メルカリでいいねの意味が分かっていない人も多いのではないでしょうか。この記事では、メルカリのいいねの意味を解説しています。いいねだけされていて商品が売れない理由や対処方法に加え、なぜ「いいね禁止」をしている出品者がいるのかも説明しています。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- メルカリのいいねの意味は?
- メルカリのいいねの意味やメリットを解説【購入者編】
- ①いいねした商品を一括管理できる
- ②商品に他のユーザーのコメントが通知される
- ③商品の値下げ情報は通知される
- メルカリのいいねの意味やメリットを解説【出品者編】
- ①10%以上値下げするとにいいねした人に通知がいく
- ②自分の商品にコメントするといいねした人に通知がいく
- ③いいね数が多いと商品が上位表示される可能性が高まる
- いいねだけで商品が売れないのはうざい?理由を解説!
- ①いいねした人は商品が気になるだけな場合がある
- ②時間が無くていいねしただけになっている場合がある
- ③既に他の類似商品を購入している場合がある
- メルカリでいいねだけで商品が売れないときはどうする?
- ①値下げやコメントを書いていいねした人に通知する
- ②商品概要や写真をより魅力的にする
- ③商品を再出品して改めて検索上位に表示させる
- メルカリでいいね禁止にしている出品者がいるのはなぜ?
- 商品にいいねを押しても基本的には出品者にはバレない(バレる場合もある)
- メルカリの自動いいね機能とは?
- まとめ:メルカリのいいねの意味を理解しよう
メルカリのいいねの意味は?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日、30代男性からこのような相談をいただきました。
最近ではフリマアプリの普及に伴い、利用者はますます増えています。
その流れに乗ってみたはいいものの、あまりよくわからずに利用しているという人も多いのではないでしょうか。
特にいいねという機能がどういうものなのかわからない人もいるかと思います。
そこで、今回はメルカリのいいねの意味について
- いいねをする意味はなに?そのメリットとは
- いいねをされる意味はなに?そのメリットとは
- いいねをもらってもうれしくない理由とは
- いいねが増えるばかりで売れないときはどうしたらいい?
- いいねが禁止されていることがあるのはなぜ?
- いいねをしてもこちらの情報がバレない理由とは
- 自動でいいねがされてしまう条件とは
以上のことについて紹介します。
メルカリのいいねの意味やメリットを解説【購入者編】
いいねという機能は、TwitterやYouTubeなどのSNSでよく見かける機能です。
SNSにおけるいいねは、素晴らしい・役に立つといった、投稿主を褒める意味で使われます。
これはメルカリのいいねでも同じでしょうか。
ここからは、購入者がいいねをすることの意味とそのメリットについて説明します。
①いいねした商品を一括管理できる
いいねをすることで、その商品をリストにアップすることができます。
後から見直す際に見つけやすくなるため、購入するか迷っている時に、とりあえずいいねをするといった使い方もできます。
また、いいねのリストは同じところに集約されるため、同じ商品の値段を比較する際にも役立ちます。
ネットショッピングで例えると、Amazonの「ほしい物リスト」、楽天の「お気に入り」にあたるものです。
ユーザーの大半は、この一括管理を目的として、いいねをつけているとされています。
②商品に他のユーザーのコメントが通知される
いいねをつけておけば、出品者とほかのユーザーのやりとりが通知されるようになります。
誰かが商品に関する質問(サイズ・色など)をした場合、それも見ることができます。
自分から聞きにくい質問でも誰かがしてくれることがあるので、とりあえずいいねをするといった使い方もあります。
注意したいのが、値下げ交渉に関するやりとりが通知された時です。
誰かが値下げ交渉をしていて、希望の値段に値下げしてくれたとします。
メルカリでは、即購入という形で、出品者の同意を得ることなく、買うことができます。
その機能を利用して、値下げ交渉のさなかに途中で横入りするのはタブーです。
あくまで値下げ交渉をしている人が優先されることを覚えておきましょう。
③商品の値下げ情報は通知される
気に入った商品があっても、値段がネックになることもありますよね。
