
「家計簿の項目をどう分ければ良いか知りたい」
「家計簿の項目の分類分けについて詳しく知りたい」
とお悩みではないでしょうか。
結論、家計簿を作成するなら、以下のように固定費と変動費に分けて記録するのがコツです。
分類 | 項目 |
---|---|
固定費 | 住居費 光熱費 通信費 保険料 車両費(ガソリン代を除く) 教育費 サブスクリプション 税金 |
変動費 | 食費 日用品費 衣服・美容費 交通費 医療費 娯楽費 交際費 |
この記事では、家計簿のおすすめの項目一覧をパターン別に紹介します。
家計簿を項目ごとにつけるメリットや、家計簿の作成・継続のポイントについても解説するのでぜひ参考にしてください!
内容をまとめると
- 家計簿を項目ごとにつけることで収支を明確にし、無駄な支出を把握できる
- 家計簿も項目は大きく固定費と変動費に分けられる
- 家計簿を続けるためには目的や家庭環境に合わせてシンプルに項目を選び、定期的に見直すことが大切
- 家計簿を作成する上でアプリなどを使って効率的に記録し、作成後に分析を行うことが重要
- しかし分析は1人では大変なので、マネーキャリアを使い実績豊富なFPに無料で何度でも相談することが有効

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 家計簿を項目ごとにつけるメリット
- 収支を明確にできる
- 無駄な支出を把握できる
- 項目ごとの優先順位をつけられる
- 家計簿の項目は固定費と変動費の2つに分けられる
- 固定費の項目一覧
- 変動費の項目一覧
- 家計簿の項目のおすすめ一覧を紹介
- 一人暮らし向けの項目一覧
- 子どもがいる家庭向けの項目一覧
- ざっくりと付けたい人向けの項目一覧
- 家計簿を続けるための項目の決め方
- 目的に合わせて項目を選ぶ
- 項目の数はシンプルにまとめる
- 定期的に項目を見直す
- 自身の家庭環境に合わせて項目を選ぶ
- 家計簿の作成で重要なポイント2つ
- アプリやエクセルを使い効率的に記録する
- 作成後は必ず分析をおこなう
- 家計簿の項目をシンプルにして継続を目指そう【まとめ】
家計簿を項目ごとにつけるメリット
家計簿を項目ごとにつけることには以下のメリットがあります。
- 収支を明確にできる
- 無駄な支出を把握できる
- 項目ごとの優先順位をつけられる
収支を明確にできる
家計簿を項目ごとにつけることで、どこにどれだけお金を使ったのかが分かり、収支が明確になります。
これによって家計簿全体の収支のバランスがひと目で分かり、「今月は赤字だから支出を抑えよう」などの支出計画を立てやすくなります。
また、収支が明確になることで赤字にはしたくない気持ちも働き、自然と節約する意識が身につくので、貯金に回すお金が増える可能性も高いです。
さらに貯金という項目を作れば、毎月どの程度貯金できているか、先月より貯金が増えたなどモチベーションの向上にも繋がります。
無駄な支出を把握できる
家計簿を項目ごとにつけることで、お金を使っている部分、使っていない部分が明確になり、無駄な支出が把握できます。
食費や日用品などは把握しやすいですが、サブスクや保険など毎月定額でかかるものは意外と把握しきれません。
しかし、家計簿でまとめてみると「思ったよりサブスクが多い」「保険料が高い」など、今まで気づかなかった無駄な支出が見えてきます。
こういった無駄な支出を削るだけでも、貯金に回すお金はかなり増えるはずです。
項目ごとの優先順位をつけられる
項目ごとに優先順位をつけられるのも大きなメリットです。
基本的に収入の範囲内で支出をコントロールすることが重要ですが、使いたいだけお金を使っていてはすぐに赤字になります。
そこで、優先順位をつけることで満足度をあまり落とすことなく、予算内でやりくりをする力が身につきます。
また、不足している分は優先度の低い項目を減らし、優先度の高い項目に予算を回すなど様々な工夫ができるのも良い点です。
家計簿の項目は固定費と変動費の2つに分けられる
家計簿の項目は大きく以下の2つに分けられます。
- 固定費
- 変動費
固定費の項目一覧
固定費には以下の項目が含まれます。
- 住居費
- 光熱費
- 通信費
- 保険料
- 車両費(ガソリン代を除く)
- 教育費
- サブスクリプション
- 税金
変動費の項目一覧
変動費には以下の項目が含まれます。
- 食費
- 日用品費
- 衣服・美容費
- 交通費
- 医療費
- 娯楽費
- 交際費
家計簿の項目のおすすめ一覧を紹介
家計簿の項目で以下のパターンについておすすめの項目一覧を紹介します。
- 一人暮らし向け
- 子供がいる家庭向け
- ザックリとつけたい人向け
一人暮らし向けの項目一覧
一人暮らしの方向けの家計簿の項目一覧は以下の通りです。
分類 | 項目 |
---|---|
固定費 | 住居費 光熱費 通信費 保険料 サブスク |
変動費 | 食費 日用品費 交通費 衣服・美容費 娯楽・交際費(趣味、レジャー、外食、飲み会など) 医療費 |
ポイントは食費を自炊と外食に分けることです。
一人暮らしだとデートや会社の付き合い、友人との飲み会などで外食費用が多く発生します。
これら全てを食費にまとめてしまうと、自炊と外食どっちに無駄な支出が多いのかが分かりにくくなります。
そのため、外食は趣味やレジャーなどと合わせて、娯楽・交際費として食費と別で管理するのがおすすめです。
子どもがいる家庭向けの項目一覧
子供がいる家庭向けの家計簿の項目一覧は以下の通りです。
分類 | 項目 |
---|---|
固定費 | 住居費 光熱費 通信費 保険料 サブスク 教育費(学費、習い事の月謝など) |
