都民共済は持病があっても入れる?入れない人の特徴や審査に落ちた場合の対処法も解説のサムネイル画像
都民共済は持病があっても入れる?
都民共済に入れない場合の対処法を知りたい
とお悩みではないでしょうか。

結論、都民共済持病があっても加入できる可能性はあります。

ただし、告知内容に該当すると入れない場合もあるので注意が必要です。

この記事では、都民共済に持病があっても入れる条件を紹介します。

都民共済に入れない方の特徴や審査に落ちた場合の対処法、都民共済以外の選択肢などについても解説するのでぜひ参考にしてください。

  • 自分の持病だと加入できるのか知りたい
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この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

都民共済は持病があっても入れる場合がある

結論、都民共済は持病があっても加入できる可能性があります。

ただし、持病でも必ず加入できるわけではなく、都民共済に加入できる基準を満たすかどうかによって加入可否が異なります。

そのため、まずは加入可否の基準となる「告知事項」の内容を把握しましょう。

次章から、都民共済の告知事項や入れない人の特徴について解説していきます。
「自分の持病だと入れるのか個別で判断してほしい」
「都民共済に入れなかったらどうしよう…」
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万が一都民共済に入れなくても、その他の共済や民間の生命保険への加入可能性があるため、保障を受けることは可能です。


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都民共済に入れない人とは?審査は厳しい?告知事項を解説

都民共済に入れないのは、以下の告知項目に1つでも該当する人です。
  1. 現在、病気やケガの治療中である。または検査や治療が必要と指摘されている(健康診断や人間ドックなどで、検査や治療が必要と指摘された場合を含む)、もしくは検査中である。
  2. 慢性疾患の診断を受けている、もしくは医師から治療をすすめられている。または慢性疾患が治ってから5年以内である。
  3. 慢性疾患や中毒のため薬を常用している。
  4. 過去1年以内に、病気やケガで連続14日以上の入院か、同じ病気やケガなどで20回以上の通院治療を受けたか、または過去3ヵ月以内に心身に異常を感じる症状や変調があった。
  5. 手術を受け、治ってからまだ1年以内である。
  6. 身体に残る障害や先天性の病気により、日常生活において他人の手助けを必要とする状態である。
※告知に虚偽があると保険金がおりないというトラブルが発生するため注意してください。

上記は、都民共済の告知事項で、1つでも「はい」の回答があると加入できません

また、「1年以内」「20回以上」などの数字の条件に少しでも引っかかってしまうと加入不可となってしまうため都民共済は審査が厳しいといえるでしょう。

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都民共済に入れない・審査に落ちた場合の対処法

都民共済に入れない人や、申しこんだものの審査に落ちた方の対処法としては、以下のようなものがあります。

  • 民間の生命保険を検討する
  • 持病がある方向けの保障プランに特化した専門家に相談する
民間の生命保険には加入条件が緩やかな保険があるため、そちらを選択することも可能です。

また、他にも幅広く選択肢を広げたい方は、持病がある方向けの保障プランに特化した専門家に相談するのも1つの手です。

それぞれの対処法について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

民間の生命保険を検討する

都民共済には加入せず、民間の生命保険を検討するのも1つの方法です。


民間の生命保険は加入条件が保険会社ごとに異なり、なかには特定の持病に対して柔軟に加入を検討してくれるケースもあります。


また、民間の生命保険では通常の保険よりも加入条件が緩やかな「引受基準緩和型保険」を選択することも可能です。


民間の生命保険だと保険料が高いイメージもあるかもしれませんが、必要な保障をカスタマイズすることで保険料を抑えて加入することも可能です。


後悔せずに保険に加入したい方は、次に紹介する専門家への相談がおすすめです。

持病がある方向けの保障プランに特化した専門家に相談する

持病がある方向けの保障プランに特化した専門家に相談することも検討しましょう。


なぜならただ単に「持病があっても入れるプラン」ではなく、本当に自分にとってコスパが良く必要な保障を受けられるプランが見つけやすいからです。


ネットで見つかる情報だけでは、保障内容に対する知識が少ないと無駄なプランを契約してしまい後悔することがあります。


持病がある方向けの保障プランに特化した専門家に相談することで、各保障プランの特徴を詳細に解説してもらえるため後悔の少ないプラン選びにつながるでしょう。

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都民共済以外で持病があっても入れる共済保険を紹介

都民共済以外で持病があっても入れる可能性のある共済保険は以下の3つです。

  • こくみん共済の「終身医療保障引受基準緩和タイプ」
  • コープ共済の「《たすけあい》告知ゆるやかコース」
  • JA共済の「引受緩和型医療共済」
民間の生命保険ではなく、共済グループの保障プランを希望する場合は上記のプランを検討してみるのがおすすめです。

