ずっと県民共済だけで大丈夫?デメリットと見直すべき点について徹底解説のサムネイル画像
ずっと県民共済だけで大丈夫なのか不安
県民共済しか入ってないけどやばい?

と、不安に思っている方は多いのではないでしょうか?


結論、県民共済には以下のようなデメリットがあるため、自分が保険に求める条件に合わない場合は他の保険への加入を検討することがおすすめです。

県民共済のデメリット
  • 85歳で保障期間が終了してしまう
  • 85歳の満期を過ぎても払戻金はない
  • 年齢に合わせて保障内容を充実させられない
  • 年齢が上がるにつれて保障額が下がってしまう
この記事では、県民共済の特徴や、民間保険・コープ共済などとの比較をもとに「県民共済だけで大丈夫なのか」について詳しく解説していきます。

県民共済で85歳を過ぎたらどうなるかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

県民共済しか入っていなくて大丈夫?

県民共済がおすすめな人の特徴

結論からいうと、県民共済しか入っていなくても大丈夫かは、求める保険料と保障内容によって異なります。


なぜなら県民共済には、以下のようなメリットとデメリットがあるためです。

  • メリット:保険料が安く誰でも気軽に加入しやすい
  • デメリット:保障内容・保障額・保障期間をカスタマイズできない

若くて健康な状態の場合は、気軽に入れる保険として県民共済への加入を検討する方が多いです。


しかし、年齢を重ねて病気や死亡のリスクが高まると、県民共済だけで大丈夫なのか不安になる方が増えていきます。


そのためまずは、自分の年齢や健康状態を踏まえ、今後保険料にどのくらいのお金をかけるのかどのような保障を受けたいのかの2点を考えてみることが大切です。

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県民共済は85歳過ぎたらどうなる?民間の生命保険と比較したデメリット

県民共済の保障期間


県民共済と民間の生命保険を比較した際にあげられる県民共済のデメリットは、以下の通りです。

  • 85歳で保障期間が終了し満期を過ぎても払戻金がない
  • 自分に合った保障プランが選べず保障内容の充実さに欠ける
  • 年齢が上がると保障額が下がる

以下は、県民共済と民間の生命保険の比較表です。


内容県民共済※1生命保険
保障期間①0歳~18歳
②18歳~65歳
③65歳~85歳
※3つのプランがある
・年満了タイプ
・終身保障
※自由に選べる
死亡保障額病気:200万~800万
交通事故:500万~2,000万
不慮の事故:400万~1,600万
※掛金により異なる
※年齢が上がるにつれて
保障額が下がる

200万円未満~1億円以上
※自由に選べる
医療保険4つのプラン
・月々1,000円
・月々2,000円
・月々3,000円
・月々4,000円
さまざまなプランがある。
希望する保険料の
プランが選べる
もらえる医療保険額2,500円~10,000円/1日
※掛金により異なる
3,000円未満~15,000円以上※2
※自由に選べる
払戻金なしあり
(プランによる)
保険の種類少ない多い
生命保険料控除ありあり

