火災保険は現在と同じ建物を建て直すための費用を補償する考え方であるため、建物保険金額も低くなるとは限りません。

 

また、大規模なリフォームや耐震改修を行っている場合は、建物の価値が変わることがあります。そのため、築年数だけで判断するのではなく、建物の状態や評価額を確認したうえで保険金額を設定することが重要です。

戸建ての目安

戸建て住宅では、建物全体が補償対象となります。そのため、建築請負契約書や設計書に記載された構造・延床面積を正しく把握することが重要です。

 

建売住宅や中古住宅では、売買価格に土地代が含まれているため、購入価格をそのまま保険金額にはできません。土地代や外構費などを除いた建物部分の再調達価額を確認し、現在の建築費に見合った金額を設定しましょう。

 

建物の所在地や構造によって建築費は異なるため、「近所の住宅と同じ保険金額だから安心」という判断はリスクが残ります。戸建て住宅では、建物の条件に合わせて保険金額を適切に設定することが大切です。

マンションの目安

分譲マンションでは、専有部分のみを対象に建物保険金額を設定するケースが一般的です。

 

エントランスや廊下、エレベーターなどの共用部分は、通常、管理組合が加入する火災保険の補償対象です。そのため、個人で契約する火災保険では専有部分を中心に備えることになります。

 

戸建てと比較すると、マンションは耐火性に優れている構造であることが多く、建物の評価方法も異なります。

 

マンションで火災保険に加入する際は、専有面積や建物評価額をもとに、建物保険金額を設定するようにしましょう。

井村FP
井村FP

戸建てとマンション、新築と中古では、確認すべき資料や評価方法が異なります。

 

ご自身の住宅条件を入力して試算すると、一般的な目安ではなく自宅に近い保険金額を把握しやすくなります。

建物保険金額を見直すタイミング

建物保険金額は、一度設定すればそのままで大丈夫とは言えません。

 

住宅を取り巻く環境は年々変化しています。そのため、契約時には適正だった保険金額でも、現在では実際の再調達価額と差が生じている可能性があります。

 

適切な補償を維持するためには、定期的な契約内容の確認や見直しが欠かせません。ここでは、建物保険金額を見直す主なタイミングを紹介します。

建築費が上昇したとき

建物保険金額を見直すタイミングとして、建築資材や人件費が上昇したが挙げられます。

 

近年の火災保険は、再調達価額を基準に保険金額を設定しています。建築費が上昇すると、現在の建て直し費用も高額化し、火災保険で建て替え費用が補えなくなるのは大きなリスクです。

 

例えば、数年前に契約した火災保険では、当時の建築費をもとに保険金額が設定されています

 

その後、建築資材や人件費が高騰している時に災害にあうと、建て直しに必要な費用が増え補償額が不足するケースがあります。

 

火災保険の契約から数年経過している場合は、現在の建築費に見合った保険金額になっているかを一度確認すると安心です。

増改築・リフォームをしたとき

住宅を増改築したり、大規模なリフォームを行ったりした時も、建物保険金額の見直しを検討しましょう。

 

例えば、部屋の増築や、水回り・外壁の全面リフォームでは、住宅の価値や建て直し費用が変わることがあります。

 

しかし、契約時の保険金額を見直していなければ、現在の住宅価値に見合った補償を受けられない可能性があります。

 

また、太陽光発電設備や高額な住宅設備を設置した場合も、建物の評価額や補償対象を見直すタイミングです。

 

自宅をリフォームした時は保険会社へ相談し、保険金額を見直すことが大切です。

住宅を購入・相続したとき

住宅を購入したり相続したりしたタイミングも、建物保険金額を見直す重要な機会です。

 

新築住宅では建物評価額、中古住宅では再調達価額をもとに建物保険金額が算出されます。どちらの場合も、住宅の購入価格だけを基準に保険金額を設定せず、適切な保険金額を見極めて設定しましょう。

 