それぞれの共済保険の特徴や告知内容について詳しく解説します。

こくみん共済の「終身医療保障引受基準緩和タイプ」

こくみん共済の「終身医療保障引受基準緩和タイプ」は、持病がある方でも加入しやすい終身医療保障プランです。


以下の3つの告知項目がすべて「いいえ」なら加入できます。

  1. 現在、入院中ですか?あるいは医師より入院・手術をすすめられていますか(今後に予定がある場合を含む)
  2. 過去2年以内に、病気やケガで「手術」または「連続7日以上の入院」をしたことがありますか(正常分娩の入院は除く)
  3. 過去5年以内にがんまたは肝硬変の診断・治療・投薬・入院・手術を受けたことはありますか
通常のこくみん共済よりも告知が緩和されていて、加入しやすくなっているのが特徴です。

また、加入年齢が「80歳」までと長いこと、保障期間が終身であること、放射線治療や先進医療の保障があるなどのメリットもあります。

コープ共済の「《たすけあい》告知緩やかコース」

コープ共済の「《たすけあい》告知緩やかコース」は、その名の通り通常のコープ共済のプランよりも告知が緩やかになった保障プランです。


以下の2つが「いいえ」であれば加入できます。

  • 現在入院中か
  • 現在、医師から1年以内の入院または手術をすすめられているか
入院共済金は日額2,000円、手術共済金は上限4万円と保障内容は小さいですが、掛金が一律1,000円と安いメリットがあります。

JA共済の「引受緩和型医療共済」

JA共済の「引受緩和型医療共済」は、健康に不安がある方でも加入しやすい終身タイプの医療共済です。

以下の3つの告知に該当しなければ加入できます。
  • 現在、入院中ですか?または今後、入院・手術の予定がありますか?(医師に入院または手術を勧められている場合や、医師と相談している場合も含む)
  • 過去2年以内に入院または手術をしたことはありますか?
  • 過去5年以内にがん・肉腫・白血病等の悪性新生物または脳腫瘍で治療・投薬を受けたこと、または、医師に診断されたことがありますか?
日帰り入院から一生涯の保障を受けられるメリットがあります。

ただし、加入後1年以内に入院や手術、放射線治療、先進医療になったときの共済金額が50%に抑えられるというデメリットがあるため注意してください。

都民共済に関するよくある質問

ここでは、都民共済に関するよくある質問を2つ解説します。


解説するよくある質問は以下のとおりです。

  • 誰でも入れますか?
  • うつ病の通院歴があっても入れますか?
都民共済を検討している方は、ここで疑問を解消しておきましょう。

誰でも入れますか?

持病があっても誰でも加入できるわけではありません。


都民共済の告知事項に該当しないことが条件となります。


理由は、都民共済の運営方法にあります。


都民共済は各加入者が出した掛金で大きな資金を作り、万が一のことがあった方に共済金として支払うことで成り立っています。


そのため、共済金を請求するリスクが高い加入者が加入をすると、資金が足りなくなってしまい、平等に加入者のリスクが保障されなくなってしまうという事情があります。

うつ病の通院歴があっても入れますか?

うつ病の通院歴がある人でも、都民共済の健康告知の条件を満たせば加入することは可能です。


都民共済では、うつ病を含む慢性疾患について、以下のような加入条件を設けています。

  • 慢性疾患の診断を受けている、もしくは医師から治療をすすめられている。または慢性疾患が治ってから5年以内である。
  • 慢性疾患や中毒のため薬を常用している。
うつ病が治ってから5年以上が経過し、薬を常用していないのであれば、うつ病の通院歴があっても加入することは可能です。

万が一通院歴を隠して加入できたとしても、共済金を請求した際に調査が入り、共済金が支払われなくなるので注意してください。

都民共済に入れない人や持病がある人でも加入できる保険はある

こちらの記事では、持病があっても都民共済に入れるのか、都民共済に入れない人の条件や対処法について解説しました。


記事のポイントをまとめると以下のとおりです。

  • 持病があっても都民共済に加入できる場合がある
  • 都民共済の健康告知に該当する場合には加入できない
  • 都民共済の通常プランに加入できないときは条件付きのプランや民間保険への加入を検討できる
  • 都民共済に加入できなくても、こくみん共済・コープ共済・JA共済に加入できる可能性がある
  • どの共済・保険に加入できるかわからないときは保障の専門家であるマネーキャリアへの相談がおすすめ
都民共済に加入できないときは他の共済や、告知内容を柔軟に判断してくれる民間の生命保険への加入を検討しましょう。

どの保障プランに加入できるかご自身で判断できないときは、保障のプロに診断してもらうことをおすすめします。

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