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メルカリやラクマなどのフリマアプリで稼いでいる人の中には確定申告は必要なの?と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。この記事ではフリマアプリの収入で確定申告が必要になるケースについて解説します。確定申告のやり方や税額も解説するので参考にしてください。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

フリマアプリで稼いだら確定申告が必要?いくらから確定申告しなきゃ?

メルカリやラクマ等のフリマアプリで稼いだお金、確定申告はやらなきゃいけないの?


特に会社員や公務員は本業で確定申告をしないため、「言葉だけはきいたことあるけど…」「全くやったことない…」などという理由で嫌煙されやすいもの。


しかし、確定申告が本来必要だったにも関わらず怠ると、余計な税金を払う羽目になり後悔することも。


自分には確定申告が必要かどうか、いくらから確定申告が必要になるかきちんと把握できていますか?この記事では、フリマアプリで稼いだお金について、

  • 確定申告が必要な場合/不要な場合
  • 申告する所得や手続き
  • 確定申告しなかったらバレるのか?
  • 経費として認められる範囲
  • 確定申告に関わるギモン

以上のことを中心に解説します。ぜひ最後までご覧ください。

フリマアプリの確定申告は副業所得20万以下なら必要ない!


まず押さえておきたいのは、本業がある方は副業所得が20万円以下なら確定申告は不要です。


ここでいう所得とは、毎年1月1日~12月31日までの収入から経費を差し引いたもの


フリマアプリで年間25万円の売り上げがあっても、仕入れ等の経費が15万円であれば所得は10万円になりますので、確定申告は要りません。


そもそも、生活用物品の売却は原則非課税です。


大抵の方は「たまに不用品を売って小遣い稼ぎ」程度ですので、生活用物品の売却に該当します。フリマアプリにおいて確定申告をしなければいけないケースはさほど多くありません。

フリマアプリで確定申告が必要なケースを解説!


ただし、例外として確定申告が必要なケースは以下の3つです。
  • ハンドメイドなど営利目的で20万以上の副業収入を得た場合
  • 貴金属や絵画を1個30万円以上で売った場合
  • 学生・専業主婦で38万円以上の所得を得た場合
知らず知らずのうちに該当している場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

自分はそこまでフリマアプリを使っていないという方も、後々のことを考えれば覚えておいて損はありません。法律と税金は「知らなかったでは済まされない」のです。

①ハンドメイドなど営利目的で20万以上の副業収入を得た場合


まずは、自分で材料を買ってきて雑貨などを作ってフリマアプリで売っている方です。

プリザーブドフラワー・洋服・財布など、どんなハンドメイドでも例外はありません。あなたがどう考えようと、これはれっきとした「営利目的」つまりお金を稼ぐことを目的にした行為になります。

この場合の所得は、本業がある方は税制上「雑所得」に分類されるので、20万円以上の所得を得た場合は確定申告が必要です。

ハンドメイド以外でも副業をしている方は、給与所得以外の副業の所得を合算して20万円以上の場合に確定申告が必要になります。

②貴金属や絵画を1個30万円以上で売った場合


次に、貴金属や絵画などを1個30万円以上で売った方です。

いくら家庭にある不用品だったとしても生活用物品には該当しません。この場合の所得は税制上「譲渡所得」に分類され、保有期間5年を境に、「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」に分かれます。

1個30万円以上で売った場合、いくら家庭にある不用品だったとしても生活用物品には該当しません。

この場合の所得は税制上「譲渡所得」に分類され、保有期間5年を境に、「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」に分かれます。

譲渡所得の計算は下記の通りです。30万円以上50万円未満の場合は結果的に税金はかかりませんが、確定申告は必要です。

譲渡所得=短期譲渡所得+長期譲渡所得×1/2-50万円

③学生・専業主婦で38万円以上の所得を得た場合


最後に、学生・専業主婦・無職などの本業がない方や、個人事業主の方。


本業がある方と異なり、38万円(2020年以降は48万円)までであれば確定申告不要で、それ以上なら必要になります。


所得税には全員に適用される「基礎控除」がありますので、その分までなら確定申告は要りません。なお、38万円と記載している記事は2020年度の税制改正を反映していません。


時々改正されることがありますので、できる限り国税庁のホームページで最新の情報を把握しておきましょう。


直近の改正では、会社員に適用される給与控除が減らされる(=増税)代わりに、個人事業主等への控除が増やされる(=減税)措置がとられています。


今後も会社員冷遇、個人事業主厚遇の流れは続くかもしれません。

確定申告のやり方や申告書の書き方・申告期間について解説!


