- がん保険の加入について、お悩みの人
- がん保険の必要性について知りたい人
- がん保険を辞めたいとお考えの人
- がん保険の加入がもったいない人もいる
- がん保険の受けられる保証を解説
- がん保険に入るメリットもある
- 保険の相談ならマネーキャリアがおすすめ
- ラインで簡単予約、業界最大級のFP相談窓口はマネーキャリア
がん保険がもったいないとされる理由には保険料が無駄になるといったことやその他の保障で十分であるということがあげられます。がん保険に入るとまとまった金額を受け取れたり長期の治療に対応しやすかったりするというメリットがありますが、場合によっては加入がもったいない人もいるため検討が必要です。
この記事の目次
- がん保険がもったいない・いらないとされる理由
- がん保険が掛け捨て型の場合、保険料が無駄になるから
- がんになっても高額療養費制度で負担が軽減されるから
- がんになっても医療保険で保証が十分だから
- 公的医療保障制度が充実しているから
- がん保険の保証は何がある?|もったいないか判断するために知っておこう!
- がん診断給付金(一時金)
- がん入院給付金
- がん手術給付金
- がん通院給付金
- 先進医療特約
- 放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等
- 女性特約
- がん保険に入るメリットは?本当にもったいない?
- 診断給付金でまとまったお金を受け取れる
- がんによる長期の入院にも対応できる
- がん保険がもったいない・不要なのはどんな人?
- がん治療の費用を補う十分な貯蓄がある人
- 既に保障の手厚い医療保険に加入している人
- 様々な病気に対して幅広く備えたい人
- がん保険はもったいない?実際の加入率は?
- がん保険加入率 [年齢・性別]
- がん保険加入率 [ライフステージ]
- がんに備える際の選択肢3選|がん保険がもったいないか検討!
- 選択肢①:「公的医療制度+貯蓄」でがんに備える
- 選択肢②:「がん保険」でがんに備える
- 選択肢③:「医療保険+がん特約」でがんに備える
- 「もったいないからがん保険をやめる、加入をやめる」そんなときの注意点
- がん保険無しで自分が受けられる保証を確認する
- がんにかかった際に必要な費用を確保できるのかの確認
- 今後がん保険に入る可能性がないかの検討
- がん保険がもったいないのか迷ったらプロに相談
- まとめ:がん保険はもったいない?
がん保険がもったいない・いらないとされる理由
「がん保険って、もったいないのかな?」「本当にがん保険って必要?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
がん保険に入ると、まとまった金額を受け取れたり、長期の治療に安心感を得られたりなどのメリットもありますが人によってはもったいない場合もあります。
この記事ではがん保険がもったいない・いらないとされる理由から、がん保険で受け取れる給付金やメリットについて紹介していきます。
がん保険がもったないとされる理由はこちら。
- がん保険が掛け捨て型の場合、保険料が無駄になるから
- がんになっても高額療養費制度で負担が軽減されるから
- がんになっても医療保険で保証が十分だから
- 公的医療保障制度が充実しているから
がん保険の加入で悩んでいる人、今加入しているがん保険が本当に必要なのか疑問に思っている人はこの記事をぜひ参考にしてみてください。
また、どんながん保険が自分に合っているのか知りたい人はマネーキャリアがおすすめです。
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がん保険が掛け捨て型の場合、保険料が無駄になるから
