
- がん保険に加入することを考えている方
- がんにかかっている方のがん保険を知りたい方
- がんの告知について知りたい方
- がんの保険は加入しやすい?
- がん保険の告知内容
- がん保険に入れない場合とは
- 過去の病状はどれくらい影響するのか?
- がん保険の相談はマネーキャリアへ!
がん保険の告知はがん保険に加入する際に解答する必要があり、加入者間の公平性を保つために義務付けられています。過去にがんの経験があると告知の項目に当てはまりやすく加入が難しくなりますが、引受基準緩和型や無選択型医療保険の利用でがんの再発に備えることが出来ます。
この記事の目次
目次を閉じるがん保険の告知はゆるくはなく落ちる場合もある
がん保険ではなく、一般の保険であれば死亡保障や医療保障、三大疾病など様々な病気や怪我に対して保障をおこなうため、審査がゆるくなく厳しいため落ちる場合があります。
それに比べてがん保険は告知のみで保険に加入できるためゆるいという印象があります。
しかし、がん保険は当たり前ですががんの保険です。がんになるリスクがあれば加入は難しくなります。そのため、がんの保険の告知はゆるくはなく落ちる場合があります。
がん保険の告知の主な内容・項目

がん保険の告知の主な内容や項目を紹介していきます。
- そもそもがん保険の告知とは?
- がん保険の告知の主な項目は3つ
- なぜがん保険にはなぜ告知が必要なのか
そもそもがん保険の告知とは?
そもそもがん保険の告知とはという前提の話をしていきます。告知は保険に入る前のタイミングで行われ、現在のことと過去のことを合わせて健康状態がどうなのかを保険会社に伝えるというものになります。
この告知制度は保険法で定められているんです。保険に入るため契約するためには保険加入者にはこの告知をしなければいけない、告知義務というのがあります。
がん保険の告知の主な内容・項目は以下になります。
- 病気やけがの名前・部位
- 診査・検査・治療・投薬の期間
- 入院時期・期間
- 手術時期・手術名
- 医療機関名
- 現在の状況(完治、治療中、経過観察など)
- 現在の健康状態
- 傷病歴
- 身体の障がい
- 現在の職業 など
これらの告知が加入間の不公平を生まないためにも必要なことになることに違和感はないですよね。
がん保険の告知の主な項目は3つ
がん保険の告知とはいったいどのような内容を聞かれるのか、主な項目の3つを紹介します。
1つ目は、過去にがんにかかったことがあるのか、ないのかという点です。これは言うまでもない項目になります。
2つ目は、直近3か月以内に医師の診療や検査、治療等を受けているか、否かという点です。これも期間の3か月というところに注意が必要ですね。間違えず伝えられるようにしっかりと把握しておきましょう。
3つ目は、過去2年以内に観光診断や人間ドックにより肺や胃腸、肝臓や腎臓などを異常があると言われたか、言われていないという点です。
これはまず期間が2年以内ということで注意が必要ですね。臓器に異常が現れた経験があるかないかなのでしっかりと伝えましょう。
なぜがん保険にはなぜ告知が必要なのか
なぜがん保険に告知が必要なのかということですが、昔にさかのぼると告知をしないのが一般的でした。
しかし、その告知がない場合では加入者間で不公平が生じることがわかり不公平を生まないために告知が必要になったんですよね。
前提として、生命保険は加入者が出した保険料から支払われます。
そのためがんのリスクが高い人が同じ保険が利用できた場合ほとんどそのリスクの高い方が保険料を利用し、その人のために寄付をしている形になってしまいます。
このような事態を防ぐためにがんになるリスクが高い人かどうかを判断するためのものです。
がん保険に告知が必要である理由が分かり、告知に対しての意識も変わったはずです。
がん保険の審査に落ちる場合
がん保険の審査に落ちる場合に関して2つ紹介していきます。
- 過去にがんにかかっている
- 過去にがんに関係する病気にかかっている
①過去にがんにかかっている
がん保険の審査の中に過去にがんにかかっているかという点を指摘する文章があります。
もし過去にがんにかかっている場合は現在がんにかかっていなくても転移している可能性やがんが再発する可能性があると判断されます。
そのためそのように判断されれば保険に加入できない可能性が高くなります。
保険というのはあくまで起こる可能性が低いものを起きたときに助けてくれる制度であるため、起こる可能性が高い方は加入が難しくなるんですよね。
