「お金を貯める方法が知りたい!」
「お金を貯める方法のおすすめは?」
とお悩みではないでしょうか。
結論、お金を貯める方法には以下の6つの方法があります。
- 口座を2~3つにわける
- 貯蓄用口座は金利の高い銀行を選ぶ
- 先取り貯金をする
- 固定費を見直す
- 積立を活用する
- 控除やふるさと納税などの制度を活用する
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
お金を貯めるポイントは最初に目標を設定すること
お金を貯めるためには、最初に目標を設定することが大切です。
目標を決めずに漠然とお金を貯めようと考えて節約を頑張っても、中々長続きせずモチベーションを維持するのは難しいです。
そのため、まずは無理のない範囲での貯金の目標金額を決める必要があります。
そうすれば、後は機械的に貯金をしていくだけなので、モチベーションに左右されずにコツコツとお金を貯めていくことができます。
自分の日々の生活に大きな悪影響が無い程度の目標設定が大切であり、適宜進捗を確認して目標を修正していくことも必要です。
お金を貯める方法6選!
お金を貯めるおすすめの方法は以下の6つです。
- 口座は2つから3つにわける
- 貯蓄用口座は金利の高い銀行を選ぶ
- 先取り貯金をする
- 固定費を見直す
- 積み立てを活用する
- 控除やふるさと納税などの制度を活用する
口座は2つから3つにわける
まず大切なのは口座を2つから3つに分けることです。
分けた口座は、以下のように使い分けるのがおすすめです。
- 収入と支出(給与振込と生活費の引き落とし)を管理するメイン口座
- 貯金用口座
- (緊急用・臨時支出用の貯金口座)
貯蓄用口座は金利の高い銀行を選ぶ
次に、先ほどご紹介した貯金用の口座ですが、ぜひとも金利の高い口座を選びましょう。
今の時代、一般的な普通預金の金利は年0.001%ほどとなっていますが、ネット銀行などであれば金利年0.2%の普通預金口座も存在します。
例えば、100万円を銀行に預けた場合の違いを見てみましょう。
金利 | 利息(税引前) |
---|---|
年0.001% | 10円 |
年0.2% | 2,000円 |
給与振込と生活費を管理するメイン口座の方は、勤務先や引落し先から口座の指定もあり、金利で口座を選ぶことは難しいかもしれません。
可能であればメイン口座も金利の高い口座を選ぶに越したことはありませんが、ぜひ貯金用口座だけでも金利の高い口座を選ぶようにしましょう。
先取り貯金をする
口座の準備が整ったら、先取り貯金をして貯金を始めることがおすすめです。
メイン口座にお金があるとまだ大丈夫と思って、使ってしまうことが多いので、給料が振り込まれたら先に決めた金額を貯金用口座に移しておきます。
そして、残ったお金で1カ月を生活するように心がけることで、自然と毎月コツコツと貯金額を増やしていくことができます。
ただし、貯金用口座に移す金額が大きいと生活が立ち行かなくなるので、貯金も収入に応じた適正金額を理解することが大切です。
貯金の適正金額は、手取りの10%~25%程度と言われており、最初は少額からスタートして、先取り貯金の習慣化を意識することがおすすめです。
固定費を見直す
毎月の貯金額を増やすには、固定費を見直すことが大切です。
固定費は毎月必ず決まった額なので、一度下げてしまえば、価格改定がない限り、支出を減らすことができます。
固定費は具体的に以下のようなものがあります。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- サブスクリプション
積み立てを活用する
貯金を増やすには新NISAやiDeCoを活用して積立を行う方法もあります。
どちらも公的機関が運営している信頼できる制度で、信頼できる投資商品を購入して現金ではなく株を持つ方法です。
積立投資は15年以上の長期間であれば増える可能性がかなり高いですが、数年程度の短期間では元本割れのリスクもあります。
そのため、積立を活用する場合は、生活費と緊急時用を除いた本当の余剰資金で運用することが大切です。
銀行預金では金利が低く増えないので、積立投資は資産を増やす方法として、とても有効な方法です。
控除やふるさと納税などの制度を活用する
貯金のための手取りを増やすために、控除やふるさと納税などの制度を活用するのも有効な手段です。
会社員が使える控除は以下のようなものがあります。
お金を貯めるコツとは
お金を貯めるには、以下のようなコツもあります。
- お金を無理に貯めようとしない
- 収支の把握をする
- ライフプランを明確にする
お金を無理に貯めようとしない
まず大切なのはお金を無理に貯めようとしないことです。
貯金は長距離走と一緒で、コツコツ継続し、習慣化していくことが最も大切なポイントです。
