「年収600万円で、住宅ローンはいくら借りたら大丈夫?」
「月々の返済額がどれくらいになるか、見当がつかない…」
とお悩みではありませんか?
結論からお伝えすると、年収600万円で住宅ローンを無理なく返せる額は、月々9〜10万円・借入額3,200〜3,600万円が目安です(2026年時点の変動金利1%前後を想定した場合)
次のような方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
- 年収600万円で住宅ローンをいくら借りていいか迷っている方
- 2026年の金利上昇を踏まえた現実的な返済額を知りたい方
- 頭金なし・子供2人・共働きなど自分の条件で試算したい方
年収600万円で住宅ローンを組みたいのですが、自分の家計で本当に返せるか不安です…。

そのお悩み、マネーキャリアのFPに無料でご相談いただけます。
年収600万円の場合の適切な借入額シミュレーション、頭金の準備方法、金利タイプの選び方など、ご家族の状況に合わせた返済プランをご提案します。
この記事の目次
- 年収600万円で住宅ローンを無理なく返せる額の目安
- 「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全く異なる
- 年収600万円の返済負担率から計算した月々の適正返済額
- 年収600万円の借入適正額と年収倍率の目安
- 年収600万円の住宅ローン月々の返済シミュレーション
- 借入額別(3,000万〜5,000万円)の月々返済額一覧
- 返済期間(25年・30年・35年)で月々負担はどう変わるか
- 変動金利・固定金利別の月々返済額と総返済額の比較
- 元利均等返済と元金均等返済で月々はいくら変わる?
- 年収600万円の住宅ローンで頭金はいくら準備すべきか
- 年収600万円の住宅ローンに適した頭金の目安と準備方法
- 頭金なしで借りた場合の総返済額と月々返済額への影響
- 頭金なしでも年収600万円で無理なく返すための3つのポイント
- 年収600万円・子供2人の場合の無理なく返せる住宅ローン額
- 教育費のピークで家計が圧迫される時期を把握する
- 子供2人世帯の年収600万円で借りられる額と月々返済の目安
- 世帯年収600万円の共働き夫婦が使える借入拡大の方法
- ペアローンで借入額を増やすメリット・デメリット
- 収入合算(連帯債務)とペアローンの違いと向いている人
- 年収600万円の住宅ローン返済で後悔しないための注意点
- 借入上限まで借りると年収600万円の家計に起きる3つのリスク
- 金利上昇・育休・転職など収入変動に備えた返済計画
- 住宅ローン控除と贈与非課税枠を活用して実質返済負担を減らす
- 年収600万円の住宅ローンに関するよくある質問
- 年収600万円で4,000万円の住宅ローンは無理ですか?
- 年収600万円で5,000万円のローンは現実的ですか?
- 年収600万円で月々10万円の返済は無理なく払えますか?
- まとめ|年収600万円の住宅ローンは「無理なく返せる額」で計画しよう
年収600万円で住宅ローンを無理なく返せる額の目安
「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全くの別物です。まずはこの2つを切り離して考えましょう。ここでは返済負担率と年収倍率という2つの指標から、年収600万円の場合の現実的な借入額を計算します。
「借りられる額」と「無理なく返せる額」は全く異なる
住宅ローンの審査では、年収に対する年間返済の割合のことを指す返済比率(返済負担率)が基準になります。多くの金融機関で30〜35%以内が目安とされており、年収600万円であれば審査上の借入可能額は4,500〜5,400万円程度になることもあります。
しかし、「審査が通る=無理なく返せる」ではありません。借入上限まで借りると教育費・老後の積み立てへの余裕がなくなり、金利上昇や収入の変化にも対応しにくくなります。

