
「お金がないけど幸せに暮らしたい」
「収入が少なくても楽しい生活を送りたい」
と思っている方は多いです。
毎月の生活費を抑えながらも、将来のお金の心配をせずに充実した日々を過ごしたいと考えていて、このままでいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
本記事では、低収入でも豊かに暮らすための節約のコツ、お金の管理方法、お金をかけない楽しみ方、少しずつ貯金を増やす方法などを紹介します。
この記事を読めば、収入が少なくても生活を豊かにする具体的な方法がわかり、お金の不安を減らしながら毎日を楽しく過ごせるようになります。
- 年収200-300万円で家計のやりくりに悩んでいる人
- 将来への不安を抱えながらも貯金ができずにいる単身者と夫婦世帯
- 節約疲れやお金のストレスを感じている人
内容をまとめると
- 低収入でも豊かに暮らすには、お金に対する考え方を変えて、家賃や保険などの固定費を見直し、食費や光熱費を抑える節約方法を身につける必要がある
- 家計管理では給料から先に貯金を取り分けて、家計簿アプリで支出を管理し、少しずつでも投資を始め、娯楽はできるだけお金がかからないものを選ぶ
- ただし、人それぞれ収入や家族の状況が違うため、自分にあった家計の管理方法を見つけるには、お金の専門家に相談するのがおすすめ
- マネーキャリアなら相談満足度98.6%の経験豊富なFPが、家計の見直しから将来の資産作りまで何度でも無料で相談に乗ってくれる

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 低収入でも豊かに暮らすための基本的な考え方
- お金の価値観を見直す
- 生活の質を重視する
- 低収入でも実践できる効果的な節約術
- 月々かかる固定費を見直す
- 食費を抑える工夫をする
- 光熱費削減のコツ
- 低収入でも豊かな暮らしを実現できる家計管理の方法とは
- 先取り貯金の仕組み作り
- 家計簿アプリを活用する
- 無理のない目標を立てる
- 低収入でもできる収入を上げる投資の方法とは
- 少額から始める投資方法
- スキルアップで収入を上げる
- 低収入でも楽しめる趣味と娯楽の見つけ方
- お金をかけない趣味選び
- 無料で楽しめる娯楽活動
- 低収入でも考えるべき将来への備えと資産形成のポイントとは
- 少額からの資産運用
- 保険の見直しと選び方
- 老後資金の準備方法
- 低収入でも豊かに暮らすことに関するよくある質問
- 月収15万円でも貯金はできますか?
- 節約生活でストレスを感じない方法は?
- 資産形成や家計に関して悩んだ時のおすすめの相談先は?
- 低収入でも豊かに暮らすには?のまとめ
低収入でも豊かに暮らすための基本的な考え方
豊かに暮らすために必要なのは「豊かさ」の感じ方を見直すことです。
多くの人は「お金があれば幸せになれる」と考えがちですが、実際には収入と豊かさ必ずしも比例しません。
収入があれば豊かになるという姿勢では、本当の意味での満足感は得にくく、 「人とのつながり」や「時間の使い方」といった、収入に直接関係しない要素の中から豊かさを考え直してみましょう。
まずは「何が自分にとっての豊かさなのか」を再定義し、自分にとっての豊かさとは何なのかを考えてみましょう。
お金の価値観を見直す
まずはお金の価値観を見直してみましょう。「お金=幸せ」というわけではありません。
アメリカのプリンストン大学の研究によると、年収800万円を超えると幸福度の上昇が著しく鈍化すると発表されています。
つまり、一定の収入を超えると、お金の増加が幸福感に与える影響は小さくなり、「お金=幸せ」とは限らないことを示しています。
実際に、残業が少なく家族や友人と過ごす時間を確保できている人、定期的に身体を動かして健康を維持している人、信頼できる人間関係が築けている人などは、たとえ低収入でも日々の生活に満足している傾向があります。
現実的にはお金がないと日々の食事や娯楽などに制限が生まれて、不自由を感じてしまいがちですが、逆にいえば現在の収入でも生活をうまくやりくりして日常的なお金で不自由を感じていなければ十分とも考えられます。
まずは「お金=幸せ」という価値観から、生活の質を高めて豊かさを感じられるように豊かさを意識し直す必要があります。
生活の質を重視する
低収入であっても豊かに感じられるコツとして、QOL(Quality of Life:生活の質)の重視があります。
生活の質は直接的に収入とは関係なく、身体的・精神的・社会的な健康状態を総合的に評価して指標にするものです。
実際に収入が少なくても、日々の習慣を工夫し、高いQOLを実現している人は少なくありません。
生活の質を高める行動としては、以下のようなものが挙げられます。
- 規則正しい生活リズムを維持する
- 知的好奇心を満たす学習や読書
- 自然の中で散歩する
生活リズムや散歩は費用がかからず、学習や読書も図書館などを利用すれば無料で生活の質を高められます。
生活の質(QOL)を意識した日々の活動が、低収入でも豊かな暮らしを支える基盤になります。
低収入でも実践できる効果的な節約術
限られた収入のなかで豊かに暮らすためには、効果的な節約術が欠かせません。
しかし、我慢ばかりの節約は長く続けるのが難しく、反対に生活の満足度を下げる原因となる場合もあります。
重要なのは無理なく継続できる節約の見直しや、生活の質を下げずに支出をコントロールする工夫です。
さまざまな節約術を詳しく解説していきます。
月々かかる固定費を見直す