変動費 | 食費 日用品費 衣服・美容費 交通費 医療費 娯楽・交際費(レジャー、家族旅行など) 子供用品費 |
一人暮らしの方向けと項目は大きく変わりませんが、教育費と子供用品費が追加されています。
子どもがいる家庭の固定費では学費や給食代、習い事の月謝などの教育費が大きな割合を占めてきます。
また、玩具や衣服、子どものイベント参加費、プレゼント代など子供用品費も変動費として毎月かかってくるので、忘れずに集計するのが大切です。
ざっくりと付けたい人向けの項目一覧
ざっくりと付けたい人向けの家計簿の項目一覧は以下の通りです。
分類 | 項目 |
---|---|
固定費 | 住居費 光熱費 通信費 保険料 サブスク |
変動費 | 食費 日用品費 娯楽・交際費 その他(医療費、衣服・美容費など) |
ざっくりと管理したい人向けでは必要最低限の項目で管理しつつ、総支出に抜けが無いように支出が少ない部分をその他としてまとめています。
固定費は金額も大きいので基本的には同じですが、毎日つける手間がかかる変動費はできるだけ項目を減らしています。
一度この形で使ってみて、優先度が高いものや支出が多そうなものは項目を増やして改善していく方法がおすすめです。
家計簿を続けるための項目の決め方
家計簿を続けるための項目の決め方には以下のポイントがあります。
- 目的に合わせて項目を選ぶ
- 項目数はシンプルにまとめる
- 定期的に項目を見直す
- 自身の家庭環境に合わせて項目を選ぶ
目的に合わせて項目を選ぶ
家計簿の項目は目的に合わせて選ぶことが大切です。
目的が明確になることで、記録が楽しくなり、達成感を得られやすくなるので、自然と家計簿をつけることを続けられます。
例えば、貯金を増やしたければ貯金額の項目を追加、自炊の割合を増やしたければ食費と外食費に分けるなどの方法です。
自分が家計簿をつけて何を把握したいのかを一度しっかり考えることで、モチベーションの維持に繋がり、家計簿が継続できるようになります。
項目の数はシンプルにまとめる
家計簿の項目はできるだけシンプルにまとめることが重要です。
項目を細分化すれば、それだけ詳細に家計を把握できますが、その分かなりの手間と時間がかかります。
項目が増えすぎると「0」の項目も増えて、ただ入力する手間だけが増えてしまうので、モチベーションの低下につながります。
まずは固定費と変動費の2つ分け、そこから自分でも続けられる程度の項目数で優先度の高いものから追加していくことがおすすめです。
定期的に項目を見直す
家計簿の項目は一度作って終わりではなく、定期的に見直すことも大切です。
長期的に見ると生活スタイルは変わっていくので、必要な項目が増えたり、逆に不要な項目が出てきます。
それらをそのまま放置しておくと抜け漏れが発生したり、無駄な手間が増えてしまいます。
そのため、自分の生活スタイルが変わるタイミングで、家計簿の項目も見直していくことが重要です。
自身の家庭環境に合わせて項目を選ぶ
家庭環境によって家計簿の必要な項目は変わるので、それに合わせて選ぶことが大切です。
他の人がやっている項目をそのまま真似しても、自分には不要な項目が多く、入力する手間だけが増える可能性もあります。
自分の家庭環境に合った項目を選ぶことで、実際に生活に即した家計管理に繋がるので、より家計管理の効果が見えやすくなります。
そのため、自分の家庭環境、状況に合わせて項目を選んでいくことが非常に重要です。
家計簿の作成で重要なポイント2つ
家計簿を作成する上で重要なポイントは以下の2つです。
- アプリやエクセルを使い効率的に記録する
- 作成後は必ず分析を行う
アプリやエクセルを使い効率的に記録する
家計簿はアプリやエクセルを使い、効率的に記録することが大切です。
手書きでノートにまとめることも可能ですが、時間がかかったり計算ミスが起きる可能性があります。
アプリやエクセルでは数字を入力するだけで自動で計算することが可能ですので、計算ミスが起こる可能性は低いです。
また、アプリにはレシート読み取り機能やクレジットカードとの連携で、支出の記録が効率的に行えるようになっています。
グラフやチャートで節約の効果が分かりやすいので、できるだけアプリやエクセルを使うことをおすすめします。
作成後は必ず分析をおこなう
家計簿は作成した後に必ず分析を行うことが重要です。
家計簿は月毎や給料日ごとに集計することが多いので、1カ月単位で収支の振り返りを行い、お金の流れを把握しましょう。
予想より支出が多い項目があったり、全体で赤字だった場合などは原因を振り返り、翌月の対策を考えることが必要です。
こういった分析を繰り返し、支出を予算内に収めるようにしていくことで、家計が改善し、お金にゆとりが生まれてきます。
ただ、支出が多いと改善点が見つからずに困ってしまうこともあります。
分析する時間がない方や、分析しても原因や解決策がわからない場合は、お金の専門家であるマネーキャリアに相談してみましょう。
家計簿の項目をシンプルにして継続を目指そう【まとめ】
家計簿はただ作るのではなく、継続して分析と改善を繰り返していくことが非常に重要です。
家計簿を継続するためにも、まずは項目をシンプルにしたり、アプリなどを利用して、入力する手間を減らしていくことをおすすめします。
最初は手間と時間はある程度かかりますが、慣れてくれば徐々に入力も早くなりますし、改善が目に見えて分かるのでモチベーションも上がります。
ただし、家計簿の項目をシンプルにし、正確に分析していくには1人では大変なので、お金の専門家であるFPの力を借りることが重要です。
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