こくみん共済(全労災)のデメリットは?補償内容や口コミ評判まで解説のサムネイル画像

こくみん共済はどんな特徴があるか知りたい

こくみん共済と保険は何が違うの?

とお悩みの方も多いのではないでしょうか。


こくみん共済には保険とは違ったメリット・デメリットがあります。


保険との違いや特徴を把握することで、こくみん共済が自分に適しているか判断できるようになります。


本記事では、こくみん共済のメリットやデメリット、こくみん共済の評判について紹介します。


こくみん共済の保障内容や加入条件についても解説するのでぜひご覧ください。

▼この記事がおすすめな人

  • こくみん共済のメリットやデメリットが知りたい人 
  • こくみん共済の各種商品の内容とデメリットを知りたい人
  • 民間の保険との違いを知りたい人

内容をまとめると

  • こくみん共済は掛金が安く年齢に左右されず掛金が一定なので気軽に加入しやすいメリットがある。
  • しかし、民間保険と比べると保障額が小さく内容が決められているのでカスタマイズしづらい。
  • こくみん共済には保障内容によってさまざまなタイプがある
  • しかし、総合保障タイプ、医療保障タイプ、傷害タイプなどは満60歳からの保障が下がってしまうため注意が必要
  • そこで「マネーキャリア」にこくみん共済についてわからない点を質問し、疑問点を解決するのが大切!
この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

こくみん共済とは「全国労働者共済生活協同組合連合会(全労災)」が運営する保険のこと

こくみん共済(全労済共済)とは日本の共済組織である「全国労働者共済生活協同組合連合会」(全労済)が提供している共済商品です。


前提として、共済とは加入者同士がお金を出し合い、万が一の事態が起こった際に経済的に保障する仕組みです。


その中で、こくみん共済は、災害や事故、死亡保障など日常生活での様々なリスクに対して保障をしていて、様々な保障タイプがあります。


しかし、こくみん共済は民間保険と比べるとメリットも多い反面、デメリットもあります。


例えば掛金が安い事、金額が一律など手軽に加入するうえでのなどのメリットが挙げられます。


一方で保障内容の自由度が低い高齢(60歳以上)になると保障額が下がるなどのデメリットもあります。


万が一の際に「こんなはずではなかった」と後悔することを防ぐために

メリットデメリットをしっかり認識したうえで加入を決める必要があります。


こくみん共済のメリット・デメリットを自分だけで比較するのは不安という方は、ぜひマネーキャリアのような無料で相談できるサービスを利用してみましょう。

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こくみん共済のメリットは掛け金の安さや加入のしやすさ


まず、こくみん共済のメリットを解説します。


こくみん共済のメリットは以下の4つです。

  • 民間の保険と比べて掛金が安い
  • 掛金が一定
  • 割戻金がある
  • 医師による診査がない

何と言っても民間保険と比べると掛金の安いことが最大のメリットです。


こくみん共済は非営利団体なので保険料水準は低めに設定されています。


また、民間保険会社の場合は加入時年齢に応じて保険料が異なりますが、こくみん共済の場合、掛金が一定なのでわかりやすい点が魅力です。


掛金は「1口」「2口」と1口あたりの金額に口数を掛けたものになります。


さらに決算時は入院、死亡など共済金の支払いに応じて剰余金が発生したときに割戻金がでます。


割戻金(わりもどしきん)とは共済の運営が一定期間内の共済金の支払いが予想より少なく、余ってしまった場合に、余った金額を契約者に対して公平に分配するものです。


毎年金額は増減しますが、多い時は年間で4,000円ほど受け取れる事もあり、共済掛金が安い上に割戻金があると実質掛金がますます安くなります。


民間の保険会社と比べると、保障内容があらかじめパッケージ化されているのでシンプルで分かりやすく、医師による診査がないので加入手続きも簡単です。


ただし「次のような健康告知内容に該当する方はご加入いただけません」など、加入する際の健康状態について細かく聞かれます。


自分が該当していないかよく確認して加入しないと、後々告知義務違反になって共済金が支払われず、生活が困窮してしまうケースも出てきますので注意してください。

こくみん共済のデメリットは保障内容の薄さや融通の利かなさ


次に、こくみん共済のデメリットを詳しく確認していきます。


こくみん共済のデメリットは以下の3つです。

  • 保証額が少ない
  • 民間の保険のようにカスタマイズができない
  • 老後の保障が弱い

まず、民間の生命保険に比べると保障額が少ないことがあげられます。


民間の場合、最高保障額が1億円~2億円と大きな保障を受けることができる可能性があります。


しかし、こくみん共済の場合は最高保障額が3,000万円となっています。


もちろん、家族構成や子の年齢など家庭によっては3,000万円の保障額が十分であるケースもあるので一概にデメリットとは言えませんが、保険よりも保証額は少ない点には注意が必要です。