無謀な金額を貯金に回して、生活自体が立ち行かなくなってしまっては元も子もありません。
そのため、無理に貯めようとせず、現在の生活を維持できる範囲で余ったお金を少しずつ貯金に回していくことが最も意識するべきコツになります。
そのうえで、余剰資金を増やすために2つ目以降のコツを意識すると、さらに効率的にお金を貯めることができます。
収支の把握をする
貯金に回すお金を作るには自分の収支を把握することが大切です。
収支を把握することで、自分が思っている以上に余分にお金を使っている部分が分かってきて、節約するべきポイントが明確になります。
また、この時家計管理も一緒に行うことで、固定費の見直しも同時に行えるので、より効率的にお金を貯めることが可能です。
地図の全体が分からないと目的地にたどり着けないように、収支を把握しなければ目標金額まで貯金をすることは難しいです。
まずは日々の収支を家計簿やアプリに書き残してまとめてみることから始めることがおすすめです。
ライフプランを明確にする
日々の収支が把握できたら、人生全体のライフプランを明確にするとさらに効率的にお金を貯めることができます。
ライフプランを明確にすることで、いつどの時期に、どれぐらいの金額が必要かが分かり、将来に必要な貯金額の全貌が明らかになります。
ゴールを明確になることでモチベーションも上がり、より効率的に無駄なく貯金を進めていくことが可能です。
自分の残りの人生で起こりうるライフイベントを書き出して、一度整理してみることでお金以外にも漠然とした不安は減っていきます。
お金が貯まりやすい人の特徴
今までの内容をふまえて、お金が貯まりやすい人の特徴をまとめると以下のようになります。
- 家計管理、収支管理をしっかり行えている
- ライフプランを作って、必要な金額を把握している
- 口座を分けて管理して、先取り貯金をしている
- 積立投資や控除など国の制度をうまく活用している
お金を貯める方法に関するよくある質問
お金を貯める方法に関する質問は以下のようなものがあります。
- 貯金ができない人が無理なく貯金する方法は?
- 1年で100万円貯めるには月いくら貯めればいい?
- 学生がお金を貯めるおすすめの方法は?
貯金できない人が無理なく貯金する方法は?
まず、貯金できない人が無理なく貯金する方法で最もおすすめなのは自動化することです。
貯金ができない人には以下のような理由が多いです。
- 口座にあるだけお金を使ってしまう
- 貯金用口座に移すのがめんどうで後回しにして忘れてしまう
振込の自動化を行うことで、これらの問題を解決することができます。
例えば住信SBIネット銀行では定額自動振り込みサービス、楽天銀行では毎月おまかせ振込予約といったサービスがあります。
こういったものを利用することで、給与が振り込まれたら自動的に貯金用口座に移動されるので、忘れることもありませんし、使いすぎることもないです。
1年で100万円貯めるには月いくら貯めればいい?
1年で100万円貯めるには以下の2つのパターンから選ぶ必要があります。
- 毎月同額貯金する
- ボーナスを活用する
100万円÷12か月=83,333円
学生がお金を貯めるおすすめの方法は?
学生であってもお金を貯める基本は変わらず、収入を増やして支出を減らすことです。
収入を増やす方法としては以下の方法があります。
- アルバイト
- スキマ時間で副業(アンケートモニター、フリマアプリで不用品販売など)
支出を減らす方法としては以下の方法があります。
- 固定費の見直し(通信費、家賃など)
- 食費、交際費の節約(自炊や学食の利用、無理のない範囲での友達付き合い)
これに加えて、先取り貯金を活用したり、家計簿をつけてさらに無駄を省いていくことで、学生の時からお金を貯めることが可能です。
また、これらが習慣化すれば将来的にもお金に困る可能性は減るので、早いうちから意識して行動していくことが大切です。
お金を貯める方法まとめ
お金を貯めるにはまず最初に目標設定をすることが大切です。
そのうえで、以下の方法を実践していくと自然とお金が貯まっていきます。
- 口座を2~3つにわける
- 貯金用口座は金利の高い銀行を選ぶ
- 先取り貯金をする
- 固定費を見なそう
- 積立を活用する
- 控除やふるさと納税などの制度を活用する
また、以下のようなコツを意識することで、お金が貯まりやすい習慣が身についてきます。
- お金を無理に貯めようとしない
- 収支を把握する
- ライフプランを明確にする
お金を貯める基本は収入を増やして支出を減らすことですが、闇雲に努力はせずに目標を設定し、適宜目標を見直していくことが重要です。
ただ、一人で全てをこなしていくことは大変なので、必要な時はプロなどに頼ることも大切です。
貯金が多いほど心に余裕もできるので、自分に合った方法で、日頃から意識して1つずつ無理のない範囲で取り組んでいきましょう。