

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 夫の無駄遣いを円満に解決する4つの方法
- 家計簿をつけて支出を可視化する
- 具体的な貯金目標・お金の使い方のルールを決める
- 共有口座を作って生活費を管理しやすくする
- 無料FP相談を活用して総合的な家計の見直しをする
- もう一人で悩まない!無料FP相談で夫の無駄遣いを解決しよう
- 夫の無駄遣いの原因でよくある3つのパターン
- 「自分で稼いだお金は自分のもの」という意識が強いから
- 家計の現状がわかっていないから
- 単純な浪費癖
- マネーキャリアの無料FP相談を活用して家計改善の一歩を踏み出そう
- 夫の無駄遣いでよくあるパターンは?アンケート結果を紹介
- 夫のお金の使い方で無駄だと感じることは何ですか?
- 1か月でどれくらいの金額を無駄遣いしていると思いますか?
- 夫の無駄遣いに気づいたきっかけは何ですか?
- 無駄遣いをやめさせるのに効果的だった対処法を具体的に教えてください
- 【まとめ】浪費の改善には話し合いが必須!プロと一緒に自分たちに合った解決策を見つけよう
夫の無駄遣いを円満に解決する4つの方法

家計簿をつけて支出を可視化する
具体的な貯金目標・お金の使い方のルールを決める
家計の見える化ができたら、夫婦で具体的な貯金目標とお金の使い方のルールを決めましょう。曖昧な「節約しよう」ではなく、「3年後にマイホーム購入のために頭金500万円を貯める」「子どもの教育費として毎月3万円積み立てる」など具体的な目標設定が大切です。
目標設定は、夫の価値観も尊重することがポイントです。一方的に「無駄遣いをやめて」というのではなく「将来こんな生活がしたいよね」という夢を共有し、そのために必要な金額を一緒に考えます。
共有口座を作って生活費を管理しやすくする
共有口座を活用することは、共働き夫婦にとくにおすすめの家計管理方法になります。共有口座とは、夫婦で一緒に使う生活資金を管理するための口座です。それぞれの収入から決まった金額を共有口座に入金し、家賃や食費などの共通の生活費はここから支払う仕組みです。
運用方法としては、給料日を以下のように振り分けるといいでしょう。
- 生活費用
- 貯蓄用
- 個人の自由なお金
毎月の収入から家賃や食費などの固定費と生活費を共有口座に入れ、貯蓄目的の口座には自動振替で決まった金額を移し、残りをそれぞれの個人口座に残します。
無料FP相談を活用して総合的な家計の見直しをする
夫婦だけで家計の見直しが難しい場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談を活用するのが効果的です。第三者の専門家が間に入ることで、感情的にならずに冷静な話し合いができます。
FP相談のメリットは、客観的な視点から家計を分析してもらえることです。自分たちでは気づかない支出の無駄や改善点に加え、「貯蓄額の平均」や「必要な教育費」などの情報も得られます。
FPは単なる家計の見直しだけでなく、住宅ローンの相談や保険の見直し、老後に向けた資産形成など、総合的なライフプランニングをサポートしてくれます。
もう一人で悩まない!無料FP相談で夫の無駄遣いを解決しよう

夫の無駄遣いで悩むなら、無料のFP(ファイナンシャルプランナー)相談を活用しましょう。第三者の専門家が入ることで、感情的になりがちな夫婦のお金の話し合いがスムーズに進みます。
FPは中立的な立場で数字に基づく客観的なアドバイスを提供し、責任追及ではなく解決策を提案してくれます。実際に多くの夫婦が、普段はお金の話に消極的な夫もFPの前では真剣に話を聞き、協力的になるケースが珍しくありません。
「収入に対してこの支出は多すぎる」「将来の目標のためにはこれくらい貯蓄が必要」といった専門家からの指摘は、説得力が違います。

夫の無駄遣いの原因でよくある3つのパターン

「自分で稼いだお金は自分のもの」という意識が強いから
多くの夫が無意識に持っている考え方の一つが「自分で稼いだお金は自分のもの」という意識です。独身時代が長かった場合、給料はすべて自分で自由に使えるという感覚が結婚後も続きがちです。
「家計に10万円入れたから、残りは好きに使っていい」という考え方が根底にあり、家族全体の将来設計という視点が欠けています。典型的な例として、給料日に「家族のために」と決まった金額を家計に入れた後、残りを趣味や飲み会などに惜しみなく使ってしまうパターンがあります。
家計の現状がわかっていないから
多くの夫が無駄遣いをしてしまう2つ目の理由は、単純に家計の現状を把握していないことです。家計管理を妻に任せきりにしている家庭では、月々の収支バランスや将来の資金計画について夫がほとんど知らないというケースが珍しくありません。
- 毎月の食費がいくらか
- 子どもの習い事や教育費にいくらかかっているか
- 住宅ローンの残高はいくらか
上記のような基本的な情報すら把握していないことがあります。自分が5万円の釣り道具を買っても、あるいは3万円の飲み会に参加しても、家計全体にどれほどの影響があるのか想像できないのです。
お金の知識が不足していると、ボーナスや臨時収入をきっかけに無駄遣いしやすくなります。「臨時収入だから」と高額な買い物をして、本来の教育費やマイホーム資金を使ってしまうこともあります。
単純な浪費癖
3つ目の無駄遣いパターンは深い理由はなく、単に「欲しいと思ったら買ってしまう」という単純な浪費癖です。自制心の問題というより、消費行動への意識が低いことが原因となる場合が多いです。
Amazonなどのオンラインショッピングの普及により「ワンクリック」で簡単に商品が手に入る現代では、買い物の敷居が下がり、つい購入してしまうことが増えています。
具体的な例として以下のような行動パターンが挙げられます。
- 趣味の道具を次々と購入するものの使いこなせていない
- 最新のガジェットやゲームを発売のたびに購入する
- ブランド品や高級品への憧れから必要以上に高額な商品を選んでしまう
このような無駄遣いは、満足感を優先し、実際の必要性や使用頻度が後回しになりがちです。
マネーキャリアの無料FP相談を活用して家計改善の一歩を踏み出そう

