ゴルフ保険が適用されるケースとは?ゴルフ保険支払い事例を紹介!のサムネイル画像

ゴルフ保険への加入を考えているとき、どのような事故が補償されるのか、支払い例などが気になりますよね。今回は独自のアンケートや、ネット上でのゴルフ保険利用体験談をまとめてみたものを紹介します。ゴルフ保険加入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

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ゴルフ保険の4つの基本補償とは?


実際の支払い事例を紹介する前に、まずは、簡単に通常のゴルフ保険の補償条件や範囲について以下で説明していきます。


それぞれの補償の詳しい内容については「ゴルフ保険で補償される内容とは?どんな補償内容を受けれるか紹介!」にて紹介しています。

保険適用条件や適用外のケースなど細かく紹介しているので気になる方はこちらも併せてご確認ください。

ケガの補償

ケガの補償は、ゴルフ場やゴルフ練習場(打ちっぱなし場)でケガを負い、病院で入院・手術・通院等を通して治療を受けた場合や、万が一、死亡や後遺障害を負ってしまった際に保険金が支払われるものです。


ケガの中でも、急激で偶発的な事故が原因で生じたケガ、つまり、予想できないケガを負った場合に補償されます。

また、ゴルフ場及びゴルフ練習場の敷地内であれば、プレイ中に限らず、更衣室やシャワー室、食事場所でのケガも補償対象となります。


ただし、熱中症が原因のケガは予想できたケガと分類されるため、ケガの補償では補償対象外となります。詳しくは、熱中症補償についての記事でご確認ください。

個人賠償責任補償

個人賠償責任補償は、ゴルフ場やゴルフ練習場(打ちっぱなし場)で他人を怪我させてしまったり、他人の所有物を傷つけてしまった際に、病院での治療費や、修理費等を賠償するための保険金が支払われるものです。


対象は、意図的ではない事故で第三者に損害を与えてしまった場合に限ります。


ゴルフでは、などの自然現象の影響やボールコントロールのミスで思いもよらない事故を引き起こしてしまう可能性もあります。

そのような時に、個人賠償責任補償は、加害者となってしまったご自身のことはもちろんのことながら、相手に補償する手助けとなり、被害者を守る役割も果たします。

ゴルフ用品の破損・盗難補償

ゴルフ用品の損害・盗難補償は、ゴルフ場やゴルフ練習場(打ちっぱなし場)で、ゴルフ用品を破損させてしまったり、盗まれてしまった際に保険金が支払われるものです。


この場合の保険金とは、修理できるものであれば、修理費が支給されます。

修理できないほどの破損および盗難の被害の場合は、被害物の時価総額分の金額が支給されます。


そのため、これらの被害に遭った際の保険金の申請時には、ゴルフクラブ等を購入したときの領収書など証明書が必要となります。しっかりと保管しておくことが大切です。


また、破損の請求はゴルフクラブのみが対象となります。仮に、ゴルフバッグがゴルフ場で壊れてしまってもそれは補償の対象とはなりません。

ホールインワン・アルバトロス補償

ホールインワン・アルバトロス補償は、ゴルフプレー中に、ホールインワン・アルバトロスを達成したときにそのお祝いに要した費用を負担してくれる補償です。


ホールインワン・アルバトロス補償は、以下の2つの条件を満たしたときに認められます。

  1. 同伴競技者と同伴競技者以外の第三者(同伴キャディや先行/後続のパーティのプレイヤーなど)両方が目撃した場合
  2. 記録映像が残っていた場合


人によって、達成を記念して、記念品を作成して配ったり、ゴルフ場に記念樹林を植えたり、祝賀会を開催したりなど祝い方は様々です。

ゴルフ保険に加入していれば、費用面を気にせずに、お祝いを楽しむことができます。

ゴルフ保険が適用されるケースとは?補償内容別に支払い事例を紹介


ゴルフ保険に加入したら実際にどのような補償を受けることができるのか気になりますよね。


ここからはゴルフ保険が適用されて、実際に保険金が支払われた事例について紹介します。

補償内容別にまとめてあるので、気になる箇所を見てみてください。

自身がケガをした時のゴルフ保険支払い例

ここでは、自身がゴルフ場およびゴルフ練習場の敷地内で偶発的な事故によりケガをしてしまった際に、ゴルフ保険が支払われた例を紹介します。


具体例として、以下のものがあります。  

  • ゴルフボールが当たって打撲で病院に行った時に補償がありました。
  • ゴルフ練習場で、3階まで階段で移動していたところ、つまずいて手首を痛め病院に通院した時に補償を得ることができた。
  • ゴルフ中に虫に刺され炎症を起こして病院に行った際に補償を得ることができた。

