彼氏彼女や夫妻などパートナーのお金の使い方が荒いという悩みを抱える方は多いと思います。将来のことを考えると、パートナーには金遣いの荒さを治してもらいたいですよね。ここではお金の使い方が荒い人の特徴や改善方法についてFPが解説します。
この記事の目次
目次を閉じるお金の使い方が荒い人の改善方法は?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
今回は、「お金が使い方が荒い人の特徴とその改善方法」というテーマでお伝えします。
私はファイナンシャルプランナーとして、お客様のライフプランに沿った資金繰りの提案をするためにキャッシュフロー表の作成などを行なっておりました。
実際にお客様のキャッシュフロー表を作成し生活費の見直しをする中で、下記のような相談を頂くことがありました。
一緒に時間を過ごすパートナーのお金の使い方が荒いのは気になりますよね。
経済的な価値観の違いで、離婚に至るケースもあると思います。
統計データ男女別「離婚したい理由」ランキングでは「浪費する」ことが離婚の要因になっているものも見られます。
「浪費」に想定される要因はさまざまあり、すぐに直すことは難しいもの。
そのため今回は、
「お金の使い方が荒い友人やパートナーを改善したい」
という方に向けて、
ファイナンシャルプランナーである私がその特徴と解決方法についてお伝えします。
最後までお読み頂くことで、お金の使い方が荒い人の特徴とその対策がわかり、その方と一緒に過ごす時間がより楽しくできるはずです。
お金の使い方が荒い人の改善方法4選
ここでは、お金の使い方が荒い人の改善方法をお伝えします。
たくさん稼いでいるのに貯金がいつもないという人は、
「自己管理ができない」
「計画性がない」
などのマイナスなイメージを持たれがちです。
改善方法を理解し実践することができれば、周囲からのイメージがよくなり自己管理能力が高い人間として評価されることが期待されます。
これから紹介する内容はとてもシンプルですが、
いざ実践するとなるとなかなかできていないものが多いと思います。
下記に述べる4つの方法を実践してもらうことで改善に近づくはずです。
まずはお金の収支を明確にする
現金を財布に入れすぎない
クレジットカードを使わないようにする
自分に必要なものか考えてから買う
①まずはお金の収支を明確にする
お金の使い方が荒い人は、まずは自分の収支に客観的に目を向けることが必要です。
そのために実施することは、自身のキャッシュフロー表を作成しお金の収支を明確にすることです。
そこで役立つのが「家計簿」です。
家計簿を作成することには、下記のようなメリットがあります。
- 月々の支出を客観的に把握できる
- 家計を節約する意識が生まれる
- 改善する場合の話し合いがしやすい
ただし、この家計簿を紙で作ってしまうと、記入が面倒かつ計算間違いや記入ミスが生じやすいです。
そして大幅な手間がかかってしまい、記入することで満足してしまいがちになります。
そこで活躍するのが「家計簿アプリ」です。家計簿アプリでは、下記のメリットがあります。
- 計算が楽にできる
- 入力が楽にできる
- 持ち運びが簡単
- 他者と簡単に共有できる
紙で記入する家計簿と比較すると大幅に手間が減り、アプリに入力することが日課になると管理することの楽しみさえ生まれてきます。
②現金を財布に入れすぎない
財布には現金を入れすぎないようにしましょう。
手元に現金を持っていると、お金をたくさん持っている気持ちになり安心感があります。
しかし、この安心感が浪費の元になるからです。
例えば、コンビニは人間の心理を研究し人が購買に移しやすいレイアウトを常に研究しています。
一つの具体例をあげると、コンビニのみならず小売業に当てはまる大原則ですが、店舗で一番売れる場所はレジカウンター周辺です。
レジの近くで追加で購入してしまうことはありませんか?
このことも研究し尽くされていて、特にコンビニ側から売りたい商品がレジ近くに置かれていたりします。
こういった場合にも、現金を手元にたくさん持っていたら衝動的に買ってしまいがちです。
そのため、財布を現金に入れすぎず、我慢しなければいけない状況を作っておくことが大切です。
③クレジットカードを使わないようにする
クレジットカードは自分の預貯金の金額と関係なしに、利用限度額の分まで使うことができます。
便利な分だけ使いすぎてしまうことが多いため、お金の使い方が荒い人はできるだけクレジットカードは使わないようにしましょう。
カードを使わなければいけない場合は、クレジットカードではなくデビットカードにすることをおすすめします。
なぜなら、デビットカードは銀行の預金口座から即時決済されるため、クレジットカードのように使いすぎて後から支払えなくなってしまうようなことがないためです。
そのため、現金感覚で使うことができます。
ただし、一般的にポイント等の還元率はクレジットカードよりも劣るのがデメリットと言えます。
④自分に必要なものか考えてから買う
あなたが買おうとしているものやサービスは、必ず必要なものでしょうか?
お金を使うタイミングで、一度立ち止まり冷静に考える癖を付けることをおすすめします。
一度立ち止まって考える際には、下記の4象限から考えてみてください。
緊急度高 | 緊急度低 | |
---|---|---|
重要度高 | 第一象限 | 第二象限 |
重要度低 | 第三象限 | 第四象限 |
上記は時間管理のマトリックスと呼ばれるもので、仕事の優先順位を付けるときに使われるものです。
この考え方を物やサービスを買うときにも応用してみましょう。
今、あなたが購入しようとしているものはいずれの象限に当たりますか?
例えば、パチンコに行くお金はどうでしょう?
一般的にこれは第四象限に該当します。
なぜなら、重要度は低く緊急度も低いからです。
パチンコが緊急度高く重要度が高いものになってしまっている場合は、依存症になってしまっていることを考えた方が懸命です。
その他、一般的に娯楽に当たるものが第四象限に入ります。
この第四象限に入るものの優先順位をつけてみてください。
客観的に必要ではないものであることが理解でき、自分の気持ちへの抑制が強まるはずです。
パートナーのお金遣いが荒い?改善するために一緒にできること
一緒に過ごしているパートナーのお金の使い方が荒く、改善したい人は多いのではないでしょうか?
そのためにできることを下記に挙げます。
- 長期的な関係について触れる
- お互いの将来の目標に向けて一緒に貯金を始める
それぞれ解説していきます。
①長期的な関係について触れる
是非、パートナーとの長期的な関係について触れて話し合いをしてみてください。
なぜなら、長く一緒に過ごすことを考えたときには、結婚や将来の家族のことを考えることになります。
そのことが、その人のお金に対する価値観を見直すきっかけになるからです。
楽しく豊かな未来を一緒に想像し、今からお互いにできることを始めるきっかけにしてみください。
②互いの将来の目標に向けて一緒に貯金を始める
お互いの夢や希望を、是非一緒に話し合ってみてください。
そして、そのために一緒に貯金を始めましょう。
人は目標があるとそのために頑張ることができる生き物です。
そのことが生きがいにも繋がります。
例えば、夢のマイホームや海外生活など、夢や希望があれば無駄遣いを減らして貯金をするきっかけになります。
どの手段も相手を想ってできること。 お互いに歩み寄り話し合うことが必要不可欠です。