AppleCare+には入るべき?補償内容やあとからの加入が可能か解説!のサムネイル画像

内容をまとめると

  • 「AppleCare+」とはApple製品のメーカー保証
  • 一日に長い時間スマホを使用する人は、バッテリー交換補償があるため入るべき
  • 保険料をなるべく抑えたい方は「AppleCare+」に入るべきでない
  • 「AppleCare+」はiPhone購入後30日以内であればいつでも加入できる
  • その期間に他のスマホ保険と比較するのがおすすめ
  • スマホ保険の中でも「モバイル保険」が人気で評判が高い

iPhoneなどの購入時に同時に加入することが多い「AppleCare+」ですが、本当に入るべきなのでしょうか?こちらの記事では「AppleCare+」に入るべき人、入るべきでない人の特徴や加入する場合の申し込み方法についても解説しています。

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

AppleCare+とは?


「AppleCare+」はiPhoneやiPadなどを販売しているApple社が提供しているApple製品を専用としたメーカー保証です。


iPhoneは「AppleCare+ for iPhone」、iPadは「AppleCare+ for iPad」と、名称が製品ごとに違いますが、提供しているサービスはほぼ同等です。他にもwatchやmacbookなども個別に保証しています。


Apple製品は、購入してから1年間はハードウェア製品限定保証と90日間無制限で無償のサポートを受けることができます。


ハードウェア限定保証は製品に問題があり故障した、破損した場合に無償修理することができますが、購入者が誤って破損させた場合などは対象外となっています。


「AppleCare+」は有料の保証サービスですが、限定保証を延長し、さらに故障のほか、過失による破損も担保してくれます。さらに、盗難と紛失にも対応した盗難紛失プランもあります。


手続きは購入時に加入するか、購入から30日以内でデバイス上から保証を追加する場合は設定から簡単に手続きができます。購入から猶予がはるので入るべきか迷っている人でも安心です。

AppleCare+には入るべき?


新しいiPhoneを購入した時に、「AppleCare+」に入るべきか検討している方も多いのではないでしょうか。万が一壊してしまった時の修理費用は高額ですし、円安の影響もあり、修理費用が今後も値上げされる可能性もあります。


初期不良でもない限り、ハードウェア限定保証は受けられませんし、「AppleCare+」に加入しても保証期間内に何も起きなければお金がもったいないなと感じます。


「AppleCare+」に加入するとiPhone14Pro、ProMaxの保証料は月額1480円、2年間29800円です。月額プランは1か月ごとの更新なので、予告なく保証料が値上げされた場合、突然負担する額が増える可能性があります。


毎月の負担額に加え、フロント画面が割れた場合3,700の自己負担が発生しますし、画面割れ以外の事故の場合12,900の自己負担額の費用が発生します。


費用負担があるとなれば、ますます入るべきか、いらないのかを考えてしまいます。

そこで次の項目で、「AppleCare+」に入るべき人と、入るべきではない方の特徴を解説していきます。

①AppleCare+に入るべき人の特徴

では、まず「AppleCare+」に入るべき人の解説をしていきます。1日の使用時間が長くバッテリーの消耗が激しい方は「AppleCare+」に入るべきでしょう。ご自身がお持ちになっているiPhoneのスクリーンタイムを開いて、1日、1週間の使用状況を確認してみましょう。


1日の使用時間が6時間を超えているような場合は、「AppleCare+」に加入することをお勧めします。なぜ加入をお勧めするかというと、バッテリー容量が80%を切っているような状況になると無償でバッテリー交換してもらうことができるためです。ちなみに、加入していない場合。iPhone14ProMaxでは15,800の交換費用がかかってしまいます。


バッテリー容量については設定からバッテリーを選び、バッテリーの状態を開くと最大容量が確認できますので、この部分が80%を切っていると交換の目安となります。


次に、端末が壊れやすい環境下での使用頻度が高い方です。登山やキャンプなどの野外活動が多い方にもおすすめです。「AppleCare+」に加入していないと画面修理のみでも50800円もの修理代がかかります。画面破損頻度が高いと毎回この金額を支払うのはもったいないので、加入すべき人といえます。


本体交換が必要な場合も安心です。エクスプレス交換を選択すると新品iPhoneの購入代金を全額負担することなく交換することができます。


また、海外旅行や海外出張に行かれる方も「AppleCare+」に入るべき人です。

「AppleCare+」は海外に滞在しているときでも保証サービスが受けられるので、出先で困ったことになっても安心です。

②AppleCare+に入るべきでない人の特徴

次に「AppleCare+」に入るべきではない人の特徴をご紹介します。まず、初期費用を抑えたいと思っている方や毎月の支払いを抑えたいと思っている方です。iPhone本体の購入代金に加えて、毎月の保証料が発生します。


