「県民共済のがん保険の口コミを知りたい」
「県民共済のがん保険のデメリット・メリットを知りたい」
とお悩みではないでしょうか。
結論、県民共済のがん保険の口コミによれば、以下のようなデメリット・メリットがあります。
▼県民共済のデメリット
- 保障がシンプルで不十分な場合がある
- 生涯続く保険ではない
- 特約であることから見直しが不便
- 高齢時の保障額が減る
▼県民共済のメリット
- 掛金が安く継続しやすい
- シンプルな保障を求める人に向く
- 上皮内がんも保障の対象になる
- 通院や再発・転移、先進医療も保障
県民共済のがん保険を検討している場合は、デメリット・メリットをよく理解し、加入するかどうかを決めることが大切です。
この記事では、県民共済のがん保険の口コミ・評判からわかるデメリット・メリットについて詳細に解説いたします。
県民共済のがん保険がどんな人におすすめかも解説するのでぜひ参考にしてください。
この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 県民共済のがん保険の口コミや評判を紹介!
- 県民共済のがん保険はおすすめできない?デメリットを口コミから解説
- 保障がシンプルで不十分な場合がある
- 生涯つづく保険ではない
- 特約であるため見直しが不便
- がん保険のみ契約したい人には不向き
- 高齢者はがんのリスクが上がるが、保障額は減少する
- 県民共済のがん保険はおすすめ?メリットを口コミから解説
- 掛金が安いため継続しやすい
- シンプルな保障を求める人向き
- 保障から外れやすい上皮内がんも対象!
- 入院・手術だけでなく通院や再発・転移時も保障
- 高額になりがちな先進医療も保障
- 県民共済に「新がん特約」「新三大疾病特約」を付けられるプランは?
- 18歳~64歳は3つのプランがある!総合保障1型がおすすめ
- 65歳~69歳は熟年型・熟年入院型・熟年型+熟年入院型がある!おすすめは?
- 県民共済のがんを保障をする特約「新がん特約」「新三大疾病特約」とは?
- 「新がん特約」の掛け金や特徴は?
- 「新三大疾病特約」の掛け金や特徴は?
- 参考:がん特約以外の医療特約で先進医療や手術の保障は足りる?
- 県民共済のがん保険が必要なのはどんな人?
- 掛け金重視で最小限の保障で十分な人
- 掛け持ちで手厚い保障を求める人
- 加入しやすい保険を探している人
- 医療保障とがんの保障をまとめて管理したい人
- 県民共済のがん保険が合わない人
- 十分な医療保険に加入している人
- 掛け捨てではない保険がいい人
- 終身で保障が欲しい人
- 県民共済のがん保険以外も検討するべき人は?
- 30歳以下の若年層の人
- 保険料が定額で一生涯同じ保障を希望する人
- 保障の手厚いがん保険を探している人
- まとめ:県民共済のがん保険の口コミ・評判は?デメリットも解説
県民共済のがん保険の口コミや評判を紹介!
