奥さんに渡す生活費の平均はいくら?決め方や話し合うべきポイントのサムネイル画像

「奥さんに生活費が足りない言われるけど本当かな?」 

「毎月いくら渡せばいいのか、正直よくわからない……」


そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。


結論からお伝えすると、奥さんに渡す生活費の平均は15万円〜25万円程度で、夫婦で生活費の中身や役割を明確に話し合うことが大切です。


この記事では、生活費の平均額や収入とのバランス、納得感のある生活費を決めるためのステップを紹介します。


・「今の生活費が妥当か知りたい」

・「夫婦でお金の話をうまく進めたい」


そんな方は、本記事を読むことで家庭ごとの適正な生活費や、夫婦で納得できる生活費の決め方が分かります。

井村FP

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内容をまとめると

  • 奥さんに渡す生活費の平均は「15万円〜25万円前後」
  • 家計全体の収支や貯蓄目標をもとに話し合うことが大切
  • 生活費の内訳や役割分担を明確にするのがポイント
  • 夫婦間の金銭的な不満や不安を解消するためにも対話が必要
  • マネーキャリアでは夫婦の家計設計に関する無料相談ができる
この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

奥さんに渡す生活費の平均は?

奥さんに渡す生活費の平均は家庭の支出状況によって大きく異なるため、公的なデータは見つかりませんでした。


そこで、2人以上世帯の生活費の平均から、奥さんに渡す生活費の目安を考えていきます。


総務省の調査によると、2人以上世帯の生活費の平均は家賃を覗いて272,055円でした。


項目金額(円)
食費94,204 
住居費
(家賃・住宅ローンを除く)
18,270
水道光熱費23,322 
家具・家事用品13,194
被服費11,128
保険・医療14,878
交通・通信費50,198 
教育費11,677
娯楽費33,306
その他45,908
合計272,055

参照:総務省 家計調査報告-2025年(令和7年)5月分-


このデータをもとに、奥さんに渡す生活費の目安をパターン別に解説します。

固定費を含めないなら平均15万円程度

家賃または住宅ローン・水道光熱費といった固定費を含めない場合、奥さんに渡す生活費の平均は15万円前後が一般的です。


主に食費・日用品・雑費・子どものお小遣い程度が含まれます。


夫側が住宅ローンや光熱費などを直接支払っているケースでは、変動費を賄える金額を渡すとよいでしょう。

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そのため、生活の実態に即した金額を話し合って決めることが重要です。


夫側の一方的な決定ではなく、家計の透明性を保つためにも、定期的な生活費の見直しをおすすめします。

家賃等も渡すなら25万円以上も

固定費まで奥さんに一括で任せる場合、渡す生活費は25万円を超えることも少なくありません


特に都市部に住んでいる世帯では、家賃だけで10万円を超えることもあり、総額はさらに大きくなります。


このケースでは、家計の管理も奥さん側に一任するスタイルとなるため、奥さん側の責任や負担も重くなりがちです。

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金額だけでなく、どの費用を誰が管理するかも含めて、事前にしっかりすり合わせておくことが大切です。


また、夫側が生活費を渡すのではなく、奥さんに自分の収入管理をお願いし、夫がお小遣いを受け取るという方法もあります。


無理のない範囲で公平な分担を意識し、パートナーと信頼関係を築いていきましょう。


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収入と生活費の目安

2人以上世帯の支出平均がわかったものの、自分の家庭の生活費が適切なのか判断しづらいですよね。


そこで、収入と生活費の目安をご紹介します。


支出項目目安の割合(%)月収20万円月収30万円月収40万円
家賃20~305.0万円7.5万円10.0万円
保険料3~50.8万円1.2万円1.6万円
交通・通信費7~91.6万円2.4万円3.2万円
食費15~203.6万円5.4万円7.2万円
交際費7~101.6万円2.4万円3.2万円
被服費5~71.2万円1.8万円2.4万円
教育費5~101.4万円2.1万円2.8万円
雑費3~50.8万円1.2万円1.6万円
貯蓄15~204.0万円6.0万円8.0万円