もうひとつのデメリットは、老後の保障に弱いことです。


60歳以降の保障額が半減してしまうので、実際にお金が必要となったときに十分な保障が得られない可能性があります。


また、共済は商品内容があらかじめパッケージ化されているので民間保険のようにカスタマイズができません。


そのため、老後に備えたいなどの自分の希望条件に合わせて保障内容をカスタマイズしたい場合は共済ではなく民間保険が向いています。


共済に入るか保険に入るか迷っている方は一度、マネーキャリアに相談しましょう。


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こくみん共済のデメリット:健康だと損に感じることも

こくみん共済のデメリットとして、年齢的な観点から見て健康である人の方が損に感じてしまう点があります。


民間保険の場合は、リスクが大きい年齢が高い人の方が保険料が高く設定されています。


1歳ごとに保険料が変わり公平性が保たれています。


しかし、こくみん共済は一律の掛金のため、健康体の人が多い若い世代(20代)の人とリスクの高い中高年世代(40歳~60歳)の人と同じ掛金となると、若い人は損をする感覚になるでしょう。


元々の掛金が2,000円くらいと安いのですが、民間保険と比べたときにデメリットだと感じる方もいるかも知れません。

こくみん共済の総合保障タイプの概要とデメリット

仲良しの画像
たくさんあるこくみん共済の種類の中で、まず最初に総合保障タイプの内容を説明します。


総合保障タイプは、こくみん共済の中で基本となる共済で、死亡、重度障がい、入院、交通事故での通院など総合的な保障をするタイプです。


その特徴から、総合保障タイプとほかの共済をセットにして加入している人も多いです。


掛金は口数によって変化し、加入年齢も異なります。


簡単にまとめたものが下の表になります。

口数掛金加入年齢
2口1,800円満18歳~64歳の健康な人
4口3,600円満18歳~49歳の健康な人


口数は1口~6口まであり、希望により選べますが、主に2口と4口が選ばれているので代表として上記に示しました。


4口になると加入年齢が49歳までと短くなるので、若いうちから加入する必要があります。


60歳以降は5年、10年ごとに自動更新されていき満期は85歳です。


そのため、専門家などに相談しながら早期加入することが必須です。

共済は加入年齢の制限から、年を重ねるほど加入しにくくなっていきます


そのため、共済に加入したいと考える場合は、なるべく早めの段階で決断することが大切です。


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総合保障タイプのデメリット1:60歳以上の負担額が減る

デメリットは、60歳以上の加入者の保障額が減ることです。


下の表は2口タイプの主な保障内容です。

保障内容総合保障タイプ
(2口)
総合保障60歳
(2口)
死亡・重度障がい
(交通事故)
(不慮の事故)
(病気)
1,200万円
800万円
400万円
300万円
200万円
100万円
入院
(交通事故)
(不慮の事故)
(病気)
日額
5,000円
3,000円
2,000円
日額
4,000円
3,000円
1,500円
交通事故通院日額
1,000円
日額
1,000円


60歳になると、病気死亡の場合400万円から100万円と減り、同じく病気入院も日額2,000円から1,500円に減ります。


さらに65歳、70歳、80歳と高齢になるほど保障額が減っていくので、本当に必要となったときに保障が十分されない可能性が出てしまいます。


高齢になってからの保障を求めている人はこの点を良く考えて加入しないと後悔することになるので気をつけましょう。

総合保険のデメリット2:65歳から70歳は損をする可能性がある

デメリットの2つめは、65歳から70歳は損をする可能性があることです。


65歳以上になると、さらに保障額が下がり2口と4口とで比較しても4口タイプの方が保障額が低いケースも出てきて損をする可能性があります。


下の表は4口タイプの主な保障内容です。

保障内容総合保障65歳
(4口)
総合保障70歳
(4口)
死亡・重度傷害
(交通事故)
(不慮の事故)
(病気)

