
内容をまとめると
- 公務員ワーママがしんどいときは 自分に合った対応を考えることが大切
- 家計を見直してムダな支出を減らしておけば 退職など選択肢の幅が広がる
- FPに相談することで家計改善に役立つ具体的なアドバイスや情報を得られる
- マネーキャリアは相談実績10万件以上でお金の悩みを解決可能
- 家計改善や資産形成の相談ならマネーキャリアがおすすめ

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 公務員ワーママがしんどいと感じること7選
- 仕事にやりがいを感じにくい
- 副業ができない
- 残業が多い
- プレッシャーが大きい
- 福利厚生が手厚くない
- 子どもと過ごせる時間が限られる
- 給料が少ない
- 公務員ワーママがしんどいときの対処法
- 有給を使ってリフレッシュする
- 異動希望を出して環境を変えてみる
- 民間企業への転職を検討する
- 家計を見直して負担を軽くする
- 公務員ワーママが仕事を辞める際の注意点
- 家計を見直してムダな支出を減らしておく
- 辞めた後の生活設計をしっかり立てておく
- 公務員ワーママがしんどいときによくある質問
- 公務員ワーママが仕事を辞める理由は何ですか?
- 辞めるタイミングはいつがベストですか?
- 辞めてよかったと思えることって何ですか?
- 公務員ワーママが辞める前に準備しておきたいことは何ですか?
- 公務員ワーママがしんどいと感じたら早めの対処が重要!【まとめ】
公務員ワーママがしんどいと感じること7選

公務員ワーママがしんどいと感じること7選は、以下のとおりです。
- 仕事にやりがいを感じにくい
- 副業ができない
- 残業が多い
- プレッシャーが大きい
- 福利厚生が手厚くない
- 子どもと過ごせる時間が限られる
- 給料が少ない
仕事にやりがいを感じにくい
公務員として働くワーママの中には「仕事にやりがいを感じられない」と悩んでいる方も少なくありません。
民間企業に比べて、公務員の仕事は自由度が低く、職場によってはルーチンワーク中心になることもあります。
例えば、行政事務では、窓口対応や書類作成、データ入力、来客応対などが主な業務となり、単調な業務に「楽しさを感じにくい」と思ってしまう方もいるでしょう。
さらに、窓口や電話でのクレーム対応に追われる場面もあり、精神的に消耗してしまうことも少なくありません。
副業ができない
副業ができないことに対して、もどかしさやストレスを感じている公務員ワーママも少なくありません。
公務員は、国家公務員法および地方公務員法により、原則として副業が禁止されています。
一方で、物価の上昇や働き方の多様化が進む中、世間では副業を通じて収入を増やしたり、新しいスキルを身につけたりする人が増えています。
労働政策研究・研修機構の調査によると、副業をする理由のトップは「収入を増やしたいから」で54.5%、続いて「1つの仕事では生活ができないから」が38.2%、「自分が活躍できる場を広げたいから」が18.7%です。
このような時代の中で「副業ができない」という制約を抱える公務員の中には、将来への不安や自身の働き方に悩みを感じる方もいます。
残業が多い
職場によっては残業が多く、しんどさを感じている公務員ワーママもいます。
例えば、税務関係の部署では確定申告の時期に業務が立て込みますし、地方では土日のイベント対応やその準備で時間外勤務が発生することもあります。
「公務員=土日休み・定時退勤」というイメージを持たれがちですが、実際には時間外勤務や休日出勤もあり、プライベートの時間が削られてしまうことに不満を感じるワーママも多いのが現状です。
プレッシャーが大きい
公務員ワーママがしんどいと感じる理由の一つが、業務にかかるプレッシャーの大きさです。
「税金を使っている」「住民の暮らしに関わる」といった性質から、不満を直接ぶつけられることも多く、責任の重さを感じやすい仕事です。
窓口や電話でクレーム対応に追われることも珍しくありませんが、それに見合った高給というわけでもなく、精神的な負担を強く感じる人もいます。
中には、プレッシャーによって体調を崩してしまうケースもあります。
福利厚生が手厚くない
福利厚生が手厚くないことも、公務員ワーママがしんどさを感じる理由の一つです。
民間の大手企業では、家賃手当や通勤手当に加え、
・ランチ代の支給