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あくまで目安ですが、奥さんに渡す生活費を考える際に、支出の割合が目安から大きく乖離していないか確認してみてください。


もし使いすぎている支出があれば、まずは支出を上手くコントロールする方法を考えたほうがよいでしょう。


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奥さんに渡す生活費を決めるために必要なこと

奥さんに渡す生活費を決めるために必要なのは、次の3点を押さえることです。


  • 家計全体を把握する
  • 夫婦で貯蓄目標を決める
  • 2人で納得できるルールを話し合う


生活費は毎日の生活に直結するからこそ、感覚や習慣だけで決めるのではなく、論理的にすり合わせる必要があります。


以下では、それぞれの要素について詳しく解説します。

家計全体を把握する

奥さんに渡す生活費を決めるには、まず家計全体を把握しましょう。


収入と支出のバランス・固定費と変動費の割合などを洗い出すことで、無理のない負担額が見えてきます。


たとえば、食費や日用品費は奥さんが管理し、住宅ローンや保険料は夫が支払うなど、役割分担が明確になるだけでも渡す生活費の管理はスムーズになります。 

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こうした情報共有を怠ると、一方に負担が偏りやすくなり、不満の原因にもなりかねません。


そのため、家計の全体像を夫婦で定期的に確認することが大切です。

夫婦で貯蓄目標を決める

夫婦で貯蓄目標を決めることで、生活費の使い方にもメリハリが生まれます。


たとえば、「3年以内にマイホームの頭金を貯める」「子どもの教育資金を年○万円ずつ積み立てる」といった具体的な目標を共有することで、無駄な支出を避けやすくなります。


目的が明確であれば、多少の節約も納得して取り組めて、渡す生活費も無理なく減らせるでしょう。 

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また、目標を立てることで、漠然としたお金の不安からも解放されやすくなります


生活費の金額だけに目を向けるのではなく、「何のために使うのか」を意識することがポイントです。

2人で納得できるルールを話し合う

生活費トラブルを避けるためにも、2人で納得できるルールを話し合ってみてください。


具体的には、「いつまでにいくら渡すのか」「どの項目を生活費としてカバーするのか」「余った分はどうするか」など、あいまいな部分を言語化しておくとよいでしょう。 

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感情や価値観の違いが表れやすいお金の話こそ、丁寧なコミュニケーションが必要です。 


曖昧なまま進めず、小さなことでも話し合う習慣をつけましょう。


具体的にどんなことを明確にすればよいか、次の章で詳しく解説していきます。

生活費について奥さんと話し合うべきポイント

生活費について奥さんと話し合うべきポイントは、以下の3つです。


  • お互いの「負担割合」に不公平感はないか
  • お金の価値観のすり合わせ
  • 将来希望するライフイベントと優先順位


具体的なポイントをひとつずつ確認していきましょう。  

お互いの「負担割合」に不公平感はないか

生活費における「負担割合」に不公平感がないように、十分話し合いましょう。


たとえば、夫が多く稼いでいるのに生活費の負担が大きく自由に使えるお金がなければ、不満が生じることもあります。



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また、専業主婦(主夫)やパート勤務など、働き方の違いによっても、経済的な立場には差が生じがちです。


公平感を大切にしながら、お互いが納得できる負担割合を見つけていきましょう。

お金の価値観のすり合わせ

お金の価値観のすり合わせは、生活費の管理をスムーズに進めるために不可欠です。


たとえば、「旅行にはお金を惜しまない妻」と「節約を最優先する夫」が生活費を共にすると、使い道にズレが生まれやすくなります。


こうした価値観の違いは、お金の出し渋りや浪費などへの不満につながることもあるため、早めに理解し合うことが大切です。

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何にお金をかけたいか、反対に節約したいのはどこかを明確にするだけでも、すれ違いは減ります。