例にするとiPhone14ProMaxで最も価格が低い128GBモデルの代金は、下取りが無い場合で36回払いで5,606円ですが、「AppleCare+」の保証料が1,540円追加され、毎月7,146円の負担になります。繰り返しになりますが、この金額は一番安いiPhoneProMaxを選んだ場合です。


他にも通信費用などを考えるとiPhoneの維持費だけでも相当な金額がかかるので、費用を最小限に抑えたい方は必要ない保証といえます。


また、専用のサポートスタッフによる技術的なサポートが必要ない方も入る必要がありません。操作のやり方がわかる方、トラブルに対処できる、自分で調べて解決できる方には必要性がないですね。


さらに言えば、購入後90日の間は誰でもテクニカルサポートがついているので、その間に解決できる場合も入るべきではないでしょう。


最後にご紹介するのは、そもそも修理の際の自己負担額を支払いたくない場合です。毎月遅れることなく保証料を支払っているのに、いざ壊れてしまった場合の修理費用は自己負担があり、ガラス面の修理で3,700、そのほかの過失がある損傷などでは12,900支払いが発生します。


そもそも、事故を起こす頻度が少ない使い方をしている場合、保証料を払ってまで手厚いサポートが必要か考えてしまう人も多いと言えるでしょう。

AppleCare+の申し込み方法


ここで「AppleCare+」の申し込み方法をご紹介します。購入方法は4つあり、デバイス上で購入、オンラインで購入、AppleStoreで購入、フリーダイヤルに電話をして購入のどれかを選んで購入することができます。


特に難しいことはありませんが、それぞれの申し込み方法で少し違いがありますので、次の項目で解説していきます。


「AppleCare+」に加入しようか考えている方は参考にしてみましょう。どの申し込み方法をする場合においても、iPhoneの購入日から30日以内と決められていますので注意してください。


月額課金の場合は、1か月毎に更新となりますので解約手続きをとれば費用はかかりませんし、解約するまで保証を受けることができます。


2年間一括契約の場合は、延長を申し込むこともできますので、長期にわたって保証を受けることができます。

①iPhoneなどのデバイスを購入

まず、iPhoneのデバイスを購入したら設定から一般を開き、情報の次に「AppleCare+保証を追加できます」を選びます。


デバイス上で購入する方法は一番簡単でこの操作をするだけで終了します。購入した場合にすぐにAppleIDとメールアドレス、支払方法(クレジットカード情報)が必要になりますので準備しておきましょう。


必要情報を入力すれば簡単に手続きができますので、「AppleCare+」に加入したいと考えている方はこの方法をお勧めします。


ただし、端末で補償を追加できますが選択できない機種もありますので、そういった際には次に説明するオンライン購入やストア購入で手続きをしてみましょう。

②デバイス購入時にストアもしくはオンラインで購入

次にご紹介する方法は、Appleストアやオンラインで購入する方法です。フリーダイヤルでの加入方法はオンラインで購入する方法とほぼ同じです。


まず、ストアから購入する場合は直接直営店であるAppleStoreへ行き、手続きをします。直営店は日本全国を調べてみても、東京、神奈川、京都、大阪、愛知、福岡にしかありませんので、近くに直営店が無い場合は不便ですね。


iPhoneの点検を受けなければいけませんし、購入証明書の提示が必要となります。証明書を持っていくのを忘れてしまった場合などは保証に加入することができないので、忘れないようにしましょう。


近くに直営店がない場合は、オンラインから購入することができます。オンラインでストアに接続し、マイサポートからデバイスのシリアル番号を入力し、リモート診断を受けて問題がなければ購入することができます。


ストアやオンラインで購入する場合は、必要なものがあるので少し手続きが不便だと感じる方も多いようです。

③あとからでも加入することができる!

「AppleCare+」は購入後30日以内であれば、後から加入することもできます。端末からでもオンラインでもストアでも対応していますので、購入時に即座に加入するのは少し考えたい方でも安心です。


30日間の猶予があれば、ゆっくりと考えることができますし、本当に自分は入るべきか、必要ないかを検討することができます。


十分に検討した結果、やはり不安だから後からでも「AppleCare+」に入るべきだなと思った時には、規約をよく確認し、デバイス上で購入するのがお勧めです。

AppleCare+に加入している方の評判は?