400万円
200万円
100万円

200万円
200万円
100万円
入院
(交通事故)
(不慮の事故)
(病気)
日額
6,000円
4,000円
3,000円
日額
2,000円
2,000円
なし
交通事故通院なしなし


デメリット1で紹介した表と上記表で病気死亡を比べてみると、通常の2口タイプでは400万円ありますが、65歳になると4口タイプでも100万円しか保障されません。


病気入院は、70歳になると保障がなくなってしまいます。

病気になって入院しやすい年代での保障がなくなるのは大きなデメリットです。


また、交通事故での通院も保障内容からなくなっています。


このように、総合保障タイプは実際に必要となる可能性が高い年齢になって保障が下がったりなくなってしまうため、注意が必要です。


保障が少なくなっても問題ないのか不安な方はマネーキャリアにご相談ください。


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こくみん共済の終身医療保障タイプの概要とデメリット


終身医療保障タイプは、終身に渡って医療保障が受けられます。


加入年齢は満15歳~80歳の健康な人が対象です。


掛金は、こくみん共済では珍しく年齢ごとに変わります。


つまり、保障額は一定で保険料が年齢ごとに上がっていくという風に民間保険と同じ仕組みになっています。


なお、加入年齢は一緒ですが、持病があったり通院・服薬中でも加入しやすい引受基準緩和タイプもあります。


わずか3つの告知項目が「いいえ」であれば、持病持ちや通院・服薬中でも加入できます。


しかし、掛金は通常のタイプよりは高くなります。


下の表は掛金の一例です。

年齢終身医療保障タイプ引受基準緩和タイプ
20歳男性1,630円2,890円
50歳男性3,640円4,550円
60歳男性4,980円5,640円
70歳男性6,710円7,310円


参考:こくみん共済|終身医療保障タイプ先進医療特約あり月払掛金表

参考:こくみん共済|終身医療保障引受基準緩和タイプ先進医療特約あり月払掛金表


上記表のように、引受基準緩和タイプは通常のタイプと比べると掛金が割高になっています。


共済金をもらう可能性が高いため、ほかの加入者との公平性を考えて割高に設定されます。


保障内容はてとてもシンプルで、以下のとおりです。

内容共済金額
先進医療最高1,000万円
入院(ケガ・病気)日額5,000円
手術5万円
放射線治療5万円

入院は日帰り入院から対応しています。


手術は診療報酬点数が1,400点以上のものが該当となります。


通常の医療保険と比べると保障内容が入院・手術・放射線治療とかなり絞られているのが分かります。

終身医療保障タイプのデメリット1:対象外となる治療がある

終身医療保障タイプのデメリットは、対象外となる治療があることです。


診療報酬点数が1,400点以上のものが該当となります。


ただし、1,400点以上のものでも非該当となるものもあります。


非該当の一例の手術は次のとおりです。

手術名
創傷処理傷口を縫う
皮膚切開術皮膚に出来た膿を取るため皮膚を切開した
デブリードマン周囲への感染拡大や全身感染症へと進展する
可能性がある壊死した組織を除去する
抜歯手術親知らずや虫歯を抜く
検査・生検目的の手術検査目的の手術
美容整形手術
医療行為でないもの

民間保険で受け取れる手術の内容の方が幅広く、こくみん共済では受け取れない場合があり、いざ手術共済金を受け取ろうと請求したら受け取れずがっかりしてしまうケースもあるので、参考にしてください。

終身医療の保障とデメリット2:加入から1年以内の共済金が半額

引受基準緩和タイプのデメリットの2つめは、加入して1年以内の場合は共済金の受取が半額になってしまうことです。


引受基準緩和タイプは、わずか3つの告知が「いいえ」であれば、持病があったり通院・服薬をしていても加入できるので、健康状態に不安があってほかの保険に加入できない人も加入しやすくなっています。