がん保険がもったいない・いらないとされる理由1つ目は「掛け捨てのがん保険で、保険料が無駄になってしまう」ことがあげられます。
がん保険には、以下2つの種類があります。
- 掛け捨て型
- 貯蓄(つみたて)型
掛け捨てのがん保険の場合、毎月の掛け金を長年支払っていても、返戻金があることもなく、満期で解約した際にも、お金を受け取れないのがデメリット。
そのため、長年がんの掛け捨て保険に加入していて、保険を使用する機会が少ないと「保険料が無駄だった」と感じてしまう人もいます。
掛け捨てと貯蓄(つみたて型)のがん保険の、その他の違いやそれぞれのメリットについては、こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
がんになっても高額療養費制度で負担が軽減されるから
がん保険がもったいない・いらないとされる理由2つ目は、がんになってしまっても「高額医療費制度」で負担が軽減されることがあげられます。
高額医療費制度は、医療機関や窓口などで支払う金額が、決められた上限(収入ごとに違う)を超えた場合、その超えた部分を返還(支給)してくれる制度です。
上限額は70歳以上の場合と、69歳以下の人で変わってきますので、詳しい年収別条件については厚生労働省保険局の公式HPを参考に、自分がどの区分なのかを調べておくようにしましょう。
上限額の年収は、高額医療制度を使用する前年の年収で決まります。
ここでは例として、70歳以上の人で、年収約370万円~770万円の場合に高額医療費制度を利用したケースを紹介します。
どのくらいの額が支給されるのか、参考にしてみてください。
- 医療費は100万円
- 窓口負担は3割で30万円を支払う必要がある
- 年収約370万円~770万円の人の、自己負担の上限額は「80,100円+(支払った医療費-267,000円)×1% 」で計算する
- そのため、この場合の自己負担上限額はは87,430円(上記のケースで医療費100万円として計算)
- 212,570円が高額医療費制度で賄うことができる
この金額を無理なく支払える人にとっては、がん保険は無駄・もったいないといえますが、家計に負担を感じる人はがん保険を検討してみてもいいかもしれません。
また、高額医療費制度についてもっと詳しく相談したい人、がん保険について話を聞きたい人は一度マネーキャリアにご相談ください。
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がんになっても医療保険で保証が十分だから
がん保険がもったいない・いらないとされる理由3つ目は「今加入している医療保険で充分」だと感じる人もいることがあげられます。
例えば、現在入院日額1万円、手術30万円、通院5千円など、特約の充実した医療保険に加入している人は、がんになって病院に行く際、その保険を利用して充分に賄える可能性もあります。
がん保険は、「診断給付金」などがある場合もありますが、医療保険でもがんと診断された際の補償や払いこみ免除などがあるケースも。
このように特に手厚い医療保険に加入している人は、がん保険に新たに加入するのはもったいない・いらないと考えられます。
どのような保険でも、特約や保証される内容によって新たに必要となる保険は変わってくるためしっかりと今の保険内容を把握しておくのがポイント。
特に、「どんな保険に入ったか忘れてしまった」という人はこの機会に一度保険を見直してみるのがおすすめです。
公的医療保障制度が充実しているから
がん保険がもったいない・いらないとされる理由4つ目は「公的医療保障制度の充実」があげられます。
日本で受けられる公的医療制度には以下のものがあります。
- 国民皆保険
- 被用者保険
- 後期高齢者医療制度
- 高額療養費など
がん保険の保証は何がある?|もったいないか判断するために知っておこう!