※1参照:生命共済|千葉県民共済

※2参照:疾病入院給付金日額の分布|生命保険文化センター


県民共済は、掛金が安く加入しやすいというメリットがある一方で、保障プランの充実さやカスタマイズ性の少なさ、保障期間の短さがデメリットになります。


また、払戻金がなく、年齢を重ねると保障額が下がるなどもあるため、年齢を重ねるにつれて不安を抱える方も多いです。


ここからは、最初にあげたデメリットについて、詳しく解説していきます。


県民共済の保障内容に不安を感じている方や民間の生命保険に切り替える必要があるのかどうかを知りたい方は、保障プランに詳しい専門家(FP)に相談してみましょう。

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85歳で保障期間が終了し満期を過ぎても払戻金がない

1つめのデメリットは、85歳で保障期間が終了してしまい、満期を過ぎても払戻金がないことです。


県民共済だけで死亡保障や医療保障に備えていると、85歳以降は無保険になってしまう可能性があります。


また、貯蓄型ではいため、保障期間終了後に払戻金を受け取れないというのももったいないと感じる方も多いです。


一方、民間保険であれば終身保険に加入することで生涯にわたって保障してくれます。


また、保険料払込期間を超えてから解約することで支払った金額よりも多くの解約返戻金を受け取ることも可能です。


85歳を迎えたあとにこそ充実した保障が欲しいという人や、解約返戻金が欲しい人には県民共済はおすすめできません。

自分に合った保障プランが選べず保障内容の充実さに欠ける

2つめのデメリットは、自分に合った保障プランを選べず保障内容の充実差に欠けることです。


例えば、県民共済には死亡保障と医療保障がセットになっているプランがありますが、そのうち一方の保障だけを契約することができません。


また、県民共済は保障内容をカスタマイズできないため、「ここの保障だけ手厚くしたい」などの変更ができません。


一方で民間の生命保険であれば必要な保障のみをセレクトできるため、逆に保険料を抑えることができる場合もあります。


「自分に合ったきめ細かなプランを立てたい」という人に県民共済はおすすめできません。

年齢が上がると保障額が下がる

3つめのデメリットは、年齢が上がると保障額が下がってしまうことです。


掛金はずっと変わらず安いままですが、その分保障額が下がっていくという風になっています。


一方、民間の生命保険では、保険料は年齢が上がるにつれて上がりますがその分保障が充実していくプランが多いです。


そのため、リスクの少ない20代の方の場合は掛金の安い県民共済がおすすめですが、30~40代以降で体の不調が出始めてきた方には、民間の生命保険がおすすめです。

保障内容の見直しを検討している方はマネーキャリア無料相談窓口にご相談ください。


万が一のときに後悔しないためには、マネーキャリアのような保障プランに詳しい専門家(FP)に、複数の保障プランを比較し適切な保障選びをサポートしてもらうことが大切です。


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県民共済はよくない?やめた方の口コミ

県民共済の保障期間

県民共済をやめた方の口コミを調査しました。


まとめると、以下のような口コミが多くありました。


口コミ
良い口コミ・掛け金が安く加入しやすい
・内容がシンプルで理解しやすい
悪い口コミ
・保障内容が薄く不安を感じた
・高齢になると保障額が減る

※調査期間:2024年08月22日~2024年09月05日

 調査人数:100名

 調査方法:クラウドワークス


それぞれの口コミは以下のとおりです。

60代女性


60歳以上になると保障金額が大きく減額される

最低月額2000円の掛け金で加入できることが最大の魅力でしたが、60歳以上になると保障金額が大きく減額されるため県民共済をやめました。

40代女性


掛け金の割に返金が少ない

県民共済は、掛け金の割に返金が少ない

県民共済をやめた後、他の保険に乗り換えた

30代女性


保証内容が弱い

親に勧めを受け、掛け金が少ないため加入しましたが、保証内容が弱いと思い不安になったのでやめました。


30代男性


保険料が割高

大手の保険会社に比べて保険料が安いイメージがありましたが、県民共済の保険料がそこまで安くないので割高感がありました。

県民共済しか入っていなくて不安を感じている方は、マネーキャリアの無料相談窓口にご相談ください。


年齢に合わせた保障プランに詳しい専門家(FP)が、あなたの年齢と健康状態を踏まえて「何歳でどんな保障が必要なのか」を無料で解説します。


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県民共済と他の共済グループどれがいいの?メリット・デメリットを比較

県民共済のほかにも共済グループがあり、それぞれメリット・デメリットが異なります。


県民共済以外の代表的な共済には以下のようなものがあります。

  • こくみん共済
  • コープ共済
  • JA共済

それぞれのメリットやデメリットを比較することで、県民共済だけで大丈夫かどうかの判断をする参考にできます。


それぞれの共済のメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。

共済グループ死亡保障額※カスタマイズ割戻金保障期間
県民共済病気:200万~800万
交通事故:500万~2,000万
不慮の事故:400万~1,600万
※掛金により異なる
※年齢が上がるにつれて
保障額が下がる
自由度××
85歳で満期
こくみん共済200万円~2,000万円
※100万円単位で選べる
自由度×終身
コープ共済200万円~3,000万円
※掛金により異なる
※複数コースから選べる
自由度△10年間
終身
JA共済100万円~1,000万円
※掛金シミュレーション
より
自由度△終身