そのため、健康体の人との公平性を保つように掛金も高く設定されています。


ただし、それだけでも十分な公平性が保たれているとは言えません


現在、服薬や通院をしている人は、1年以内に入院・手術する可能性も健康体の人と比べるとかなり高くなります。


そのため、保障を開始した日から1年以内に支払事由が発生した場合、共済金が半額になるという規定があります。


入院給付金などを受け取ろうと思ったら期待していた金額の半分になってしまう可能性があるので、注意しましょう。


共済金に関する不安やお悩みがある方はマネーキャリアのような無料で相談できるサービスを利用することをおすすめします。


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こくみん共済の医療保障タイプの概要とデメリット

病院の画像

医療保障タイプは、加入年齢が満18歳~64歳の健康な人が加入できます。


入院・手術や放射線治療、先進医療とシンプルながらしっかりと医療保障ができる内容となっています。


掛金は2口で月々2,300円とお手頃です。


主な保障内容は以下のとおりです。

保障内容医療保障
(2口)
医療保障60歳
(2口)
入院
(ケガ・病気)
日額10,000円日額6,000円
手術6万円3万円
先進医療最高1,000万円最高500万円
放射線治療6万円3万円
通院
(ケガ)
日額2,000円なし
死亡・重度障がい50万円20万円

入院した場合、1日10,000円もらえるのは魅力的です。


通院はケガのみが対象です。


低廉な掛金でこれだけの医療関係の保障がついているのでかなり満足する内容ではないでしょうか。

医療保障タイプのデメリット1:60歳以上の共済金が下がる

医療保障タイプのデメリットは、60歳以上になると共済金額が下がることです。


入院日額が60歳以上になると、通常の場合の6割となる6,000円の受取額に減ってしまいます。


また、65歳では更に半分の3,000円、70歳では更に半分の1,500円と段階的に下がっていきます。


例えばケガで通院した場合は、59歳までは1日につき1,500円の保障がありますが、以降は保障が消えてしまいます。


このように60歳以上になると受取額が軒並み下がってしまい、一番医療費が必要となる高齢世代の人にとって魅力が半減する内容となっています。

医療費の保障のデメリット2:がん保障がついていない

デメリットの2つめはがん保障がついていないことです。


主に入院費を日額1万円と手厚くしているところが特徴で放射線治療のみついていますが、がんに関して倍額保障になるなどは一切ついていません。


なお、掛金1,400円を足してがん保障プラスをセットにすると、がんの保障を加えられます。


がん保障が欲しい人はセットで加入するとよいでしょう。


ただし、加入できる人は、満18歳~49歳の健康な人という条件があるので、高齢になってからはセット加入できないので注意してください。

こくみん共済の高齢者の保障の概要とデメリット

シニア総合保障シニア医療保障は高齢者のためのこくみん共済のタイプで、満65歳~69歳の健康な人が加入できます。


掛金はいずれも月々2,000円とこの年代の人にとってはかなりお手頃な金額で掛けられます。


シニア総合保障タイプの保障内容は以下のとおりです。

保障内容シニア総合保障タイプシニア総合保障70歳タイプ
死亡・重度傷害
(事故)
(病気)
170万円
70万円
150万円
50万円
入院
(事故)
(病気)
日額1,500円
日額1,500円
日額1,500円
なし


事故の場合の死亡保障は170万円と葬儀代に充てられる程度の保障がありますが、病気の場合は70万円と葬儀費用の一部程度の金額になっています。


入院は日額1,500円で日帰りから保障されています。


内容的にとてもシンプルですが、2,000円での保障と考えると妥当でしょう。


続いてシニア医療保障タイプの保障内容は以下のとおりです。


保障内容シニア医療保障タイプシニア医療保障70歳タイプ
入院(事故・病気)日額2,500円日額1,500円
手術1万円なし
放射線治療1万円なし
死亡・重度障がい
(事故)
(病気)
50万円
10万円
50万円
10万円


