「こくみん共済は持病があっても入れる?」
「こくみん共済に入れない場合の対処法を知りたい」
とお悩みではありませんか?
結論から言えば、持病がある人でもこくみん共済に入れる可能性はあります。
ただし、加入前に「健康状態に関する告知」が必要になり、告知事項に該当する場合は別の保障プランへの加入が必要になるため注意してください。
この記事では、こくみん共済は持病があっても入れる条件について詳しく解説します。
またこくみん共済に入れない方の特徴や審査に落ちた場合の対処法についても解説するのでぜひ参考にしてください。
- 持病があってもこくみん共済に入れるか知りたい人
- こくみん共済に入れない場合の対処法を知りたい人
- こくみん共済以外の持病があっても入れる共済を知りたい人
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- こくみん共済は持病があっても入れる可能性がある
- こくみん共済に入れない人とは?健康告知内容を解説
- こくみん共済の審査は厳しい?入れない場合の対処法
- 引受基準緩和型保険プランに加入する
- 審査が柔軟な民間の保険を検討する
- 持病があっても入れる保障プランに詳しい専門家(FP)に相談する
- こくみん共済で告知書を記入する際は告知義務違反に注意する
- こくみん共済とは?メリットとデメリットを解説
- メリットは掛金が安く保障内容がシンプルなところ
- デメリットは選べるプランが少なく60歳以降の保障額が減るところ
- こくみん共済以外で持病があっても加入できる共済保険3選
- コープ共済の《たすけあい》告知緩やかコース
- JA共済の引受緩和型終身共済
- こくみん共済に入れない人が抱くよくある質問
- 持病とはなんですか?
- 誰でも入れますか?
- 保障プランに入れない病気の一覧は何ですか?
- うつ病でも加入できる可能性がありますか?
- こくみん共済に入れない人はマネーキャリアに相談【まとめ】
こくみん共済は持病があっても入れる可能性がある
こくみん共済は持病があっても入れる可能性があります。
なぜなら、加入前にある「告知」に該当しなければ加入できるからです。
告知がある理由は、極端に「保障金」が必要になるリスクがある人の加入を制限するためです。
共済は、加入者から掛金を集め、万が一のことがあったための「保障金」として支払うことで成り立っているため、特定の人物にばかり「保障金」が渡ってしまうと保障金が不足してしまうという事情があります。
そのため、まずはこくみん共済の「告知」の内容を把握しましょう。
こくみん共済に入れない人とは?健康告知内容を解説
こくみん共済に入れない人とは、こくみん共済の健康告知内容に該当してしまう人です。
健康告知とは、決められた告知項目に沿って自分の健康状態を告知することをいいます。
こくみん共済の健康告知内容は以下の通りです。
- 過去3カ月以内に医師による診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか?
- 医師による検査・治療・入院・手術をすすめられているか?
- 過去5年以内に手術または7日以上の入院または14日以上にわたる治療・投薬などがあるか?
- 過去2年以内の健康診断や人間ドックで異常を指摘されたことがあるか?
- いままでにがんまたは上皮内新生物にかかったことがあるか?
- 視力・聴力・言語・そしゃく機能の障がい、手足指の欠損や機能の障がい、背骨の変形や障がいはあるか?など
上記の内容に一つでも該当すると、こくみん共済に入れない可能性があります。
また告知内容には正直に回答しないと、加入できてもいざというときに保険金が支払われなくなるので、注意してください。
こくみん共済の審査は厳しい?入れない場合の対処法
こくみん共済では、告知に1つでも該当する場合加入不可となるため、審査は厳しいといわれています。
なぜなら、民間の生命保険であれば各保険会社により告知内容が異なるため、審査基準が緩い保険会社も存在するからです。
また、民間の生命保険の場合は、持病の種類や症状の程度に合わせて個別判断をしてもらえるため、こくみん共済よりも審査が柔軟といえます。
ただし、こくみん共済でも通常の保障プランよりも掛金は割高になるが審査基準が緩和された「引受基準緩和型プラン」というものも存在します。
割高でもいいからこくみん共済に加入したい場合はこちらのプランを選ぶと良いでしょう。
上記を踏まえると、こくみん共済に入れない場合の対処法は以下のとおりです。
- こくみん共済の引受基準緩和型保険プランに加入する
- 審査が柔軟な民間の保険を検討する
- 持病が合っても入れる保障プランに詳しい専門家(FP)に相談する
それぞれの項目について詳しく解説するので、参考にしてください。
引受基準緩和型保険プランに加入する
- 現在、入院中ですか?または医者から入院や手術を勧められていますか?
