小規模企業共済の解約タイミングとは?退職・廃業で損をしない方法も解説のサムネイル画像

「小規模企業共済をいつ解約すべきか」

「廃業や退職のタイミングに合わせて、最も損をしない方法を選びたい」

とお悩みではないでしょうか。


結論から申し上げますと、最適な解約タイミングは一律ではありません。加入期間(掛金納付月数)や解約事由によって、受取額や税制優遇が大きく異なるからです。


この記事では、小規模企業共済の仕組みに基づき、解約タイミングが重要となる理由や、具体的な出口戦略のシミュレーションを解説します。


解約時の注意点や、万が一の救済措置までお伝えします。手元に残る資金を最大化し、後悔のない選択をするためにぜひお役立てください。

  • 小規模企業共済の解約タイミングについてもっと詳しく知りたい
  • 解約後にほかの制度や保険に入ったほうがいいか知りたい

そんな方はマネーキャリアの無料のオンライン保険相談窓口にご相談ください。

保障に詳しい専門家(FP)が「小規模企業共済のやめどき」「小規模企業共済を解約した場合に代わりに入る制度や保険にはどのような選択肢があるか」など、あなたの疑問に無料で回答いたします!

小規模企業共済の代わりになる公的制度だけでなく、民間の生命保険や共済など幅広いプランについても相談可能なので、解約後の保障について少しでも迷っている方は是非ご相談ください!


>>マネーキャリアに無料相談してみる

簡単30秒!無料相談予約はこちら▶︎
この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
>>
谷川 昌平の詳細な経歴を見る

続きを見る
閉じる

この記事の目次

小規模企業共済で解約タイミングが重要な理由を解説

ここでは、小規模企業共済は解約タイミングが重要である理由について解説します。


解約タイミングが重要かつ注目されている理由は、間違えてしまうと元本割れが発生して損をする可能性があるためです。


損失を出したくない方、元本割れをさせたくない方は、以下の2つについて詳細を把握しておきましょう。

  1. 小規模企業共済は解約時期で受取額が変わる
  2. 小規模企業共済は加入年数が短いと損をする

1:小規模企業共済は解約時期で受取額が変わる

小規模企業共済は、解約時期によって、受け取れる金額に差が生じます。


理由は、掛金の納付期間によって解約手当金(解約返戻金)の受取額が異なるためです。


具体的には、掛金納付月数に応じて、解約手当金の金額は掛金合計額の80~120%相当まで変動します。


掛金納付月数が240ヵ月(20年)未満は掛金合計を下回るため、元本割れを防ぐなら最低でも20年以上は小規模企業共済に加入する必要があります。

2:小規模企業共済は加入年数が短いと損をする

小規模企業共済は、加入年数が短いほど損をしやすい仕組みであることを理解しておきましょう。


まず、小規模企業共済は加入月数が12ヵ月未満の場合、解約手当金(解約返戻金)を受け取ることはできません。


加入期間が6ヵ月未満と12ヵ月未満で、受け取れない共済金の種類をまとめると以下のとおりです。


【6ヵ月未満の解約では受け取れない共済金】

  • 共済金A
  • 共済金B


【12ヵ月未満の解約では受け取れない共済金】

  • 準共済金
  • 解約手当金
共済金Aは個人事業主の廃業や法人の解散の際に受け取れる共済金、共済金Bは65歳以上で180ヵ月以上掛金を払い込んだ方が受け取れる共済金です。

また、準共済金は個人事業を法人成りさせたために加入資格を失った場合の解約などで受け取れます。


前述のとおり解約手当金の金額は加入期間が20年未満の場合に元本割れするため、加入期間が短いと損をすると覚えておきましょう。

小規模企業共済は具体的にいつ解約すべきかのシミュレーション

ここでは、小規模企業共済は具体的にいつ解約するべきかシミュレーション結果を解説します。


小規模企業共済をいつ解約するべきかは、人によって異なり、小規模企業共済の損益ラインや返戻率は、加入年数や解約理由によって変わります。


解約するタイミングを間違うと、元本割れをする可能性もあるため注意が必要です。


ここでは、以下の2つについて詳細をみていきましょう。

  • 小規模企業共済の加入年数別に見る「損益ライン」
  • 小規模企業共済解約の「退職」「廃業」「65歳」それぞれのベストタイミング
  • 小規模企業共済の途中解約の元本割れリスクも要注意

