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▼この記事を読んでほしい人
  • 積立NISAの仕組みがよく分からない方
  • 積立NISAについて簡単に説明してほしい方
  • 新NISAについても知りたい方

内容をまとめると

  • 積立NISAは長期・積立・分散投資に適した制度
  • 長期運用することで複利効果を得ることができる
  • 現行積立NISAは非課税期間が20年、年に40万円運用可能
  • 現行一般NISAは非課税期間が5年、年に120万円運用可能
  • 非課税枠の繰越ができないなど注意点もある確認が大切
  • ほったらかしでも運用できる
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監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

つみたてNISA(積立NISA)とは?仕組みをわかりやすく説明!

積立NISAとは少ない金額からの長期的な運用や積み立てを支援するために、2018年から始まりました。

 

月々の積立金額には上限が定められていますが、その金額内であれば自由に運用ができます。


また、積立NISAを利用して発生した収益(運用益)に税金がかからない点もメリットです。


NISAには積立NISA・一般NISA・ジュニアNISAの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。


そのなかでも、成人が利用できる積立NISAと一般NISAの違いについて、次でわかりやすく解説します。

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つみたてNISAと一般NISAの違いとは?

まずは、2023年までの積立NISAと一般NISAの違いを、以下の表を使用してわかりやすく説明します。


一般NISAは月々積み立てても、一括で120万円を購入してもどちらでも大丈夫です。

しかし、非課税で保有できる期間が5年しかないので注意が必要です。

投資してから5年が経過すると、課税口座に移す・翌年の非課税枠に移す・売却して現金化するのいずれかを選択します。

一般NISAは積立NISAよりも1年の非課税枠は多いですが、期間が短い点に気をつけなければいけません。

つみたてNISA(積立NISA)の特徴とは?

新NISAが2024年から始まりますが、現行の積立NISAについて、よくわからない人もいるでしょう。


積立NISAの特徴とは簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 特徴①投資方法は「積立投資」のみ
  • 特徴②年間投資額に上限がある
  • 特徴③NISA口座で購入した金融商品の利益は非課税
特に「銀行の定期預金との違いがよくわからない」、「非課税のメリットって何?」などと悩むかもしれません。

また、投資は「損をする」イメージがあるため、抵抗を感じる方もいるでしょう。

ここでは、投資初心者の方でも簡単に理解できるように、積立NISAの仕組みや特徴をわかりやすく解説します。

特徴①投資方法は「積立投資」のみ

積立NISAとはその名のとおり、積立投資しかできません。


そのため、年間非課税枠は40万円までと定められていますが、一括で40万円を購入することは不可能です。


積み立てのタイミングは毎月や毎週など、自身で決めた日にちや曜日に引き落とされます。


たとえば、給料日に合わせて設定もできるため、ついつい使いすぎてしまう人や、なかなか貯金できない人でも継続的に投資できるでしょう。


また、積立NISAで購入できる商品は、長期の積立・分散投資に適した銘柄のみで、金融庁の定める基準をクリアしたもののなかから選択できます。


積立NISAを始める際の具体的な手順は、後ほど紹介しているのでご確認ください。

特徴②年間投資額に上限がある

現行(2023年まで)のつみたてNISAでは、1年間に40万円しか積み立てができません。

よって、以下の計算式のとおり月に33,333円が上限です。 

40万円÷12ヵ月≒33,333円

もしも、一度に33,333円以上を積み立てようとしても、金融機関側で購入できないように設定されています。

「もっと投資したいのに月に33,333円までしかできないの?」と思う人もいるでしょう。

そんな方は、2024年から開始される新NISAに注目してください。

年間の投資額が大幅に改定されたので、さらに投資の効果を得られます。

新NISAについては後ほど簡単にわかりやすく説明しているので、このまま読み進めてくださいね。

特徴③NISA口座で購入した金融商品の利益は非課税

NISAでよく聞く「非課税」の意味について、簡単にわかりやすく紹介します。


通常、株や通常の投資で利益が発生した場合、収益に対して20.315%の税金が引かれます。


そのため、もしも20万円の売却益を手に入れたとしても、下記の計算式のとおり40,630円が引かれます。

200,000円×20.315%=40,630円

しかし、NISA口座で購入した商品に対しては、利益が発生しても課税されません。


株などと比較すると手元に残る金額が多くなる点が、NISA口座でよく聞く非課税の大きなメリットです。

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つみたてNISA(積立NISA)を始めるメリット4選

積立NISAを始めるメリットとはなにかを、以下の4つに絞って説明します。


投資初心者の方でも理解できるようにわかりやすく解説しているので、参考にしてください!