したがって、過去にがんにかかっているかは大きな分岐になるため過去にがんにかかっているかを聞き、かかっていた場合はがん保険の資産に落ちてしまいます。
②過去にがんに関係する病気にかかっている
①でがん保険の審査の中に過去にがんにかかっているかという点を指摘する文章があると説明しました。この過去にかかっていたものが、がんではなく別のがんに関係する病気であった場合どうなるのかという疑問が生じてきます。
これは保険会社によって判断が分かれるくらいなので判断基準は曖昧なものになっています。
例えばですがB型・C型肝炎や肝硬変といった病気はがんを引き起こす原因となる可能性を持つ病気なので、これらのようにがんを引き起こす可能性がある病気はがん保険の加入が難しくなるんですよね。
ですが検査結果の上、保険会社の判断によっては条件付きでがん保険に加入できる場合もあります。
がん保険に入りたいが過去に疾患があった場合は?
がん保険に加入したいけど過去に疾患があった場合がん保険に加入するのは本当にできないのか、がん保険に加入したいが過去に疾患がある方を対象に説明していきます。
- 既にがんになっている場合、方加入できるがん保険は少ない
- 選択肢① がん経験者も加入できるがん保険
- 選択肢② 引受基準緩和型保険
- 選択肢③ 無選択型医療保険
既にがんになっている場合、加入できるがん保険は少ない
これまで述べてきたことから分かるように一度がんにかかっている方はがんの保険に加入するのが難しく、実際に加入するのは難しいですが加入できる保険もあります。
がんになっていた場合、加入できるがん保険が少ないというだけであり、加入できる保険がないという訳ではありません。ここは知っておいてください。
がんにかかった経験があるから保険のことは考えなくていいという訳ではないということです。
これはがんが不治の病ではなく医療の発展により治せる病気であると判断されるようになったのが大きいです。
選択できる保険はあります。ただ、条件や受けられる内容に違いがあるなど不便に感じる点は多いかもしれません。
選択肢① がん経験者も加入できるがん保険
- 過去5年以内にがん(悪性新生物)の診断や治療をうけたこと、あるいは治療をうけるようすすめられたことがある
- ※治療をうけた最後の日から5年以上経過しているがんについて※ 過去2年以内に経過観察で異常の指摘を受けたり、追加検査を受けるようすすめられたことがある
- 最近3カ月以内に病気で入院や手術または先進医療をうけるようすすめられたことがある
- 過去5年以内に所定の病気やその疑いで、医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがある
- 現在、所定の病気あるいはその疑いで、治療中・検査中・経過観察中である。 または最近3カ月以内に病気あるいはその疑いで、治療・検査をうけるようすすめられたことがある。
選択肢② 引受基準緩和型
がん保険に入りたいが過去に疾患があった場合の選択肢2つ目として、引受基準緩和型医療保険に加入するという選択肢になります。
この引受基準緩和型医療保険ですが、持病がある人や既往歴のある人でも加入しやすい、通常の医療保険よりも加入条件が緩く設定されている医療保険のことです。
ただし注意点があります。通常の医療保険に比べて保険料は割高になるということ、そして契約後1年以内に病気やけがで手術・入院することになった際、支払削減期間として給付金額が50%相当に減額される商品もあるということです。
選択肢③ 無選択型医療保険
がん保険に入りたいが過去に疾患があった場合の選択肢3つ目として、無選択型医療保険に加入するという選択肢になります。
この無選択型医療保険ですが、選択肢の2つ目として紹介した引受基準緩和型医療保険よりもさらに加入基準が緩い医療保険です。
引受基準緩和型医療保険では、健康状態について3~5つほどの簡単な告知項目がありますが、無選択型医療保険には告知項目がなく、誰でも加入することができる保険です。
ただし、勘の良い方はお気づきになられたかと思いますが保険料は引受基準緩和型医療保険よりも割高に設定されています。
また、無選択型医療保険は保障対象期間が加入後91日目からスタートするケースがあるということや、治療中の病気やケガ、既往症については保障の対象外となるなど、注意するべきポイントもあります。
そのため、病気のリスクに備える方法として、最初から無選択型医療保険を選ぶのではなく、まずはがんを経験したことがある方向けのがん保険や、引受基準緩和型医療保険の加入を先に検討することをおすすめいたします。
5.まとめ
がん保険の告知義務違反はばれる?もしばれたら?
