

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 育休中の生活費はどうしてる?まずは家計の収支の変化を確認しよう
- 各種手当がもらえるが一時的に世帯収入は下がる
- オムツ・ミルク代などベビー用品の支出が増える
- 産休・育休前に貯蓄しておくべき金額の目安は?
- 育休中のお金の不安はマネーキャリアの無料FP相談で解決しよう!
- 【実際どうだった?】育休中の生活費についてアンケート調査を実施
- 育休中の生活費について不安に感じることはありましたか?
- 育休前にどのくらいの貯蓄を準備しましたか?
- 育休中の生活費はどのようにまかないましたか?
- 育休中のお金のやりくりで困ったことや工夫したことを具体的に教えてください
- 育休中の生活費はどうやりくりする?家計を守るためにできること7つ
- 育休中に利用できる公的支援制度をフル活用する
- 食費や固定費を見直して支出を減らす
- 保険の見直しをする
- ふるさと納税を活用する
- ベビー用品はお下がりやレンタルを活用する
- メルカリで不用品を売って売上金を生活費に充てる
- 可能な範囲で副業をする
- 育休中の生活費に悩んだときに夫婦でやるべきこと3つ
- 家計を把握して今後の収支をシミュレーションする
- 育休中の生活費の負担割合を決める
- 無料FP相談を活用して客観的なアドバイスをもらう
- 【まとめ】育休中の生活費で困ったらプロと一緒に今すぐ家計改善をしよう
育休中の生活費はどうしてる?まずは家計の収支の変化を確認しよう
一般的なご家庭では育休中の生活費はどうしてるのか考える前に、まずは家計の収支の変化を確認しましょう。
各種手当がもらえるが一時的に世帯収入は下がる
育休中は各種手当がもらえますが、一時的に世帯収入は下がります。
育休中にもらえる手当として下記が挙げられます。
- 出産育児一時金
- 育児休業給付金
- 出産手当金
- 児童手当
これらの手当を受給するにはそれぞれ申請が必要です。ただし、育児休業給付金の申請ができるようになるのは出生日の8週間後。受給できるようになるまで時間がかかるため、一時的に世帯収入が下がります。
妊娠中にもらえる手当について、下記の記事で詳しく紹介しております。ぜひ参考になさってください。
オムツ・ミルク代などベビー用品の支出が増える
育休中はオムツ・ミルク代など、ベビー用品の支出が増えます。
▼育休中の出費一例(日常的な消耗品)
品目 | 月の費用目安 |
---|---|
紙おむつ | 6,000円 |
おしりふき | 1,000円 |
粉ミルク | 14,000円 |
調乳用水 | 2,000円 |
哺乳瓶洗浄液 | 1,500円 |
哺乳瓶除菌液 | 700円 |
ベビー用洗剤 | 500円 |
ベビーソープ | 300円 |
▼育休中の出費一例(一度、または数回の購入で済むもの)
品目 | 購入費目安 |
---|---|
ベビーベッド | 約10,000円~ |
ベビーカー | 約20,000円~ |
チャイルドシート | 約15,000円~ |
ハイローチェア | 約20,000円~ |
産休・育休前に貯蓄しておくべき金額の目安は?
産休・育休前に貯蓄しておくべき金額の目安はいくらなのでしょうか。
育休中、何かがあった際も生活を守るための資金として「最低6ヶ月分の生活費+6ヶ月分の保険料や住民税+分娩・入院費用」を用意しておきましょう。
育休中のお金の不安はマネーキャリアの無料FP相談で解決しよう!

ただでさえ心労の多い出産前後。育休の生活費のことまで心配していては身も心も持ちません。早めにお金のプロであるFPに相談して、不安を解消しましょう!
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【実際どうだった?】育休中の生活費についてアンケート調査を実施
育休を経験したことがある、もしくは現在育休中の女性を対象に実施したアンケート結果を紹介します。
「育休中にかかる生活費が不安…みんなはどうしてるんだろう」とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
育休中の生活費について不安に感じることはありましたか?
育休中の生活費について不安に感じたこととしては「育休給付金などの手当で生活できるのか」(38.6%)が最も多い結果に。
次いで「貯蓄がどのくらい必要なのか」(22.4%)「育休中の生活費がいくらかかるのか」(19.2%)という声も多くみられました。
育休前にどのくらいの貯蓄を準備しましたか?
育休前に準備した貯蓄額で最も多かったのは「100万円〜200万円未満」(30.5%)。
「50万円〜100万円未満」(24.1%)、「200万円〜300万円未満」(21.6%)と続きました。
育休中の生活費はどのようにまかないましたか?
育休中の生活費はどうしてるのか、どのようにまかなったのか調査したところ、「育児休業給付金と貯蓄からの持ち出し」(35.7%)でやりくりしている方が多いことがわかりました。
そのほか「各種手当(児童手当・出産手当金など)を持ち出した」(28.3%)、「節約・固定費の見直しで節約をした」(15.8%)という方も多いようです。
育休中のお金のやりくりで困ったことや工夫したことを具体的に教えてください
育休中のお金のやりくりで困ったことや工夫したこととして多かったのは「収入が減ることで生活費のやりくりが厳しくなった」(35.6%)「思った以上に育児費用がかかった」(22.8%)でした。