県民共済のがん保険について実際に当社で募集した口コミ(※)では以下のような意見が出ています。
- 民間保険と比べて保障内容が弱い
- 高齢になると保障が少なくなる
- 安い掛金で保障を受けられる
30代男性
民間保険と比べて保障内容が弱い
30代女性
高齢になると保障が少なくなる
県民共済のがん保険は、60歳を境に保障額が減少するのがデメリットに感じます。老後の資金がないと厳しいのでどうしても不安に感じてしまいます。
40代男性
安い掛金で保障を受けられる
掛金が安く、手軽に加入できることが良いなと感じます。安い掛金で通院や入院のサポート、治療にかかる費用の一部の給付があるので安心して使えて、契約内容もシンプルで分かりやすいです。
県民共済のがん保険はおすすめできない?デメリットを口コミから解説
ここからは、県民共済のがん保険のデメリットを口コミから紹介します。
- 保障がシンプルで不十分な場合がある
- 生涯つづく保険ではない
- 特約であるため見直しが不便
- がん保険のみ契約したい人には不向き
- 高齢者はがんのリスクが上がるが、保障額は減少する
保障がシンプルで不十分な場合がある
保障内容 | 18〜60歳まで | 60〜65歳まで |
---|---|---|
がん診断 | 50万円 | 25万円 |
がん入院 | 1日5000円 | 1日2500円 |
がん通院 | 1日2500円 | 1日1500円 |
がん手術 (組合の定める手術) | 5万 10万 20万 | 2.5万 5万 10万 |
がん先進医療 (組合の基準による) | 1万〜150万円 | 1万〜100万円 |
生涯つづく保険ではない
2つめのデメリットは、生涯つづく保険ではないことです。
なぜなら県民共済は終身保障の商品は扱っておらず85歳までの保障となっているためです。
85歳までであれば一見保障期間として十分に感じますが、以下の表を見てわかる通り現在の日本では平均寿命も延びており、生存中に保障がなくなる可能性が大いにあります。
平均寿命の推移
※参照:平均寿命の推移|厚生労働省
100歳まで生きる人の割合が30年前と比べ50倍も増えている(※1)ともいわれているため、老後に苦労したくない方は終身保障のある保険の検討がおすすめです。
特約であるため見直しが不便
がん保険のみ契約したい人には不向き
高齢者はがんのリスクが上がるが、保障額は減少する
給付金の名称 | 18歳〜60歳の保障額 | 60歳〜65歳の保障額 |
---|---|---|
がん診断 | 100万円 | 50万円 |
がん入院 | 1万円 (1日あたり) | 5000円 (1日あたり) |
がん通院 | 5000円 (1日あたり) | 3000円 (1日あたり) |
がん手術
(組合の定める手術) | 10万円 20万円 40万円 | 5万円 10万円 20万円 |
がん先進医療 (組合の基準による) | 1万円~300万円 | 1万円~200万円 |
県民共済のがん保険はおすすめ?メリットを口コミから解説
ここからは、県民共済のがん保険のメリットを口コミから紹介します。
- 掛金が安いため継続しやすい
- シンプルな保障を求める人向き
- 保障から外れやすい上皮内がんも対象!
- 入院・手術だけでなく通院や再発・転移時も保障
- 高額になりがちな先進医療も保障
掛金が安いため継続しやすい
年齢 | 掛け金 |
---|---|
0歳〜満14歳 | 1000 〜2000円 |
満15歳〜満64歳 | 2000 〜5000円 |
満65歳〜満69歳 (保障は85歳まで継続) | 2000〜 4000円 |
シンプルな保障を求める人向き
保障から外れやすい上皮内がんも対象!
入院・手術だけでなく通院や再発・転移時も保障
高額になりがちな先進医療も保障
先進医療の種類 | 費用 |
---|---|
陽子線治療 | 約265万円 |
重粒子線治療 | 約316万円 |
県民共済に「新がん特約」「新三大疾病特約」を付けられるプランは?
県民共済に「新がん特約」「新三大疾病特約」を付けられるプランは年齢によって変わります。
県民共済は0歳~満69歳の健康な人であればだれでも加入ができ、年齢に応じて以下の3つのタイプにわかれています。
年齢別のプラン | 名称 |
---|---|
0歳から満17歳まで | 子ども ※がん保障は対象外 |
満18歳から満65歳まで | 総合保障型 |
満65歳から満69歳まで | 熟年型 |
上記のうち、新がん特約や新三大疾病特約をつけられるのは「総合保障型」「熟年型」の2つのプランです。
ここでは総合保障型、熟年型について解説していきます。
18歳~64歳は3つのプランがある!総合保障1型がおすすめ
満18歳~満64歳が加入できる総合保障型は大きく3つのプランがあります。
プランごとの保障内容と掛金は以下のようになっています。
プラン | 保障内容 | 詳細プラン | 月掛金 |
---|---|---|---|
総合保障型 | 入院保障から死亡保障までをカバー | 総合保障1型 総合保障2型 総合保障4型 | 1,000円 2,000円 4,000円 |
入院保障型 | 入院保障を手厚くカバー | 入院保障1型 入院保障2型 | 1,000円 2,000円 |
総合保障型+入院保障型 | 手厚い入院保障と死亡保障でしっかりカバー | 総合保障1型+入院保障2型 総合保障2型+入院保障2型 | 3,000円 4,000円 |
どのプランを選択してもがんの保障を特約として付加することは可能ですが、総合保障1型は月の保険料が1000円とかなりリーズナブルです。
がんの保障を付加したいと考えている方にとっては検討しやすい金額なのでおすすめです。
65歳~69歳は熟年型・熟年入院型・熟年型+熟年入院型がある!おすすめは?
