- 新NISAへ切り替えを不安に思っている人
- 新NISAについて詳しく知りたい人
- 新旧NISAをうまく活用したい人
内容をまとめると
- 現行NISAから新NISAへは移行手続きは不要
- 新NISAでは非課税期限が無期限になり、上限枠も大幅にアップ!
- 現行NISAの非課税期限終了までは、新NISAとの併用が可能
- 保有銘柄は新NISA移行後も自動で買付が続く
- 新NISAでは売却分の再投資も可能に
- NISAは新NISA開始前の2023年以内に始めるのがお得
- 新NISA運用の疑問、運用の相談はマネーキャリアがおすすめ!
- 満足度98.6%のマネーキャリアは何度でも無料でオンライン相談可能!下ボタンから簡単申し込み!
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
積立NISAから新NISAへの切り替え時、移行手続きは必要?
2024年からの新NISA制度。
今すでに、積立NISAや一般NISAを利用していて、新しい制度への切り替えについて期待もあるけれど、疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃるはずです。
現在つかっている積立NISA口座、新制度にどうやって切り替えすればいいの?
新NISAと今の制度との違いを知りたい!
今回はこれらの疑問に、ズバッとお答えしていきます!
さっそく見ていきましょう。
切り替え手続きは不要!自動的に同じ金融機関で新NISA口座が開設
積立NISA・一般NISAから新NISAへ切り替えるには、何か手続きしなくてはいけないの?
と心配していらっしゃる方、ご安心ください。
新制度への切り替えに、特別な手続きは不要です。
なぜなら、現在お持ちのNISA口座と同じ金融機関に、あらたに新NISA口座が作られるためです。
これは、新NISAの利用を促進するためにとられた措置で、現行の制度の利用者の負担を減らすためのものです。
つまり今、積立NISA・一般NISAを始めておけば、2024年の始まりとともに自動で切り替えられ、そのまま新NISAで、楽にスタートダッシュを切れるのです。
新NISAへの切り替えでよくある疑問6選!併用やロールオーバーできる?
- 現行NISAの保有商品はどうなる?
- 今と別の金融機関で新NISAを始めたい
- 新制度での積立設定、いつ始められる?
- ジュニアNISA口座って、この先どうしたら…
- 積立NISAの資産、ロールオーバーできる?
- 新旧NISA制度、併用はできるの?
新制度にうまく切り替え、今後も活用していきたいですね。
ではどんどんお答えしていきます!
疑問①現行NISAで保有している商品はどうなる?
運用中の商品に関しては、非課税の期限内はずっと運用できます。
ただし2024年以降に資産が購入できるのは新NISA口座だけで、積立NISAなどの現口座は保有のみとなります。
その後のおもな選択肢は3つ。
- 期間内に売却、新NISAに資金を移し運用
- 期間後、課税口座で運用をつづける
- 非課税期間終了まで、新NISAと積立NISAの併用を考える
併用については、あとでお伝えしますのでお見逃しなく。
新制度は、現行の利用者にとっていろいろと有利な移行措置が準備されています。
せっかくの機会、制度の切り替えをできるだけアドバンテージに変え、着々と資産の形成を進めていきましょう。
疑問②新NISAを別の金融機関で始めたい場合はどうする?
金融機関を変えて新NISAを始める場合は、
- 現口座の金融機関で手続きして必要書類を受け取る
- ご希望の金融機関の窓口で新NISA申し込み
この順番で手続きすればOKです。
新NISA口座の開設手続きは2023年10月開始となっています。
扱う商品や手数料はさまざま。どの金融機関で新NISAを運用するのがベストなのか、じっくり調べて検討しましょう。
よいスタートを切りたいものですね。
疑問③新NISAの積立設定はいつからできる?
新NISA制度の積立設定は、2023年12月下旬の受付開始です。
しかし、積立NISAや一般NISAで現在投資信託の積立設定をしているなら、制度切り替え後はそのままでも新NISA口座で商品が購入されていきます。
現行のNISA利用者にとっては、手間いらずで自然に移行できるこの措置はとてもありがたいものとなっています。
疑問④ジュニアNISA口座を持っている場合はどうなる?
