
「月20万円をインデックス投資した結果がどうなるか知りたい」
「月20万円をインデックス投資に回すことは現実的なのか」
とお悩みではないでしょうか。
- 結論、インデックス投資で月20万円を入れると、少額投資よりも効率よく資産を増やせる可能性がありますが、リスクの出方や継続のしやすさに注意する必要があります。
この記事では月20万円投資のシミュレーション結果や現実的な投資額の考え方を紹介します。
この記事を読むことで、自分に適した投資額を判断でき、無理のない資産形成プランを立てられるようになるので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 月20万円のインデックス投資なら資産形成を加速できる!ただし注意点も
- 将来の資産額をシミュレーション
- NISA枠を7年半で使い切れる
- 安心して継続できるしくみが重要
- インデックス投資に毎月いくら回すとよい?知りたい人はFPに聞いてみよう
- 【自分もできる?】月20万円をインデックス投資に回す人の家計をFPが診断
- ケース1.共働きの30代子育て世帯
- ケース2.子どもが独立間近な50代夫婦
- 年単位のキャッシュフローも考慮しよう
- 月20万円のインデックス投資に向いている人とは?
- 効率的に資産形成をしたい人
- 家計のキャッシュフローに無理がない人
- 生活防衛資金が充分にある人
- 長期の投資目標を立てられている人
- 月20万円をインデックス投資する際の注意点
- 収入に対する投資比率が高すぎないかを確認する
- 市場変動に対するストレス耐性を持てるか
- 短期的な成果を求めすぎない
- 毎月20万円をインデックス投資できるか心配な人はマネーキャリアに相談を
- 【まとめ】月20万円のインデックス投資は資産形成を大きく加速させられる!
月20万円のインデックス投資なら資産形成を加速できる!ただし注意点も
月20万円のインデックス投資なら資産形成を効率的に進められる可能性があります。
年間240万円という投資額は、複利効果によって将来的に大きな資産を築く可能性があります。
ただし、月20万円という金額は多くの人にとって家計に大きな負担となるため、継続可能性を慎重に検討する必要があります。また、投資にはリスクが伴うため、生活費や緊急時の備えを確保した上で投資することが重要です。
以下では、月20万円投資の具体的なシミュレーション結果や注意点について詳しく解説します。
将来の資産額をシミュレーション
月20万円をインデックス投資した場合の将来の資産額をシミュレーションしてみます。
年利5%で運用した場合、10年後には約3,106万円、20年後には約8,244万円、30年後には約1億6,644万円になる計算です。
投資期間 | 投資元本 | 運用益 | 資産総額 |
---|---|---|---|
10年 | 2,400万円 | 706万円 | 3,106万円 |
20年 | 4,800万円 | 3,444万円 | 8,244万円 |
30年 | 7,200万円 | 9,444万円 | 1億6,644万円 |
このシミュレーションからわかるように、長期間継続することで複利効果が大きく働き、資産形成を効率的に進められる可能性があります。
ただし、これは年利5%で安定的に運用できた場合の計算であり、実際の投資では市場の変動により結果が異なる可能性があります。
NISA枠を7年半で使い切れる
月20万円の投資なら、NISA枠を効率的に活用できるメリットがあります。
つみたてNISAの年間投資枠は120万円、成長投資枠は240万円で、合計360万円まで投資可能です。
月20万円投資すれば、年間240万円となるため、つみたてNISA枠120万円と成長投資枠120万円を使うことができます。
NISA口座の生涯投資枠は1,800万円なので、月20万円の投資なら約7年半で上限に達します。
NISA枠での運用益は非課税となるため、税制面でのメリットを最大限活用できる点は大きな魅力です。
安心して継続できるしくみが重要
月20万円という大きな投資額を継続するには、安心して続けられるしくみ作りが重要です。
まず、生活費の6ヶ月分以上の緊急資金を確保してから投資を始めることが大切です。また、収入が減少した場合や急な出費が必要になった場合に備えて、投資額を柔軟に調整できる体制を整えておくことも重要です。
さらに、市場の下落時にも慌てずに投資を継続できるよう、長期投資の考え方を理解し、精神的な準備をしておくことも必要です。
投資は継続することで効果を発揮するため、無理のない範囲で長期間続けられる計画を立てることが成功の鍵となります。
インデックス投資に毎月いくら回すとよい?知りたい人はFPに聞いてみよう

インデックス投資に毎月いくら回すべきかは、個人の収入や支出、将来の目標によって大きく異なります。そのため、毎月の投資額に悩んだらFPに相談することが大切です。
FPに相談することで、投資初心者にあった、徐々に投資額を増やしていくような運用プランや昇給やライフステージに合わせた柔軟な運用プランをアドバイスしてもらえます。
また、あなたのリスク許容度にあった商品の選び方や資産配分についてもFPが丁寧に解説・提案してくれるので、投資に失敗するリスクを抑えることができます。
「このままでいいのか?」「月20万円は多すぎるのか?」と迷う人にこそ、FP相談で第三者の視点を取り入れながら考えてみましょう。
FPに相談するなら、無料で相談できる「マネーキャリア」がおすすめです。
- あなたの収入や支出を分析し、現実的な投資プランを提案できる
- 商品の選び方や資産配分など、リスク管理で重要なポイントについてアドバイス可能
- 相談実績100,000件以上、相談満足度98.6%を誇る質の高い相談ができる
- 納得いくまで何度でも相談無料
【自分もできる?】月20万円をインデックス投資に回す人の家計をFPが診断
月20万円を投資するのはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。実際どんな人やどんな家計の人が20万円の投資を検討するのでしょうか?