住宅ローン選びで後悔する方の多くは、銀行が貸してくれる金額を基準に物件を選んでしまったというケースです。
まず「月々いくらなら返せるか」を先に決め、そこから物件価格の上限を逆算することが大切です。
年収600万円の返済負担率から計算した月々の適正返済額
返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合です。一般的に、住宅ローンの家計への影響を抑えるには返済負担率を手取りの20〜25%以内に収めることが目安とされています。
年収600万円の場合、手取りは月40〜42万円程度です。この20〜25%で計算した月々の適正返済額は次の通りです。
| 返済負担率(手取り比) | 月々の適正返済額(目安) |
|---|---|
| 20% | 約8万〜8.5万円 |
| 25% | 約10万〜10.5万円 |

子供の教育費や車のローンなど他の支出が多い場合は20%以下を目安にすると安心です。
一般的に、月々の返済額の他に、固定資産税・管理費・修繕積立金など住居のランニングコストも月々2〜3万円かかります。これらを含めた住居費トータルで試算しましょう。
年収600万円の借入適正額と年収倍率の目安
住宅ローンの借入額の目安として年収倍率(借入額÷年収)という指標があります。住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅の年収倍率の平均は6.7倍、マンションは7.0倍、土地付注文住宅は7.5倍です。
ただし、これは実際に借りた金額の平均であり、無理なく返せる金額の上限ではありません。年収600万円に当てはめると次の通りです。
| 年収倍率 | 借入額の目安 | 2026年1%時の月々返済(35年) |
|---|---|---|
| 5倍 | 3,000万円 | 約8.5万円 |
| 6倍(推奨上限) | 3,600万円 | 約10.2万円 |
| 7倍 | 4,200万円 | 約11.9万円 |
| 8倍 | 4,800万円 | 約13.6万円 |
年収600万円で月々の返済を手取りの25%以内(10万円)に収めるなら、2026年時点の変動金利1%前後を前提とした場合、借入額の目安は3,500〜3,600万円(年収倍率約6倍)となります。

かつての低金利時代と比べると、無理なく返せる金額も少なくなっています。
マネーキャリアでは、現在の金利水準を踏まえたシミュレーションで、ご自身の年収・家族構成に合った借入額の目安をFPが無料で算出します。ぜひお気軽にご相談ください。
年収600万円の住宅ローン月々の返済シミュレーション
借入額・返済期間・金利タイプ・返済方式によって、月々の返済額は大きく変わります。2026年6月時点の最新金利水準をもとに、それぞれのシミュレーション結果を確認してみましょう。
借入額別(3,000万〜5,000万円)の月々返済額一覧
下の表は、変動金利1.0%・返済期間35年・元利均等返済で試算した場合の借入額別の月々返済額と総返済額の目安です。
2026年6月時点で、ネット銀行系の最低水準は0.9%前後、大手銀行は1.0〜1.3%程度となっています。
| 借入額 | 月々返済額 | 総返済額 | 返済負担率(年収600万) |
|---|---|---|---|
| 3,000万円 | 約8.5万円 | 約3,557万円 | 約17.0% |
| 3,500万円 | 約9.9万円 | 約4,150万円 | 約19.8% |
| 4,000万円 | 約11.3万円 | 約4,743万円 | 約22.6% |
| 4,500万円 | 約12.7万円 | 約5,335万円 | 約25.4% |
| 5,000万円 | 約14.1万円 | 約5,928万円 | 約28.2% |
※変動金利1.0%・元利均等返済35年での概算値。実際の金利・諸条件により異なります。

返済負担率を年収ベースの25%以内に収めたい場合、4,500万円が上限の目安です。
ただしこの返済額はローン返済のみの数字であり、住居のランニングコストは含まれていません。実際の住居費トータルはこれより2〜3万円高くなると想定してください。
返済期間(25年・30年・35年)で月々負担はどう変わるか
返済期間を長くすると月々の返済額は減りますが、総返済額(利息)が増えます。借入4,000万円・変動金利1.0%での期間別比較は次の通りです。
| 返済期間 | 月々返済額 | 総返済額 | 月々差額(35年比) |
|---|---|---|---|
| 25年 | 約15.1万円 | 約4,530万円 | +約3.8万円 |
| 30年 | 約12.9万円 | 約4,644万円 | +約1.6万円 |
| 35年 | 約11.3万円 | 約4,743万円 | ― |

