
「外食費って、みんなどれくらい使っているんだろう?」
「うちの家計、食費の割合が高すぎるかも……」
そんな疑問や不安を抱えている方は多いでしょう。
結論からお伝えすると、外食費は平均を参考にしつつ、家計全体のバランスを見直せば無理なく抑えられます。
この記事では、外食費の全国平均や理想の割合、外食費が高くなりやすい理由、さらに簡単に実践できる家計改善テクニックまで紹介します。
・「外食費が高くて毎月の家計が赤字になる」
・「共働きで忙しくても外食費を減らしたい」
そんな方は、本記事を読むことで外食費の適正化と家計全体を整えるヒントを得られるので、ぜひ最後までお読みください。
内容をまとめると
- 外食費の全国平均や理想の割合がわかる
- 外食費が高くなりやすい理由と対策を解説
- 予算設定や中食の活用など実践的な家計改善術を紹介
- マネーキャリアでは家計に合った節約・貯蓄プランの無料相談ができる

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
外食費の平均はどれくらい?
外食費の平均がどれくらいか気になる方は多いでしょう。
総務省の家計調査によると、二人以上の世帯での外食費平均は月16,179円です。
また、勤労世帯のほうが無職世帯より、外食費は2倍近く多いこともわかっています。
- 勤労者世帯の平均:20,445円
- 無職世帯の平均:9,180円
外食は食費の何割までが理想?
外食は食費全体の2割以下に収めることが一つの目安となります。
なぜなら、総務省の調査で食費全体の平均が93,632円、外食費の平均が16,179円と示されており、外食費は食費全体のおよそ17%に相当するためです。
参考:総務省 家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2024年(令和6年)平均結果の概要
外食費が高くなりやすい理由
外食費が高くなる背景には、生活スタイルや心理的な要因があります。
その理由を整理すると、改善策も見えやすくなります。
- 共働きにより時間短縮するため
- 娯楽・気分転換として楽しむため
- 無意識に外食を選んでしまうため
順番に見ていきましょう。
共働きにより時間短縮するため
共働き家庭では食事の準備時間が取りにくく、外食に頼る頻度が増えやすいといえます。
たとえば、平日夜に帰宅が21時を過ぎる場合、自炊よりも外食やテイクアウトのほうを選んでしまいがちですよね。
娯楽・気分転換として楽しむため
外食は食事以上に「イベント」としての要素があります。
誕生日や記念日に加え、週末の気分転換として外食する家庭も多いでしょう。
しかし、1回の外食で家族4人なら5,000円〜10,000円かかることもあります。
無意識に外食を選んでしまうため
「今日は疲れたから外で済ませよう」と、無意識に外食を選んでいませんか。
コンビニやファストフードも積み重なれば大きな出費です。
たとえば、ランチ代800円を週5日利用すると、1カ月で約16,000円になります。
外食費を減らす家計改善テクニック
以下のような外食費を減らす家計改善テクニックを実践することで、無理なく生活費のバランスを整えられます。
- 外食の予算を先に決めて管理する
- 中食を上手に取り入れる
- クーポンやポイントを賢く活用する
- 外食費以外の支出も見直してバランスを取る
こうした方法を順番に実践すれば、外食費をコントロールできます。
それぞれの具体策を詳しく見ていきましょう。
外食の予算を先に決めて管理する
最初に外食に使う上限額を決めることが、確実な節約方法です。
たとえば、月の食費を9万円に設定して、そのうち1.5万円だけを外食に充てるなど具体的に割り振ってみてください。
家計簿アプリや銀行口座のサブ口座を使うと、使いすぎを自動で防げます。
中食を上手に取り入れる
テイクアウトやスーパーの惣菜など「中食」は、外食より安く家庭調理より手軽な中間策です。
1食当たり外食1,500円が中食なら800円程度に抑えられ、月数回置き換えるだけで大きな差になります。
さらに、冷凍食品やミールキットを使えば調理の手間も減り、共働き世帯でも実践しやすいでしょう。
クーポンやポイントを賢く活用する
同じ外食でも、クーポンやポイントを使えば支払額を大幅に減らせます。
飲食店ごとに特典があるサービスをぜひ活用してください。
たとえば、ランチ1,000円×月8回の外食を、クーポン利用で毎回100円引きにするだけで年間約1万円の節約です。
外食費以外の支出も見直してバランスを取る
外食費だけを減らそうとしても限界があります。
固定費(通信費やサブスク・保険料など)や娯楽費を見直し、家計全体のバランスを整えましょう。
例として、携帯料金を月5,000円下げれば、その分を外食費に回してストレスなく節約できます。
外食費に関するよくある質問
最後に、外食費に関するよくある質問をご紹介します。
- イベントや記念日の外食費はどう考えればいい?
- 外食は月何回までが目安?
- 外食費以外で節約するなら何から始めるべき?
それぞれの疑問を順番に解消し、より良い家計管理につなげていきましょう。
イベントや記念日の外食費はどう考えればいい?
イベントや記念日の外食費は、通常の外食費とは分けて計画するのがおすすめです。
たとえば、月1.5万円の外食費に加えて誕生日や記念日用に年6万円の特別枠を貯金しておくなど、先取りして管理しましょう。
「年に何回特別な外食をするか」「いくらまでにするか」を決めておくことも大切です。
外食は月何回までが目安?
外食の回数は、家計やライフスタイルに合わせて決めましょう。
総務省の調査では、二人以上世帯の外食費は平均16,179円で、週1回程度の外食が多い傾向です。
まずは「月何回まで」と具体的な上限を決め、その範囲内で楽しむようにしてください。
外食費以外で節約するなら何から始めるべき?
外食費以外で節約するなら、固定費の見直しから始めてみる方法があります。
通信費・保険料・サブスクなど毎月一定額かかる支出を1つ減らすだけで、外食数回分の資金を作れます。
格安スマホへの乗り換えで月5,000円浮けば、その分を貯金や別の支出に回せるでしょう。
外食費や家計を見直したいならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
外食費の平均や理想的な割合・外食費が高くなりやすい理由・家計改善のための具体的なテクニックを紹介しました。
これから外食費を見直したい方は、まずは「毎月どれくらい外食に使うか」という予算を決め、家計全体のバランスを把握してみてください。
とはいえ、家族構成や働き方によって最適な外食費の目安は異なるため、「うちの家庭にはどれくらいが妥当なのかわからない」という方も多いでしょう。
そんなときは「マネーキャリア」の無料相談を活用してみませんか。
外食費を含めた家計改善や貯蓄計画の立て方など、何度でも無料で相談できます。
自己判断だけでなくプロの意見を取り入れることで、外食費を楽しみながらも将来の貯蓄をしっかり確保できるでしょう。
外食費や家計管理に悩んでいる方は、一度「マネーキャリア」に相談してみてはいかがでしょうか。