ずっと県民共済だけで大丈夫?デメリットと見直すべき点について徹底解説のサムネイル画像

若いうちに掛け金が手ごろな県民共済に加入したはいいものの、そのまま放置していませんか?この記事では、民間保険や他の共済保険と比較をしながら、県民共済のメリット・デメリットを解説します。年々高まる健康リスクを考慮して、いま一度保険を見直すのはいかがでしょうか。

この記事の目次

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県民共済しか入っていなくて大丈夫?

掛け金が手ごろでシンプルな料金システムの県民共済保険。でも年齢が上がるにつれて少しずつ、「本当にこの保障だけで大丈夫なんだろうか」と不安になりますよね。


実際お手ごろだと思っていたのに、調べてみると民間の保険の方が保障が厚く手ごろな値段なので、保険を変えたという人も少なくありません。


そこで今回は県民共済だけでは不安だと感じている方に向けて、次の点を紹介します。

  • 民間の生命保険と比較したデメリット
  • 県民共済をやめた人の口コミ
  • 他の共済と比較したメリット・デメリット

他の生命保険と比較することによって今まで気づかなかった県民共済のメリット・デメリットに気づくことができ、あなたにとって本当に必要な保険が何かがわかるヒントが見つかります。

どうぞ最後までお読みください。

県民共済は85歳過ぎたらどうなる?民間の生命保険と比較したデメリット



県民共済は85歳が満期となっていて、満期が過ぎるとその時点で保険が終了となってしまい、払い戻し金もないなど、民間の生命保険と比較するとデメリットが目立ってきます。


県民共済だけで大丈夫かどうか知るために、民間の生命保険の違いを比較してみましょう。


内容県民共済生命保険
保障期間85歳まで年満了タイプもあれば終身保障もある
死亡保障額基本的に少なく、多くても1,000万円以下。年齢が上がるにつれて保障額も下がる様々な保障額が選べる。500万円未満にしている人も多いが、3,000万円以上かけている人も少なくない
医療保険年齢や性別であまり左右されず月々1,000円、2,000円、4,000円などシンプルなプランとなっている。会社によって様々なプランがあるが、年齢や性別によって掛け金も細かく分けられている場合がほとんど
もらえる医療保険額保障内容は悪くないが年齢が進むにつれて保障額が減る保障内容が選べる。年齢では左右されないのがほとんど
払戻金なし解約時や満期になると支払われるプランがある
保険の種類少ない多い
職業審査なしあり
生命保険料控除ありあり


このように県民共済は、民間の生命保険のように選べるプランが少ないというのが最大の特徴で、自分にあったプランが見つからない場合はとりわけ大きなデメリットとなります。


一方、県民共済は年齢が上がっても保険料が変わらないので、高齢になると民間の生命保険よりも気軽に加入できるというメリットがあります。


でも高齢になったとき、多少割高になっても自分オーダーメイドの保険が割に合うことがあるということも覚えておきましょう。


それでは県民共済のデメリットについて、さらに詳しく解説していきます。

①死亡保障と医療保障がセットになっているため、自分に合った保険が選べない

県民共済は死亡保障と医療保障がセットになっていて、どちらか一方の保障だけで大丈夫だと思っても、自由なプランを組み込むことができません。


保険料は住んでいる地区や年齢にもよりますが、基本的に月1,000円コース、2,000円コース、4,000円コースというシンプルな仕組みになっています。


なので、死亡保険をしっかりもらいたい、という人も、医療保険を充実させたい、という人も、月4,000円支払うしか方法がありません。


結果的に保険料は割高になってしまうか、死亡保障や医療保険の保障額を望んでいる額よりも下がってしまうことがあります。


それで「自分に合ったきめ細かなプランを立てたい」という人や、「死亡保障か医療保障どちらかをしっかり充実させたい」という人に県民共済はおすすめできません。

②県民共済は85歳までの掛け捨てかつ、年齢が高くなると保障額が減少される

県民共済は85歳までの掛け捨てで解約払戻金もなく、高齢になって医療にかけるお金が増えていく中、保障額が下がってしまうというデメリットがあります。


年齢が上がるにつれて保険料が上がっていくこともある民間の保険と違い、県民共済は高齢になっても掛け金は変わらないというメリットがあります。しかしその代わりとして保障額が下がってしまいます。


民間であれば終身保障してくれるのはもちろん、加入した時期から保障額は変わらないというものや、場合によっては支払った額よりも多くもらえることさえあります。


それで高齢になった時に充実した保障が欲しいという人や、解約払戻金が欲しい人には県民共済はおすすめできません。

③県民共済は死亡保障額が少ない

県民共済は死亡保障額が少ないというデメリットがあり、特約をつけても1,000万円以上の保障が出ることはほとんどありません。しかも先ほど解説しましたように、「年齢が上がるにつれて保障額が少なくなる」という特徴があります。


例えば最も少ない月々1,000円の掛け金の場合、病気等一般でなくなってしまった場合、60歳以下で400万円、65歳以下で150万円、70歳以下で80万円、75歳以下で40万円しか死亡保障が出ません。


