
「6人家族の生活費って毎月いくらかかるの?」
「うちの家計、このままで大丈夫かな?」
と家族の将来にお金の不安を感じている方もいるはずです。
子どもが4人いると食費や習い事代がどんどん増え、毎月の家計が苦しくなる一方で困っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、6人家族の生活費の相場や上手な節約方法、これから必要になるお金の準備の仕方などをわかりやすく紹介します。
この記事を読めば6人家族にちょうど良い生活費の目安がわかり、安心して暮らせる家計管理ができるようになります。
▼この記事を読んでほしい人
- 6人家族の毎月の生活費がいくらかかるのか、具体的な金額を知りたい人
- 現在の家計管理が適切かどうか不安があり、将来の教育費や老後資金の準備に悩んでいる人
- 大家族特有の複雑な家計を効率的に管理する方法を学びたい人
内容をまとめると
- 6人家族の生活費は収入によって大きく変わるが、月収35万円から50万円でも子どもの教育費や老後の準備を考えると家計のやりくりが困難
- 家計の見直し方法は複数存在するが、子ども4人分の教育費は1人につき600万円以上必要であり、長期間にわたる資金計画の策定が不可欠
- 6人家族の複雑な家計では一般的な節約方法だけでは解決が難しいので、各家庭の状況に応じた専門的なアドバイスを受けるのがおすすめ
- マネーキャリアなら、10万件以上の相談実績を持つ実績豊富な専門家が家計の見直しから教育費まで何度でも無料で相談にのってくれる

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 6人家族の生活費をシミュレーションした結果
- 月収35万円の場合
- 月収40万円の場合
- 月収50万円の場合
- 6人以上世帯の毎月の平均生活費
- シミュレーションよりも生活費が多い!解決策は?
- 家計の黄金比を参考に支出ごとの予算を決める
- 固定費を見直す
- 家計簿をつけて変動費を管理する
- 家計簿を振り返る
- 生活費だけじゃない!子ども1人にかかる教育費は?
- 幼稚園~高校まですべて公立でも約600万円
- 国公立大学は480万円
- 私立大学文系は690万円
- 私立理系は820万円
- 6人家族の生活費をシミュレーションする人のよくある質問
- 子どもが多いと大学まで進学させるのは難しい?
- 教育費を準備する方法は?
- 家計管理のコツを知りたい
- 6人暮らしで生活費を見直したいときのおすすめの相談先は?
- 6人暮らしで生活費を見直したいならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
6人家族の生活費をシミュレーションした結果
6人家族の生活費を、月収別に以下の家計黄金比に当てはめてシミュレーションしました。
家計の黄金比
- 住居費:25%
- 預貯金:18%
- 食費:15%
- 生活費:13%(水道光熱費6%/通信費5%/日用品2%)
- 医療教育費:9%(生命保険料4%/医療費1%/教育費4%)
- 小遣い:8%
- 娯楽費:5%(交際費2%/娯楽費2%/嗜好品1%)
- その他:4%(交通費2%/被服費2%)
月収35万円・40万円・50万円の場合をシミュレーションしましたので、あなたの収入に近い数値を参考にしてみましょう。
月収35万円の場合
月収35万円の、理想的な支出の割合は以下のとおりです。
住居費 | 87,500円(25%) |
---|---|
預貯金 | 63,000円(18%) |
食費 | 52,500円(15%) |
生活費 | 45,500円(13%) 〈水道光熱費:21,000円(6%) 通信費:17,500円(5%) 日用品:7,000円(2%)〉 |
医療・教育費 | 31,500円(9%) 〈生命保険料:14,000円(4%) 医療費:3,500円(1%) 教育費:14,000円(4%)〉 |
小遣い | 28,000円(8%) |
娯楽費 | 17,500円(5%) 〈交際費:7,000円(2%) 娯楽費:7,000円(2%) 嗜好品:3,500円(1%)〉 |
その他 | 14,000円(4%) 〈 交通費:7,000円(2%) 被服費:7,000円(2%)〉 |
月収40万円の場合
月収40万円の家計黄金比は、以下のような結果になりました。
住居費 | 100,000円(25%) |
---|---|
預貯金 | 72,000円(18%) |
食費 | 60,000円(15%) |
生活費 | 52,000円(13%) 〈水道光熱費:24,000円(6%) 通信費:20,000円(5%) 日用品:8,000円(2%)〉 |
医療・教育費 | 36,000円(9%) 〈生命保険料:16,000円(4%) 医療費:4,000円(1%) 教育費:16,000円(4%)〉 |
小遣い | 32,000円(8%) |
娯楽費 | 20,000円(5%) 〈交際費:8,000円(2%) 娯楽費:8,000円(2%) 嗜好品:4,000円(1%)〉 |
その他 | 16,000円(4%) 〈交通費:8,000円(2%) 被服費:8,000円(2%)〉 |
月収50万円の場合
月収50万円になると、6人家族でも生活に余裕を持てそうです。
住居費 | 125,000円(25%) |
---|---|
預貯金 | 90,000円(18%) |
食費 | 75,000円(15%) |
生活費 | 65,000円(13%) 〈水道光熱費:30,000円(6%) 通信費:25,000円(5%) 日用品:10,000円(2%)〉 |
医療・教育費 | 45,000円(9%) 〈生命保険料:20,000円(4%) 医療費:5,000円(1%) 教育費:20,000円(4%)〉 |
小遣い | 40,000円(8%) |
娯楽費 | 25,000円(5%) 〈交際費:10,000円(2%) 娯楽費:10,000円(2%) 嗜好品:5,000円(1%)〉 |
その他 | 20,000円(4%) 〈交通費:10,000円(2%) 被服費:10,000円(2%)〉 |
6人以上世帯の毎月の平均生活費
家計の黄金比に合わせた支出の目安を紹介しました。
しかし、6人家族の実際の生活費が知りたいという方も多いでしょう。
総務省の調査によると、6人以上世帯の毎月の平均支出364,113円で、内訳は以下のとおりです。
住居費 | 10,309円 |
---|---|
食費 | 105,102円 |
水道光熱費 | 30,966円 |
日用品費 | 12,942円 |
被服費 | 14,220円 |
保険・医療費 | 11,464円 |
交通費 | 29,083円 |
通信費 | 20,018円 |
教育費 | 39,094円 |
サービス利用費 | 33,432円 |
その他 | 57,483円 |
シミュレーションよりも生活費が多い!解決策は?