上記ではがん保険がもったいない・いらないと言われる理由について解説しましたが、では実際にがん保険に加入したらどのような保証が受けられるのでしょうか。
がん保険で受けられる保証はこちら。
- がん診断給付金(一時金)
- がん入院給付金
- がん手術給付金
- がん通院給付金
- 先進医療特約
- 放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等
- 女性特約
がん診断給付金(一時金)
がん保険には「がん診断給付金(一時金)」があります。
これは「あなたはがんですよ」と医師から診断を受けた際に、その治療内容などに関係なく一時金を受け取れる仕組みです。
がんは再発することも多いため、条件にもよりますが複数回がんの診断給付金を出すとしている保険も多くあります。
がんになってしまった際に、まとまったお金を受け取れることは生活の目処をつける上でも重要。
がん診断給付金には使用用途は定められていないため、長く入院するための生活費や、働けなくなった際の家族に渡すお金としても活用することができます。
がん入院給付金
がん保険には「がん入院給付金」があります。
がん入院給付金は、がんになってしまった際に、がんの治療のために入院した場合に受け取れるお金です。
加入時には、がん入院給付金を「5千円」「1万円」「1万5千円」など、自分で設定することができ、そのお金を入院した日数分保証されるのが一般的なケース。
特にがん治療は過酷なもの、副作用のあるものも多いため、個室で治療を受けたい、人の目を気にしたくない、一人で過ごしたいという人も多くいますよね。
そんな人は、入院時に1人部屋を選ぶことも多いため、入院日額を受け取れることで安心して個室に移動できます。
がん入院給付金は、金額をあげればあげるほどかかる保険料も高くなってしまうため、無理のない範囲で保証をつけるのがポイント。
基本的に、個室に移動した場合の差額ベット代は1日1万円くらいのケースが多いため、がん入院給付金も5千円〜1万円をつける人が多くなってます。
がん手術給付金
がん保険には「がん手術給付金」があります。
がん手術給付金は、その名前の通りがんの手術を受けた際に、保証としてまとまったお金を受け取れる仕組み。
がん手術給付金でも、自分でもらう金額を選べるケースもありますが、入院日額から掛け算して何倍などと定められている場合もあります。
手術では入院が長くなってしまうことや、その後すぐには仕事に復帰できない可能性も高いためがん手術給付金を生活費に充てることも可能に。
まとまったお金を受け取れるがん手術給付金は、特に生活に不安のある人のはおすすめの保証です。
がん通院給付金
がん保険には「がん通院給付金」もあります。
ここまで診断・入院・手術と給付金を紹介してきましたが、実際にがん治療は長期に渡るケースも多いため、通院を長い間する場合もあります。
そんな時に支えてくれるのが、がん通院給付金です。
がん通院給付金は、がんの治療のために病院に通院した日数分、契約時に選んだ金額を保証・給付してくれる仕組み。
ほとんどの保険会社では、通院給付金の受け取り条件に「退院後の通院」としていることが多いため注意しておきましょう。
日本人の2人に1人が、がんにかかるともいわれているこの時代、リスクを最小限にがんと向き合うためにもさまざまな保証を検討しておくのがおすすめです。
先進医療特約
がん保険には「先進医療特約」というものもあります。
先進医療特約は、多くの医療保険にも特約としてあることが多いため、聞き馴染みのある言葉かもしれません。
簡単に説明すると、がんの先進医療とは陽子線や重粒子線などに代表される治療などがあり、基本的には厚生労働大臣が定めている高度の医療技術を用いた療養のことを指しています。
先進医療を受ける際には、全額自己負担になってしまうこともあるためもしもの時の備えて特約をつけておくのがおすすめ。
がんの治療で先進医療を受ける場合の費用目安はこちら。
- 陽子線治療:約265万円
- 重粒子線治療:約316万円
がんの治療で受けられる先進医療の治療を、お金の面で治療を諦めたくない人は先進医療特約をつけておくと安心です。
放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等
がん保険には「放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等」もあります。
がん治療でよく耳にするのが「放射線治療」や「抗がん剤治療」などではないでしょうか。
放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等は、1ヶ月の間に放射線や抗がん剤治療を行えばまとまった給付金を支給してくれる仕組みになっています。
そのため月に一度だけ放射線治療をうけなければいけない人や、通院しながら抗がん剤治療を受けている人は、少ない日数でもまとまったお金を受け取ることが可能に。
がんの治療では、継続的に薬にかかるお金が必要になったり、仕事を休みながら治療を続ける場合もあります。
がんで放射線治療給付金・抗がん剤治療などを受けた際に、実際にかかるお金の目安は以下のようになっています。
- 胃の悪性新生物:3割負担の場合で約29万円
- 直腸の悪性新生物:3割負担の場合で約30万円
- 気管支および肺の悪性新生物:3割負担の場合で約26万円
- 乳房の悪性新生物:3割負担の場合で約23万円
決して安い金額とはいえないがんの治療費は、放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金等をつけておくことで、収入の補填や生活費に充てることができます。
また、特約が多すぎてどれをつけたらいいのかわからないという人は、マネーキャリアへの相談がおすすめ。
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女性特約
がん保険の中には女性の病気に特化した保証をつけられる「女性特約」もあります。
がん保険で女性特約を使用できるのは以下などのケース。
- がんによる乳房や子宮、卵巣の摘出手術
- がんによって摘出した乳房の再建術など
がん保険に入るメリットは?本当にもったいない?