ここまでで確定申告が必要かも、と思った方。確定申告を難しそうと感じていませんか?


覚えてしまえばそこまで難しくはありません。

  • 収入
  • 経費
  • 所得の分類

この3点さえ把握できていれば、あとは記入して提出するだけ。基本的な流れはフリマアプリに限らず副業全般で同様です。


聞きなれない言葉が多くなりますが、仕組みを分かってしまえば怖いものありません。順番にわかりやすく解説していきます。

確定申告のやり方をステップごとに解説!

①確定申告書を用意

まずは確定申告書を用意しましょう。確定申告書には

  • 確定申告書A(給与所得、雑所得、配当所得、一時所得のみ申告できる書類)
  • 確定申告書B(全ての所得について申告できる書類)

の2種類があります。サラリーマンの方は基本的にAで十分です。不動産所得等がある方はBでないといけません。当然ですが、Aの方が記入は楽です。

②経費・所得を計算

次に経費と所得を計算します。基本の計算方法は下記の通りです。

所得=収入-経費

注意しなければいけないのは年末年始の所得計算です。


12月31日に契約が成立して入金が翌年の1月1日以降になった場合は、その年の売掛金として原則収入に計上しなければいけません。


売掛金とは、「収入になることは決まってるんだけどまだ手元にない売り上げ金」のことです。


フリマアプリでいえば、年末に販売した売り上げがまだ発送中で、相手側に届いていない状態のことです。


ついつい翌年に計上してしまう方がいるのですが、恐らく税務署から指摘されます。


経費は何でもかんでもOK、というわけではなく収入を得るために払った必要経費のみ算入することができます。


詳細は国税庁のホームページを確認すればわかりますが、

  • 仕入れ 
  • 光熱費 
  • 通信費 
  • 交通費 
  • 手数料 
  • 梱包費用 
  • 送料

これらがフリマアプリの副業では主に経費として認められます。


ただし光熱費や通信費に関してはプライベートで利用している分もあるので、経費として認められるのは50%程度が限界と言われています。


光熱費・通信費は使った時間分を経費として計上するのが確実です。


可能であれば、普段から帳簿を付けて副業でのお金の流れを把握しておく方がスムーズに計算できるでしょう。

③申告書を記入

ここまでできたら、あとは申告書へ記入です。確定申告書には第一表、第二表がありますが、第一表は合計金額を記入する表ですので第二表から記入しましょう。


国税庁のホームページにある記載例を参照しつつ入れていけば迷わずに済みます。会社員の方は会社から渡される「源泉徴収票」を見ながら記入してください。

  • 所得の種類
  • 収入の額
  • 源泉徴収額(されていない場合は0円)
  • 経費の金額
  • 控除に該当する場合はその金額
  • 氏名と住所

第一表は、左側に

  • 収入
  • 控除

を記入する欄があるので、第二表に従って間違いないよう記入します。


そして右側に税金の金額を記入する欄があるので、これは計算をしたうえで記入していきます。


ここで注意が必要なのは2点あります。


a.制度上「申告分離課税」にあたる所得を一緒に記載することはできません。

第二表はあくまで総合課税にあたる所得を記載しているので、申告分離課税にあたる所得は第三表に記載します。例えば下記の所得が該当します。

  • 山林所得
  • 土地建物等の譲渡による譲渡所得
  • 株式等の譲渡所得
  • 国内証券口座におけるFX取引で得た所得
基本的に有価証券は申告分離課税になりますが、上場株式の配当や投資信託の分配金については、例外的に総合課税を選択することもできます。