相続した住宅では、以下のようなケースが考えられます。

  • 前の所有者名義の契約がそのまま残っている
  • 相続後に空き家となって住宅用火災保険の契約条件に合わなくなっている

所有者や建物の使用状況が変わった時は、名義だけでなく保険の対象・補償内容・建物保険金額も確認しましょう。

井村FP
井村FP

住宅の購入・相続やリフォーム後に契約内容を変えないままにすると、現在の建物と補償内容が合わなくなる場合があります。

 

住宅に変化があった時は、保険証券と建物評価額を一緒に確認しましょう。

火災保険の建物保険金額に関するよくある質問

火災保険の建物保険金額に関するよくある質問

「建物評価額は誰が決めるの?」
「固定資産税評価額を使ってもいい?」

 

火災保険の契約時や見直し時には、細かな疑問を持つ方も少なくありません。ここでは、火災保険の建物保険金額に関してよくある質問を紹介します。

Q

建物評価額は誰が決めますか?

A

建物評価額は、保険会社が建物の構造や延床面積、所在地、築年数などの情報をもとに算出することが一般的です。

 

契約時には、建築請負契約書や売買契約書、建物の図面などを参考資料として提出する場合があります。

 

その後、住宅を現在と同じ状態で建て直すために必要な再調達価額が試算され、その金額を基準として建物保険金額が設定されます。

 

なお、すべての保険会社が、同じ評価方法や建築単価の考え方を採用しているわけではありません。同じ住宅でも、試算される建物評価額に差が生じることがあります。

 

そのため、保険料だけで判断するのではなく、補償内容や建物保険金額もあわせて比較することが大切です。

Q

固定資産税評価額をそのまま使えますか?

A

固定資産税評価額を、そのまま火災保険の建物保険金額として設定することはおすすめできません。

 

固定資産税評価額は、固定資産税や都市計画税を計算するための評価額です。

 

自宅が災害で被害を受けた時、現状と同程度まで復旧するために必要な費用を示すものではありません。

 

近年の火災保険では、災害後の自己負担を軽減するため、再調達価額を基準として建物保険金額を設定するのが一般的です。

 

固定資産税評価額だけを参考に保険金額を決めると、建て直し費用に対して補償が不足する可能性があります。

 

リスクに備えるなら、建物保険金額を設定する際は、再調達価額を基準に判断することが重要です。

Q

保険金額は途中で変更できますか?

A

火災保険の建物保険金額は、契約期間中でも変更できる場合があります。

・増改築や大規模なリフォームを行った時
・住宅設備を新たに設置した時

上記のように建物の価値が変わった場合は、建物保険金額を見直した方がよいケースがあります。

 

また、建築資材や人件費の高騰により、契約時の保険金額では再調達価額に見合わなくなった場合も、変更を検討するタイミングです。

 

ただし、変更する際は保険会社所定の手続きが必要となり、契約内容によっては保険料が増減することがあります。

 

現在の住宅価値や建築費に合った建物保険金額になっているかは、被害が起きてからでは見直せません。

 

補償の過不足や無駄な保険料を削減するためにも、適切な保険金額に設定されているか、定期的な見直しが大切です。

火災保険の建物保険金額の目安まとめ

火災保険の建物保険金額は、住宅を現在と同じ状態で建て直すために必要な「再調達価額」を基準に設定することが大切です。

 

保険料を抑えたいからといって必要以上に低く設定すると、万が一の際に建て直し費用が不足する可能性があります。

 

一方、高く設定しすぎても受け取れる保険金が増えるわけではなく、保険料だけが高くなる場合があります。

 

また、建物保険金額は住宅の種類や構造、新築・中古の違いだけではありません。建築資材や人件費の高騰、増改築・リフォームなどによっても適正額が変わります。

 

そのため、契約時だけでなく、住宅の状況が変わったタイミングで定期的に見直すことが大切です。

井村FP
井村FP

建物保険金額は「保険料の安さ」だけで決めるのではなく、万が一の際に住まいを再建できる補償を確保することが大切です

 

迷った場合は、火災保険のシミュレーションを比較しながら、ご自宅に合った火災保険を選びましょう。

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