  • 銀行貯金よりも利回りが良い
  • 100円からの少額投資が可能
  • 長期的に運用ができる
  • ほったらかし運用でも大丈夫

メリット①銀行貯金よりも利回りが良い

現在の日本は、超低金利時代といわれています。

実際に、日本の3大メガバンクとゆうちょ銀行の普通預金と定期預金の金利を、以下の表にまとめました。

上記のとおり、国内の主要な銀行の金利は0.001~0.002%でした。(2023年9月時点)

たとえ10万円を1年間預け入れても、金利は2円しかつきません。

100.000円×0.002%=2円

しかし、金融庁の「つみたてNISA早わかりガイドブック」では、20年間保有した運用成果(年率)は、平均して2~8%と紹介されています。

もしも利率2%で月に1万円積み立てると、1,296円の運用益が発生します。

ひと昔とは異なり、銀行に預け入れてもほとんど利息は得られないので、資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。

メリット②100円からの少額投資が可能

大手ネット証券のなかには、積立金額を100円と設定しているケースがあります。


たとえばSBI証券や楽天証券の最低積立金額は100円以上1円単位なので、少額から積み立てを開始できます。


また、満額の月33,333円を積み立てることも可能です。


ちなみに、銀行は1,000円以上1,000円単位の場合がほとんどで、月に33,000円が上限となります。


投資へのハードルが高いと感じる人でも、100円ならば簡単に始めやすいのではないでしょうか。


途中で金額の変更も可能なので、慣れてきたら徐々に積立金額を引き上げるのもおすすめです。


少額から運用できるため、投資の勉強も兼ねて積立NISAは初心者でも始めやすいといえます。

メリット③長期的に運用ができる

2023年までの積立NISAは非課税保有期間が20年なので、長期の積み立てにも適しています。


たとえば、金融庁の公式サイトに掲載されている「資産運用シミュレーション」では、金額と積立期間を設定すると、〇年後に資産がどのくらい増えているかシミュレーションができます。


投資結果の目安が分かり、モチベーションにもつながるのでチェックしてみてください。


また、長期間運用していると複利効果が大きくなる点がメリットです。


複利効果とは、利息が元本に追加されて再投資される仕組みです。


もしも、元本10万円に対し1,000円の利息がつけば、次回は10万1,000円として運用されます。


雪だるま式に資産が増えていく点が、長期運用のメリットですね。

メリット④ほったらかし運用でも大丈夫

毎月の積立金額・期間・投資商品を決めると、ほったらかしでも運用できるので、忙しい方でも続けやすい点がメリットです。


株のように、値動きをこまめに確認する必要はありません。


また、積立NISAはドル・コスト平均法でリスクを抑えやすいといった特徴があります。


ドル・コスト平均法とは、一定金額ずつ定期的に買い付ける方法です。


高値のときは少なく、価格が下落したときには多く買い付けられるので、買付価格を平準化できる効果があります。


値動きを頻繁にチェックしたり、売却するタイミングに悩みすぎたりする必要はありません。


むしろ、短期間で売り買いするよりも、ある程度の期間を運用したほうが良いともいえます。

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【必見!】NISA口座開設後に放置するとどうなる?

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つみたてNISA(積立NISA)を始める時のデメリット・注意点とは

積立NISAのデメリット・注意点とは何か、確認しておきましょう
下記の項目をピックアップしてわかりやすく説明するので、参考にしてください!