b.制度上「源泉分離課税」にあたる所得は確定申告不要です。

そもそも「源泉分離課税」となっている所得は確定申告が不要な所得ですので申告の必要はありません。


株で損失が出た場合は繰越控除をすることで有利になることがありますが、所得の増加により保険料等が増加する懸念もあります。


源泉分離課税は、株を取引する証券口座で「特定源泉あり」を選択されている方が該当します。


④税務署に提出

最後に必要に応じて収入や経費を証明できる書類を添付書類台紙に貼り付けし、税務署に提出して修正等がなければ確定申告は終了です。


補足:青色申告について

なお、フリマアプリで副業をしている方は、これを「事業」とみなして個人事業主の申請を行い、なおかつ青色申告を行う旨の届け出を行うと青色申告特別控除(最大65万円)を受けることも可能です。これは会社員でもできます。


帳簿としてお金の流れが一目でわかるように複式簿記で提出しなければならない手間はかかりますが、65万円分の所得税が減税されるメリットは大きいと思います。

確定申告の申告期限は2月16日〜3月15日


確定申告には申告期限があります。2021年は4/15まで延長されることが決まりましたが、これはコロナによる特例中の特例です。
普段は2/16~3/15ですので早めに準備して申告しましょう。

日曜でも申告できる日はありますが込み合いますし、初めての申告にはミスをしたり、修正を求められることも想定されます。

税務署は期限を待ってくれるほど甘い組織ではないので、ギリギリに駆け込む行為は避けましょう。後述しますが、遅れた場合は罰則があります。

フリマアプリの所得に税金がかかった場合の金額の計算方法を解説


フリマアプリの所得が、税制上の控除を差し引いても1円以上ある場合は、所得税が課税されます。


所得の種類に応じて税率は異なります。フリマアプリの所得は「雑所得」「譲渡所得」のどちらかになります。


ちなみに、所得には10種類ありますのでこれも併せて覚えておきましょう。

  1. 給与所得 
  2. 不動産所得 
  3. 事業所得 
  4. 配当所得 
  5. 退職所得 
  6. 利子所得 
  7. 譲渡所得 
  8. 山林所得 
  9. 一時所得 
  10. 雑所得

2,8は関係する人しか関わりませんが、他の所得は何かしらで関わる可能性が高いです。ここでは説明を省きますが、それぞれで税率が異なります。


では、雑所得と譲渡所得について税金額を計算してみましょう。なお、2021年現在、所得税には復興所得税が加算されています。加算率は2.1%です。

①「雑所得」の税金額を計算する方法

a.雑所得の税率

課税される所得金額税率控除額
195万円未満
5%0円
195~330万円未満10%97,500円
330~695万円未満
20%427,500円
695~900万円未満23%636,000円
900~1800万円未満33%1,536,000円
1800~4000万円未満40%2,796,000円
4000万円以上45%4,796,000円
(参照:国税庁のホームページ)


b.計算方法

仮に雑所得が200万円だった場合、税金額は下記の通りです。

200万円×(10%+10%×2.1%)-97,500円=106,700円

表のとおり、所得金額に応じて税率が上がっていきます。これは給与所得と同様の仕組みで「累進課税」と言います。

②「譲渡所得」の税金額を計算する方法

a.譲渡所得の税率

区分所得税
長期譲渡所得15%
短期譲渡所得30%

(参照:国税庁のホームページ)

b.計算方法

仮に譲渡所得が200万円だった場合、税金額は下記の通りです。

短期:200万円×(30%+30%×2.1%)=612,600円

長期:200万円×(15%+15%×2.1%)=306,300円

こちらは、所得による税率の変動はありません。

c.雑所得との比較

会社員がフリマアプリで副業をする場合、ハンドメイドでもせどり・転売でもよほど多額の所得にならない限り雑所得として申告した方が得です。


個人事業主の場合は事業所得として申告することも可能です。なお、マイホームの譲渡所得は特例控除がありますので、詳しくは国税庁のホームページを確認してください。

フリマアプリの確定申告に関するQ&A集


ここでは、フリマアプリの確定申告に関する疑問にお答えします。

確定申告や税金関係は、稀にいい加減なことや間違った知識をひけらかす方がいます。

Q&Aを5つ用意しましたので、某知恵袋より信ぴょう性の高い知恵袋としてぜひ役立てていただき、疑問を解消していきましょう。

①確定申告が必要なのにしなかったらバレる?バレない?