そんな時に、いいねが役に立ちます。
メルカリでは、いいねをしていた商品が値下げされた場合、通知される仕組みになっています。
便利な機能ですが、ほかにもいいねをしている人がいれば、その人にも通知されるので、すぐに売り切れてしまうという恐れもあります。
本当に欲しいのならいいねをつけて値下げを待つのでなく、自分から値下げ交渉をするとよいでしょう。
メルカリのいいねの意味やメリットを解説【出品者編】
①10%以上値下げするとにいいねした人に通知がいく
商品の値下げをしたときに、いいねをしてくれた人に通知がいくようになっています。
そのため、値下げ情報を素早くお伝えすることができます。
実はそれ以外に、値下げすることの意味があることをご存じでしょうか。
メルカリでは、10%以上値下げすることで、出品したタイミングにかかわらず、上位に表示させることができます。
このように、値下げをする意味は、いいねをしてくれていた既存の人に通知が行くことに加え、新しくにいいねをもらえるチャンスでもあるのです。
②自分の商品にコメントするといいねした人に通知がいく
商品を出品した後に、傷や汚れなどの理由から、再出品をしてしまうと、いいねがリセットされてしまいます。
そのため、再出品の代わりに、自分の商品にコメントするのがおすすめです。
いいねをしていた人にコメントの通知が行くようになっていますので、追加情報を簡単に伝えることができます。
いいねをした人に、随時情報を伝えることができる便利な機能となっています。
③いいね数が多いと商品が上位表示される可能性が高まる
商品を上位に表示させるのは、割引をする以外に、いいねを集めることでも可能です。
具体的には、いいねを5個もらえば、上位に表示されることができ、10個になると、より上位に残ることができます。
検索の上位に表示されるということは、それだけユーザーの目に留まる確率も高まります。
少しでも多くのいいねを集めて商品が売れるようにしましょう。
いいねだけで商品が売れないのはうざい?理由を解説!
ここまでいいねの意味とメリットについてお伝えしてきました。
しかし、いいねをする・もらうことは、よい点だけでないことも事実です。
例えば、たくさんいいねをもらえば、はたしてそれだけでいいのでしょうか。
結論から言うと、いいねをたくさんもらえたからと言って、それが必ずしも良い結果を生み出すわけではありません。
なぜ良い結果を生み出すと言えないのか。
この点について紹介したいと思います。
①いいねした人は商品が気になるだけな場合がある
買い手が、一括管理をしたいために、類似商品にいいねを押して巡回している場合があります。
あくまで一括管理のためのいいねであるため、すぐに購入に結びつくとは限りません。
もしいいねをした人の大半がこの理由でしていたのであれば、注意が必要です。
いいねがたくさんついていても、なかなか売れないという状況に陥ります。
値引きをすれば、購入するユーザーが出てくるかもしれませんが、それでは自分の利益が減ってしまいます。
こうした理由から、いいねの数が増えても、いくらたっても購入されないこともあるというように理解しておきましょう。
②時間が無くていいねしただけになっている場合がある
ユーザーの中には、本当は買いたいけど、時間が無くて買えないので、いいねのリストに保存だけしようという人もいます。
この場合、時間さえ待てば買ってくれるので心配はないです。
大方夜になれば、購入に進んでいるでしょう。
しかし、注意したいのが、このことを見分ける手段がないということです。
単に気になったからいいねをした場合と見分けがつきません。
どちらの場合かこちらか判断することができないので、いいねをもらったらとりあえず時間を置くというように決めておくとよいでしょう。
③既に他の類似商品を購入している場合がある
最も問題なのが、いいねをした人がすでに類似商品を購入している場合です。
ユーザーの中には、商品を比較するために、いいねをする使い方をしている人もいます。
そのため、自分の出品した商品にいいねをした後に、品定めをして、結局ほかの商品を買うことにしたユーザーがいることも予想しておかなければいけません。
残念なことに、そうしたユーザーのいいねは、解除してもらわなければ消えることはなく、幽霊いいねとして残ってしまいます。
しかも、わざわざいいねを解除してくれるとも考えにくいです。
そのことを頭に入れて、いいねの数に一喜一憂しないことが肝心です。
メルカリでいいねだけで商品が売れないときはどうする?