総合タイプと比べると医療保障部分に重点を置いていて、入院日額は2,500円と1,000円アップし、手術や放射線治療共済金も1万円ついています。


その分、死亡保障は50万円と少なくなっています。


2,000円の掛金でどちらの保障に重点を置くかによって 選ぶとよいでしょう。

高齢者向けタイプのデメリット1:加入できる期間が短い

シニア総合保障・医療保障の高齢者向けタイプのデメリットは、加入できる期間が短いということです。


通常の総合保障や医療保障は、加入が64歳までなので、65歳から加入できるのは嬉しいことですが、加入できるのは満65歳~69歳までの5年間と非常に短いです。


ただしシニア総合保障タイプは満85歳まで、シニア医療保障タイプは満80歳までと長く保障されるので、検討している方は早めに加入しましょう。

高齢者向けタイプのデメリット2:70歳からの保障内容が変わる

デメリットの2つめは、70歳から保障内容が下がったりなくなったりと、保障内容が変わってしまうことです。


例えば、医療保障タイプの場合、69歳までは手術したときに1万円受け取れますが、70歳からは受け取れません。


同じく放射線治療を受けた場合も、69歳までは1万円受け取れますが、70歳からは受け取れなくなります。


入院日額も、2,500円から1,500円と下がるので、70歳からは受け取れなくなる保障が増えて魅力が半減してしまう内容となっています。

こくみん共済の傷害タイプの概要とデメリット

松葉杖の画像
けがに関する保障は傷害タイプと受取りが倍額になる傷害Wタイプの2つです。


加入年齢は0歳~満79歳までで満期は80歳です。


満60歳からは傷害60歳タイプ(傷害60歳Wタイプ)という名称になります。


掛金は傷害タイプは1,000円、Wタイプは1,800円です。


交通事故や不慮の事故のみ対象になるので健康状態に関わらず加入できます。


保障内容は次の通りです。

保障内容傷害タイプ傷害Wタイプ
入院・通院
部位・症状別支払い
(入院or通院5日以上で)
(通院5日未満で)
18万円~0.75万円
1事故につき3,000円
36万円~1.5万円
1事故につき6,000円
長期入院18万円36万円
携行品の賠償最高30万円最高30万円
死亡・重度障がい500万円250万円


入院や通院日数に応じて1日につきいくら支払うというのではなく、部位・症状別に決まった金額が支払われます。


そのため、パっと見ただけではいくらもらえるのか把握しづらい内容です。


携行品に損害が出たときには最高で30万円(免責1万円)まで受け取れます。


また、個人賠償プラスに加入することもできます。


法律上の損害賠償責任を負うときに最高3億円までの保障が得られます。


これは単独ではなくてほかの共済とセット加入になります。


(総合保障タイプや医療保障タイプなど)掛金は月々200円です。

傷害に関するタイプのデメリット1:Wタイプで損をする可能性がある

傷害に関するタイプのデメリットは、Wタイプで損をする可能性もでてくることです。


上記表を見ると、入院・通院、長期入院、死亡・重度障がいについては傷害タイプの受取額と傷害Wタイプの受取り額は倍になっています。


しかし、携行品の賠償についてはどちらとも最高30万円と金額が変わっていないので、損をする可能性もあります。


また、あくまで交通事故や不慮の事故に対しての保障だけなので、病気入院についての保障のついている保険に加入している場合、けがについては少しの保障で十分と思えますので、あえてWタイプに加入しないことも1つの方法です

傷害に関するタイプのデメリット2:満60歳からの共済金が下がる

デメリットの2つ目は満60歳から共済金が下がることです。


年齢別に2つのタイプを比べたものが以下の表です。

掛金は、共に月々1,000円です。


保障内容傷害タイプ傷害60歳タイプ
入院・通院
部位・症状別支払い
(入院or通院5日以上で)
(通院5日未満で)
18万円~0.75万円
1事故につき3,000円
18万円~0.75万円
1事故につき3,000円
長期入院
(90日、180日以上連続入院)
18万円
(最高36万円)
5万円
(最高16万円)
携行品の賠償最高30万円なし
死亡・重度障がい500万円250万円


59歳までの場合、長期入院の金額がそれぞれ18万円であるのに対し、60歳以上では5万円に下がります。


また、携行品の賠償については59歳までは最高30万円の賠償があるのに対し、それ以降は保障されなくなります。


このように60歳以上の保障が大幅に下がることがデメリットとなっています。

こくみん共済のこども保障タイプの概要とデメリット


こどもの保障には、こども保障タイプ満期金付タイプがあります。


こども保障タイプは掛金が月々1,200円で加入年齢は0~満17歳の健康な人です。


保障期間は満18歳です。


主な保障内容は次の通りです。


保障内容共済金額
入院(事故・病気)日額5,000円
入院時諸費用サポート日額5,000円
手術(入院中、外来)5万円
2,5万円
放射線治療5万円
骨折・腱の断裂・関節脱臼
(事故)
5万円
通院日額2,000円
死亡・重度障がい
(事故)(病気)
200万円
100万円