ジュニアNISA口座は、制度移行後どうなるのでしょうか。
新制度への移行に伴って、ジュニアNISAは2023年度末での廃止が決定されています。
ただ、新NISAでは大幅に投資できる金額が増えるので、ご両親の新NISAで教育資金などの準備が可能になりますよ。
廃止までの経過措置は以下のとおりです。
- 非課税期間(5年)終了後、継続管理勘定に資産が移行される
- お子さんが18歳になった年の12月31日まで非課税のまま保有できる
- 2024年以降は、18歳未満でも払い出しOKとなる
また、注意点は以下の2つとなります。
- 払い出しは全額で一度だけ
- 払い出し後、口座は廃止される
なお、他の現行NISAと同様に、新NISAへのロールオーバー(移管)はできません。
疑問⑤保有口座を新NISAにロールオーバー(移管)はできるの?
現行のNISA口座で購入した商品を、新NISA口座にそのまま切り替えて運用を続けたい。
積立NISA・一般NISAの資産のロールオーバー(移管)って可能なの?
残念なことに、新制度へはロールオーバーすることができないことになっています。
ただ、非課税期間が終わるまでは、新旧制度は両立して運用可能なので、非課税期間の終了まではメリットを生かし、その先資金をどうするか計画を立てておきましょう。
疑問⑥旧NISAと新NISAは併用できる?
旧NISA(現行NISA)と新NISAはそれぞれ独立運用できます。
制度の切り替え後、積立NISA・一般NISAで商品購入ができなくなりますが、非課税期間終了まで運用自体はOKなのです。
おすすめ戦略は、2023年に積立NISAで投資信託を購入しておいて、最長20年間の2042年いっぱいまで運用、新NISAで新たなポートフォリオも構築していくNISAダブル使いです。
積立NISAと新NISAの違いとは?新NISA利用のメリット紹介
- 非課税保有期間が無期限に
- 上限額が1800万円まで大幅増加!
- つみたて投資と成長投資の併用可能
- 売却分の再投資も可能に
新NISAのメリット①非課税保有期間が無期限に
新NISAへの切り替えで一番のメリットをあげるなら、まずは、非課税の保有期間の期限が廃止され、無期限になったことでしょう。
現行NISAは非課税で保有できる期間が、積立NISA20年、一般NISA5年と期限がきられています。
期限後は資産が課税口座に移され、運用や売却の利益に所得税がかかる仕組みでした。
それが、新NISAであればずっと非課税のままで運用できる、ということなのです。
この期限の撤廃、利用者が本当に望んでいたことではないでしょうか。
新NISAのメリット②上限額が大幅増加
切り替え後の、気になる投資額。
大幅な引き上げがなされ、上限額がなんと1800万円(成長枠のみ1200万円)に!
この改善によって、変化するライフステージに合わせて活用できる、生涯を通じた資産形成のパートナーとしてふさわしい制度へと進化しましたね。
投資可能額については、このあとお伝えします。
新NISAのメリット③つみたて投資と成長投資の併用可能
現行の制度では、選択制で一般NISAと積立NISAのどちらかしか一度に利用することができないというデメリットもありました。
新しいNISA制度への切り替え後、その点も解消されます。
新NISAひとつで、つみたて投資+成長投資を併用することができ、あわせて360万円を毎年、投資に使えるのです。
大きな利益も見込める成長投資枠と、低リスク運用する積立投資。
攻めと守りのバランスよくポートフォリオを形成することができるようになりますね。
新NISAのメリット④売却した分も再投資可能
そしてまたひとつ、新NISAへの切り替えで大きな進化がありました。
積立NISAと一般NISAではできなかった、売却分の投資上限枠の復活がみとめられるようになったのです。
新NISAでは、保有資産が上限に達すると非課税投資ができなくなりますが、資産の売却をした分について、翌年にはその分また投資できることになり、よりフレキシブルな制度となっています。
大幅にブラッシュアップされた新NISAをどう活用するか、今から期待が高まりますね。
NISAを始めるならいつから?新NISA切り替えまで待つべき?