ここでは実際に「AppleCare+」に加入している方からの評判をいくつかご紹介します。加入している方からの口コミや評判を聞くことで自分が本当に「AppleCare+」に加入する必要があるのかがより明確になると思います。


最後まで是非ご覧ください。

20代男性


安心感が得られる

Apple製品は高価なものなので、実際に壊れてしまった時の修理費が高いということで加入しました。画面がつかなくなってしまったことや、テーブルに置いていたコップを倒してしまい充電できなくなってしまったことがありましたが、保証期間で安く対応していただけたのが良かったです。またAppleCare+に加入しているというだけで、安心して使えるということが利点だと思います。

30代女性


修理費を抑えることができた

不注意で画面を割ってしまったときに、数千円で直すことができるのでその点はメリットと感じました。

20代男性


保険にしては保険料が高額

保険にしては価格が高い上に、保証期間が短い印象があります。なので丁寧に使える自信がある人にとっては負担になると思います。もし一回も修理が必要でなかった場合に、加入するために支払った一部が返ってくるという保険だったらいいなと思います。

40代女性


子供がいる方におすすめ

保険料はそこそこしますが、うっかり子供が落としてしまい画面を損傷してしまっても、リーズナブルに修理してもらえました。

30代女性


スタッフの対応が丁寧

以前話した内容が引き継げていて、何度も同じ事を説明しなくても大丈夫なのはよかったです。対応もとても丁寧で交換が持てました。

AppleCare+以外のスマホ保険についても検討すべき


「AppleCare+」は加入していれば、本体交換やバッテリー交換を受けられ、使用頻度が高い方には魅力的なメーカー保証といえます。しかし、必要かいらないのかで考えるとそこまで高い料金を支払ってまで入るべきなのは正直言って入るべきではないと考えます。

やはり保証料の料金の高さが加入すべきか躊躇してしまう問題になるかと考えられます。しかし、何も対策を取らなかったために過失によりiPhoneを壊してしまった場合、全額自己負担で修理をするとなったり、本体交換などになると費用は高額となります。

最低限保証はほしいと思った時には、スマホ保険に入るべきかを検討してみてもいいでしょう。保険会社が運営するスマホ保険は保険料負担も少なくて済みますし、破損や故障に加え、水没、紛失盗難にも対応しています。

特におすすめのスマホ保険は「モバイル保険」

スマホ保険の中でもおすすめしたいのは、「モバイル保険」です。さくら少額短期保険で販売しているモバイル保険はスマホ保険の中でも人気があります。


補償範囲も破損や故障だけではなく盗難や水没も補償してくれて最大で10万円までカバーしつつ月額保険料は700円です。さらにうれしいのは1つの契約につき3つの端末までカバーするので家族単位の契約や、macbook、iPadなども併せて使うAppleヘビーユーザーの方も安心です。


うれしいのは自己負担が0円なので、「AppleCare+」よりもお得感をもって加入することができます。しかしバッテリー交換が対象とはなりませんし、国内限定でしか使うことができませんので注意が必要です。ただし、現在のiPoneはバッテリーの容量も昔のものに比べるとかなり良くなっていますので、モバイル保険でも十分にカバーすることができます。


ドコモやソフトバンク、auといった大手キャリアで購入したiPhoneも対象となりますので、保険料を抑えながら補償も充実しているスマホ保険に加入したい場合は検討してみることをお勧めします。


「AppleCare+」では購入から30日以内に加入の可否を判断しなければいけませんが、モバイル保険の場合は新機取得日から1年未満であれば加入できますし、1年以上経過していてもキャリア保証に加入していれば途中加入も大丈夫な場合もあります。


ただし、中古の譲渡されたものは販売店から3か月以上の動作保証があるもの以外は受付不可となっています。保険料700円は値段としても格安ですが、加入のための条件はありますのでいつまで加入できるかなど気になる方は確認してみるといいでしょう。

モバイル保険の申し込みはここから!

まとめ:AppleCare+に入るべき?


結論としては「AppleCare+」は保証料が高く、保証期間も限度があったりするのでお勧めできないという結果になりました。


モバイル保険は保険料、補償内容、使い勝手の良さでバランスがとれている保険です。メーカー保証は安心だけれども、保証料が高く、コスト面でも負担が大きいと考えている方には特におすすめとなります。


端末3台まで加入できて月額保険料700円、さらに自己負担額もないとなればコスト面でも最適です。ただし、保険ですので、破損や故障などは突発性が認められる必要があるため、経年劣化による故障や破損、バッテリー交換などは対象外となっているので、自分にとって必要なのは何かを見極めなければいけません。


当然ですが、「AppleCare+」に限らずモバイル保険やほかのスマホ保険でも壊れてから加入することはできませんので、壊れる前に入るべきか検討してみてはいかがでしょうか。