  • NISA口座は1人1口座まで
  • 非課税期間20年を超えると課税対象に
  • 非課税投資枠の繰り越しはできない
  • 元本割れのリスクがある

注意点①NISA口座は1人1口座まで

積立NISAは年に40万円、最大で20年間非課税で運用できるため、複数の口座を開設できれば、800万円以上の運用ができると思う方もいるかもしれません。


しかし、NISA口座は1人につき1つしか開設できません。


同じ金融機関はもちろん、複数の銀行で1つずつ開設するのも不可能です。


すべての金融機関で1つだけなので、積立NISAの恩恵を受けられるのは最大で800万円となります。


もしも800万円以上の投資をしたい場合は、課税口座を利用する必要があります。


ちなみに証券口座であれば、複数の口座を持つことは可能です。


積立NISAは、年間の非課税投資枠が少ない点がデメリットだと感じる人もいるでしょう。

注意点②非課税期間20年を超えると課税対象に

非課税期間である20年が経過すれば課税口座に移るため、何らかの対応をしたほうがよいでしょう。


考えられる選択肢は次のとおりです。

  • ①20年が経過する前に現金化する
  • ②課税口座で運用する
  • ③もう一度、積立NISAの枠を利用する

最も現実的なのは、1つ目の現金化して資産を回収することです。


ただし、期間が終了する20年前に慌てて現金化すると、高値で売るチャンスを逃すかもしれないため、少し前から売るタイミングをチェックしておきましょう。


2つ目の方法を選択すると、発生した収益に対し20.315%の税金が課せられ、NISAの税制メリットが薄れてしまうので注意してください。


3つ目の選択肢として、積立NISAの枠を利用しても、非課税で運用できるのは年間40万円です。


それ以上の金額であれば、課税口座で運用をすることになるため、あまり推奨はできません。


ただし、新NISAではこの非課税期間が撤廃されて無期限になります!

新NISAへの切り替え等についての説明は下の記事で紹介しているので興味がある方はご覧ください!

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旧NISAから新NISAへの移行や切り替え方法とは?

注意点③非課税投資枠の繰り越しはできない

枠の繰り越しについて、わかりやすく説明します。


たとえば、年間上限額40万円のうち30万円分を投資したとしましょう。


しかし、翌年に投資可能な金額は40万円のままで、前年の余った金額分を追加で投資を行うのは不可能です。


もしも、2年で80万円を投資しようとしても、1年目に30万円分しか積み立てしなければ、最大でも2年間で70万円分しか投資できません。


また、商品を売却しても非課税となる枠は復活しません。


そのため、10万円分の商品を売却したとしても、積み立てできる上限金額は変わらずに40万円です。


積立NISAでは毎年、一定金額の枠が用意されているので、計画的に運用するのがおすすめです。

注意点④元本割れのリスクがある

積立NISAで購入できる銘柄は、金融庁が定める基準をクリアした商品のみですが、元本割れするリスクはあります。


ただし、元本割れの危険を回避する方法はいくつか考えられます。


1つは長期的に運用することです。


始めたばかりの頃に元本割れが起こると、すぐに止めてしまいたくなるかもしれません。


しかし、長期間運用すると複利効果やドル・コスト平均法の効果を見込めるので、次第に安定してくる可能性があります。


もう1つは、投資先を分散することです。


たとえば、日本の株式ばかりに投資するのではなく、米国の銘柄や債券を組み合わせるなどをすると、どれかが大暴落しても大きな損失を避けられます。


投資と聞くと元本割れが気になるかもしれませんが、方法次第ではリスクを抑えることも可能です。

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積立NISAで元本割れしたらどうなる?元本割れの確率や途中解約のデメリットとは

わかりやすく解説!積立NISAの始め方とは

積立NISAは、投資初心者の方でも下記の手順で簡単に始められます。

  • ①口座開設をする金融機関を選ぶ
  • ②必要書類を用意して開設手続きをする
  • ③投資する銘柄・金額を選択する
  • ④積立開始
始め方をわかりやすく紹介するので、ぜひスマートフォンやパソコンを見ながら確認していきましょう。

