NISAに信用取引口座は必要?初心者が間違えやすい落とし穴と正しい始め方を解説のサムネイル画像

・NISAに信用取引口座は必要?

・NISAはどんな手順で始めればいい?


このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。


<結論>

NISAを利用するのに信用取引口座は不要です。信用取引は比較的リスクが高く、投資初心者にはおすすめできない投資手法です。


この記事では、信用取引とはどんな投資手法なのかお伝えした後、NISAを始めるための手順を5つのステップで解説します。


NISAと信用取引に関するよくある質問も扱いますので、ぜひ最後までご覧ください。

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投資や資産形成に関して不安がある場合には、無料FP相談の活用がおすすめです。

マネーキャリアでは、現在の家計の状況やライフプラン全体からおすすめな資産運用の選択肢について提案してもらえます。土日や祝日の相談にも対応しており、お金や資産運用についての相談が初めてでも安心して利用できるのが嬉しいポイントです。

この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

NISAに信用取引口座は必要なし!現物取引のみ可能

NISAを利用するのに信用取引口座は必要ありません。NISAでは信用取引そのものができないため、口座開設の必要性はゼロです。

初心者が証券口座開設の際に迷いやすいポイントのため、信用取引とは何か、NISAとの関係は、といった点を解説します。

  • そもそも信用取引とは?
  • NISAで購入した株式・投資信託は信用取引の担保にならない
  • NISAを始めるには「総合取引口座+NISA口座」でOK

そもそも信用取引とは?

信用取引とは、現金や株式を担保に証券会社からお金を借りて、借りたお金で取引をする方法のことです。


簡単に言うと借金をして株式を売買する取引で、リスクの高い投資手法です。10万円しか持っていなくても、それを担保に30万円分の株を買うといったことも可能で、投資初心者にはおすすめできません。

井村FP

信用取引には、レバレッジや空売りなどの手法があり、利益が出れば大きく儲けることも可能ですが、その分損失も膨らみやすいのが特徴です。


NISAを始めることを検討している投資初心者の方には、もっとリスクの低い方法から始めるのが合っています。

NISAで購入した株式・投資信託は信用取引の担保にならない

NISAで購入した株式や投資信託は信用取引の担保にはなりません


NISA口座では信用取引をすることが禁止されているため、NISAを始めるのに信用取引口座は特に関わりがないといえるでしょう。

NISAを始めるには「総合取引口座+NISA口座」でOK

NISAを始めるには、証券会社で「総合取引口座(現物取引用)」を開設し、その後NISA口座を開設すればOKです。


このほかのオプションは必要に応じて追加できますが、投資初心者の人には現段階では不要です。

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NISAを始めるにはNISA口座、とわかりやすい名称になっています。


NISAの始め方や、リスクの少ない運用方法について不安な場合にはFP相談で解決しましょう。開設方法や初心者におすすめな金融商品の選び方について具体的にアドバイスが受けられます。


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新NISA・つみたてNISAのおすすめ相談窓口3選!人気の無料窓口を紹介

信用取引口座って何?NISAの開設につまずいたらFPに気軽に相談を

  • NISA口座を開くだけでも聞きなれない言葉が多く前に進まない
  • 口座開設したらずっとお金を支払わないといけない?

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。


NISAで投資を始めようと考えている人におすすめなのは、気軽に利用できる無料FP相談です。


FPからNISA口座の手続き方法を教えてもらえるだけではなく、NISA制度の説明やリスクについての理解、口座開設後の活用方法までサポートが受けられます。

井村FP

マネーキャリアでは、ライフプラン、家計の見直し、資産形成、住宅ローン、老後資金、教育資金、保険相談、相続税など、NISA関連にとどまらない幅広いお金の相談が可能です。


家計の最適化を行いながら、ライフプランに合わせて資産形成する方法について、お金のプロからアドバイスが受けられます。


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【信用取引は原則不要!】NISAを安心して開設する方法5ステップ

NISAはここでお伝えするステップに沿って進めれば誰でも安心して始められる制度です。信用取引口座を開設しない方法も含めて、5ステップでNISA口座開設の流れを見ていきましょう。

  • 金融機関を選ぶ
  • NISA口座の開設を申し込む
  • 本人確認を行う
  • 税務署の審査を待つ
  • NISA口座が開設!取引をしてみよう

金融機関を選ぶ

NISA口座は証券会社や銀行などで開設できます。ネット証券ならオンラインで申し込みが完結するので忙しい人にもおすすめです。


金融機関の選び方の基準として、取り扱い商品が豊富かどうか、手数料が安いかどうか、といった点を確認してください。


また、よく利用するクレジットカードと紐づけることでポイントが貯まるなど、お得に使える付加価値がある会社を選ぶこともできます。

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注意点として、NISA口座は1人1口座しか開設できないため、すでに開設しているかもしれない、という人は新たに開設する前に確認しましょう。


金融機関を変更する際には、新たに開設する場合とは別の手続きが必要になるため、移行の手数料と合わせて検討してみてください。

NISA口座の開設を申し込む

次に、NISA口座の開設を申し込みます。


郵送や対面の場合には申込書に記入して提出し、オンラインであれば必要事項を入力して申し込み完了です。


ここで信用取引口座を開設するかどうか尋ねられることもありますが、まずは不要を選んでおきましょう。

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証券口座から開設する場合には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおくと確定申告の手間を省けるのでメリットが大きいといえます。