月々の負担を減らすには35年で組むのがおすすめですが、退職後も返済が続くリスクがあります。ただし、途中で繰り上げ返済をしていけば、トータルの負担は減らせます。
大切なポイントは、定年の65歳までに完済できるプランにすることです。今の年齢から逆算して、無理のない期間を設定しましょう。
変動金利・固定金利別の月々返済額と総返済額の比較
2026年6月時点の金利水準は、かつての超低金利時代から大きく変化しています。借入4,000万円・35年での金利タイプ別比較は次の通りです。
| 金利タイプ | 2026年6月の金利水準 | 月々返済額(概算) | 総返済額(概算) |
|---|---|---|---|
| 変動金利(ネット銀行) | 約0.9〜1.0% | 約11.2〜11.3万円 | 約4,702〜4,743万円 |
| 変動金利(大手行) | 約1.0〜1.3% | 約11.3〜12.1万円 | 約4,743〜5,082万円 |
| 10年固定金利 | 約2.0〜2.5% | 約13.2〜14.2万円 | 約5,544〜5,964万円 |
| フラット35(全期間固定) | 3.21%(2026年6月) | 約15.9万円 | 約6,678万円 |
※2026年6月時点の参考値。各金融機関・審査内容によって実際の金利は異なります。
フラット35の2026年6月金利は3.21%と、2017年の現行制度開始以来初めて3%を超えました。
変動金利との月々の返済額の差が約4〜5万円に広がっており、固定金利を選ぶ場合は年収600万円の家計への影響をより慎重に試算する必要があります。

当面は変動金利が安いとしても、今後の上昇リスクを想定した返済計画を立てることが大切です。
元利均等返済と元金均等返済で月々はいくら変わる?
住宅ローンには、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。
元利均等返済は毎月の返済額が一定なので家計管理がしやすく、多くの方が選んでいます。元金均等返済は毎月一定額の元金を返済するため、返済初期の支払いが多いですが、残高の減りが早く総返済額を抑えられます。
| 返済方式 | 月々返済額(初月) | 月々返済額(10年後) | 総返済額 |
|---|---|---|---|
| 元利均等(変動1.0%・35年) | 約11.3万円 | 約11.3万円(一定) | 約4,743万円 |
| 元金均等(変動1.0%・35年) | 約12.5万円 | 約11.5万円 | 約4,650万円 |
※借入額4,000万円での概算。
どちらの返済の仕方を選んだらいいか迷ってしまいます…。

どちらの返済方式が向いているかは、現在の家計状況や将来の収入見込みによって異なります。
マネーキャリアのFPが、あなたの状況に合った選択をサポートします。ぜひご相談ください。
年収600万円の住宅ローンで頭金はいくら準備すべきか
頭金は入れるほど返済負担を抑えられますが、手元資金を使い切るのは禁物です。
年収600万円の住宅ローンに適した頭金の目安と準備方法
頭金の目安は一般的に、物件価格の10〜20%とされています。
4,000万円の物件なら400〜800万円です。ただし、諸費用(仲介手数料・登記費用・火災保険料など)として物件価格の3〜7%が別途必要になるため、頭金と諸費用を合わせた自己資金が必要です。
| 物件価格 | 頭金10% | 頭金20% | 諸費用(5%目安) |
|---|---|---|---|
| 3,500万円 | 350万円 | 700万円 | 175万円 |
| 4,000万円 | 400万円 | 800万円 | 200万円 |
| 4,500万円 | 450万円 | 900万円 | 225万円 |