・資格取得手当
・リフレッシュ休暇
・結婚手当
・出産手当
・時短勤務制度
・ベビーシッター補助
・育児手当
・社内託児所
・キャリア支援制度
・介護休暇
・社員食堂
など、充実した福利厚生が整えられていることも多くあります。
公務員は必要最低限の福利厚生はあるものの、民間企業の手厚い制度と比べると見劣りしてしまいます。
子どもと過ごせる時間が限られる
公務員ワーママがしんどいと感じることの一つが、子どもと過ごせる時間が限られることです。
公務員とはいえ、時間外勤務や休日出勤が発生することもあり、在宅ワークの導入もまだまだ進んでいないのが実情です。
例えば、パート勤務であれば、公務員と比べて労働時間が短く、柔軟な働き方がしやすいため、子どもと過ごす時間をより多く確保できる可能性があります。
子どもの将来のために働いているとはいえ「もっと一緒に過ごしたい」と感じるのは自然なことです。
給料が少ない
「仕事のわりに給料が少ない」と感じることも、公務員として働くワーママがしんどいと思う理由の一つです。
人事院によると、国家公務員の平均年収は約684万円、地方公務員は約666万円と、民間企業の平均年収約459万より高い水準にあります。
しかしそれでも「割に合わない」と感じる人がいるのは、以下のような理由があるからです。
・インセンティブがない
・頑張っても給料に反映されにくい
・プレッシャーが大きい
・給料は安定しているが大きく増えることもない
安定している反面、民間のように成果に応じて収入が大きく増えることは少ないため、モチベーションの維持が難しいと感じることもあるようです。
※参照:国家公務員給与の実態|人事院
公務員ワーママがしんどいときの対処法

公務員のワーママがしんどいときの対処法には、次のようなものがあります。
- 有給を使ってリフレッシュする
- 異動希望を出して環境を変えてみる
- 民間企業への転職を検討する
- 家計を見直して負担を軽くする
有給を使ってリフレッシュする
公務員ワーママがしんどいときの対処法の一つが、有給を使ってリフレッシュすることです。
公務員には年間20日間の有給が付与されるため、心と体を休めるためにも積極的に活用することが大切です。
「周囲に迷惑をかけそうで取りづらい」と感じるかもしれませんが、有給休暇は労働者の正当な権利なため、遠慮せず取得して問題ありません。
実際、国家公務員の有給休暇取得率は81.0%と高く、民間企業の平均(65.3%)を大きく上回っています。
異動希望を出して環境を変えてみる
異動希望を出して環境を変えてみることも、公務員ワーママがしんどいときの対処法です。
「今の仕事にやりがいを感じない」「人間関係に疲れた」などの理由がある場合は、人事に異動希望を伝えることで、別の部署や職場へ異動できる可能性があります。
業務内容や職場の雰囲気が変わることで、新たな気持ちで仕事に向き合えるかもしれません。
ただし、異動希望が必ず通るとは限らず、希望が通っても実際の異動までに時間がかかることもある点には理解が必要です。
民間企業への転職を検討する
公務員としての立場や仕事内容、職場環境が自分に合わず、しんどいと感じている場合は、民間企業への転職を検討するのも一つの選択肢です。
民間企業への転職によって、自分の関心のある分野で働ける可能性があるほか、公務員特有のプレッシャーから解放されることもあります。
また、企業によっては手厚い福利厚生を受けられる場合もあります。
在宅勤務や時短勤務など柔軟な働き方を導入している企業も多く、家庭との両立がしやすくなるのも大きなメリットです。
家計を見直して負担を軽くする
公務員ワーママがしんどいと感じるときは、家計を見直して負担を軽減することも大切です。
家計の見直しによって、次のようなメリットが得られます。
・家計に余裕ができて転職や退職といった選択肢を取りやすくなる
・日々の生活費に対する不安が減り気持ちがラクになる
・将来の教育費や老後資金の準備が進めやすくなる
経済的な安心感があるだけで、心にもゆとりが生まれやすくなります。
ただし、家計の見直しは自分だけでは気づきにくい部分もあるため、客観的な視点を持つことが大切です。
不安なときは、FPなどの専門家に相談することをおすすめします。
公務員ワーママが仕事を辞める際の注意点
公務員ワーママが仕事を辞める際の注意点は、次のとおりです。
- 家計を見直してムダな支出を減らしておく