がん保険には、診断給付金や入院・通院給付金などさまざまな保障がありますが、がん保険に入るメリットはどんなものがあるのでしょうか。
ここではがん保険に加入する大きなメリット2つを紹介します。
- 診断給付金でまとまったお金を受け取れる
- がんによる長期の入院にも対応できる
診断給付金でまとまったお金を受け取れる
がん保険では上記で説明した診断給付金があることで、がんと診断された際にまとまった金額を受け取れるメリットがあります。
がんの治療では、長い戦いになるものや高額(保険適用外)の治療などを受けなければならないことも。
がんと診断された際にまとまったお金を受け取れることで、「少し仕事を休んで、治療に専念しようかな」「家族の生活の不安もあったが、診断給付金で救われた」など、安心感を得られることにも繋がります。
がん保険はもったいない、いらないとされてしまいがちですが、多くのがん患者の声を聞きながら常に改良されているため、実際にがんになった時に心強い味方になってくれる保険でもあります。
また、がん診断給付金は50万円、100万円、150万円、200万円など、契約時に自分で選んで設定することが可能。
選んだ金額によって、毎月の保険料も変わるため「がん診断を受けた時に、どのくらいまとまったお金があれば安心なのか」と、無理なく払える保険料を考えながら金額を決めていくようにしましょう。
がんによる長期の入院にも対応できる
がん保険では、長期入院になってしまった際にも対応してくれる(保障を受けられる)メリットがあります。
がんの入院は、がんの種類や病状、その人の年齢によっても変わってきますが長くかかってしまうケースも少なくありません。
保険に加入していないと、差額ベット代などで高額な請求をされてしまったり、働けない期間が長くなって生活が厳しくなってしまうことも。
平均的ながんの入院日数はこちらの表を参考にしてみてください。
【傷病別のがん入院平均日数】
がんの傷病名 | 平均入院日数 |
---|---|
胃の悪性新生物 | 22.3日 |
結腸及び直腸の悪性新生物 | 16.4日 |
肝及び肝内胆管の悪性新生物 | 20.8日 |
気管、気管支及び肺の悪性新生物 | 21.1日 |
乳房の悪性新生物 | 15.4日 |
さらに、がんの総合入院平均日数をみてみると、19.6日となっていました。
また、がんの入院治療費の平均額は7万円。
その後の通院でも1度に6千円程度かかる場合も多いため、入院・通院が長くなればなるほど必要な費用は高くなっていきます。
このことからも、がん保険に加入して診断給付金でまとまったお金をうけとり、長期のがん入院にも対応してもらうことで不安を減らすことが期待できます。
がん保険がもったいない・不要なのはどんな人?
