
内容をまとめると
- ダウン症でも条件を満たすことで生命保険に入れる可能性がある
- ダウン症でも加入できる生命保険の種類は「通常の生命保険(部位不担保)」「引受基準緩和型保険」など
- ダウン症の方が生命保険に入る際の注意点として「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家(FP)に相談する」などがある
- 知識がないまま生命保険の契約を決めて後悔する人がいる
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この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- ダウン症でも保険に入れる可能性がある
- ダウン症でも入りやすい保険2種類を紹介
- 通常の生命保険(部位不担保)
- 引受基準緩和型保険
- ダウン症で保険に加入する際の注意点
- 告知義務違反に注意する
- 複数の保険会社を比較して選ぶ
- 保険の専門家(FP)に相談する
- ダウン症とは?遺伝子の変化による先天性の症状
- ダウン症で利用できる公的制度
- 特別児童扶養手当
- 障害基礎年金
- 医療費助成
- ダウン症の保険に関するよくある質問
- Q1:ダウン症でもがん保険には入れますか?
- Q2:契約行為能力はどう判断されますか?
- Q3:生命保険に入れない場合はどう備えたらいいですか?
- ダウン症の生命保険の加入で悩んだら取るべき方法とは?
- ダウン症は生命保険に加入できるかや取れる対策まとめ
ダウン症でも保険に入れる可能性がある
ダウン症でも入りやすい保険2種類を紹介
ここでは、ダウン症の方でも加入しやすい生命保険について解説します。
ダウン症の方でも加入できる可能性がある生命保険は以下の2種類です。
- 通常の生命保険(部位不担保)
- 引受基準緩和型保険
ダウン症の状況によって加入できる条件が異なるため、自身がどの保険に加入できるのか今のうちから把握しておきましょう。
通常の生命保険(部位不担保)
引受基準緩和型保険
2つめは、引受基準緩和型保険です。
条件を満たせば引受基準緩和型保険に加入できる可能性もあります。
引受基準緩和型保険は告知内容が通常の生命保険よりも少なく、以下の告知内容に該当しなければ加入できます。
- 現在入院をしているか、または最近3ヵ月以内に医師から入院や手術をすすめられたことがあるか
- 過去1~2年以内に入院または手術を受けたことがあるか
- 過去5年以内にがんまたは上皮内新生物・肝硬変・認知症・統合失調症・アルコール依存症などで医師の診断・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるか
引受基準緩和型保険は部位不担保と違って、保険会社が指定する部位が対象外になることなく保障されます。
ダウン症の方は、がん保険などの例外を除いて生命保険に加入できる可能性が低く、加入には契約履行の有無などの基準が別途必要とされます。
一方、引受基準緩和型保険なら加入できることもあるでしょう。
ただし、加入条件が緩いぶんだけ保険料が割高の傾向にあり、引受基準緩和型保険の種類によっては保障内容や金額が限定されていることがあるので、しっかり内容を確認することが必要です。
ダウン症で保険に加入する際の注意点
ここでは、ダウン症の方が保険に加入する際の注意点を解説します。
主な注意点は以下の3つです。
- 告知義務違反に注意する
- 複数の生命保険を比較する
- 保険の専門家(FP)に相談する
ダウン症の方が入れる生命保険をご家族が探す場合、上記のポイントに気を付けて比較検討を進めましょう。
告知義務違反に注意する
- 直近3ヵ月の健康状態
- 過去5年以内での健康状態
- 過去2年以内の健康診断の結果
- 身体の障害があるか
- がんの罹患や疑いがあるか など
複数の保険会社を比較して選ぶ
2つめの注意点は、複数の生命保険を比較検討することです。
ひとくちに「生命保険」といっても、死亡保険や医療保険などさまざまな種類があり、保険会社や商品によって加入条件・保障内容・保険料などがまったく異なります。
同じ「ダウン症」でも契約行為能力の有無や障害の程度、定期検査の有無などによっては必要な保障や入れる保険の種類が異なるため、それぞれの家庭の状況に合う保険に加入する必要があります。
1つの保険だけ見て選んでしまうと、その生命保険が本当に最適な保障なのかわからないため、最適な保険に加入するために複数の保険を比較して選ぶことが重要です。
保険の専門家(FP)に相談する
3つめの注意点は、保険の専門家(FP)に相談することです。
保険の専門家(FP)はあらゆる保険の加入条件やプラン内容を熟知しており、ダウン症の症状に応じて適切な保険を案内してくれます。