育休中の生活費はどうやりくりする?家計を守るためにできること7つ
一般的なご家庭では育休中の生活費をどうしてるのか気になる方へ向けて、家計を守るためにできることを7つ紹介します。
育休中に利用できる公的支援制度をフル活用する
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、公的支援制度をフル活用するのがおすすめ。
▼産休・育休中に受けられる公的支援
制度名 | 概要 | 支給金額(計算式) | 支給期間 | 所得制限 |
---|---|---|---|---|
出産育児一時金 | 出産時の費用負担を軽減するための一時金 | 50万円 | 申請後一括支給 | なし |
出産手当金 | 産休中の給与補填として支給される健康保険の給付 | 賃金日額×2/3×休業日数(最大98日) | 産前42日+産後56日 | なし |
育児休業給付金 | 育休中の給与補填として雇用保険から支給 | 180日まで:賃金日額×67%×休業日数 181日以降:賃金日額×50%×休業日数 | 原則、子が1歳に達するまで (最長2年) | なし |
児童手当 | 0〜18歳までの子育て支援手当 | 15,000円 (3歳未満・第3子以降は30,000円) | 0〜18歳(高校卒業)まで | あり |
それぞれの公的支援について、詳しくは下記の記事で紹介しております。ぜひご覧ください。
食費や固定費を見直して支出を減らす
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、食費や固定費を見直して支出を減らしましょう。
食費を節約する方法としては下記が挙げられます。
- まとめ買い・作り置きをする
- 食材を使い切るレシピを活用
- 特売・クーポンを活用
- ポイントが貯まりやすいスーパーで買い物をする
- 外食・コンビニの利用を減らす
ただし、食費は切り詰めすぎるとストレスがたまりなかなか続きません。効率よく節約をするなら、下記の固定費を見直すのがおすすめです。
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- 住宅ローン・家賃
- 保険料(生命保険・医療保険)
- サブスクリプションサービス(動画・音楽・雑誌など)
- 光熱費(電気・ガス)
- 車関連費(ガソリン・駐車場・保険)
- クレジットカードの年会費・手数料
各種固定費の節約については、下記の記事で紹介しております。ぜひ参考になさってくださう。
保険の見直しをする
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、保険の見直しをしましょう。
出産前後は保険を見直す絶好のタイミング。夫婦揃って保険の見直しをすれば、家族単位で過不足のない保障をかけられるうえ、毎月の固定費を大幅に減らせる可能性もあります。
ふるさと納税を活用する
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、ふるさと納税を活用するのがおすすめです。
食品の大容量パックやトイレットペーパーなどの日用品、ベビー用品など。家計が大助かりな返礼品を用意している自治体が数多くあります。
特に毎年同じ返礼品をもらっている…という方は各種ポータルサイトをチェックしてみましょう。
ベビー用品はお下がりやレンタルを活用する
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、ベビー用品はお下がりやレンタルの活用を検討しましょう。
ベビーベットやベビーカーはなかなかに高額です。2人以上の子どもを望まないご家庭にとっては、特に割高となってしまうことも。
ベビー用品を購入する際は、お下がりやレンタルも検討するのがおすすめです。
メルカリで不用品を売って売上金を生活費に充てる
可能な範囲で副業をする
「育休中の生活費、他のご家庭はどうしてるの…」と不安に思っているなら、可能な範囲で副業をするのもおすすめ。
本業や趣味で得たスキルを活かせば、比較的早く利益を得られるでしょう。
ただし、副業収入が増えると確定申告が必要となったり、企業によっては副業をする許可が必要だったりすることも。「バレなければいいだろう」と安易に副業をするのはおすすめできません。
育休中の生活費に悩んだときに夫婦でやるべきこと3つ
育休中の生活費に悩んだときに夫婦でやるべきことを3つ紹介します。
家計を把握して今後の収支をシミュレーションする
育休中の生活費に悩んだときは、夫婦で家計を把握して今後の収支をシミュレーションすることが大切です。
育児中の生活費が不安なのは、休業中のお金周りのイメージがついていないから。
現在の貯蓄額・支出を確認して育児休業給付金や児童手当などの支給額を計算し、家計の収支の見通しを立てましょう。
育休中の生活費の負担割合を決める
育休中の生活費に悩んだときは、夫婦で生活費の負担割合を決めましょう。
共働きでこれまで生活費を折半していたご家庭も、育休取得によりどちらかの収入が減ったのなら生活費の負担割合は再考すべき。
後の不満やトラブルを避けるためにも、一度夫婦で話し合いをするのがおすすめです。
無料FP相談を活用して客観的なアドバイスをもらう
育休中の生活費に悩んだときは、無料FP相談を活用して客観的なアドバイスをもらうのも一つの手です。
特に夫婦でお金の話をすることに抵抗を感じている方は、お金のプロであるFPを交えるとスムーズに相談できることも。
当人たちではなかなか気付けない無駄な支出や、悩みを解決するアドバイスがもらえるうえ、感情的になったり喧嘩になったりすることも防げます。
【まとめ】育休中の生活費で困ったらプロと一緒に今すぐ家計改善をしよう

本記事では、育休中の家計の変化、生活費をやりくりするためにできること7つ、夫婦でやるべきこと3つ、育休中の生活費についてのアンケート結果を紹介しました。
<結論>
育休中は収入減を支えるための各種手当があります。ただし、受給までに時間がかかるうえ、住民税などの税金は支払い続けなければなりません。
育休中の生活費の不安を解消するには、手当額や生活費を具体的に計算し、お金の見通しを立てるのがおすすめ。
無料FP相談を活用すれば、スムーズに家計の収支をシミュレーションできます。

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