シミュレーションよりも現在の生活費が多くても、5%程度の差なら問題ありません。
しかし、シミュレーション結果と大きな乖離がある場合は、適切な解決策を講じることが重要です。
- 家計の黄金比を参考に支出ごとの予算を決める
- 固定費を見直す
- 家計簿をつけて変動費を管理する
- 家計簿を振り返る
解決策のステップを確認していきましょう。
家計の黄金比を参考に支出ごとの予算を決める
家計の黄金比を参考にすると、収入に応じた適切な支出バランスが見えてきます。
家計の黄金比はあくまでも目安なので、多少のズレがあっても、ほかの支出と相殺できれば問題ないでしょう。
固定費を見直す
やりくり費が足りないなら、固定費を見直すのがおすすめです。
家賃や通信費、保険料などの固定費は、一度見直すことで長期的な節約につながります。
家計簿をつけて変動費を管理する
家計簿をつけることで、変動費の管理がしやすくなります。
食費や日用品費、交通費などの変動費は、支出の増減が激しいため、予算を決めておかないと余分にお金を使いがちです。
家計簿を振り返る
持続可能な家計管理には、家計簿を振り返りが必要です。
記録をつけるだけではなく、定期的に振り返り、支出の傾向を分析しましょう。
生活費だけじゃない!子ども1人にかかる教育費は?

6人家族なら生活費だけでなく、子ども1人にかかる教育費も考慮する必要があります。
そこで、以下の条件でかかる教育費の目安を紹介します。
- 幼稚園から高校まですべて公立
- 国公立大学
- 私立大学の文系
- 私立大学の理系
それぞれの教育段階で必要となる金額を知り、早めに準備をすることが重要です。
幼稚園~高校まですべて公立でも約600万円
幼稚園から高校までをすべて公立に通わせた場合でも、教育費は約600万円かかります。
600万円の内訳は以下のとおりです。
なお、学校教育費のほかに給食費や学校外活動費も含まれています。
- 幼稚園…約50万円
- 小学校…約200万円
- 中学校…約160万円
- 高校…約180万円
国公立大学は480万円
国公立大学に進学した場合、4年間で約480万円の学費が必要です。
授業料とその他の費用も合わせると年間100万円ほどかかるでしょう。
入学金やその他の入学準備費用、さらに教材費や通学費もかかります。
私立大学文系は690万円
私立理系は820万円
私立大学の理系学部に進学する場合、4年間で約820万円の費用がかかるケースもあります。
授業料は文系より高く、実験や研究のための設備費が加わるため、総額が大きくなります。
6人家族の生活費をシミュレーションする人のよくある質問
6人家族の生活費が気になる人の、よくある質問をご紹介します。
- 子どもが多いと大学まで進学させるのは難しい?
- 教育費を準備する方法は?
- 家計管理のコツを知りたい
子どもが多いと大学まで進学させるのは難しい?
教育費を準備する方法は?
- 積立定期預金:毎月一定額を普通預金から定期預金に積立て
- 学資保険:毎月保険料を払い込み、満期時にまとまった額資金を受け取れる
- NISA:運用益が非課税になり、効率的に資産を増やせる
家計管理のコツを知りたい
6人暮らしで生活費を見直したいときのおすすめの相談先は?
6人暮らしで必要な生活費は想像以上で、とくに子どもの教育費は高校までだとしても1人当たり600万円は考慮しておく必要があります。
その上で大学の費用なども考慮すると、自分の老後資金の用意など考えられずに、将来に不安を感じる人は多いです。
子供の教育費や自分の老後資産を考えためにも、生活費の見直しをして、長期的な計画を立てていく必要があります。
今の家計だけでなく、将来のお金も含めて悩んでいる人は、マネーキャリアのように実績豊富な家計のプロが多数在籍している相談窓口を利用するのがおすすめです。
6人家族に最適な家計の提案や、不要な固定費の見直しなど、幅広くアドバイスがもらえるため、利用する人が増えつつあります。
お金に関するすべての悩みにオンラインで解決できる
マネーキャリア:https://money-career.com/
- 6人家族に最適な家計や、将来のための準備方法をアドバイスしてくれる
- 子どもの将来に必要な教育費や、ライフステージごとに発生する支出などを詳しく解説してくれる
- オンライン相談が可能なので、仕事や家事で忙しい人にも最適
6人暮らしで生活費を見直したいならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
本記事では6人暮らしの生活費のシミュレーションや、生活費を抑えるための方法などを詳しく解説しました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 6人暮らしの家族では生活費のうち食費が占める割合が大きく、将来のための教育費や老後資金を考えると不安になる人が多い
- 子ども1人当たりにかかる教育費は大学まで含めると1000万円以上必要なため、進学などのタイミングによっては一時的な出費で生活が苦しくなる場合もある
- 6人家族の家計の問題は一般的な家族の節約方法だけで解決するのが難しいため、家計の見直しと将来に対する備えを並行して長期的な計画を立てるのが重要
- 現在の家計に不安がある人は、さまざまなケースの家計を熟知しているお金のプロに相談して解決策を探すのがおすすめ