これに「生命特約」をプラスして月々1,500の掛け金+1,000円で月々合計2,500円払ったとしても、60歳以下で600万円、65歳以下で225万円、70歳以下で130万円、75歳以下で65万円です。


最高額の月々4,000円の掛け金+1,000円で月々合計5,000円払ったとしても、60歳以下で900万円の保障しか出ません。


家族の稼ぎ頭が亡くなってしまった場合、生活費、また介護などの不足の事態や子どもの教育費などにも備えると「900万円だけで大丈夫だろうか」と不安に感じるかもしれません。

県民共済はよくない?やめた方の口コミ

現在口コミや評判は調査中です。

他の共済グループのメリット・デメリット!他の共済も検討してみよう

県民共済の他にも共済グループがあります。それぞれにメリットやデメリットがありますので比較しながら、県民共済だけで大丈夫かどうかをみてみましょう。


共済グループ死亡保障額カスタマイズ割戻金終身保障コース
県民共済
最高1000万
60歳以降減額
自由度××
85歳で満期
シンプルさ◎
種類△
こくみん共済
最高3000万
自由度×持病あり
種類〇
コープ共済
最高3000万
自由度△持病あり
種類〇
JA共済自由度△種類◎


このように共済グループならではのメリット・デメリットがあるものもあれば、それぞれの共済しかない独自のメリット・デメリットがあるものもあります。


県民共済だけでは不安だけど、少ない掛け金でしっかり保障がもらえるという共済の特徴を活かしたい人はぜひ検討してみてください。

こくみん共済:人以外に住まいや自動車の保障も多い

こくみん共済は、県民共済のように人だけではなく次のように住まいや自動車の保障までしてくれるのが特徴です。


種類内容
こくみん共済月々900〜5,400円の掛金で、県民共済と同様年齢や性別によって掛け金が変わることない。県民共済と違い、1年を通して余った金額を返金してくれる制度があるのが特徴。また県民共済のように住んでいる地域によって保障内容が変わるということはない。
マイカー共済民間の自動車保険と基本的に同様の保障を得ることができる。営利目的でないため、掛け金が安く等級も最大22等級あるのが特徴。
住まいる共済火災、台風、地震などの被害を保障してくれる。やはり営利目的でないため、掛け金が安いが保障内容の選択肢が少ないというデメリットがある。

このようにこくみん共済は保障の種類が多く、どの保障も営利目的だないので掛け金が安くコスパが高いというメリットがあります。


県民共済だけで大丈夫かと思う人の中には、こくみん共済と両方かける人もいますが、あまりメリットがありません。もし自動車保険や火災保険も民間ではなく共済にしたいという方におすすめです。

コープ共済:高齢者向け、入院や終身保障に強い

コープ共済は入院の保障が長く、また県民共済やこくみん共済のように85歳満期ではなく終身保障となっています。保障内容はプランによって違いますが、次のような特徴があります。


特徴内容
終身保障満70歳まで月々2,000円から加入することができ、終身保障となっている。掛け金は加入時から生涯変わらない
入院保障が充実入院1日目から180日分まで、通算1,000日まで保障。ガン治療を手厚く保障するプランもある


このように退職して年金生活をしている人でも申し込みができる掛け金で、しかも生涯保障してくれます。


それで高齢になってまだ生命保険にも入っていない人や、長期入院するときのための保障をして欲しい人にはコープ共済が特におすすめです。

JA共済:ライフプランに沿った共済を細かくシミュレーションできる

JA共済は他の共済と比べるとプランが多いのが特徴で、それぞれ「ひと」「いえ」「くるま」に関する次のようにプランがあります。


種類内容
ひと「万一の時のための保障」 「医療・がんの保障」 「特定疾病の保障」 「就労不能の保障」 「介護・認知症の保障」 「老後の保障」 「学資の保障」
いえ「建物の保障」「家財の保障」、「火災による損害の保障
くるま「賠償、ケガ、修理の保障」、「自賠責の保障」


このようにただ死亡保障や医療保険を扱っているだけでなく、ひとに対する保障だけでも様々なプランがあるため、自分や自分の家族の必要に応じて保障を受けることができます。もちろん農家でなくても誰でもJAの準正組合員になることで、JA共済にもで加入できます。


掛け金が安いという共済のメリットはいかしつつ、県民共済にはない、終身共済があること割戻金制度があることなど選べるプランが多いことに魅力を感じる方にはおすすめです。

県民共済しか入ってない方は見直ししてみましょう



今回は県民共済だけで大丈夫かどうか、他の生命保険や共済と比較して解説しましたがいかがだったでしょうか。


県民共済は共済グループならではのメリットがありますが、やはり保障内容や終身保保障ではないというデメリットを考えると不安に感じるかもしれません。


民間の保険もプランによっては意外とコスパが高いものもあります。他の共済グループは共済グループのメリットはそのままで、県民共済にはないメリットがあるものもあります。


現在いろいろな生命保険がありますので、ただ月々の掛け金が手ごろだからというだけの理由ではなく、様々なメリット・デメリットを考えておくことは大切です。


この機会に県民共済が本当に自分にあった保険なのか、今一度検討してみるのはいかがでしょうか。


保険の見直しについて分からない点がある場合は、マネーキャリアの無料保険相談をぜひ利用してみてください。

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