違いを否定するのではなく、歩み寄る姿勢が信頼関係を深める第一歩です。  

将来希望するライフイベントと優先順位

将来希望するライフイベントとその優先順位を明確にしましょう。


結婚・出産・マイホーム購入・教育資金・老後の生活など、ライフイベントには多くの資金が必要です。


そのため、「いつ、何に、どのくらいのお金が必要になるのか」を夫婦で一緒に考えることが重要といえます。 

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たとえば「3年後に家を買いたいから、それまでは支出を抑えよう」というように、将来に向けた計画があれば、生活費の優先度にも納得が生まれます。


共通のビジョンを持つことが、家計管理の安定につながるでしょう。


とはいえ、夫婦だけでお金の話し合いが難しいという家庭も少なくありません。


マネーキャリアにご相談いただければ、お金のプロ(FP)が夫婦での話し合いをサポートし、適切な家計管理方法もアドバイスします。

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奥さんに渡す生活費についてのよくある質問

奥さんに渡す生活費については、家庭ごとに事情が異なるため、悩みや疑問が多く寄せられます。


  • 生活費が足りないと言われたらどうすればいい?
  • 毎月同じ金額を渡すべきかどうか
  • 夫婦で生活費に納得し、将来に向けた資金計画を立てるにはどうすればよいか


こうした疑問を解消することで、家計管理はもちろん夫婦の信頼関係も安定します。


一つずつ回答を見ていきましょう。

生活費が足りないと言われたらどうすればいい?

生活費が足りないと言われたら、まずは感情的にならずに冷静に話し合うことが大切です。


原因を明確にするために、支出の内訳や最近の出費を一緒に確認しましょう。


もし想定外の出費や物価上昇による影響がある場合、生活費の見直しや増額を検討するのも手です。 

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ただし、一方的に増やすのではなく、家計全体に無駄がないかを確認してみてください。 


どうしても現状のままでのやりくりが難しい場合は、夫婦で収入を増やすための方法も一緒に考えてみるとよいでしょう。

毎月同じ額を渡すべき?

基本的には、毎月同じ額を渡すと家計管理がしやすいでしょう。


特に、定額で生活費をもらうことで、受け取る側も予算を立てやすく、やりくりの計画がスムーズになります。



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ただし、ボーナス月や子どもの入学・誕生日などのイベントがある時期は、追加の出費が予想されます。


特別な月には、柔軟に増額するなどの対応をするのが現実的です。


年間を通して大まかな支出計画を夫婦で立てておくと、スムーズに管理できるでしょう。

夫婦で生活費に納得し、将来の備えも万全にするには?

夫婦で生活費に納得しつつ将来の備えも整えるには、「生活費=今の支出」だけでなく「将来の貯蓄」も視野に入れて話し合うことが重要です。


たとえば、老後資金や子どもの教育費・マイホームの購入など、将来必要になる資金を一緒に見積もってみましょう。


そのうえで、今いくら使ってよいのか、どれだけ貯蓄にまわすべきかを具体的に決めると納得感が得られやすくなります。 

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また、こうした話し合いを定期的に行うことで、お互いの考え方の変化にも気づけます。


将来の不安を減らすためにも、生活費と貯蓄のバランスを夫婦で定期的に見直ししていきましょう。

奥さんに渡す生活費でお悩みならお金のプロ「マネーキャリア」に相談

奥さんに渡す生活費の平均額や決め方、夫婦で話し合うべきポイントについて解説しました。


家計の状況や家庭のスタイルによって生活費の適正額は変わるため、一律の正解はなく、夫婦で納得できるルールを作ることが大切です。


これから生活費について見直したい方は、まずは家計全体を把握し、貯蓄目標や負担割合についてパートナーと話し合うことから始めてみましょう。


とはいえ、「いくら渡すのが適切なのかわからない」「将来の備えも考えておきたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。


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