ゴルフ中のケガから、ゴルフ関係なく発生したケガまで幅広く補償対象とされていることがこれらの例からわかりますよね。


あるゴルフ保険会社A社では、入院・通院・手術の日額費用は以下と設定されています。

A社保険金額
入院(日額)6,000円
通院(日額)3,000円
手術(日額)入院中:入院(日額)×10
入院時以外の手術:入院(日額)×5


病院に長くお世話になることになっても、日額で保険金が支給されるので安心できます。

ただし、関節痛やしもやけは偶発的なケガと分類されず、補償を得ることができないので注意が必要です。

熱中症補償がある場合

ゴルフ保険の中には、熱中症補償が付帯しているゴルフ保険があります。


その場合、以下のようなケースで補償を得ることができます。

  • 日射により体調不良で救急車で運ばれて入院することになった。熱中症だと診断された。

この場合、入院に要した費用を補償してもらうことができます。


熱中症補償がないゴルフ保険ですと、熱中症が原因の死亡・後遺障害、入院・手術・通院は補償対象外となるのでご注意ください。

他人を怪我させてしまった時の支払い例

ここでは、第三者を怪我させてしまったり、第三者の所有物に損害を与えてしまった際にそれらを賠償するためにゴルフ保険が支払われた例を紹介します。

具体例としては、以下のものがあります。


  • ゴルフのラウンド中に私が打ったボールが他の人の足に当たって、病院に行くことになりました。その時に、病院の支払いや通院代などを楽天ゴルファー保険を利用して支払ってもらいました。
  • 会社の同僚にうっかりボールを当てて怪我をさせてしまい、通院費等を保険から補償してもらった。
  • コースで、自分の番の前に素振りをしたら、ゴルフクラブが仲間にあたってしまった。

これらの保険適用例を見ると、ゴルフ中という状況だけでも様々な事故が発生していることがわかりますよね。

特に、ゴルフボールのコントロールは、経験豊富なプレイヤーでさえ思うように飛ばすことが難しいこともあり、ゴルフ事故が起きる要因となりやすいです。


また、これらのようなゴルフ賠償責任事故の実際の支払い金額例としては以下のものがあります。

  • ボールが、前方にいた同伴プレーヤーの右眼に当たり失明:賠償額約3,600万円

上記のケースでは、加害者側に課された賠償金額が約3,600万円であり、すぐには払うことができないほどの大きな額となっています。

このような状況に陥ってしまった際に、ゴルフ保険に加入していれば保険金が負担を軽減してくれます。

その他賠償責任事故の支払い事例

ゴルフカートの賠償事故

ゴルフ保険の種類によって、ゴルフカートの破損が補償対象であるゴルフ保険があります。


ゴルフカートの補償が保険適用対象である場合は以下のような事故が発生したときに、保険金の支払い事例があります。

  • ゴルフ場でカートに乗っていたときに、カートが暴走して木に衝突しました。私は軽傷で済みましたが、カートは大破しました。幸い、東京海上日動のゴルファー保険に加入していたので、カートの修理費用を全額補償してもらえました。コールセンターも親切で迅速に対応してくれました。

ゴルフカートは、使用不可能な状態まで破損してしまった場合、丸ごと賠償するとなると軽自動車ほどの値段がするとも言われており、ゴルフ保険への加入はこのような事故のリスク対策ともなります。


自宅での賠償事故

ゴルフ保険には、自宅での賠償責任事故が補償適用対象であるものも存在します。
支払いの具体例としては以下の通りです。

  • 自宅で素振りをしていたら、隣の家の窓ガラスを割ってしまった。

自宅でもゴルフ練習を行いたいと考えている方は、自宅補償があるゴルフ保険をおすすめします。

ゴルフ用品が破損したときの支払い例

ここでは、ゴルフ中にゴルフクラブが破損・曲損してしまった際に、ゴルフ保険が支払われた例を紹介します。


  • ラウンド中にアイアンが折れた時に、ゴルファー保険を利用してアイアンと同等額の保険金を頂くことができました。
  • 打ちっぱなし場で、スイングした時に、背後の障害物にゴルフクラブを当てて破損させてしまった。

上記のように、故意的ではなく、ゴルフクラブを破損させてしまった時に保険金を得ることができているようです。


ゴルフ用品の破損補償では、修理が可能であるのならば修理費を、修理が不可能であるならば破損したゴルフクラブの時価総額分の保険金を得ることができます。


ただし、ゴルフ用品の補償は、年間を通して累計で設定されている保険金額が限度となります。高価なゴルフ用品を購入して使用している方は、ゴルフ用品補償の額にも注目してゴルフ保険選びをしてみてください。

ゴルフ用品が盗難にあった時の支払い例

ここでは、ゴルフ場及びゴルフ練習場の敷地内で、ゴルフ用品が盗難の被害に遭った際に、ゴルフ保険が支払われた例を紹介します。


  • ゴルフ場の敷地内で目を離した隙に、ゴルフバッグが盗まれた。
  • ゴルフカートに積んでいたゴルフバッグの中身を確認したら、ゴルフクラブが1本なくなっていた。

盗難の場合は、ゴルフクラブだけでなくゴルフバッグ等のゴルフ用品も補償の対象となります。


ただし、以下の場合はゴルフ場及びゴルフ練習場の敷地内での被害ではないため、補償対象外となるので、ご注意ください。

  • コンビニの駐車場で車上荒らしの被害に遭って、ゴルフバッグごと盗まれた。

まとめ:もしもに備えてゴルフ保険に加入しよう


いかがでしたでしょうか。


今回は、ゴルフ保険に加入している方がゴルフ事故を起こしてしまった巻き込まれてしまった際の支払い事例について紹介しました。


ゴルフ保険は最もお手頃なもので年間3000円ほどで、ゴルフ中のもしもに備えることができます。ゴルフ中の事故やケガはいつ誰に起こるかはわかりません。


気をつけていても防げない事故やケガが起きてしまった時のために、ゴルフ保険に加入してリスク管理を行いましょう。


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記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。