この設定は後から変更できます。

本人確認を行う

NISA口座の開設にはマイナンバーの届け出が必要です。


マイナンバーカードや個人番号が記載されている住民票などの用意をしておきましょう。


住民票などの場合には追加の本人確認用書類が必要です。

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マイナンバーカードや運転免許証などの顔写真付きの本人確認書類であれば、オンライン上で本人確認を完結させることができるので便利です。

税務署の審査を待つ

本人確認書類を提出した時点でNISA口座が仮で開設されますが、税務署の調査には数週間ほどの期間がかかります。


税務署の調査では、NISA口座の重複がないかどうかなどが確認され、1人が2口以上のNISA口座を持つことができない制度となっています。

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仮開設中でもNISAの取引は可能ですが、非承認となった場合には、購入した株式や投資信託が課税口座に移されてしまいます。


他の金融機関でNISA口座を開設しているかもしれない、という人は本開設を待ってからの取引開始が安心です。

NISA口座が開設!取引をしてみよう

税務署の審査が終わると、いよいよNISA口座が開設されます。


開設の通知が届いたらさっそく取引を始めましょう。

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NISAでどんな商品をいくら購入すればいいか迷う人も多いかもしれません。


マネーキャリアのFPに相談すると、家計の状況やリスク許容度に合わせたNISAの運用方法について具体的にアドバイスが受けられます。


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NISAとの関係は?信用取引口座に関するよくある質問

NISA口座を開設する際に、信用取引口座に関するよくある質問と答えを次の4つ扱います。
  • 信用取引口座を開設してしまったがこのままで大丈夫?
  • 後からでも信用取引口座を開設できる?
  • すでに信用取引口座を持っているけどNISAも使える?
  • NISA口座内の株を担保にして信用取引はできる?

信用取引口座を開設してしまったがこのままで大丈夫?

信用取引口座を開設してしまっても、取引を開始しなければ費用もかからず、リスクも発生しません


放置しておいて大きな問題はありませんが、注意点として、口座が増えると管理が煩雑になったり、利用せずに一定期間が経過すると口座自体が無効化されたりすることがあります。

井村FP
金融機関によっては、1年間利用のない信用取引口座を閉鎖するなどの規定があるため、使う予定がない場合には閉鎖まで放置しておいても問題ありません。

後からでも信用取引口座を開設できる?

はい、後からでも信用取引口座を開設できます


必要になったときに開設を申請しましょう。ただし、信用取引にはリスクが伴うため、慎重な判断をおすすめします。

井村FP

信用取引口座を開設する際には、新たに審査やリスク説明があるでしょう。


投資への理解が深くなってリスクが大きい取引をしてみたいと思ったときに信用取引口座を開設できるため、最初はNISA口座のみの開設で十分です。

すでに信用取引口座を持っているけどNISAも使える?

信用取引口座とNISA口座を併用することは可能です。


ただし、NISA口座内では信用取引ができないため、投資方法に応じて使い分けしてみてください。

井村FP

繰り返しになりますが、信用取引は持っているお金や株式を担保にして、元手の約3倍の価格の株式を購入できる方法です。


お金を借りて資産運用をするリスクの高い方法ですので、信用取引を始める前にぜひ資産運用に詳しいFPへ相談してみてください。

NISA口座内の株を担保にして信用取引はできる?

NISA口座内の株式は信用取引の担保としては使えません。現引き・現渡しと呼ばれる方法も対象外です。


信用取引を行う場合には、特定口座や信用取引口座など、他の口座内の株式を使用しましょう。

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NISAで得た運用益は非課税になるため、NISA口座内で可能な取引は金融庁が作成したガイドラインによって限定されています。


このほか、NISAに関する疑問や不安な点があれば、FPへの個別相談で解消できます。


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新NISA・つみたてNISAのおすすめ相談窓口3選!人気の無料窓口を紹介

NISA口座の迷いや不安はマネーキャリアのFPに相談してみよう

NISAを始める際に「信用取引口座も必要なのでは?」といった不安が生じる背景には、投資に関する制度理解の難しさがあります。


マネーキャリアのFPなら、資産運用に詳しいFPがNISA制度について分かりやすく解説してくれるほか、NISA開始後も必要に応じて運用方法をサポートします。

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マネーキャリアでは、土日や祝日の相談にも対応しており、オンライン相談や訪問相談が選べるため、忙しい人でも自宅にいながらプロのアドバイスが受けられます。


開設したNISA口座を最大限に活用する方法について個別にサポートしてもらえるため、まずは無料相談を利用してみてください。


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【まとめ】NISAに信用取引口座は不要!正しい理解で安心して資産運用をスタートしよう

この記事でお伝えした通り、NISAを利用するのに信用取引口座は必要ありません。


NISA口座を開設するには、まず金融機関を選び、口座開設を申し込み、本人確認をした後、税務署の調査が終われば本開設となります。


NISAを始める前に解説手順や投資のリスクなどの不安をFP相談で話すことで、安心してNISAが活用できます。


マネーキャリアなら相談前にFPのプロフィールをチェック可能で、信頼できるFPに相談できるのが嬉しいポイントです。

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