月々1,200円の安さで、かなり充実した保障内容であることが分かります。


特に子供はけがをしやすいので事故による保障が手厚くなっています。


また、こくみん共済はほとんどが掛け捨てですが、満期金付タイプをプラスすると子供の進学・入学時に備える貯蓄的要素もある商品となっています。


なお、これは単独では加入できません。


加入年齢は0歳~満14歳の健康な人で、保障期間は中学~大学までのコースごとに違いますので次の見出しにある表を参照ください。


掛金は一定ではなく、加入年齢、満了年齢、満期金額で異なります。


参考:こくみん共済|こども保障満期金付タイプ月払掛金表


満期金付タイプの主な保障内容は次の通りです。

保障内容<50万円型><100万円型>
満期金50万円100万円
死亡・重度障がい50万円100万円


満期金は50万円型と100万円型の2種類あります。


死亡・重度障がいになった場合にもそれぞれ50万円、100万円もらえます。

こども保障タイプのデメリット1:計画性を持って加入する必要がある

こども保障タイプのデメリットして、入学や進学時期に合わせて計画性を持って加入する必要があることです。


満期金付タイプには3つのコースがあります。


下記をご覧ください。

コース満了年齢加入年齢
中学準備コース満11歳0~満6歳
中学準備コース満12歳0~満7歳
高校準備コース
満14歳0~満9歳
高校準備コース満15歳0~満10歳
大学準備コース満17歳0~満12歳
大学準備コース満18歳0~満14歳


表に示したように、中学・高校・大学のそれぞれのコースに2つずつパターンがあるので、全部で6つの組合わせがあります。


選ぶ際には、中学・高校・大学コースからはそれぞれひとつずつしか選べません。


生まれ月によって入学・進学準備に必要な時期が変わってきますので、自分の子供はどの時期に必要なのか把握して選びましょう。


また、満期金も50万円と100万円がありますので、実際に入学金の支払いなどにどれくらい必要なのかを計算して計画性を持って準備する必要があります。


これを自分で考えて計算するのはかなり複雑で難しいため、デメリットとなります。

こども保障タイプのデメリット2:満期金タイプの加入年齢には制限あり

デメリットの2つ目は、満期金付タイプ加入年齢が短くて制限があることです。


こども保障タイプは満17歳まで加入できますが、満期金付は満14歳までと短くなっています。


貯蓄が目的なのでそれは致し方ないと思いますが、上記で説明した通り計画性を持って準備していかなければなりません。


そのため、満期金を目的に検討する方はきちんとチェックしましょう。


また、学資保険と異なり契約者の保障がないので、親である契約者に万一の事があった場合、掛金払込免除や親の保障はありません。


そのような保障が欲しい場合は満期金タイプはおすすめしません。

こくみん共済の口コミ・評判

現在、口コミや評判は調査中です。

こくみん共済のまとめ

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ここまで、こくみん共済の各種商品の保障内容デメリットを中心にお伝えしてきました。


本記事で解説した主な内容は以下のとおりです。


  • こくみん共済は掛金が安く年齢に関わらず一定額なので掛けやすく内容もシンプルである
  • デメリットは、保障額が民間保険と比べて低いことやカスタマイズしづらいことであり、掛金が年齢に関わらずに一定なので健康で若い人は損をする感覚になる
  • 総合保障タイプのデメリットは、60歳以上の保障額が減り損をする可能性がある
  • 終身医療保障タイプのデメリットは、対象外の治療があることや引受基準緩和タイプは加入1年以内は受取り額が半額になる
  • 医療保障タイプのデメリットは、60歳以上の共済金額が下がる
  • シニア総合保障・シニア医療保障タイプのデメリットは、加入期間が5年間と短く、70歳から保障が下がる
  • 傷害タイプのデメリットは、Wタイプで損をする可能性があったり満60歳からの共済金が下がる
  • こども保障タイプにプラスできる満期金付タイプのデメリットは、3コースあるため計画性が必要で、加入年齢が満14歳までと厳しい制限がある


こくみん共済のメリットとデメリットを正しく把握した上で上手に組み合わせて加入すると、民間保険よりも安く、希望していた保障内容に近い状態で加入することが可能になります。


しかし、多くのタイプのメリット・デメリットを把握し、自分に適した組み合わせを考えることは非常に大変です。


自分一人で決めることが不安な方や、大変な作業は極力避けたい方はぜひマネーキャリアに相談してみましょう。


マネーキャリアには、保険に深い知見のある専門家が揃っており、無料で何度でも相談可能なため、納得のいくまで対応いたします。


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