家計簿の項目おすすめ一覧!ズボラでもできるシンプルな分類方法を紹介のサムネイル画像

家計簿の項目をどう分ければ良いか知りたい

シンプルでわかりやすい家計簿を作りたい

とお悩みではないでしょうか。


結論、家計簿を作成するなら、固定費と変動費に分けて記録するのがコツです。


この記事では、家計簿の項目について、おすすめを一覧で紹介します。


ズボラな方でもできるシンプルな分類方法についても紹介するのでぜひご覧ください。


  • 家計簿の分類方法が分からない
  • 家計を黒字にする方法を知りたい
  • 家計簿をつけて浮いたお金で資産形成をしたい

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監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

家計簿の項目おすすめ一覧!固定費と変動費で分けるのがコツ【支出編】

家計簿は固定費と変動費で分けて考えるのがおすすめです。


なぜなら、まず固定費を収入から引くことで、変動費にいくら使用できるのかがわかりやすくなるからです。


上記を踏まえた家計簿の項目のおすすめ一覧は以下の通りです。


【固定費】
  • 家賃
  • 光熱費
  • 通信費
  • 保険料

【変動費】
  • 食費
  • 外食費
  • 交通費
  • 日用品
  • ファッション
  • お出かけ(外食・交際費・趣味・交通費すべて含む)
  • 美容
  • 急な出費(医療費含む)

この項目は、家計簿の項目にしてはざっくりしているため、初めての方やズボラな方でも毎日の日課として記録しやすくなっています。

ただし、上記はあくまで一例で、実際の家計簿の項目は世帯人数や子どもの有無で変わります。

そのため今回は、一人暮らしの人向けと子どもがいる家庭向けそれぞれについて、おすすめの家計簿の項目を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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一人暮らしの人向けの家計簿

一人暮らしの人向けの家計簿に利用できる項目は以下のとおりです。


分類項目
固定費■家賃
■光熱費
■通信費
■保険料
変動費■食費
■日用品
■ファッション
■お出かけ
(外食・交通費・
趣味・交際費全て含む)
■美容
急な出費(医療費含む)

一人暮らしの場合、日々の食材購入費だけでなく、デートや会社の付き合いでの外食費用が多く発生します。

これらすべてを食費にまとめると「自炊と外食のどちらに無駄があるか」がわかりにくくなります。

外食は「お出かけ費用」としてまとめ、食費とは別に管理するのがおすすめです。

子どもがいる家庭向けの家計簿

子どもがいる家庭でも以下のとおり基本的な項目は変わりませんが、「教育費」が追加される点が大きく異なります。


分類項目
固定費■家賃
■光熱費
■通信費
■保険料
変動費■食費
■日用品
■ファッション
■お出かけ
(外食・交通費・
趣味・交際費全て含む)
■美容
■教育費
■急な出費
(医療費含む)

子どもがいる家庭では、幼稚園・保育園(子ども園)に通い出すと毎月の授業料や給食代がかかることになります。


毎月必ずほぼ同額の支払いがある給食費や学費などは固定費に、習い事のクラブで開催されるイベント参加費用などの単発の出費は変動費として記録すると良いでしょう。

家計簿の項目【収入編】

家計簿は支出だけでなく、収入も項目を分けて記録しましょう。


収入面で利用できる項目は、主に以下の4つがあります。


  1. 給与
  2. ボーナス
  3. お小遣い
  4. その他


一般的に、会社員の方は年に2回のボーナスを受け取れますが、受け取った際は普段の給与と別に記録しておきましょう。


賞与は支給されなくなる可能性もあるためボーナス抜きでも黒字になっているかを知るためには項目は分けるのがおすすめです。

家計簿の項目を分類するポイント3選【ズボラ向け】

ここからは、家計簿の項目を分類する際に知っておきたいポイントを紹介します。


具体的に知っておきたいポイントは以下の3つです。

  • 細かく分類しすぎない
  • 慣れてきたらカスタマイズする
  • 実際の記録時もこだわりすぎない
上記のポイントを踏まえることで、ズボラな方でも簡単に分類わけができ、見やすい家計簿を作れるようになります。