がん保険がもったいない・いらない理由がある人はどんな人なのでしょうか。
がん保険は入っていれば安心とされていますが、生活の状況や他の保険の加入状況などを加味すると、必要ない人もいます。
「がん保険のいらない理由を知りたい」「自分にがん保険は不要なのか気になっている」という人も多いですよね。
初めに結論を言ってしまいますが、がん保険がもったいない・いらない人は以下のような人です。
- がん治療の費用を補う十分な貯蓄がある人
- 既に保障の手厚い医療保険に加入している人
- 様々な病気に対して幅広く備えたい人
がん治療の費用を補う十分な貯蓄がある人
がん保険がいらない人は、「がん治療の費用を補えるような、十分な貯蓄がある人」です。
さきほど、がんになった際にかかる入院費や選べる診断給付金などについて紹介しましたが、実際にがんになっても、貯金があるから生活に困らない人にとっては不要な保障といえます。
今多くの資産がある人は、患うか分からないがんに備えて毎月高い保険料を支払うよりも、万が一に備えて貯蓄をとっておくほうが安くすむ場合も。
逆にいってしまえば、十分な貯蓄がなく入院などで働けなくなった際に不安のある人や、まとまった一時金を受け取りたい人は、がん保険に加入するのがおすすめ。
貯蓄や資産の状況をみながら、本当にがん保険が必要なのか、もったいないのかを見極めていくようにしましょう。
既に保障の手厚い医療保険に加入している人
既に保障の手厚い医療保険に加入している人は、がん保険がもったない・いらないともいえます。
今入っている医療保険に、診断給付金や入院日額保障、通院保障、手術保障など手厚い特約をたくさんつけている場合、新たにがん保険に加入しても重複してしまいそんなに必要のないケースもあります。
特に、がんでの払い込み免除などの特約のある保険では保障が充実しているケースも多く、がん保険と合わせると保険料の負担だけが多くなってしまう人も。
また、「加入している医療保険で十分なのかわからない」という人は、お金のプロでありFPに相談してみるのもおすすめ。
マネーキャリアでは、経験豊富なFPがあなたの医療保険を見直しながら、がん保険が必要なのかもったいないのかを提案してくれます。
がん保険について悩んでいる人は、一人で悩まずに業界最大級のオンラインFP相談窓口、マネーキャリアに相談してみてくださいね。
様々な病気に対して幅広く備えたい人
がんだけに特化するのではなく、様々な病気に対して幅広く保障をつけたい人・備えたい人はがん保険はもったいない・必要ないといえます。
がん保険はその名前の通り、がんに特化した保険ですのでその他の保障に不安の残る人も多いですよね。
色々な保険に入るよりも、ひとつの保険で幅広い保障を受けたいという人はがん保険よりも医療保険のほうが合っている可能性もあります。
病気のリスクはがんだけではなく、その他の病気や持病にかかることもあるため幅広い保障を探してみるのもおすすめ。
「どんな保険なら幅広く備えられる?」「欲しい保証がついている保険を見つけられない」という人は、マネーキャリアにご相談ください。
専属のFPが、あなたにあった保険を提案してくれますよ。
がん保険はもったいない?実際の加入率は?
実際に、どのような年齢・ライフステージの人が「がん保険」を検討して加入しているのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
年齢やライフステージごとに調査した、がん保険の加入率を以下に分けて解説していきます。
- がん保険加入率 [年齢や性別べつに解説]
- ん保険加入率 [ライフステージべつに解説]
がん保険加入率 [年齢・性別]
がん保険の加入率を、年齢・性別ごとに比較してみると以下のようになっていました。
年齢(年代) | 男性の加入率 (単位:%) | 女性の加入率 (単位:%) |
---|---|---|
20代 | 22.0 | 28.9 |
30代 | 46.3 | 46.5 |
40代 | 52.8 | 49.2 |
50代 | 46.8 | 43.1 |
60代 | 42.2 | 39.0 |
全体の平均 | 43.2 | 42.2 |
(参考:(公財)生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」)
上記をみてみると、男性・女性とも40代でのがん保険加入率が一番高くなっていました。
次に高いのは男性は50代、女性は30代となっています。