小規模企業共済の加入年数別に見る「損益ライン」

ここでは、小規模企業共済の加入年数別にみる「損益ライン」について解説します。


小規模企業共済を解約して解約手当金を受け取る場合、加入月数に応じて以下のように支給率が異なります。


加入月数解約手当金の支給率
11ヵ月未満
0.0%
12ヵ月~83ヵ月80.0%
84ヵ月~89ヵ月80.5%

以下6ヵ月ごとに0.75%ずつ支給率が上がる

239ヵ月未満の場合は元本割れ
240ヵ月~245ヵ月100.0%
246ヵ月~251ヵ月100.25%

以下6ヵ月ごとに0.25%ずつ支給率が上がる
720ヵ月以上120.0%

掛金納付額が毎月1万円だった場合に受け取れる解約手当金をシミュレーションしてみると、以下のような結果になりました。


加入期間支給率掛金の合計解約手当金の受取金額
半年0.0%6万円0円
5年80.0%60万円48万円
20年100.0%240万円240万円

加入期間が短いほど支給率が低くなるため、損をしないためには20年以上の掛金納付期間を確保できることを事前に確認しておきましょう。

小規模企業共済解約の「退職」「廃業」「65歳」それぞれのベストタイミング

小規模企業共済の解約のベストタイミングは、以下の3つの理由によってそれぞれ異なります。

  • 任意解約(自己都合)
  • 廃業・退職・死亡
  • 65歳以上になった
まず、自己都合による任意解約のベストタイミングは、加入してから20年以上が経過したあとです。

前述したとおり解約手当金は加入月数が20年(240ヵ月)未満だと元本割れするため、20年以上の加入期間に達してから解約しましょう。

一方、個人事業の廃業など共済金Aの支払いに該当する場合、加入後20年未満で解約しても元本割れしません。

ただし、加入後6ヵ月未満では受け取れないため、最低でも加入後6ヵ月経過後に解約するのがベストなタイミングです。

また、65歳以上の方は共済金Bを受け取ることができますが、加入月数が180ヵ月以上ないと請求できません。

老齢給付として共済金を請求するなら、180ヵ月(15年)以降がベストタイミングといえます。

小規模企業共済の途中解約の元本割れリスクも要注意

小規模企業共済は強力な退職金制度ですが、途中解約には大きなリスクが伴います。


まずFPとして強調したいのが、納付月数が20年未満だと元本割れが確定する点です。返戻率は80~99.25%にとどまるため、短期での解約は資産を目減りさせてしまいます。


また「掛金の減額」にも注意が必要です。減額した期間は納付月数としてカウントされず、元本回復(受給率100%)の時期がさらに遅れる原因となります。


税制面でも、65歳未満の任意解約は控除の大きい「退職所得」ではなく「一時所得」扱いとなり手取りが大きく減る可能性があります。目先の節税だけでなく、出口戦略まで見据えた無理のない掛金設定が重要です。

  • 解約時期によって受取金額が変わることはわかったけど、自分の場合はいつ解約するのがベストかわからない
  • 解約するタイミングについて、プロのアドバイスを聞きたい

そんな方はマネーキャリアの保障に詳しい専門家(FP)にご相談ください。


専門家(FP)なら、いつ小規模企業共済を解約したほうがいいのか、なぜそのタイミングがベストなのかといった疑問に回答いたします!


相談実績100,000件以上、相談満足度98.6%のマネーキャリアにぜひご相談ください!


>>マネーキャリアに無料相談してみる

簡単30秒!無料相談予約はこちら▶︎

小規模企業共済を解約する前に知っておくべき注意点

ここでは、小規模企業共済を解約する前に知っておくべき注意点を解説します。


主な注意点として、解約理由によって受取区分が変わったり、人によって税負担が異なったりする点があります。


注意点を知らないまま解約してしまい、後悔する方もなかにはいるようです。


小規模企業共済を解約する人が後悔しがちな注意点について、以下の3つを詳細にみていきましょう。

  • 小規模企業共済は解約理由によって「受取区分」が変わる
  • 新制度への乗り換えを検討している人は要確認
  • 一括受取・分割受取を選んだ際の税負担を解説

小規模企業共済は解約理由によって「受取区分」が変わる

小規模企業共済は、解約する理由によって、受取区分が以下のとおりに異なる点に注意が必要です。


  • 共済金A
  • 共済金B
  • 解約手当金 など
個人事業主が廃業したり共済契約者が死亡したりした場合や、法人が解散した場合には共済金A、65歳以上で180ヵ月以上掛金を払い込んだ場合は共済金Bに該当します。

