
・専業主婦だと老齢基礎年金はいくらもらえるのかな
・老後資金が今から不安でしょうがない…
なんてお悩みではありませんか?
結論、専業主婦が受け取れる老齢基礎年金は、満額でも月額6万9,308円(2025年度)。
一方、夫婦でゆとりある老後生活を送るには毎月約37万9,000円が必要とされており、年金だけで老後の生活費をまかなうのは難しいというのが現実です。

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 専業主婦が抱える老齢基礎年金・老後資金の不安とは?
- 専業主婦の年金はいくらもらえる?
- 夫が亡くなったら年金や生活費はどうなる?
- 老後の医療費・介護費はいくらかかる?
- 専業主婦の年金・老後資金の不安は無料FP相談で解消しよう
- 【実際どう?】老後資金に不安を抱える専業(扶養)主婦にアンケート調査
- 老後の生活資金について、不安に感じていることは何ですか?
- ご自身の老齢基礎年金がいくらくらいになるか把握していますか?
- 老後資金の不安を解消するために、取り組んでいることはありますか?
- 専業主婦が老齢基礎年金や老後資金の不安を解消するための対策
- ねんきんネット・ねんきん定期便で将来の年金額を確認する
- 働き方を見直す
- iDeCoや新NISAで少額積み立てを始める
- 生命保険の見直しをする
- 【まとめ】老齢基礎年金に不安がある専業主婦は今から対策を始めよう
専業主婦が抱える老齢基礎年金・老後資金の不安とは?

専業主婦が抱える老齢基礎年金・老後資金の不安について解説していきます。
- 専業主婦の年金はいくらもらえる?
- 夫が亡くなったら年金や生活費はどうなる?
- 老後の医療費・介護費はいくらかかる?
専業主婦の年金はいくらもらえる?
ではないでしょうか。
専業主婦(第3号被保険者)が受け取れる年金は「老齢基礎年金(国民年金)」。
2025年度の支給額は満額でも月額69,308円、「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると平均受給額は約5万5,000円です。
夫が亡くなったら年金や生活費はどうなる?
多くの専業主婦が抱える老齢基礎年金・老後資金の不安として、「夫が亡くなったら年金や生活費はどうなるか」が挙げられます。
夫が会社員や公務員として厚生年金に加入していた場合、妻には「遺族年金」が支給されます。
遺族年金には、18歳未満の子どもがいる家庭に支給される「遺族基礎年金」と、夫の収入や加入年数に応じて妻に支給される「遺族厚生年金」があります。
例えば、亡くなった夫の標準月額報酬が40万円であった場合、遺族厚生年金を受給額は月4万円程度です。
実際の受給額は夫の働き方や収入によって差がありますが、やはり年金だけで生活費を賄うのは難しいというのが現実。 自助努力による貯蓄や保険の活用が不可欠となります。
老後の医療費・介護費はいくらかかる?
老齢基礎年金・老後資金だけでなく、老後の医療費・介護費はいくらかかるのか不安に思っている専業主婦の方も多くいらっしゃいます。
生命保険文化センターの調査によると、夫婦2人で「ゆとりある老後生活」を送るために必要とされる毎月の生活費は平均37.9万円と言われています。
また、一生涯かかる医療費のうち6割は定年後に、約1,600万円かかると言われることも。このうち所得に応じた自己負担分を支払うこととなりますが、再雇用などで所得があると窓口負担が3割になることもあります。
さらに、将来的には介護費用も必要に。生命保険文化センターの調査によると、月々の介護費用は平均9万円、介護期間は平均4年7カ月(55ヶ月)、単純計算すると約500万円にのぼります。
専業主婦の年金・老後資金の不安は無料FP相談で解消しよう

「老後の生活は大丈夫かな」「夫に万が一のことがあったらどうしよう…」など、専業主婦の年金・老後資金の悩みがなぜ消えないのか。それは将来のお金の流れが見える化できていないから。
漠然とした不安を抱えるばかりでは有効な対策を取ることはできません。まずはマネーキャリアのFPへご相談ください!
老後資金や年金に精通したFPが、「老齢基礎年金とは」など、年金の基礎から丁寧にレクチャー。受給できる年金額や将来かかる医療・介護費を、配偶者に万が一のことがあった場合も含めてシミュレーションいたします。
不足するお金や保障がわかれば、具体的な対策が取れるようになり、年金・老後資金の不安も和らぐはず!ぜひご利用ください。

【実際どう?】老後資金に不安を抱える専業(扶養)主婦にアンケート調査
老後資金に不安を抱える専業(扶養)主婦に実施したアンケート調査を紹介します。
※ 口コミ調査方法:ランサーズ
※ 調査期間:2025年8月28日~2025年8月30日
※ 口コミ内容は回答者の主観的な感想や評価です。
- 老後の生活資金について、不安に感じていることは何ですか?
- ご自身の老齢基礎年金がいくらくらいになるか把握していますか?
- 老後資金の不安を解消するために、取り組んでいることはありますか?
老後の生活資金について、不安に感じていることは何ですか?

老後資金に不安を抱える専業(扶養)主婦が抱える不安で多かったのは「年金だけで生活していけるか」(36.4%)、「老後資金を十分に準備できるか」(23.2%)でした。
ご自身の老齢基礎年金がいくらくらいになるか把握していますか?

自身の老齢基礎年金について、いくらくらいになるか「ねんきん定期便などで確認したことはある」(40.4%)、「おおよその金額は知っている」(28.3%)方が大多数でした。
老後資金の不安を解消するために、取り組んでいることはありますか?

老後資金の不安を解消するために、取り組んでいることとして多かったのは「iDeCoや新NISAで積立投資を始めている」(36.3%)、「家計の支出を見直し、できるだけ貯蓄している」(22.2%)でした。
専業主婦が老齢基礎年金や老後資金の不安を解消するための対策

専業主婦が老齢基礎年金や老後資金の不安を解消するための対策を紹介します。
- ねんきんネット・ねんきん定期便で将来の年金額を確認する
- 働き方を見直す
- iDeCoや新NISAで少額積み立てを始める
- 生命保険の見直しをする
ねんきんネット・ねんきん定期便で将来の年金額を確認する
働き方を見直す
iDeCoや新NISAで少額積み立てを始める
iDeCo | 新NISA | |
---|---|---|
税制優遇 | 掛金は全額所得控除 運用益非課税 受け取り時は退職所得控除や 公的年金等控除を利用できる | 運用益非課税 |
掛け金 | 年間27.6万円 (第3号被保険者の場合) | つみたて投資枠:120万円 成長投資枠:240万円 |
メリット | 拠出時・運用中・受け取り時 それぞれ税制優遇がある | いつでも引き出し可能 運用の自由度が高い |
デメリット | 60歳まで引き出せない 専業主婦は所得控除メリットが小さい | 掛金の所得控除がない |
生命保険の見直しをする
【まとめ】老齢基礎年金に不安がある専業主婦は今から対策を始めよう

本記事では、専業主婦が抱える老齢基礎年金・老後資金の不安、解消するための対策、老後資金に不安を抱える専業(扶養)主婦に実施したアンケート調査の結果を紹介しました。
<結論>
専業主婦がもらえる老齢基礎年金は、満額でも月額69,308円(2025年度)。夫婦でゆとりある生活をするには毎月37.9万円程度必要と言われており、年金だけで老後資金を賄うのは難しいというのが現状です。
老後資金への不安を解消するには、まずは自身と配偶者が受け取れる年金額を確認し、不足する額や保障をシミュレーションすることが重要。
そこから資産形成、保険の見直しといった対策を少しずつ進めていきましょう。

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