ここで一旦まとめてみましょう。
- 現行NISA口座があれば、新NISAの口座が自動開設される
- 積立NISAでの積立設定は、切り替え後、新NISAの方で反映される
- 現行NISAと新NISAのダブル使いもOK
新NISAへの切り替えは、口座があれば何もしなくていいという手軽さ。
しかも、積立NISAの期限20年をめいっぱい使えば、新NISAとあわせて長く運用できとてもお得という、いいことづくめになっています。
つまり、始めるなら2023年のうちがチャンスなのです。
新NISAで資産形成で成功するためのポイント4選
ここからは、新NISAで資産形成をめざす時に大切となるポイントをご紹介します。
家をたてる、子供を育てる、老後にそなえる。
人生の3大資金を準備し、ご自分やご家族の夢を現実にするために、資産運用をしっかり行う上で覚えておきたいことは、次の4つ。
- 資産形成の目的・目標を明確にする
- 長期的に運用を継続する
- 収入の目的別配分を確認する
- 商品選びや売却等に悩んだらプロに相談してみる
では、それぞれのポイントについて詳しく解説していきましょう。
①目的・目標を明確にする
まず、なんのための資産形成なのか、目的や目標を明確にしておきましょう。
- 3年後に車の買い替え時期がくるから、その資金が必要
- 8年後には子供の大学入学。学費を用意しておかなければ
- 15年後の定年退職にそなえ、老後資金を貯めておきたい
家庭によってさまざまなライフプランがあると思います。
新NISA制度への切り替え後は、長期運用を目指す積立投資枠と、短期にも強い成長投資枠を併用することができます。
資産形成の目的、時期、金額を明確にすることで、どんな資産の組み合わせで、どれくらい投資するべきか、という戦略を立てやすくなります。
②長期的に継続する
また、重要なのは長期的な継続運用です。
長期運用で複利効果が働き、より大きく利益を育てることができます。
価格が急落すると、すぐ売った方がいいのでは?という方もいます。
しかし、急落時にすぐ手放すのは狼狽売りと呼ばれる危険な行為。
ほとんどの場合、相場が急落し続けるということはほとんどありません。
2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、そして2020年のコロナ危機。
大きな危機でも、必ず少しずつ相場価格は戻っています。
情報を集めながら辛抱強く価格の回復を待ち、運用を継続することが何より大切なのです。
③収入の目的別配分を確認する
そして、収入の目的別配分の確認も大切です。
できるだけ投資に回したくなってしまいますが、投資にはリスクがつきもの。
また、運用資産はすぐには現金化できないのを忘れてはいけません。
何かあった時のための生活防衛費と、投資用のお金は分けて考えましょう。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果では、対象世帯が貯蓄に回した金額は、年間手取り収入の11%が平均となっています。
その中からどれだけ預貯金し、いくら投資に回すのか。その配分は非常に大切になってきます。
FPに相談して、家計を見直すのもおすすめです。
④商品選びや売却等に悩んだらプロに相談してみる
最後のポイントは、これでいいの?と悩んだらプロに相談してみることです。
いざ資産運用を始めてみると、国内株式、海外株式、債券、投資信託…購入できる資産の種類がとても多く、どの金融商品を購入するか決め、運用していくのはなかなか難しいものです。
そんな時、あなたは誰に相談しますか?
友人、銀行や証券会社、インターネットの投資サイト、etc.…
今の時代、情報はあふれていますが、正確な知識と情報を持ち、信用できるのはやはりプロフェッショナル。
自分で知識をつけるのも大切ですが、それと共にプロに相談してみるのが一番です。
NISAの商品選びや売買に関するお悩みはマネーキャリアへ
さて、今回は新NISAへの切り替えについてお伝えしてきましたが、まだまだわからないこと、不安なことがある方もいらっしゃると思います。
新NISAではどんな商品を選んだらいいの?
我が家の場合、積立投資と成長投資のバランスはどれくらいがベスト?
そういう疑問は、やはり頼れるお金のプロに相談するのが安心。
お金のことで迷ったら、マネーキャリアのFPに相談するのがおすすめです。
マネーキャリアは提携FP数が3,000人。
相談対応時間は9:00~21:00で、土日祝も対応しています。
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まとめ:新NISAへの切り替え手続きは不要!今から資産形成を始めよう
いかがでしたでしょうか。
新NISA制度の概要と、現行NISAからの切り替えについて解説しました。
今回のポイントは下記の通りです。
- 現行NISA口座を持っていれば、新NISAの切り替え時、口座は自動で作られる
- 保有銘柄は新NISA移行後も自動で買付が続く
- 現行NISAからロールオーバー(移管)できないが、併用できる
- 非課税枠は無期限になり、投資枠も大きく増える!
- 新NISA制度は目標を明確にして、長期で運用しよう
疑問や不安はマネーキャリアに相談して解決し、未来を見据えて着実に資産形成をしていきましょう!