※参照:生命共済|千葉県民共済

    基本タイプ終身生命プラン|こくみん共済

    生命保障|コープ共済

    終身共済|JA共済


共済グループならではのメリット・デメリットがあるものもあれば、それぞれの共済しかない独自のメリット・デメリットがあるものもあります。


県民共済だけでは不安だけど、少ない掛け金でしっかり保障がもらえるという共済の特徴を活かしたい人はぜひ検討してみてください。

「県民共済と組み合わせるための良い保険を見つけたい」

「共済と民間保険とどっちにしようか迷っている」


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※追加料金は一切ございません。


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こくみん共済:人以外に住まいや自動車の保障も多い

こくみん共済は、県民共済のように人だけではなく次のように住まいや自動車の保障までしてくれるのが特徴です。

種類内容
こくみん共済月々900〜5,400円の掛金で、
県民共済と同様年齢や性別によって
掛け金が変わることない。
県民共済と違い、1年を通して余った金額を
返金してくれる制度があるのが特徴。
また県民共済のように住んでいる地域によって
保障内容が変わるということはない。
マイカー共済民間の自動車保険と基本的に
同様の保障を得ることができる。
営利目的でないため、掛け金が安く
等級も最大22等級あるのが特徴。
住まいる共済火災、台風、地震などの被害を保障してくれる。
やはり営利目的でないため、
掛け金が安いが保障内容の
選択肢が少ないというデメリットがある。

このようにこくみん共済は保障の種類が多く、どの保障も営利目的だないので掛け金が安くコスパが高いというメリットがあります。


県民共済だけで大丈夫かと思う人のなかには、こくみん共済と両方かける人もいますが、あまりメリットがありません。


もし自動車保険や火災保険も民間ではなく共済にしたいという方におすすめです。

コープ共済:高齢者向け、入院や終身保障に強い

コープ共済は入院の保障が長く、また県民共済やこくみん共済のように85歳満期ではなく終身保障となっています。


保障内容はプランによって違いますが、次のような特徴があります。

特徴内容
終身保障満70歳まで月々2,000円から
加入することができ、
終身保障となっている。
掛け金は加入時から生涯変わらない
入院保障が充実入院1日目から180日分まで、
通算1,000日まで保障。
ガン治療を手厚く保障するプランもある

このように退職して年金生活をしている人でも申し込みができる掛け金で、しかも生涯保障してくれます。


それで高齢になってまだ生命保険にも入っていない人や、長期入院するときのための保障をして欲しい人にはコープ共済が特におすすめです。

JA共済:ライフプランに沿った共済を細かくシミュレーションできる

JA共済は他の共済と比べるとプランが多いのが特徴で、それぞれ「ひと」「いえ」「くるま」に関する次のようにプランがあります。


種類内容
ひと「万一のときのための保障」
「医療・がんの保障」
「特定疾病の保障」
「就労不能の保障」
「介護・認知症の保障」
「老後の保障」「学資の保障」
いえ「建物の保障」「家財の保障」
「火災による損害の保障
くるま「賠償、ケガ、修理の保障」
「自賠責の保障」

このようにただ死亡保障や医療保険を扱っているだけでなく、ひとに対する保障だけでもさまざまなプランがあるため、自分や自分の家族の必要に応じて保障を受けることができます。


もちろん農家でなくても誰でもJAの準正組合員になることで、JA共済にもで加入できます。


掛け金が安いという共済のメリットはいかしつつ、県民共済にはない、終身共済があること割戻金制度があることなど選べるプランが多いことに魅力を感じる方にはおすすめです。

県民共済だけで大丈夫か不安な場合は保険の見直しが大切


今回は県民共済だけで大丈夫かどうか、他の生命保険や共済と比較して解説しましたがいかがだったでしょうか。


県民共済は共済グループならではのメリットがありますが、やはり保障内容の不足を考えると不安に感じるかもしれません。


現在はいろいろな生命保険があるため、ただ月々の掛け金が手ごろだからというだけで県民共済に加入している方は、これを機に他の保険と比較してみることが大切です。


保険の見直しについてわからない点がある場合は、マネーキャリアの無料相談窓口をぜひ利用してみてください。

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