がん保険はががんになる可能性が高いと判断されれば審査に落ちるということが分かったと思います。
審査に落ちないようになるべくがんになる可能性がある内容は隠し、審査に落ちないように告知を故意に全てを正直に答えなかった場合いったいどうなるのか。
多少であればばれないのか、もしがん保険の告知義務違反がばれればどうなのか、以上のことを紹介していきます。
- がん保険の告知義務違反とは
- がん保険の告知義務違反は簡単にばれる
- 告知義務違反がばれるといくつかのペナルティを受ける
がん保険の告知義務違反とは
簡単に告知義務違反を説明すると、告知義務があるのにもかかわらずこれまでの入院歴や通院歴、病歴などの事実を報告しないことです。
この告知義務違反ですが、一般的ながん保険であれば「責任開始日から2年以内に故意または重大な過失によって告知義務違反が判明した場合、保険会社は契約を解除できること」と定められています。
この告知義務違反はちょっとしたミスや勘違いで生まれた告知だとしても、虚偽の告知をしているとみなされ告知義務違反に該当する可能性があります。
告知義務違反に該当したあと、もらえるものと思っていたものがもらえなかったり受けられるものが受けられないなど、この告知に対していい加減な対応をすれば必ず後悔します。
がん保険の告知義務違反は簡単にばれる
告知義務違反がばれるといくつかのペナルティを受ける
告知義務違反がばれればもちろんただで済むことはありません。
告知義務違反がばれればいくつかのペナルティを受けることになるんですよね。
まず保険金や給付金が支払われなくなります。そのため入院したときにかかる入院給付金や手術給付金、高度障害保険金など受け取れなくなるのは避けたくないですか。
せっかく保険に加入しており、保険料を支払い続けていたのに補償を受けることができなくなり、多くの資産を失う可能性があります。注意しましょう。
また他にも保険契約を解除などのペナルティも受ける場合があります。 契約が解除されるだけでなく、保険金や給付金が受け取れなくなることはもちろんのこと、今まで支払ってきた保険料が返還されることもなくなります。
がん保険の告知について困ったらプロに相談!
ここまで本記事ではがん保険に関する情報を述べてきました。その中で、一度加入した後に保険を変えるリスクを感じた方も多いはずです。
リスクに感じた方の多くは一度加入したらその保険を生涯続けられれば安心ですし、そんな生涯続けられる可能性の高いがん保険を慎重に選びたいですよね。
そんな方には後悔しないためにもプロに相談すべきです。
マネーキャリアであれば、がん保険の告知に関して知識はもちろんのこと相談することで問題を解決に導いてくれます。
本記事で紹介したようにがんにかかっていない方やがんに関係する病気にもかかっていない方は、がん保険の審査などを気にする必要はないと考えているかもしれません。
しかし、プロの意見を聞いておいて損はありません。保険は大きなメリットになる可能性もありますし、大きなデメリットになる可能性もあります。
しっかりと判断して決めていきましょう。
がん保険の告知に関する事項まとめ
本記事では以下の内容を紹介しました。
- がんの保険は加入しやすい?
- がん保険の告知内容
- がん保険に入れない場合とは
- 過去の病状はどれくらい影響するのか?
- がん保険の相談はマネーキャリアへ!