満65歳~満69歳までが加入できるプランは3つにわかれています。
プランごとの保障内容と掛金は以下のとおりです。
プラン | 保障内容 | 詳細プラン | 月掛金 |
---|---|---|---|
熟年型 | 入院保障から死亡保障までをカバー | 熟年2型 熟年4型 | 2,000円 4,000円 |
熟年入院型 | 入院保障を手厚くカバー | 熟年入院2型 | 2,000円 |
熟年型+熟年入院型 | 手厚い入院保障と死亡保障でしっかりカバー | 熟年2型+熟年入院2型 | 4,000円 |
熟年型になるとプラン自体は総合保障型と同じプラン形態になりますが、保障の内容が小さくなります。その分掛け金は総合保障型と同じです。
死亡保障が必要かどうかによって熟年型、熟年入院型のおすすめが変わりますが、死亡保障は不要ということであれば熟年入院型がおすすめといえます。
県民共済のがんを保障をする特約「新がん特約」「新三大疾病特約」とは?
県民共済の通常入院保障の内容について解説してきました。
県民共済では「医療特約」「新がん特約」「新三大疾病特約」「長期医療特約」の4つの特約が存在します。
ここで県民共済のがんの保障をする特約である、「新がん特約」「新三大疾病特約」について解説していきたいと思います。
保障の内容や掛け金など検討ポイントについて詳しく紹介していきたいと思います。
「新がん特約」の掛け金や特徴は?
まずは「新がん特約」についてです。
新がん特約は2つのコースがあります。
新がん1型特約 掛け金<月1000円>
新がん2型特約 掛け金<月2000円>
新がん特約の特徴
- 入院日数無制限
- 通院も保障対象
- がんと診断確定されたときに共済金のお支払い
- 上皮内がんも保障の対象
- 2度目のがん診断にも共済金をお支払い
- 手術や再発もしっかりカバー
- 先進医療にも対応
「新三大疾病特約」の掛け金や特徴は?
続いて「新三大疾病特約」についてです。
- 新三大疾病1.2型特約 掛け金<月1200円>
- 新三大疾病2.4型特約 掛け金<月2400円>
新三大疾病特約の特徴
- 入院日数無制限
- 通院も保障対象
- がんと診断確定されたときに共済金のお支払い
- 上皮内がんも保障の対象
- 2度目のがん診断にも共済金をお支払い
- 手術や再発もしっかりカバー
- 先進医療にも対応
- 心筋こうそく・脳卒中による入院や手術も保障
参考:がん特約以外の医療特約で先進医療や手術の保障は足りる?
新がん特約、新三大疾病特約以外に医療特約という特約があります。
先進医療や入院、手術の保障を手厚くする特約です。この医療特約でがんの保障をまかなえるのでしょうか。
医療保障特約の保障内容を見てみましょう。
医療保障特約 例18歳〜60歳の場合
掛け金月1000円
共済金 | |
---|---|
入院一時金 | 20000円 |
手術 | 5万円・10万円・20万円 |
先進医療 | 1万円〜150万円 |
在宅療養 | 40,000円 |
疾病障害 | 100万円 |
このように入院一時金が出たり、手術給付金が上乗せになります。
また、先進医療についても対象になりますので、手術や先進医療については、この特約で保障できるといえます。
ですが、入院の保障については、入院一時金が上乗せになりますが、日額保障はありません。
新がん特約、新三大疾病特約では入院は無制限でしたので、入院の保障については少し足りないと感じるかもしれません。
県民共済のがん保険が必要なのはどんな人?