頭金と諸費用を支払った後にも、月収の3〜6か月分(150〜240万円)を生活防衛資金として手元に残しておくことが大切です。
頭金なしで借りた場合の総返済額と月々返済額への影響
頭金を入れない場合、借入額が増えるため月々の返済額と総返済額が大きくなります。4,000万円の物件を購入する場合の比較です(変動金利1.0%・35年)。
| 頭金 | 借入額 | 月々返済額 | 総返済額 |
|---|---|---|---|
| なし(0円) | 4,000万円 | 約11.3万円 | 約4,743万円 |
| 400万円(10%) | 3,600万円 | 約10.2万円 | 約4,267万円 |
| 800万円(20%) | 3,200万円 | 約9.0万円 | 約3,792万円 |
頭金400万円を入れるだけで、月々の返済額が約1.1万円減り、総返済額が約476万円少なくなります。頭金なしでも審査は通ることが多いですが、ローン残高が物件価値を上回るオーバーローン状態になりやすく、住み替えや売却の際に不利になるリスクもあります。

頭金なしでローンを組む場合、金利が少し高く設定されることがあります。また、購入直後からローン残高が物件価値を上回るオーバーローン状態になると、ライフステージの変化に伴う住み替えが難しくなることもあるので注意が必要です。
頭金なしでも年収600万円で無理なく返すための3つのポイント
頭金が用意できなくても、次の3点を意識することで無理なく返済できる可能性は高まります。
年末の住宅ローン残高の0.7%が最長13年間にわたって所得税・住民税から控除されます(2026〜2030年入居も適用対象)。
年収600万円・借入4,000万円の場合、初年度の控除額は最大で年約28万円になります。ただし、適用には合計所得金額2,000万円以下などの要件があります。
ボーナスや収入増のタイミングで繰り上げ返済を積み重ねることで、総返済額を減らしながら金利上昇リスクへの備えにもなります。
2026年以降の金利上昇局面では、変動金利が1〜2%さらに上昇することも想定した上で、月々の返済額が増えても対応できる貯蓄を確保しておくことが大切です。
出典:国税庁「住宅借入金等特別控除」

頭金なしで住宅ローンを組むときこそ、事前のしっかりとしたシミュレーションが大切です。
マネーキャリアでは、頭金なし・頭金ありそれぞれのケースでライフプランへの影響を比較しながら、あなたに合った資金計画を提案します。
年収600万円・子供2人の場合の無理なく返せる住宅ローン額
子供2人を育てながら住宅ローンを返済する場合、教育費との両立が大きな課題になります。教育費のピーク時期と返済期間がどう重なるかを確認した上で借入額を決めましょう。
教育費のピークで家計が圧迫される時期を把握する
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」によると、子供1人当たりの教育費は幼稚園から高校まで(すべて公立)で約614万円かかります。
大学4年間の費用は進学先によって異なり、国立大学(自宅通い)で約244万円、私立大学では400〜500万円以上になります。
子供2人の場合、進学先によってトータルで1,700〜2,500万円以上の教育費が見込まれます。

子供2人世帯では、教育費のピーク期間と住宅ローンの返済期間が重なる時期を特定し、その時期の家計の手残りを先に計算した上で無理なく返済できる借入額を逆算することが大切です。
子供2人世帯の年収600万円で借りられる額と月々返済の目安
子供2人がいる家庭では、教育費のピークを見据えて月々の返済額を抑えめに設定しましょう。
教育費が年間200〜300万円かかる時期でも家計が崩れないよう、返済額は月々7〜8万円以内を目安にするのが安心です。
| 月々の返済目標 | 借入可能額(変動1.0%・35年) |
|---|---|
| 月7万円 | 約2,480万円 |
| 月8万円 | 約2,830万円 |

お子さん2人がいる年収600万円のご家庭なら、ローンの借入額を2,500万〜2,800万円くらいに抑えておくのが安心です。これなら、一番お金がかかる教育費のピーク時でも、家計にゆとりを残せます。
子供2人の教育費と住宅ローンが重なる時期が心配で…。