共済金A・Bは加入後6ヵ月未満では受け取れないものの、それ以降に受け取る場合には返戻率が100%を超えるのが一般的です。

また、長年加入を続けて65歳以上になり、加入月数が180ヵ月以上になると老齢給付となり、65歳未満での解約よりも有利な税区分(退職所得)で共済金を受け取れます。

一方、任意解約で受け取れるのは解約手当金となり、加入期間が20年未満の場合は元本割れのリスクが高くなります。

新制度への乗り換えを検討している人は要確認

小規模企業共済を解約して別の共済制度への加入を検討している場合、新制度の詳細について慎重に確認することが大切です。


共済にはそれぞれ「掛金」「受取区分」「税制優遇」の条件などが設定されていますが、その内容が小規模企業共済とは異なることも少なくありません。


小規模企業共済なら返戻率100%以上になるタイミングで、新共済は100%未満の返戻率になるなど、人によっては小規模企業共済を解約しないほうが好条件になる可能性もあります。


小規模企業共済の解約が最適解とは限らないため、共済の乗り換えは慎重に検討しましょう。

一括受取・分割受取を選んだ際の税負担を解説

小規模企業共済は一括受取のほかに分割受取を選択もでき、それぞれ税負担が異なります。


また、共済金AまたはBについて、以下の条件を満たしていると分割または一括・分割の併用を選択できます。

  • 請求の事由が共済契約者の死亡ではないこと
  • 請求の事由が発生した日には60歳以上であること
  • 共済金の受取額が規定以上であること(※)
(※)分割では「300万円以上」であること
(※)併用では、「一括分が30万円以上・分割分が300万円以上」であること

ただし、一括と分割でそれぞれ税法上の扱いが異なるため注意しましょう。
  • 一括:退職所得扱い
  • 分割:公的年金等の雑所得扱い
  • 一括・分割の併用:一括分は退職所得扱い、分割分は公的年金等の雑所得扱い
一般的に控除額は退職所得控除のほうが大きいですが、分割形式であれば年金のように長期間にわたって分散して共済金を受け取れて生活が安定しやすいメリットがあります。

小規模企業共済は、解約理由や加入期間、共済金の受け取り方法によって、実際に受け取れる手取り金額は異なる可能性があります。


自分でいつ解約するのか、どうやって受け取るか判断が難しい場合は、保障の専門家(FP)に相談してみましょう!


小規模企業共済などの公的制度や保障プランに詳しい専門家(FP)が、共済金の受け取り方や解約のタイミングなど、気になる悩みに何度でも無料で相談を受け付けています!


>>マネーキャリアに無料相談してみる

簡単30秒!無料相談予約はこちら▶︎

もし小規模企業共済の解約後に後悔したら?代替制度と対策を紹介

ここからは、もしも小規模企業共済の解約後に後悔を感じた場合の代替制度や対策について解説します。


小規模企業共済を解約して後悔した場合の選択肢には、主に以下の2つがあります。

  • iDeCoやNISAに加入する
  • 小規模企業共済にもう一度入る
解約後の選択肢を知り、後悔のないような選択ができるようにしましょう。

iDeCo・NISAなど他の資産形成制度との比較

小規模企業共済を解約後に加入でき、将来の資産形成のために利用できる制度として、以下の2つを解説します。

  • iDeCo
  • NISA
iDeCoは、自分で自分の年金を作ることを目的に、国が定めた私的年金制度です。

自分で運用商品(定期預金、保険、投資信託)を選択して掛金を拠出し、将来の受取金額は運用結果によって異なります。

積立時は掛金が全額所得控除になり、課税所得が減ることでそこから計算される「所得税」「住民税」が安くなる点がメリットです。

例えば所得税と住民税が10%ずつの方が年間12万円の掛金を拠出した場合、所得税と住民税が合計24,000円安くなります。

また、運用益も非課税であり、利益の全額を再投資できることで効率よく資産運用を進められます。

一方、原則で60歳までは元金も利益も引き出せない点がデメリットです。

NISA少額からの投資をおこなう方のための「小額投資非課税制度」で、積立でコツコツと投資できる「つみたてNISA」は2024年から「つみたて投資枠」になって制度がより拡充されました。