①口座開設をする金融機関を選ぶ

NISA口座は銀行や証券口座で開設できます。


ただし、1人につき1つまでしか開設できないため、注意してください。


普段お使いの銀行で開設したり、ネット証券を選んだりするのも選択肢の一つです。


まだ金融機関を決めていない初心者の方は、ネット証券がおすすめです。


ネット証券のなかには、最低積立金額を100円から1円単位と設定しており、月に33,333円積み立てられます。


もしも積立金額が1,000単位であれば月に33,000円が上限となるので、結果的に積み立てられる金額が少し減ってしまいます。


総合的に判断して選びましょう。

②必要書類を用意して開設手続きをする

窓口に行かなくても、インターネットで口座を開設できる金融機関も増えてきました。


もちろん店頭でも可能ですが、営業時間が平日のみで窓口が混雑している可能性があります。


ネットからでも始め方はわかりやすく解説されているので、スムーズに申し込めるでしょう。


開設にあたり必要な書類は金融機関によって異なりますが、主に以下の書類が求められます。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
たとえば、運転免許証のみで可能な場合もあれば、本人確認書類が2点以上必要なケースもあるため、金融機関の公式サイトを確認してください。

コピーを郵送するのではなく、スマートフォンで撮影して送信するケースも主流となってきたので、大変便利です。

③投資する銘柄・金額を選択する

口座開設のチェックが完了し、審査に通過したら投資先を選択しましょう。


金融機関の画面で銘柄について詳細を確認したり、インターネットでおすすめの商品を検索したりしてもいいでしょう。


ただし、金融機関によって取り扱っている数は異なります。


あらかじめ厳選された銘柄のみを取り扱っているケースや、なかには200以上の商品から選択できる場合もあります。


どれを選ぶべきか悩む場合は、プロに相談しながら投資先を検討するのもおすすめです。


それぞれの商品の特徴を、わかりやすく説明してもらえるでしょう。


投資先を選定できたら積み立てる金額や頻度、引き落とし日を選択してください。

④積立開始

銘柄・金額などを入力したら、積み立てを開始する準備は整いました。


最後に目論見書を確認する項目が用意されています。


目論見書とはいわば説明書のようなもので、概要やリスクなどが掲載されています。


最後までスクロールしないと次に進めないので、目を通しておきましょう。


目論見書を確認したら同意する項目にチェックをつけて、いよいよ積み立てをスタートできます。


自分で設定したタイミングがきたら自動で引き落としされるため、特になにかをする必要はありません。

忙しい人でも簡単に投資を続けられます。

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iDeCoと積立NISAの違いとは?

積立NISAのほかにも資産運用として利用者が多いiDeCoですが、積立NISAの違いがよくわからない方もいるでしょう。


まずは、積立NISAとiDeCoの違いを簡単に表にまとめたので、わかりやすく説明します。


iDeCoと積立NISAの主な違いは、年間の投資可能額と途中の引き出しの可否です。

iDeCoは加入者の職業によって、年間の掛金が異なります。

自営業者であれば月額6.8万円まで可能ですが、会社員であれば企業型DCやDBの加入の有無で、月額1.2~2.3万円まで広がります。

自分がどの程度まで掛金を設定できるのか把握しておくことはとても大切ですね。

途中の引き出しの可否については、次でわかりやすく解説します。

違い①引き出し可能期間が異なる

そもそもiDeCoは老後の資産形成を目的に開始された制度で、いわば年金のようなイメージです。


そのため、原則として60歳に到達するまでは引き出しができません。


しかし、確実に老後資産を積み上げていけると考えると、必ずしもデメリットとはいえないでしょう。


一方、積立NISAは途中で引き出すことも、一部の商品のみを売却することも可能です。


たとえば、急に手元にお金が必要になったタイミングで現金化することもできるため、柔軟に積み立てができます。


気軽に投資に挑戦したいならば、積立NISAのほうが適しているでしょう。


ただし、iDeCoと積立NISAは併用できるため、資金に余裕がある場合は両方に挑戦するのも一つの方法です。

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つみたてNISAとiDeCoはどう併用する?満額利用時のシミュレーションも紹介