- 過去2年以内に病気やケガで「手術」または「連続して7日以上入院した」ことがありますか?(正常分娩による入院は除く)
- 過去5年以内に、がんまたは肝硬変の診断、治療、投薬、入院、手術を受けたことがありますか?
審査が柔軟な民間の保険を検討する
持病があっても入れる保障プランに詳しい専門家(FP)に相談する
こくみん共済で告知書を記入する際は告知義務違反に注意する
こくみん共済とは?メリットとデメリットを解説
こくみん共済のメリットとデメリットは以下の通りです。
- メリット:掛金が安く保障内容がシンプルなところ
- デメリット:選べるプランが少なく60歳以降の保障額が減るところ
メリットとデメリットを踏まえて、こくみん共済が自分に合うかどうか判断することが大切です。
詳しく見ていきましょう。
メリットは掛金が安く保障内容がシンプルなところ
デメリットは選べるプランが少なく60歳以降の保障額が減るところ
こくみん共済のデメリットは、選べるプランが少なく60歳以降の保障額が減る点です。
保障内容がシンプルである一方で、プランの選択肢が限られています。
そのため、自分の持病に合わせて保障を特化させることができません。
また、60歳以降は、医療費や介護費用が増える可能性がある中で保障額が減ってしまうため、大きな懸念材料となります。
充実した保障が受けたい方や自分に必要な保障のみにカスタマイズしたい方は民間の生命保険がおすすめです。
こくみん共済以外で持病があっても加入できる共済保険3選
こくみん共済以外で持病があっても加入できる共済保険は以下の3つです。
- コープ共済の《たすけあい》告知緩やかコース
- JA共済の引受緩和型終身共済
これらの共済保険は、持病がある人でも加入できる可能性があります。
こくみん共済と比較するためにも参考にしてください。
コープ共済の《たすけあい》告知緩やかコース
- 現在、入院されていますか?
- 医師から「今後1年以内に入院か手術」を勧められていますか?
JA共済の引受緩和型終身共済
- 現在、入院中ですか?または入院や手術の予定はありますか?
- 過去2年以内に手術や入院の経験はありますか?
- 過去5年以内にがん、肉腫、白血病等の悪性新生物または脳腫瘍で治療や投薬を受けたことありますか?または医師に診断されたことがありますか?
こくみん共済に入れない人が抱くよくある質問
こくみん共済に入れない人が抱く以下のよくある質問について解説していきます。
- 持病とはなんですか?
- 誰でも入れますか?
- 保障プランに入れない病気の一覧は何ですか?
- うつ病でも加入できる可能性がありますか?
よくある質問を知っておくことで、持病や共済の保障プランについての疑問や不安が解消されます。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
持病とはなんですか?
持病とは、長期にわたって継続している病気や治療、通院の必要があることです。
持病がある場合、保険や共済では加入が制限される場合が多いです。
こくみん共済でも、健康告知に該当してしまうと加入できません。
持病に関する不安がある場合は、専門家に相談してから加入を検討することをおすすめします。
誰でも入れますか?
こくみん共済には誰でも入れるわけではなく、加入には以下の条件を満たす必要があります。
- 都道府県生協の組合員であること
- 健康状態の告知を行い、審査を通過すること
- 年齢制限を満たしていること
保障プランに入れない病気の一覧は何ですか?
保障プランに入れない病気は、一概に「入れない」という定義ができないため一覧で示すことはできません。
そのため、加入したい共済や保険会社によって、自分の病気だと加入できるのかどうかを個別に確認する必要があります。
多くの場合は、今後入院・手術をする可能性が高く保障金が必要になるリスクが高いと入れない可能性が高いです。
うつ病でも加入できる可能性がありますか?
- 過去3カ月以内に医師によるうつ病の診察・検査・治療・投薬を受けたことありますか?
- うつ病が完治してから5年以上経過していますか?
- 医師の診断によって現在健康であると証明されていますか?など
こくみん共済に入れない人はマネーキャリアに相談【まとめ】
ここまでの内容をまとめると、こくみん共済は告知項目に該当しなければ、持病や健康に不安があっても入れるという結論になります。
もし、こくみん共済に入れない人は、下記の対処法を検討しましょう。
- 引受基準緩和型保険プランに加入する
- 加入条件が柔軟な民間の保険を検討する
- 持病が合っても入れる保険に詳しい専門家(FP)に相談する