再三お伝えしているように、いいねがたくさんもらえたからといって、商品が売れるとは限りません。
しかし、出品者の気持ちとしては、いいねをもらうより、売れる方がいいですよね。
では具体的に、どのような工夫をすることで売れるようになるのでしょうか。
①値下げやコメントを書いていいねした人に通知する
いいねをした人には、値下げやコメントが通知されることは先に述べました。
ではどのタイミングで、値下げやコメントを書くのがよいのでしょうか。
結論から言いますと、いいねを多くもらったときです。
いいねをたくさんもらえば、検索の上位に表示されるので、このタイミングで実施しましょう。
そうすれば新しく商品を見つけてくれた人に周知することができます。
そして新たにいいねをもらって、また上位に表示されれば実施する。
この繰り返しによって、だいたいの商品はいずれ買ってくれるようになるでしょう。
②商品概要や写真をより魅力的にする
それでも売れない場合は、出品自体に何か原因があることが考えられます。
例えば、商品の説明が不足しており、何を伝えたいのかが分かりにくくなっているといったことが予想されます。
そのほかにも、写真の映りが悪く、魅力的に感じないといったことも考えられます。
こうした原因が究明できれば、すぐに対処するとよいでしょう。
そして、新たにコメントを書いて、いいねをした人に修正の通知が行けば、事態が好転するかもしれません。
③商品を再出品して改めて検索上位に表示させる
以上のことをもってしても、売れない場合は潔く諦めることが肝心です。
おそらくこれ以上いいねが増えることもないと思われるので、再出品しましょう。
そうすれば、新着商品として、検索の上位に表示されるので、問題を解決できるでしょう。
その際、以前の値段より値下げしておくのがおすすめです。
メルカリでいいね禁止にしている出品者がいるのはなぜ?
メルカリにはいいねを禁止している出品者が一定数います。
その理由として一番に考えられるのが、購入意思のない人からいいねの通知が来るのが嫌ということでしょう。
出品者には、商品に関しての質問や交渉の通知がしばしば来ます。
もしいいねの通知でそれに気づかったら、最悪商品の購入がキャンセルになってしまうことにもつながりかねません。
大事な情報が埋もれてしまうことをおそれて、余計な通知を避けたいという思いがあるのでしょう。
ただ、いいね禁止はユーザー側からあまりいい印象を持たれていないので、この記事を読んでいる方は避けるほうがいいでしょう。
商品にいいねを押しても基本的には出品者にはバレない(バレる場合もある)
いいねをすることで、その都度出品者に通知がいってしまいます。
メルカリの自動いいね機能とは?
これはアプリ限定の機能ですが、自動でいいねを押す機能がついています。
どのような条件で自動で押されるのかというと、二つの場合があります。
一つ目が、購入手続き画面で購入せずに前の画面に戻った場合です。
買おうと思って、購入手続きに入ったけれども、途中で思い直して、結局買うのをやめたという時に、自動でいいねが押されます。
二つ目が、コメントを送信して前の画面に戻った場合です。
商品に対してなんらかのアクションを起こしたときに、自動でいいねが押されます。
どちらの場合も商品の購入意思があると判断されて、自動でついてしまうのでしょう。
しかし、ユーザーの中には、意図せずいいねが押されてしまうということで、この機能が要らないという人もいるかと思います。
アプリ内の「マイページ>お知らせ・機能設定>自動いいね!」でオン/オフを切り替えられるので安心してください。
まとめ:メルカリのいいねの意味を理解しよう
今回はメルカリのいいねの意味について紹介しました。
ポイントとなるのは、
- いいねをすることで、出品者から様々な恩恵を得ることができる
- いいねをもらうことで、購入者に気づきやすくさせる効果がある
- いいねだけもらっても、購入に結びつかないこともある
- いいねをした人が買ってくれるようにするには工夫が必要
- いいね禁止には、出品者の苦悩が込められている
- いいねをしても、出品者にバレるわけではない
- 購入意思があると判断されたとき、自動いいねが機能する
でした。
いいねは、出品者にも購入者にも、一定のメリットがあります。
しかし、必ずしも購入に結びつくわけではありません。
ただ一つここで覚えておきたいのが、いいねの数に一喜一憂しないという点です。
その点を理解したうえで、フリマ生活をもっと快適にしてみてはいかがでしょうか。