メリットやデメリット、県民共済のがん保険の保障内容についてわかってきたところで、ここからは県民共済のがん保険が必要なのはどんな人なのかという点について解説していきたいと思います。
県民共済のがん保険が必要な人は、こんな人です。
- 掛け金重視で最小限の保障で十分な人
- 掛け持ちで手厚い保障を求める人
- 加入しやすい保険を探している人
- 医療保障とがんの保障をまとめて管理したい人
県民共済が合っているかどうかは、現在の自分の環境などによっても変わってきます。
とくに必要であると考えられる人、おすすめできる人の特徴についてまとめているのでぜひ参考にしてください。
掛け金重視で最小限の保障で十分な人
掛け持ちで手厚い保障を求める人
加入しやすい保険を探している人
医療保障とがんの保障をまとめて管理したい人
県民共済のがん保険が合わない人
県民共済のがん保険が合わない人は、どのような人なのでしょうか。
県民共済のがん保険が合わない人は以下のような人です。
- 十分な医療保険に加入している人
- 掛け捨てではない保険がいい人
- 終身で保障が欲しい人
また、高齢になってからのがん保険は必要かどうか悩んでいる人は、マネーキャリアの「高齢者にがん保険は必要か?必要性の高い人・不要な人を60代から80代まで解説」も参考にしてみてください。
十分な医療保険に加入している人
県民共済のがん保険が合わない人は、十分な医療保険に加入している人です。
今現在十分な医療保険に加入していて、それでも保障を手厚くしたいと考える人は県民共済では満足な保障が得られない可能性があります。
例えばという人は、がんのサポートが手厚い保険を検討するのがおすすめです。
- がん保障を手厚くしたい
- がんに特化した保険に入りたい
- 今の医療保障だけでは補償額が十分ではない
掛け捨てではない保険がいい人
県民共済のがん保険が合わない人は、掛け捨てではない保険がいい人です。
上記でも説明したように、県民共済のがん保険は掛け捨てのため、割戻金はありますが貯蓄性は低いです。
そのため、貯蓄性のある保険がいい人は県民共済はあっていません。
保険と一緒に貯蓄もできる商品がいい人は、貯蓄型の保険を検討するのがおすすめ。
掛け捨ての保険は保険料が安く入りやすいメリットがありますが、毎月の保険料が無駄になってしまう可能性もあります。
掛け捨ての保険について詳しく知りたい人は、「がん保険の相場はいくら?平均月額を掛け捨て型・貯蓄型で比較!」の記事も参考にしてみてください。
終身で保障が欲しい人
県民共済のがん保険が合わない人は、終身で保障が欲しい人です。
県民共済の保険は、85歳までしか継続保証がないためそれ以上に年を重ねたときに保障がなくなってしまうデメリットがあります。
80歳を超えてから新たな保険を探すのは、保険料が高額になるリスクもあるため悩んでしまう人も多いです。
県民共済とその他に医療保険に加入している人は、もうひとつの保険が終身保障なのか確認しておくのがおすすめ。
また、一生涯保障してくれる保険がいい人は終身タイプの保険を検討するようにしましょう。
県民共済のがん保険以外も検討するべき人は?
ここまで、県民共済のがん保険が必要と考えられる人について解説してきましたが、県民共済のがん保険以外も検討するべき人はどのような人なのでしょうか。
ここからは、県民共済のがん保険以外も検討した方がいい人はどのような人なのか、以下に分けて紹介していきます。
- 30歳以下の若年層の人
- 保険料が定額で一生涯同じ保障を希望する人
- 保障の手厚いがん保険を探している人
不要なのではなく、ライフステージや現在の状況により別の保障や別の保険を考えた方がいい場合もありますね。
なにを優先すべきなのか、どこに手厚く保証をかけるのかということをしっかりと考えると今の自分に必要な保障というものが見えてくるのではないでしょうか。
30歳以下の若年層の人
- 県民共済にはない終身の保障
- がんに特化した保険
- 手厚い保障を選べる保険
保険料が定額で一生涯同じ保障を希望する人
保障の手厚いがん保険を探している人
まとめ:県民共済のがん保険の口コミ・評判は?デメリットも解説
- 県民共済はシンプルな保険でわかりやすい
- 終身保障ではないため不安のある人も
- 保障が十分ではない場合もある
- 県民共済は掛け金が安いのが魅力
- 掛け捨ての保険では珍しく割戻金も受け取れる
民間保険と比べて保障内容が弱いのはデメリットかなと感じています。掛金が安い分、仕方がないことではあるのですが、いざという時の備えとして考えると保障がやや物足りないように思えます。