つみたて投資枠で投資できるのは金融庁の基準を満たす投資信託などで、少額から毎月一定金額を積立投資することで「長期・積立・分散」によるリスクを抑えた資産運用が可能です。

iDeCoと同じく運用期間中の利益は非課税で、年間120万円、上限1,800万円まで投資できます。

iDeCoと違って途中解約が可能で現金を引き出しやすいメリットもあります。

小規模企業共済にもう一度入りたい人は?再加入の条件と注意

小規模企業共済は、一度解約した方であっても、事業等の加入要件を満たせば再加入が可能です。


ただし、解約手続き完了後すぐに申し込めるわけではありません。共済金の受取方法によって、再加入の手続きが可能になるタイミングが異なりますので確認しておきましょう。

  • 一括受取の場合:共済金が口座に着金した翌日から手続き可能
  • 分割受取の場合:「共済金分割支給証書(様式小751)」がお手元に届いてから手続き可能

なお、12ヶ月以上の掛金未納などが原因で、中小機構側から契約を強制的に解除(機構解約)された場合はペナルティが発生します。このケースでは、解除の日から1年を経過するまで再加入できませんので十分ご注意ください。

自分に合った最適な解約タイミングに迷った場合に取るべき方法とは?

ここでは、経営者や個人事業主の皆様が悩みやすい「小規模企業共済の最適な解約タイミング」について、プロの視点から解決策を提示します。

解約すべき時期は、廃業や退職、あるいは65歳以上の老齢給付や任意解約など、その事由によって慎重に見極めなければなりません。タイミングや受取方法を誤ると、元本割れを起こしたり、本来得られるはずの税制メリットを逃したりするリスクが高いため注意が必要です。

解約後の資金計画や、代替となる制度への移行も含めて検討するなら、公的保障と民間保険の双方に精通した専門家への相談が近道と言えるでしょう。

その点、何度でも無料で相談できる「マネーキャリア」であれば、経験豊富なFPが今のあなたにとってベストな選択肢を提案可能です。解約金の受け取り方から将来のライフプランまで、制度を横断した総合的な視点でアドバイスを受けられるため、多くの利用者様に選ばれています。


共済

共済に関するすべての悩みにオンラインで解決できる

マネーキャリア:https://money-career.com/


マネーキャリアのおすすめポイントとは?

・お客様からのアンケートでの満足度や実績による独自のスコアリングシステムで、共済や民間の生命保険に知見の豊富な、ファイナンシャルプランナーのプロのみを厳選しています。

・もちろん、共済や民間の生命保険だけではなく、資産形成や総合的なライフプランの相談から最適な解決策を提案可能です。

・マネーキャリアは「丸紅グループである株式会社Wizleap」が運営しており、満足度98.6%、相談実績も100,000件以上を誇ります。


マネーキャリアの利用料金

マネーキャリアでは、プロのファイナンシャルプランナーに「無料で」「何度でも」相談できるので、相談開始〜完了まで一切料金は発生しません。

簡単30秒!無料相談予約はこちら▶︎

小規模企業共済の損をしない「解約タイミング」の決め方まとめ

本記事では、小規模企業共済の解約において「タイミング」がいかに重要か、そして具体的な判断基準や注意点を解説してきました。

改めて記事のポイントを整理しましょう。
  • 解約手当金は掛金の納付月数により、掛金総額の80%~120%の間で変動する
  • 納付期間が12ヶ月未満では全額掛け捨てとなり、元本割れを避けるには240ヶ月(20年)以上の納付が必要
  • 「任意解約」「廃業・退職」「老齢給付」など、解約事由によって最適な時期が異なる
  • iDeCoやNISAなど、他の運用制度への切り替えも選択肢の一つ

特に注意が必要なのは、20年未満での任意解約による元本割れのリスクです。税制メリットと解約時の損益を天秤にかけ、ご自身の事業状況やライフプランにとってベストな答えを一人で導き出すのは容易ではありません。

判断に迷われた際は、ぜひお金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)を頼ってください。

マネーキャリアなら、経験豊富なプロのFPに何度でも無料で相談が可能です。現在の加入状況を分析し、最適な解約タイミングのアドバイスはもちろん、iDeCoやNISAを含めたトータルな資産形成のご提案もいたします。30秒で終わる簡単な予約から、共済や保険に関するモヤモヤをすっきりと解消しましょう。
簡単30秒!無料相談予約はこちら▶︎
のサムネイル画像

マネーキャリアの口コミ評判・体験談を紹介!なぜ無料なのか真相を解説