「胃潰瘍でも生命保険に入れる？」
「胃潰瘍で生命保険に入るための条件を知りたい」
とお悩みではないでしょうか。
結論、胃潰瘍の方でも、生命保険に加入できる可能性があります。
ただし、胃潰瘍の方は加入できる生命保険に制限が加わる可能性があるため、どの生命保険に加入できるのか事前の把握が大切です。
この記事では胃潰瘍で生命保険に入れる理由や入れる保険の種類、胃潰瘍の方が生命保険に加入する際の注意点などを解説します。
内容をまとめると
- 胃潰瘍でも条件を満たすことで生命保険に入れる可能性がある
- 胃潰瘍でも加入できる生命保険の種類は「通常の生命保険（部位不担保）」「引受基準緩和型保険」など
- 胃潰瘍の方が生命保険に入る際の注意点として「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家（FP）に相談する」などがある
- 知識がないまま生命保険の契約を決めて後悔する人がいる
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この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績：＜テレビ出演＞テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ！」
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この記事の目次
- 胃潰瘍でも生命保険に入れる可能性がある
- 胃潰瘍でも入りやすい生命保険2種類を紹介
- 通常の生命保険（部位不担保）
- 引受基準緩和型保険
- 胃潰瘍で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の保険会社を比較する
- 保険の専門家（FP）に相談する
- 胃潰瘍はピロリ菌などが原因で胃に穴があくこともある消化器の病気
- 胃潰瘍の生命保険に関するよくある質問
- Q1：胃カメラで生検をしたら保険金は給付されますか？
- Q2：ピロリ菌除菌後でも保険加入に影響はありますか？
- Q3：十二指腸潰瘍は給付金対象ですか？
- 胃潰瘍の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは？
- 胃潰瘍は生命保険に加入できるかや取れる対策も解説まとめ
胃潰瘍でも生命保険に入れる可能性がある
胃潰瘍でも入りやすい生命保険2種類を紹介
ここでは、胃潰瘍でも加入しやすい生命保険について解説します。
胃潰瘍でも加入できる可能性がある生命保険は以下の2種類です。
- 通常の生命保険（部位不担保）
- 引受基準緩和型保険
胃潰瘍の治療状況によって加入できる条件が異なるため、自身がどの保険に加入できるのか今のうちから把握しておきましょう。
通常の生命保険（部位不担保）
胃潰瘍でも加入できる1つめの生命保険は、通常の生命保険（部位不担保）です。
胃潰瘍の経験がある場合でも、完治して数年が経過していたり、そもそも軽症だったりした場合には無条件で生命保険に加入できる可能性が高いです。
また現在治療中であっても、部位不担保の条件をつけることで加入できる場合があります。
部位不担保の生命保険では胃など名保険会社が指定する部位の病気は保障の対象外になりますが、ほかの部位は通常どおり保障されます。
引受基準緩和型保険
2つめは、引受基準緩和型保険です。
胃潰瘍など何らかの理由で通常の生命保険に加入できない場合、部位不担保をつけずに引受基準緩和型保険を選択したほうが良いケースがあります。
引受基準緩和型保険は告知内容が通常の生命保険よりも少なく、以下の告知内容に該当しなければ加入できます。
- 現在入院をしているか、または最近3ヵ月以内に医師から入院や手術をすすめられたことがあるか
- 過去1～2年以内に入院または手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内にがんまたは上皮内新生物・肝硬変・認知症・統合失調症・アルコール依存症などで医師の診断・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
引受基準緩和型保険は部位不担保の生命保険と違って、将来的に胃の病気になった場合も保障されます。
ただし、告知内容が緩い分だけ保険料は割高で、保障金額が限定される可能性がある点に注意が必要です。
胃潰瘍で生命保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 保険の専門家（FP）に相談する
告知義務違反に注意する
- 直近3ヵ月の健康状態
- 過去5年以内での健康状態
- 過去2年以内の健康診断の結果
- 身体の障害があるか
- がんの罹患や疑いがあるか など
複数の保険会社を比較する
保険の専門家（FP）に相談する
胃潰瘍はピロリ菌などが原因で胃に穴があくこともある消化器の病気
胃潰瘍は、胃液に含まれる「胃酸」と、胃酸から胃壁を守る「粘膜」のバランスが崩れたときに起きる病気です。
胃酸は食べたものを消化するため強酸性になっており、粘膜の力が弱まると胃酸が胃の粘膜をみずから傷つけることがあります。
浅い傷なら「びらん」、胃の粘膜筋板（ねんまくきんばん）を越える深い傷になると「胃潰瘍」と呼びます。
胃潰瘍の主たる原因となるのはピロリ菌ですが、そのほかに「過度なストレス」「暴飲暴食」も原因になる場合があります。
胃潰瘍の生命保険に関するよくある質問
- Q1：胃カメラで生検をしたら保険金は給付されますか？
- Q2：ピロリ菌除菌後でも保険加入に影響はありますか？
- Q3：十二指腸潰瘍は給付金対象ですか？
Q1：胃カメラで生検をしたら保険金は給付されますか？
胃カメラによる生検をしただけの場合、多くの医療保険・生命保険で手術給付金の対象外になっています。
胃カメラに保険が適用されるには、「ピロリ菌検査を受ける前」に胃カメラ検査を受けることが必須です。
- ピロリ菌検査をおこなう半年前以内に胃カメラ検査を受けている
- 胃カメラ検査でピロリ菌感染による慢性胃炎が確認されている
Q2：ピロリ菌除菌後でも保険加入に影響はありますか？
ピロリ菌が原因の胃潰瘍に罹患した経験があっても、ピロリ菌が除菌されて胃潰瘍が完治している場合、生命保険への加入は可能です。
特に、完治から数年以上が経過していれば無条件で生命保険に加入することができるでしょう。
ただし、生命保険に加入する条件は保険会社ごとに異なります。
例えば再発の可能性がある場合、胃を保障対象外にする「部位不担保」の保険にしか加入できないケースもあるでしょう。
Q3：十二指腸潰瘍は給付金対象ですか？
十二指腸潰瘍の方でも加入条件を満たして保険会社の審査に通れば、生命保険に加入することは可能です。
十二指腸潰瘍は「小腸」の最初の部分で、胃と空腸（くうちょう）をつなぐ消化管の一部分を指します。
十二指腸の粘膜が胃酸やピロリ菌によって傷がつくと、潰瘍になってしまうことがあります。
すでに生命保険に加入している場合、十二指腸潰瘍も入院給付金や手術給付金の対象です。
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胃潰瘍は生命保険に加入できるかや取れる対策も解説まとめ
- 胃潰瘍でも生命保険への加入は可能
- 治療状況によっては特定部位不担保または引受基準緩和型保険にしか加入できないこともある
- 胃潰瘍の方が生命保険に加入する場合「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家（FP）に相談する」などに気を付けて比較する