20万円の投資を検討している家庭のモデルケースを紹介します。「自分にもできるか?」の参考にしてください。
ケース1.共働きの30代子育て世帯
手取り月収50万円、30代夫婦の世帯(夫婦ともに正社員、子供3歳)の家計簿
項目 | 金額 |
---|---|
住居費 | 10万円 |
食費・日用品費 | 8万円 |
教育費(保育料込み) | 3万円 |
保険料 | 1万円 |
光熱費 | 3万円 |
通信費 | 1万円 |
交通・娯楽費 | 3万円 |
投資 | 20万円 |
残金 | 1万円 |
合計 | 50万円 |
毎月20万円の投資はかなり厳しいと思われます。残金が1万円、予備費がなく予想外の支出に対応できない可能性もあり、もう少しゆとりのあるプランが望ましいでしょう。
ケース2.子どもが独立間近な50代夫婦
手取り月収60万円、50代夫婦の世帯(夫・正社員、妻・パート、子・大学生)の家計簿
項目 | 金額 |
---|---|
住居費 | 4万円 |
食費・日用品費 | 7万円 |
教育費(仕送り含む) | 10万円 |
保険料 | 1万円 |
光熱費 | 2万円 |
通信費 | 2万円 |
交際・娯楽費 | 5万円 |
投資 | 20万円 |
残金 | 9万円 |
合計 | 60万円 |
※住宅は持ち家、住宅ローンは完済し、住宅費4万円はマンションの管理費等
残金も9万円あり、投資に20万円の拠出はできそうです。しかし20万円全部をインデックス投資に回すことは、リスクを取りすぎにならないか?慎重に検討が必要です。
年単位のキャッシュフローも考慮しよう
年単位の収入や支出も加味しキャッシュフローも考えましょう。
家計簿で支出を把握してみると、毎月20万円の投資は難しい場合もあるかもしれません。難しい場合は無理のない金額で設定しましょう。年収のうちボーナスの割合が高い方や副業で不定期収入がある方は、臨時収入を投資に回す方がよいでしょう。
毎月の20万円の積立を無理に拠出するより、無理のない積立金を設定し、毎月黒字にする方が健全な家計になります。
ボーナス等で20万円に不足する分を追加する方がよいです。年間で合計240万円積みたてられればよしと考えましょう。
月20万円のインデックス投資に向いている人とは?

月20万円の投資はすべての人に適性な金額ではありません。では月20万円のインデックス投資に向いている人はどんな人でしょうか?