家計簿はあくまで「支出を節約して家計の黒字化を目指すツール」なので、完璧で詳細に作る必要はありません。

シンプルで継続しやすい家計簿を作り、長期的に家計簿での管理を続けられることが大切です。

細かく分類しすぎない

家計簿を分類する1つ目のポイントは、家計簿の項目を細かく分類し過ぎないことです。


正確に記録するには項目を細分化するのが正解ですが、あまりに細かいとどこに分類して良いかがわからなくなってしまいます。


また、項目の分類が細かいと家計簿を完成させるのに時間がかかり、家計簿をつけることが苦痛になって長続きしない可能性があります。


特に家計簿に慣れていない最初のうちは項目を分け過ぎず、大まかな分類わけで問題ありません。


ただし、大まかに記録するのはあくまで項目の分類であり、使った金額についてはレシートを見ながら正確に記載しましょう。

慣れてきたらカスタマイズする

家計簿を分類する2つ目のポイントは、慣れてきたら項目をカスタマイズすることです。


どの項目の支出が多いかは家庭ごとに異なるため、慣れてきたら以下のようなカスタマイズも検討してみましょう。

  • 金額が大きい項目は細分化してみる
  • 金額が少ない項目は合体させる
例えば毎日晩酌用のお酒を購入する人は、食費とは別に「酒代」など別の項目を設けてみましょう。

食費とひとくくりにしてしまうと、酒代が家計をどのくらい圧迫しているかわかりにくくなります。

反対に、ほとんど使っていない項目があれば家計に与える影響はほぼないため、別の項目と合体させると家計簿がスッキリ見やすくなります。

実際の記録時もこだわりすぎない

家計簿を分類する3つ目のポイントは、実際の記録時も項目分けにこだわり過ぎないということです。


家計簿の目的は収支を把握して節約につなげることであり、きれいさにこだわって項目を分けることではありません。


仮に間違った項目に支出を記録してしまったとしても、支出の総額は変わりません。


失敗してもきれいに修正しようとせず、来月に同じミスをしないようにすれば十分です。


きれいに色分けしたり、完璧な家計簿にこだわっていたりすると家計簿の作成に時間がかかってしまい、長期的に継続できない可能性があります。


家計簿の作成で重要なポイント2つ

ここでは、家計簿を作成するにあたって重要なポイントを紹介します。


具体的に、家計簿をつける際に知っておきたいポイントは以下の2つです。

  • アプリやエクセルを使い効率的に記録する
  • 作成後は必ず分析をおこなう
家計簿は効率的に作成し、余った時間で次につなげるような分析をすることが大切です。

それぞれのポイントについて、次から詳しく解説します。

アプリやエクセルを使い効率的に記録する

家計簿の作成で重要なポイントの1つ目は、アプリやエクセルを使って効率的に記録することです。


家計簿は手書きでノートにまとめることもできますが、時間がかかったり計算ミスが起きたりするデメリットがあります。


アプリはスマートフォンなどのデバイスにインストールされるため、場所を選ばずいつでも支出を記録できます。


レシートの読み取り機能やクレジットカードとの連携で、支出が即座に自動的に記録される点も魅力です。


エクセルは表作成や関数などを使って自分でひな形を作る必要がありますが、利用者の家計に合わせて自由にカスタマイズできます。


グラフやチャートで節約の結果を可視化できたり、データを出力できたりするため、より詳細な家計簿を作りたいときに向いています。

作成後は必ず分析をおこなう

家計簿の作成で重要なポイントの2つ目は、家計簿を作成したあとは必ず分析をおこなうことです。


家計簿は給料日から次の給料日の前日までなど1ヵ月単位で作成することが多いです。


1ヵ月分の家計簿が完成した時点で収入と支出を振り返り、お金の流れを把握しましょう。


支出が収入を上回ってしまった場合には、赤字の原因と改善策を考えましょう。


例えば外食費が多ければ自炊を増やす、美容費が多ければ予算を決めて黒字の範囲内に収めるなどが考えられます。


原因を分析したあとは、次月は予算をオーバーしないように反省点を踏まえて項目ごとの予算を決めましょう。


ただ、支出が多いと改善点が見つからずに困ってしまうこともあります。


分析する時間がない方や、分析しても原因や解決策がわからない場合は、お金の専門家であるマネーキャリアに相談してみましょう。

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家計簿の項目をシンプルにして継続を目指そう【まとめ】

この記事では家計簿でよく利用するおすすめの項目と、家計簿をつける際のコツ・ポイントについて紹介してきました。


内容をまとめると以下のとおりです。

  • 家計簿の項目は固定費と変動費に分けるのがコツ
  • 子どもがいる家庭では一人暮らしの家庭の項目に「教育費」が加わる
  • 項目を細かく記録したり、こだわり過ぎたりしないのが長続きの秘訣
  • 家計簿は手書きよりもアプリやエクセルがおすすめ
  • 作成後は必ず分析をして次月の対策を考えることが大切
家計簿はそれ自体を作るだけではなく、支出を分析して黒字化を目指すことが目的です。

多少大雑把だったり失敗したりしても気にせず、アプリやツールを活用して時短しながら作成しましょう。

完成後はそこで満足せず、次月に活かすための反省点を分析することも大切です。