- 辞めた後の生活設計をしっかり立てておく
家計を見直してムダな支出を減らしておく
公務員ワーママが退職を考える際は、事前に家計を見直し、ムダな支出を減らしておくことが大切です。
なぜなら、公務員を辞めて民間企業へ転職する場合やパート勤務になる場合は、現在よりも収入が下がる可能性があるからです。
また、転職後に一時的に高い給与を得られたとしても、成果や評価によっては収入が大きく変動する可能性もあります。
あらかじめ支出を抑えておけば、万が一収入が減っても赤字を回避しやすくなるため、家計の安定につながります。
辞めた後の生活設計をしっかり立てておく
公務員を辞めた後の生活に向けて、しっかりと生活設計を立てておくことも大切です。
例えば「どのような仕事で収入を得るのか」「家計をどのようにやりくりしていくのか」「将来必要になるお金をどう準備するのか」といった点を事前に考えておかないと、家計管理が曖昧になり、将来に向けた計画的な行動が難しくなります。
将来的に必要となる資金を明確にし、現在の家計状況に合わせた現実的なプランを立てることで、安心して新しい生活をスタートしやすくなります。
公務員ワーママがしんどいときによくある質問
公務員ワーママがしんどいときによくある質問は、以下のとおりです。
- 公務員ワーママが仕事を辞める理由は何ですか?
- 辞めるタイミングはいつがベストですか?
- 辞めてよかったと思えることって何ですか?
- 公務員ワーママが辞める前に準備しておきたいことは何ですか?
公務員ワーママが仕事を辞める理由は何ですか?
公務員ワーママが仕事を辞める理由には「やりがいを感じられない」「公務員ならではのプレッシャーから解放されたい」「給与がわりに合わない」「他に挑戦したいことがある」などがあります。
退職の理由は人それぞれで「みんなと同じ理由でなければいけない」ということはありません。
公務員を辞めることで収入が減少したり、生活が不安定になる可能性もあるため、事前に家計を見直しておくことをおすすめします。
辞めるタイミングはいつがベストですか?
公務員を辞めるベストなタイミングは、人によって異なります。
職場の状況や家庭環境、本人の希望など、さまざまな要素を踏まえて判断する必要があります。
そのため、「この時期がベスト」と一概に断言することはできません。
大切なのは、家族や職場としっかり話し合いながら、自分自身が納得できるタイミングを見つけることです。
辞めてよかったと思えることって何ですか?
公務員ワーママが辞めてよかったと思えることには、次のようなものがあります。
・時短勤務や在宅勤務など柔軟な働き方ができるようになった
・福利厚生が充実していて手取り収入が増えた
・成果に応じて給与が反映されるようになった
・仕事にやりがいを感じられるようになった
・クレームを受けることがなくなり精神的に楽になった
公務員を辞めたあとの感想は人それぞれですが、こうした前向きな意見を知っておくことは大切です。
公務員ワーママが辞める前に準備しておきたいことは何ですか?
公務員ワーママが仕事を辞める前に、特に取り組んでおきたいのが「家計の見直し」です。
退職によって収入が減少したり不安定になったりすることで、家計が苦しくなる可能性があるからです。
家計が苦しくなると、やりたいことよりも経済的な事情を優先せざるを得なくなり、希望する働き方や生活の実現が難しくなることがあります。
家計を見直す際には、FPから具体的な見直しポイントや改善策についてアドバイスを受けるのがおすすめです。
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公務員ワーママがしんどいと感じたら早めの対処が重要!【まとめ】
公務員ワーママがしんどいと感じるときには「有給を使ってリフレッシュする」「異動を希望する」「転職を検討する」など、さまざまな対処法があります。
しんどいと感じる原因によって適切な対処法は異なるため、まずは「何がつらいのか」を整理することが大切です。
また、将来的に退職を視野に入れている場合は、早めに家計を見直しておくことで、収入が減ったとしても赤字を回避しやすくなります。
経済的な不安が減れば、気持ちにも余裕が生まれ、より自由な選択ができるようになります。
自分らしい働き方や暮らしを実現するためにも、FPに相談して、家計の見直しから始めてみましょう。