- 効率的に資産形成をしたい人
- 家計のキャッシュフローに無理がない人
- 生活防衛資金が充分にある人
- 長期の投資目標を立てられている人
ご自身の投資目的や現在の家計をしっかり見つめ、向いているかどうかを考えてみましょう。
効率的に資産形成をしたい人
月20万円のインデックス投資は、誰にでもできるものではありません。効率的に資産形成をしたい人は、向いている手段でしょう。もちろん生活費を除いた収入が20万円以上ある人が前提になります。
毎月20万円投資するお金があっても、お金の使い道は投資だけではありません。ローンでマイホームを購入し20万円で返していくこともできます。
毎月20万円を投資に拠出するのは、FIREや早期リタイアを現実的に考えている人にとって、有力な手段です。
家計のキャッシュフローに無理がない人
収入と支出のバランスが取れており、生活費を圧迫せずに20万円を捻出できる人は、月20万円のインデックス投資するのに向いているでしょう。
投資金額の目安は月収の1~2割と言われています。20万円の投資をするには、200万円の月収が必要とも言えます。しかし、支出は個々の家庭で大きく違います。50万円の収入でも支出を20万円で抑えられれば、可能かもしれません。
家計簿や予算管理を日常的に行い、収支コントロールできる人は20万円の投資ができる可能性があるでしょう。
生活防衛資金が充分にある人
投資は余裕資金でやることが前提です。10年以内に使う予定があるお金は別に確保しておき、それ以外のお金で行いましょう。
毎月の生活費とは別に、臨時支出に備える特別費や生活防衛資金は確保しましょう。
特別費とは、毎月は発生しないが、年間を通して発生する予定のある、または発生する可能性のある「臨時の出費」に備えるためのお金です。
計画的に積み立てておくことで、急な出費で家計が赤字になるのを防ぐことができます。具体的には、車検費用、冠婚葬祭費用、家電の買い替え費用などです。
長期の投資目標を立てられている人
インデックス投資は長期運用が前提です。10年、20年と長期で行う途中にはいろいろな事が起こります。漫然と「増やしたい」だけでは目標達成は難しいです。
家族で「いつまでに」「いくら貯める」を共有し、くじけそうになっても励ましあいながら地道に続けていくことが必要です。毎月の積立が難しいな感じたときも、明確な目標がある方が、モチベーションを維持できるでしょう。
月20万円をインデックス投資する際の注意点
月20万円をインデックス投資する際に特に気を付けてほしいことは、次の3つです。
- 収入に対する投資比率が高すぎないかを確認する
- 市場変動に対するストレス耐性を持てるか
- 短期的な成果を求めすぎない
この3つがクリアできそうであれば、実際に投資をすることを検討しましょう。
収入に対する投資比率が高すぎないかを確認する
投資の金額は手取り収入の1割~2割が適正額と言われています。20万円を投資するには一般的には、手取りで100万円~200万円の収入が必要でしょう。
ただし同じ手取り100万円でも生活費はそれぞれの家で違います。30万円あれば余裕で生活できる家計と60万円でも難しい家計があるでしょう。
月20万円を捻出可能かどうかは今までの家計簿を元に考えましょう。ムダを省いて生活したいと思っても急に変えることは難しいものです。収入は十分なのに捻出が難しそうな人は、お金の専門家に家計診断してもらえば、問題点が見つかるかもしれません。
市場変動に対するストレス耐性を持てるか
投資額が大きくなると、相場が下落した際の含み損も非常に大きくなる可能性があります。そのため、リスクを十分に理解していない方には、月20万円の投資はおすすめできません。
株式相場は、日々の変動だけでなく、時には大きく下落する局面があることを認識することが必要です。例えば、一時的に資産が半分になるような状況でも、慌てずに落ち着いていられますか?
大きなリターンを目指すなら、それに見合ったリスクを受け入れる覚悟が必要です。重要なのは、そのリスクをきちんと理解しているかどうかです。
短期的な成果を求めすぎない
インデックス投資は短期的な成果を期待できるものではありません。毎月20万円も投資しているから早く増えてほしいと思うかもしれませんが、短期の投資では大きな成果は得られない場合が多いでしょう。
インデックス投資は、株価指数(日経平均株価やS&P500など)に連動する成果を目指す投資です。市場全体の平均点を取りに行くため、短期間で株価が急騰する個別銘柄に集中投資した場合のような、大きなリターンを期待することは難しいのです。
短期で成果を求める場合はインデックス投資はおすすめできません。
毎月20万円をインデックス投資できるか心配な人はマネーキャリアに相談を

毎月20万円を投資して本当に大丈夫だろうか?と心配な人は専門家に相談しましょう。
「今の自分の家計で本当に大丈夫?」「投資額を増やしていいのだろうか?」など、迷う方にこそFP相談の価値があるでしょう。
マネーキャリアはオンライン相談も可能です。全国どこに住んでいても、パソコンやスマホが使える環境があれば、時間や場所を気にせずに気軽に相談可能です。
【まとめ】月20万円のインデックス投資は資産形成を大きく加速させられる!
月20万円をインデックス投資すれば、継続と戦略次第で老後資金、FIRE、教育費などの目標を最短距離で達成する確率が高まります。
しかし、目標達成のためには家計管理、リスク管理、目標設定が欠かせません。自分のやり方がこれでいいかと迷ったら、FPなど第三者の知見を取り入れることで、自信を持って資産形成を進めることができるようになります。
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