30代、40代、50代は健康診断などで体の不調が出てくることも多く、がん保険を検討するタイミングともいえますね。
また、全体の平均がん保険の加入率は男性が43%、女性が42%と高い結果になっていました。
このことからも、がん保険の重要性が伺えます。
20代では少ないがん保険加入率も、30代では倍くらいに上がっているため自分の年齢や、周りの人の声も聞きながら必要な保険を検討していくようにしましょう。
もちろんがんにならないのが一番いいですが、誰でも可能性があるため早めに備えておくのが大切です。
他の医療保険同様に、がん保険でも若い頃に保険に入っていればその分毎月の掛金も安く済むので、今悩んでいる人は一度検討しておくようにしましょう。
がん保険加入率 [ライフステージ]
がん保険の加入率を、それぞれのライフステージごとに表にしてみると、以下のようになっています。
ライフステージ | がん保険加入率 (単位:%) |
---|---|
未婚・独身 | 28.9 |
既婚・夫婦のみ (子供なし) | 42.7 |
既婚 (末子:未就学児) | 49.6 |
既婚 (末子:小学生) | 52.0 |
既婚 (末子:中学生・高校生) | 50.9 |
既婚 (末子:短大・大学・大学院) | 50.8 |
既婚 (子供が学生を卒業し未婚の状態) | 42.5 |
既婚 (子供が学生を卒業し結婚している 状態) | 43.5 |
上記をみてみると、結婚後小学生のこどもがいるライフステージの人のがん保険加入率が52.0%と一番高い結果になりました。
その次に高いのが結婚後中学生、大学生のいる人で50,9%、その次が短大・大学・大学院などの学生を扶養している人で50.8%となりました。
全体的にみてみても、未婚・独身の状態の28,9%と比べて既婚している人が40%以上と大幅に高い結果に。
結婚という人生の1大イベントを経て、がん保険への加入を検討し始める人が多い傾向にあります。
また、既婚者の中でも子供が学生の間は、加入率が50%を超えていました。
子供が学生のうちは、親ががんになってしまっても進学などでお金が必要になるケースが多く、子供が卒業後するまでは加入率が高い結果になっています。
それぞれのライフステージごとに、がん保険の加入率は変わってきますので自分のおかれている状況と比較してみるのもおすすめです。
がんに備える際の選択肢3選|がん保険がもったいないか検討!
「がんに備える選択肢は、がん保険だけなの?」「いざがんになってしまった際に、困らないように備えるにはどうしたらいいの?」
そんな疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。
実際、がんになってしまった時に焦らないためにも早めに備えておきたいですよね。
がんに備える選択肢は、こちらの3つ。
- 「公的医療制度+貯蓄」でがんに備える
- 「がん保険」でがんに備える
- 「医療保険+がん特約」でがんに備える
選択肢①:「公的医療制度+貯蓄」でがんに備える
がんに備える選択肢、1つ目は「公的医療制度+貯蓄」の組み合わせです。
日本にある公的な医療制度は以下のものがあります。
- 自己負担を1〜3割になる国民健康保険制度
- 入院時食事療養費や入院時生活療養費
- 自己負担上限以上を返還してくれる高額療養費制度
- 病気や怪我で働けない時の傷病手当金など
- 公的医療制度を利用できる
- がんの入院日数は短くなりつつある
- がんと共に生きる・がんと共に働くような時代に変わってきている
- 社会保険なら収入面も少しカバーできる
- 貯金額は200万円ほどあれば安心
選択肢②:「がん保険」でがんに備える
がんに備える選択肢、2つ目はシンプルに「がん保険」です。
がん保険では、がんになった際の給付金や保証内容に特化しているため、がん保険に加入していれば基本的に備えることが可能。
例えば
- がん診断給付金100万円
- がん入院は1日5万円
- がんの手術給付金もプラス
- がんの治療サポート月10万円
選択肢③:「医療保険+がん特約」でがんに備える
がんに備える選択肢、3つ目は「医療保険+がん特約」の手厚い組み合わせです。
医療保険だけではカバーできないがんの部分を、がん保険でさらに手厚くすることで充実した保証を受けることが期待できます。
がんになったら、少し休んで治療したい、家族の不安を少しでも減らしたい、保険料が高くても手厚い保証をつけておきたいという人にはおすすめ。