マネーキャリアのFPなら、現在のお子さまの年齢から将来の教育費ピークを予測し、それを加味した適正な住宅ローン借入額と返済計画を無料でご提案します。
世帯年収600万円の共働き夫婦が使える借入拡大の方法
夫婦の合計で年収600万円の共働き世帯では、1人の収入だけでは届かない物件価格でも、2人の収入を活用することで借入額を増やせる場合があります。
主な方法が、ペアローンと収入合算(連帯債務)です。それぞれ解説します。
ペアローンで借入額を増やすメリット・デメリット
ペアローンとは、夫婦がそれぞれ個別に住宅ローンを組み、互いに連帯保証人になる方法です。2本のローンを合算するため、借入総額を世帯年収ベースで最大化できます。
例えば夫年収400万円・妻年収200万円の世帯年収600万円であれば、それぞれ年収の7倍まで借り入れると、夫2,800万円+妻1,400万円の合計4,200万円の借り入れが可能になります(審査次第)。
また、住宅ローン控除をそれぞれが利用できるため、税制上のメリットを受けられる点もメリットです。

一方で、2本のローンを組むため諸費用・手数料が2倍かかること、そして育休・離職で一方の収入が途絶えた場合にもう一方に全額の返済負担が集中するリスクがあります。
将来の働き方の変化まで想定した上で検討することが必要です。
収入合算(連帯債務)とペアローンの違いと向いている人
収入合算(連帯債務)とは夫婦の収入を合算して1本のローンを組む方法です。ペアローンとの主な違いを整理すると次の通りです。
| 比較項目 | ペアローン | 収入合算(連帯債務) |
|---|---|---|
| ローンの本数 | 2本 | 1本 |
| 住宅ローン控除 | 2人それぞれ適用可 | 主債務者のみ(フラット35は両者可) |
| 諸費用・手数料 | 2倍かかる | 1本分のみ |
| 育休・退職時のリスク | 比較的高い | 中程度 |

収入合算は諸費用を抑えられますが、住宅ローン控除の恩恵がペアローンより少なくなります。
ペアローンは所得税等の控除メリットが大きい反面、事務コストと将来のリスクが大きくなります。
夫婦どちらかが近く産休・育休を取得する予定がある場合は、育休中の収入ダウンで返済が苦しくなるリスクを試算しておきましょう。
ペアローンと収入合算、どちらが私たち夫婦に向いているのか、自分たちだけでは判断できません…。

ペアローンか収入合算かは、夫婦の年収バランス・将来の働き方・税務メリットなど複数の要素を考える必要があります。
マネーキャリアのFPなら、ご家庭の状況を伺いながら、一番最適な方法をご提案します。
年収600万円の住宅ローン返済で後悔しないための注意点
ここでは、年収600万円の方が特に意識すべき3つの注意点を解説します。
借入上限まで借りると年収600万円の家計に起きる3つのリスク
年収600万円で審査が通る上限(4,500〜5,400万円程度)まで借りた場合、以下の3つのリスクがあります。
月々の返済が手取りの30%を超えると、食費・光熱費・通信費を節約しても家計が苦しい状態が続き、貯蓄がほぼできなくなります。
住宅ローンに家計の大部分を取られていると、子供の進学費用の捻出のためにカードローンや教育ローンに頼らざるを得なくなることがあります。
住宅ローンを抱えながら老後の資産形成まで行うのは年収600万円では難易度が高く、定年後もローン返済が続いたり、老後資金が不十分になるリスクが高くなります。
金利上昇・育休・転職など収入変動に備えた返済計画
変動金利を選んでいる場合、金利が上昇すると月々の返済額が増えます。借入4,000万円・35年の場合、変動金利が1%から2%に上昇すると月々の返済額は約11.3万円から約13.2万円へと約1.9万円増加します。
育休・産休や転職、病気などで、一時的に収入が下がるリスクもあります。年収600万円で計画していても、400万〜500万円に減る時期があることも想定しておきましょう。