A.いつかバレます。

フリマアプリの場合、直接取引ではなくメルカリやラクマが仲介して取引しています。

その金額はバッチリ企業側の会計帳簿に残っていますので、税務署が調査すれば一発でバレてアウトです。

税務署の調査を「税務調査」と言いますが、これが入ると個人情報保護の例外に該当するため、企業側も個人情報を提出するしかなくなります。

たまたまその年バレなくても、次の年でバレれば遡って請求される上に、追徴課税で多額の税金を払う羽目になるので「少額だからバレないよね」と申告を怠ることだけはやめましょう。

少額だから税務調査されない、なんて話は真っ赤なウソです。

補足:記録が全くない場合はバレないこともあるかもしれないが、不可能に等しい。

断言はできませんが、
  • 現金手渡しで銀行口座に記録が残らない
  • 対面だけでネット関係の取引記録もない
  • 電話の記録すらない
  • 外から見てお店などの事業をしている形跡がない
  • 日雇いなどの給与所得ではない
こういった場合だと、税務署も調査の仕様がないと思います。もちろん銀行口座に入金した時点でバレる可能性は一気に上昇するので大変不便を強いられます。そもそもお店もないのに対面で取引を行うことも至難の業です。電話しないのはもはや無理に等しいので到底現実的ではありません。逆に言えば、これくらい徹底しなければ税務署を欺くことはできないのです。あきらめましょう。

②確定申告をしたら会社に副業がバレる?

A.正しく申告すればバレません。

そもそも会社に副業がバレるのは、

  • バイトして本業以外から複数の給与所得を得た
  • 会社から天引きされる住民税の金額が異様に高いor安い
  • 自分から言いふらしてしまった

大体この3つが原因です。フリマアプリの場合は雑所得か譲渡所得なので問題ありませんし、確定申告時に「主給与以外の所得を普通徴収で支払う」にチェックして、住民票のある自治体で住民税を普通徴収できればバレません。


補足:普通徴収と特別徴収

実は住民税は2つの支払い方法があり、

  • 普通徴収:自分で住民税を払う
  • 特別徴収:会社が従業員の住民税を天引きする

この2つに分かれます。ただ、自治体としては普通徴収は手間がかかるのであまり良い顔はしないでしょう。


会社員の場合、そもそも普通徴収を渋る自治体もあるようです。そのため、自治体に相談し普通徴収ができるかどうか確認しておくことをオススメします。


まれに、普通徴収を希望していたのに特別徴収になってしまったという例も見かけますので、念入りに確認してください。

③ポイントを獲得した場合も所得に入れる?

A.入れた方が無難です。

メルカリだとメルカリポイント、ラクマだと楽天キャッシュとして売上金をポイント計上する機能があります。「ポイントは現金じゃないから使わなければ所得にはならないよね」と思っている方は考えを改めた方がいいでしょう。


国税庁のサイトでは、「通常の商取引における値引きを受けたことによる経済的利益(ポイント付与)については、原則として課税対象となる経済的利益には該当しない」としていますが、これはお買い物時のポイント付与のことです。


メルカリやラクマでの収益はポイントでも現金でも収入には変わりませんし、期限付きとはいえ1ポイント=1円として使うことができる時点で現金同等物と思われても文句は言えません。


やはり所得として計上しておくのが無難です。


あとで脱税と言われても言い訳できませんし、この場合でも罰則で余計な税金を払う羽目になります。

④確定申告の期限を過ぎてしまったらどうなる?