お金の話し合いは夫婦間のデリケートな問題です。「言い出しにくい」「話し合っても平行線」という悩みを抱える方は少なくありません。共働き夫婦は忙しさから外食や衝動買いが増え、家計の見直しが後回しになりがちです。
マネーキャリアの無料FP相談では、このような状況を客観的に分析し、あなたの家庭に合った解決策を提案してくれます。ファイナンシャルプランナーは中立的な立場から、収入と支出のバランス・貯蓄計画・教育費の準備など、総合的な視点でのアドバイスが可能です。
夫の無駄遣いでよくあるパターンは?アンケート結果を紹介
夫のお金の使い方で無駄だと感じることは何ですか?

1か月でどれくらいの金額を無駄遣いしていると思いますか?

夫の無駄遣いに気づいたきっかけは何ですか?

無駄遣いをやめさせるのに効果的だった対処法を具体的に教えてください

専門家への相談や一緒にマネープランを立てるなど、今後のお金の計画を一緒に立てることで夫側の意識が変わり、無駄遣いを減らせたという人は50%以上となりました。
つい使ってしまう場合は、話し合ったうえで必要以上に現金を持たないように工夫するなどの解決策も有効のようです。
解決できた具体的な対象法をみていきましょう。

40代女性
持っている現金を減らして衝動買いの抑制に

30代女性
直接ではなく目的を話し合うことで解決しました
夫の無駄遣いが気になり、節約をお願いしたところ「無駄遣いじゃない」と反論されました。直接では響かないと思い、数年後に旅行費用としてまとまった金額を貯金しようと話し合いました。夫も楽しい旅行のためなら節約する気になったようで、無駄遣いが減って良かったです。

50代女性
プランニングでお金の流れの見直しをさせた
ファイナンシャルプランナーへ家計の見直し相談を行う際に一緒に行きました。私にも夫にも丁寧にリスニングしてくれ、毎月の貯蓄額や今後必要になるお金の流れが明確に。結果として夫の無駄遣いも減りました。(笑)浪費癖が出てきたら、また一緒に相談しようと思います。
【まとめ】浪費の改善には話し合いが必須!プロと一緒に自分たちに合った解決策を見つけよう

夫の無駄遣いは家計管理において大きな悩みの種ですが、本人には「無駄遣いをしている」という自覚のないケースがほとんどです。自己流の対処だけでは一時的な改善にとどまり、すぐに元の浪費パターンに戻ってしまうことも少なくありません。
この記事では、夫の無駄遣いを円満に解決する4つの方法として以下の内容を紹介しました。
- 家計簿アプリで支出を可視化する
- 具体的な貯金目標とルールを決める
- 共有口座を活用する
- FP相談を利用する
夫の無駄遣いを解決する際にとくに重要なのは、感情的な対立を避け、お互いの価値観を尊重した解決策を見つけることです。
単なる「使いすぎ」という批判ではなく、「なぜ今節約が必要なのか」を共有することが大切です。夫の無駄遣いの原因には「自分の稼ぎは自分のもの」という意識や家計の把握不足、浪費癖などがあります。根本から解決するには、専門的な知識とサポートが有効です。
マネーキャリアの無料FP相談では、中立的な立場からの専門家のアドバイスで夫婦間のコミュニケーションをスムーズにし、具体的な家計改善プランを提案してもらえます。
オンラインで気軽に相談できるため、忙しい共働き夫婦でも利用しやすいでしょう。家計の見直しは単なる「無駄遣い対策」ではなく、二人の将来を共に考える貴重な機会です。長期的な改善のためにも、プロの力を活用し、あなたの家庭に合った最適な解決策を見つけましょう。

衝動買いが多い夫。ゴルフ用品を見るとつい買いたくなるようで「また買ったの!?」ということもしばしばありました。使っていないアイテムが増えていくなか、財布に入れておく現金の見直しを提案。渋々でしたが、持っている現金を減らしたことで衝動買いの抑制になっているようです。