現行NISAと新NISAの違いとは?わかりやすく紹介

2023年末まで施行される制度を現行NISA、2024年1月以降に切り替えられて始まる制度は新NISAと表現されます。 

まずは、現行NISAと新NISAの違いをわかりやすく簡単に理解できるよう、表で確認していきましょう。

なお、積立NISAとの比較がしやすいように、つみたて投資枠のみを掲載します。


それでは、以下の点に着目してわかりやすく解説していきます。
  • 違い①非課税期間が異なる
  • 違い②年間投資枠が異なる
  • つみたて投資と成長投資は併用可能

違い①非課税期間が異なる

現行NISAでは運用収益が非課税となる期間は、最長20年と定められていました。


運用を始めてから20年を超えると課税口座に移されるため、そのまま運用を続けるか売却を検討しなければいけませんでした。


しかし、新NISAでは運用益に対して税金がかからない期間が無期限となったため、期間の終了間際に急いで対応する必要はありません。


仮に30・40年後に売却しても収益に税金はかからないため、NISAの恩恵を受けられます。


また、長く積み立てられる分、複利効果も大きく期待できます。


20年以降も効率よく資産を増やせる点が、新NISAのメリットです。

違い②年間投資枠が異なる

これまで(2023年)までの積立NISAは年間投資枠は40万円だったため、月に33,333円しか積み立てられませんでした。


一方、新NISAは年間120万円が満額となったため、月に最大10万円まで投資することが可能です。

120万円÷12ヵ月=10万円

年間投資枠が拡充されたことで、より多くの資産を運用できるようになりました。


もちろん、上限額いっぱいまで10万円積み立てる必要はありませんが、投資金額を増やしたいと考えていた人にとってはチャンスです。


途中で金額を増やすことも可能なので、資金に余裕のある人はぜひご検討ください。

つみたて投資と成長投資は併用可能

現行NISAには一般NISAと積立NISAという2つの制度があり、それぞれ併用はできませんでした。


一方、新NISAでは積立NISAがつみたて投資枠、一般NISAが成長投資枠に変わり、それぞれ併用が可能となりました。


それぞれの非課税投資枠は下記のとおりです。

  • つみたて投資枠:年間120万円
  • 成長投資枠:年間240万円
併用すると、年間で360万円まで積み立てが可能です。

もしも満額を積み立てた場合は、新NISAの生涯の非課税保有限度額が1,800万円なので、年360万円を投資すると、最速5年で上限額に到達します。

早めに限度額まで積み立てたいと考えていた方は、参考にしてください。

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新NISA開始前の2023年前までに始めた方がお得!

投資初心者の方のなかには「せっかく新しいNISAが始まるならば、2024年から積み立てよう」と考える人もいるでしょう。


しかし、少しでも非課税で運用できる金額を増やしたいならば、今からでも始めるほうがおすすめです。


なぜなら、新NISAが始まっても現行のNISA口座は期間内であれば廃止されないからです。


また、現行NISAに投資しても、新NISAの枠である年120万円の上限額には影響しません。


たとえば、今から満額の年間40万円を積み立てた場合は、合わせて1,840万円となります。


そのため、非課税となる金額の観点からいえば、新NISAを待たずに現行のNISAで積み立てを開始したほうがよいでしょう。

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ここまで積立NISAについて紹介してきましたが、「新NISAとは?」「積立NISAについて、もう少しわかりやすく説明してほしい」という方には、マネーキャリアのオンライン無料相談がおすすめです。


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まとめ:積立NISAで将来のために資産運用を始めよう!


いかがでしたでしょうか。この記事の内容をまとめると以下になります。
  • 積立NISAは長期・積立・分散投資に適した制度
  • 長期運用することで複利効果を得ることができる
  • 現行積立NISAは非課税期間が20年、年に40万円運用可能
  • 現行一般NISAは非課税期間が5年、年に120万円運用可能
  • 非課税枠の繰越ができないなど注意点もある確認が大切
  • ほったらかしでも運用できる
積立NISAとは、少額で長期間の積み立てを支援する制度です。
NISA口座で購入した商品は、非課税期間内であれば税金はかかりません。

長期間運用すれば、複利効果も期待できるため効率よく資産を増やせます。

また、積立NISAは金額を途中で変更できたり、売却して現金化したりすることも可能なので、柔軟に投資できます。

投資初心者でもわかりやすく簡単な手続きで始めやすいため、ぜひ資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

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