そんな時期が来ても無理なく返していけるよう、毎月の返済額に余裕を持たせておきましょう。
あわせて、いざというときの備えとして生活費の6ヶ月分を残しておくと安心です。
住宅ローン控除と贈与非課税枠を活用して実質返済負担を減らす
住宅ローンを組んだ際に活用できる主な税制上の優遇措置は2つあります。
2026〜2030年に入居した場合も適用対象となり、年末の住宅ローン残高の0.7%が最長13年間にわたって所得税・住民税から控除されます。
年収600万円・借入4,000万円の場合、初年度の控除額は最大で年約28万円となります(合計所得金額2,000万円以下などの要件あり)。
2024年1月〜2026年12月の間に父母・祖父母から住宅取得資金の贈与を受けた場合、省エネ等住宅なら1,000万円、一般住宅なら500万円まで贈与税が非課税になります。
この特例を活用することで頭金を増やしながら贈与税を抑えられます。
住宅ローン控除や贈与の非課税枠が使えると聞いたのですが、手続きや条件が複雑で何から始めればいいかわかりません…。

住宅ローン控除の適用条件や贈与非課税枠の手続きは複雑で、年度によって要件が変わることもあります。
マネーキャリアのFPが、確定申告の準備も含め、税制度を活用した住宅購入の計画をサポートします。
年収600万円の住宅ローンに関するよくある質問
年収600万円で住宅ローンを検討している方からよく寄せられる疑問にお答えします。
年収600万円で4,000万円の住宅ローンは無理ですか?
審査上は可能です(年収倍率6.7倍)。変動金利1.0%・35年の月々返済額は約11.3万円で、手取りの約28%に相当します。
ただしローン返済以外の住居費(固定資産税・管理費など)も加えると月々13〜14万円超になるケースも。無理かどうかは家族構成・他の支出・将来の収入次第です。
年収600万円で5,000万円のローンは現実的ですか?
月々返済が約14.1万円(手取りの35%)となり、食費・光熱費など他の支出を加えると家計の余裕はほぼなくなります。フラット35(3.21%)では月々約18.5万円と、事実上返済が難しい水準です。
5,000万円規模を希望する場合は、頭金を厚くして借入額を抑えるか、ペアローンの活用を検討してください。
年収600万円で月々10万円の返済は無理なく払えますか?
手取りの約24〜25%に相当し、返済負担率としては許容範囲内です。
ただし子供2人以上の場合、教育費のピーク時に家計が苦しくなる可能性があります。払えなくはないが余裕は少ない水準なので、金利上昇・収入ダウンへの備えが大切です。

マネーキャリアの無料相談では、今の支出パターンと今後のライフイベントを踏まえ、月々の返済が家計に与える影響を具体的な数字でご確認いただけます。
まとめ|年収600万円の住宅ローンは「無理なく返せる額」で計画しよう
本記事では、年収600万円で住宅ローンを無理なく返すための考え方と、最新の金利水準を踏まえた条件別シミュレーションを解説しました。
2026年時点の変動金利1%前後を前提とした場合、無理なく返せる借入額の目安は次の通りです。
- 月々の返済額:9〜10万円以内(手取りの25%)
- 借入額の目安:3,200〜3,600万円(年収倍率5〜6倍)
- フラット35(全期間固定・金利3.21%)を選ぶ場合は、さらに借入額の目安が低くなる点に注意
かつての超低金利時代と比べると、同じ月々返済額でも借りられる金額が減っています。さらに住宅ローンは30〜35年という長期の契約です。借入額を決める際は、以下の点まで見据えた上で後悔しない選択をしましょう。
- 将来の教育費(子供がいる場合のピーク時期)
- 老後資金の積み立て
- 金利変動リスク(特に変動金利を選ぶ場合)

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