また、専門家ならダウン症の家族の方が抱えやすい疑問や不安についても丁寧に解説してくれます。
ダウン症でも入れる生命保険(医療保険)を探している方は、まずは相談してみましょう。
ダウン症とは?遺伝子の変化による先天性の症状
ダウン症は正式名称を「ダウン症候群」と呼びます。
21番目の染色体が通常よりも1本多い状態になることで、知的発達の遅れ、特有の顔つきなどの身体的な特徴が現れる遺伝子の病気です。
精子や卵子が作られるときに染色体の「不分離」が起こることが原因とされますが、なぜ不分離が発生するのかはまだわかっていません。
心臓や目、耳、鼻などの合併症を持つことが多い傾向にあって平均寿命も短いとされていますが、医療の発達によって寿命は延びつつあります。
ダウン症で利用できる公的制度
- 特別児童扶養手当
- 障害基礎年金
- 医療費助成
特別児童扶養手当
ダウン症の方が受給できる1つめの公的制度は、特別児童扶養手当です。
ダウン症の子どもは、一般的な「児童手当」とは別に「特別児童扶養手当」の対象になります。
支給額は障害の程度によって変わりますが、1級で月額56,800円、2級で月額37,830円です(令和7年4月より支給)。
ただし、所得制限があり、年収と扶養親族の人数によっては利用できない可能性もあります。
参考:特別児童扶養手当について
障害基礎年金
2つめの公的制度は、障害基礎年金です。
ダウン症は先天性の知的障害であり、出生日が初診日となるため、20歳以降に障害基礎年金の1級または2級を受け取れる可能性があります。
障害が認定される基準については、1級と2級で以下のように異なります。
- 1級:知的障害があり、食事や身のまわりのことをおこなうのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
- 2級:知的障害があり、食事や身のまわりのことなどの基本的な行為をおこなうのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの
医療費助成
3つめの公的制度は、医療費助成です。
自治体によって「重度心身障害者医療費助成」や「小児慢性特定疾病医療費助成」などの制度があります。
例えば小児慢性特定疾病医療費助成は、「小児慢性特定疾病」に罹患している児童の医療費の負担軽減のため、医療費の自己負担分を一部助成する制度です。
助成額は自治体ごとに異なりますが、ダウン症も対象に含まれることがあります。
ダウン症の保険に関するよくある質問
ここでは、ダウン症の生命保険に関するよくある質問と回答を解説します。
今回集まった質問は以下のとおりです。
- Q1:ダウン症でもがん保険には入れますか?
- Q2:契約行為能力はどう判断されますか?
- Q3:生命保険に入れない場合はどう備えたらいいですか?
Q1:ダウン症でもがん保険には入れますか?
ダウン症の方でもがん保険に加入できる可能性はあります。
ただし、あくまでも「一部のがん保険会社」で加入可能であるため、ダウン症を理由に加入を断られることはあります。
保険会社の公式サイトを比較するだけでは、ダウン症の方が加入できるがん保険かを判断するのは困難です。
ダウン症の子どもを保険に加入させたい場合は1人で悩まず、保険の専門家(FP)に相談しましょう。
Q2:契約行為能力はどう判断されますか?
ダウン症の方の契約行為能力は、個々の状況によって異なります。
一概に一定のラインを設けて判断することはできません。
知的障害のレベルや日常生活における判断能力などから、総合的に判断されることになります。
判断能力が不十分な場合は個人で契約ができず、成年後見人の選定が必要なこともあります。
Q3:生命保険に入れない場合はどう備えたらいいですか?
通常の生命保険に加入できない場合でも、ほかの保険なら加入できる可能性があります。
例えば一部の共済や保険ではダウン症でも加入できる可能性のある保障プランがあります。
また、条件次第では引受基準緩和型保険なら加入することも可能です。
どの保険に加入できるかわからないときは、保険の専門家(FP)に相談してみましょう。
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ダウン症は生命保険に加入できるかや取れる対策まとめ
- ダウン症の方の生命保険への加入は難しいが、一部がん保険などは加入できる可能性もある
- 症状によっては特定部位不担保または引受基準緩和型保険なら加入できることもある
- ダウン症の方の生命保険を家族が検討する場合「告知義務違反に注意する」「複数の生命保険を比較する」「保険の専門家(FP)に相談する」などに気を付けて比較する
- 生命保険以外に「特別児童扶養手当」「障害基礎年金」「医療費助成」を利用できることがある