A.罰則が適用されます。

本来申告しなければいけない人が無申告のまま確定申告の期限を過ぎてしまうと、どうなるのでしょうか。


期限後の確定申告は可能ですが、「期限後申告」として扱われてしまいます。当然ですが罰則があります。

  • 無申告加算税
  • 延滞税

税務署から連絡が来る前に気づいて申告すれば軽く済みますが、税務署から確定申告していないことに関わる調査である「税務調査」がきた後に申告すると、無申告加算税は最大20%加算されます。


延滞税も最大で年14.6%と、罰則としては大変重いものです。万が一払えず自己破産しても税金はチャラになりませんので、誤魔化して人生を狂わせる前に申告しましょう。


大げさな話ではなく、近年では仮想通貨関連で確定申告漏れで、追徴課税と合わせて6000万円前後の支払いを求められた例もあります。


仮想通貨を売買した時点で税金が発生することを知らなかった人が地獄を見ました。仮想通貨の値動きが激しく、一旦1億の利益を出した人もその後に9000万円損をして1000万円になってしまった人もいました。


それでも1億円分の利益に対して課税されてしまうのです。ちなみに、株のように利益と損失を相殺する損益通算はできません。


こうなってしまうとどうしようもなく、今後一生かけて国に納税し続けることになります。


これは極端な例ですが、遅れても指摘が来る前ならまだマシです。


補足:期限後申告になると青色申告特別控除は使えない。

なお、前述した青色申告特別控除は期限後申告すると使えなくなります。


税務署としても、期限を守らない人に厳しいペナルティを課さないと「このくらいの罰則なら脱税した方がトクだわ」と思われてしまい誰も税金を払わなくなってしまうので、上記の措置はやむを得ないでしょう。

⑤どこまでが経費として認められる?レシートがないとまずい?

A.実際に使った分の経費は認められます。ただしレシートがないと仕入れ費用などが証明できませんので、レシートは大事に保管してください。

できれば税金負担は減らしたい。そんな方のために経費による節税は認められています。前述しましたが、経費として認められるのは「実際に使った分の経費」で主に下記の通りです。


  • 仕入れ費用 
  • 光熱費 
  • 通信費 
  • 交通費 
  • 手数料
  • 梱包費用 
  • 送料

このうち、光熱費と通信費は副業以外の用途にも使っているはずですので一部が経費として認められます。


他の経費は100%経費に認められます。


注意しなければいけないのは、税務署から説明を求められた際、仕入れ費用などは実際にいくら使ったかを証明するレシートがないと経費として認められません。


この場合どうなるかというと、売上=所得とみなすしかなくなります。利益率が悪いと税金でマイナスになってしまう懸念すらあるので、絶対にレシートは捨てずに保管してください。

補足:レシート(領収書)には7年間の保管義務がある

確定申告時にレシートを提出する義務はありません。

ただし、7年間の保管義務があるため確定申告後も捨ててはいけません。万が一税務署から調査が入った際に、経費を証明できなくなってしまいます。

まとめ:副業所得20万以下の人は確定申告の必要なし!

ここまで確定申告の話をしましたが、いかがでしたでしょうか。


聞きなれない言葉も多かったかと思いますが、とにかく覚えてほしいのは確定申告が必要になるのは下記の方だけです。

  • 本業がある方で20万円以上の副業所得を得た方
  • 主婦、学生、個人事業主で48万円以上の所得を得た方
  • 貴金属や絵画を1個30万円以上で売った方
これ以外は確定申告不要です。

ほとんどの方が、該当しないと思います。

確定申告を知識として知っておくのは大切ですが、まずは副業の収入を増やしていくのが第一義です。

税金や確定申告の心配をする必要は、もっと先でも十分間に合います。収入を増やすことが幸せになるための第一歩になりますので、あまりビクビクせずに目の前のことに取り組んでいきましょう。

稼ぐようになったときに「そういえば確定申告の記事があったな」と思い出してほしいです。

せっかくみなさんが頑張って稼いだお金。必要な税金は払わなければいけませんが、無知によってお金を失ってしまうのは悲しいです。将来稼いで確定申告をする姿をイメージしながら、副業に励んでください。