例えば、上記で紹介したがんの保証に
- 医療保険での入院日額5千円
- 死亡保険500万円
- 病気やケガで入院や療養時に、月10万円
「もったいないからがん保険をやめる、加入をやめる」そんなときの注意点
「がん保険はもったいないからやめよう」「今はがん保険はいらないかも」
そう考えた時には以下のポイントを確認しておきましょう。
- がん保険無しで自分が受けられる保証(公的なもの・その他の医療保険など)を確認する
- がんにかかった際に必要な費用を確保できるのかの確認
- 今後がん保険に入る可能性がないかの検討
がん保険無しで自分が受けられる保証を確認する
がん保険に加入しない・やめる場合は、自分で受けられる保障にはどんなものがあるのか、がん保険無しでも十分なのか、不足はないかを確認しておきましょう。
がん保険以外に受けられる保障には、以下のものがあります。
- 公的な医療保険制度
- 自分で他に加入している医療保険の保障など
- 6歳〜69歳は3割負担
- 70歳〜74歳は2割負担
- 75歳以上は1割負担
- 70歳以上で現役並みの所得がある人は3割負担
がんにかかった際に必要な費用を確保できるのかの確認
がん保険の加入をやめたり、入らないことを決めた際には、がんになった時に必要な費用を確保できるか、自分の貯蓄状況などと照らし合わせておくようにしましょう。
がんになった際にいくらあればいいのか、どのくらいのお金がかかるのか、症状や状態によってさまざまです。
一般的には、上記でも説明したように貯蓄は200万円程度あると安心。
がんで働けない期間や、休みが多くなって給料が下がってしまう間など、大まかに必要となる生活費についても考えておくと安心です。
また、小さな子供がいる人、学生などお金のかかる時期のお子様をお持ちの人は、1年間にかかる教育費も計算に入れておくようにしましょう。
今やがんは働きながら治す時代になっていますが、重い症状や薬の副作用など、休業せざる得ない場合もあることも、視野にいれておきリスクに対する備えを考える必要があります。
今後がん保険に入る可能性がないかの検討
がん保険はもったいないから入らない・いらないと考えた人は、今後がん保険に入る可能性はないのか検討しておく必要があります。
というのも、がん保険でもどんな保険でも、加入しようと考えた今が一番若く、保険料も安い傾向にあります。
がん保険の加入が1年、5年、10年と遅れれば遅れるほど、保険料は高く、リスクも上がる結果に。
がんになってからや持病が見つかってからでは、入れる保険も少なくなってしまうため、できれば健康なうち、若いうちに保険の加入をするのがおすすめ。
貯蓄があるからがん保険は考えない、という人はそのままでもいいかもしれませんが、今後長い目でみたらがん保険に入るかもしれないという人は、一度シミュレーションしてみるのがおすすめ。
今のがん保険料と、10年後などを比較してみて保険料の差を考えながら検討していくのもおすすめです。
がん保険がもったいないのか迷ったらプロに相談
「がん保険ってもったいないかも」「自分に合う保険を知りたい」
そんなお悩みをお持ちの人は、プロに相談してみるのもおすすめ。
がん保険についてから、家計の状態に合わせた保証内容、お金に関する悩みまで、マネーキャリアで相談できます。
マネーキャリアは業界最大級のFP相談窓口です。
保険の悩みや相談から、ライフスタイルに合わせた必要な保証まで、多くの経験を持つFPが最適な解決策を提案してくれます。
がん保険がもったいないと感じている理由や、自分に必要ないかもと感じるワケまで、些細なことでもご相談してください。
がん保険だけではなく、家計に関するお金の悩みも受け付けることが可能。
マネーキャリアでは今後の資金計画やライフプランまで一緒に考えていくことができます。
日本人の2人に1人がなるとも言われるがんについて、ぜひこの機会に相談してみてくださいね。
まとめ:がん保険はもったいない?
この記事ではがん保険はもったいないのか、必要性やメリットについて紹介していきました。
本記事のポイントはこちら!
- がん保険は掛け捨てだと無駄になってしまうこともある
- 高額医療費制度など、公的なものでカバーできるケースもある
- 貯蓄が十分にある人はがん保険は必要ないかも
- がん保険では診断給付金、入院・通院などの際にも保証を受けることができる
- マネーキャリアならあなたにあった保険を提案できる
- がん保険に関するお悩みはマネーキャリア