毎月発生する固定費は家計の中でも占める割合が大きくなりがちなため、まず一番最初に見直すべき部分です。
まずは支出の中でもとくに家計に与える影響が大きい住居費から見直してみましょう。
住居費は手取り収入の25%以下に抑えるのが理想です。たとえば、年収300万円の場合は月6.25万円の住居費が上限と考えましょう。
これ以上の住居費がかかっている場合は、引越しも視野に入れる必要があります。その場合は引越し費用が発生してしまいますが、長期的にみるとそれでも家計が楽になる可能性は高めです。
通信費も固定費の中では見直し効果が大きい項目で、スマートフォンを大手キャリアから格安SIMに切り替えると、月3,000円以下に抑えられるケースがあります。
また、スマートフォンの契約を見直す際には不要なサブスクリプションを利用していないかも併せて確認しましょう。
2人とも切り替えつつ、不要なサブスクリプションを解約すれば、毎月1万円以上節約できる可能性もあるので、通信費も忘れずに見直しましょう
保険料は不要と感じる保障内容を削減して最低限のプランに契約しなおすと、年間10万円以上の節約につながる場合があります。
ただし、各家庭によって必要な保障は違うため、金額だけにこだわらずに、よく内容を精査しましょう。
固定費の見直しは一度の手続きで毎月の支払いを軽減できるため、もっとも効率的な節約方法といえます。
食費を抑える工夫をする
収入が限られていても、食費を抑える工夫をして、適切に管理できれば節約は可能です。
とくに単身世帯や共働き家庭においては、自炊と外食を抑える工夫が食費の節約につながります。
ここでは健康を損なわない範囲で、1人分の食費を月2万円以内に抑える方法を紹介します。 食費節約の基本は自炊の習慣とコストパフォーマンスの高い食材の活用です。
たんぱく源としては鶏むね肉、豚こま切れ肉、卵、豆腐などの比較的安い食材を活用します。野菜はもやし、キャベツなどの安価で栄養価の高い食材を中心にすると節約がしやすくなります。
これらの食材はまとめ買いを中心にして、冷凍保存を活用していけば、さらに節約効果が高まります。
週末などの時間があるタイミングで1週間分の食材をまとめて購入し、肉類は100g単位で小分け冷凍、野菜は下処理後に冷凍保存しておくと、平日の調理時間が短縮できるだけでなく、食材ロスも防げます。
また、まとめて購入する前に冷蔵庫内の残っている食材を把握し、長期的な献立を立てておくと、より無駄なく食材を活用できます。
外食費は極力抑えましょう。昼食は保存してある食材を活用した弁当にすると外食費を節約できます。
飲食店やコンビニで昼食を済まそうと思うと1食あたり500~1,500円程度かかってしまいますが、弁当にすればかなり食費を抑えられます。
付き合いなどで外食せざるを得ない場合もありますが、月の外食回数を決めておき、無計画に使わないような工夫も重要です。
光熱費削減のコツ
光熱費をうまく削減できると、1年間で3~5万円の節約になる場合があります。
光熱費は月によって大きく料金が変わる可能性がありますが、毎月必ず発生する費用ですので家計の中では固定費の1つとして考えられています。
まずは電気代ですが、以下のような削減方法があります。
- LED電球への交換
- エアコンの適正温度設定にする
- 待機電力の削減
- 電力会社の見直し
- 古い家電の買い替え
照明をLED電球に変えたり、古い家電を買い替えると消費電力を大幅に抑えられます。
エアコンも同様で古い場合は買い換えると消費電力を抑えられますが、適正な温度設定(夏28度、冬20度)にして消費電力を抑える方法もあります。
夏は扇風機の併用、冬は重ね着などでできるだけ光熱費を抑える生活を心がけましょう。
また、多くの家電はコンセントを差し込んでいるだけで待機電力が発生しますが、不要なコンセントは抜いておくか、コンセントのONOFFができる電源タップの利用を検討してみましょう。
また、電力会社を切り替えると、場合によっては10%以上の節約ができる場合もあります。
ガスも同様にガス会社の切り替えで節約できる場合があります。また、プロパンガスの場合は都市ガスに変更できないかも確認してみましょう。
ガス利用の際はできるだけ追い焚きをしないで済むような生活習慣を心がけ、シャワーを浴びる時間を少し短縮するなどの方法もあります。
水道代も抑える方法がいくつかありますが、節水シャワーヘッドの使用、食器洗いでの水の出しっぱなし防止、洗濯機の水量調整、トイレの大小レバーの使い分けなどがあります。
できるだけ無駄に使わないような心がけが重要です。
低収入でも豊かな暮らしを実現できる家計管理の方法とは
低収入でも豊かな暮らしを実現するためには、効果的な家計管理が重要です。
適切な家計管理ができていれば、限られた収入の中で将来への備えが可能になります。
無駄遣いを避け、戦略的な家計運営を実現する方法を詳しく解説していきます。
先取り貯金の仕組み作り
毎月しっかりと貯金をしていくための取り組みとして、まずは先取り貯金の仕組みを作りましょう。
貯金は「余ったらする」ものではなく「最初に取り分ける」ことが成功の秘訣で、給与が振り込まれたら、まず先に貯金分を確保する「先取り貯金」はとくに有効な貯金方法です。
理想としては収入の10〜20%を貯金していくのが望ましいですが、収入が少ない場合は月5,000円からでも問題ないので、まずは先取り貯金で確実に貯金を増やしていく仕組みを作るのを優先しましょう。
月5000円の先取り貯金でも、10年間続ければ60万円になります。それを年利3%で運用すれば約69万円になります。
先取り貯金を確実に実行するには、自動積立の仕組みづくりが重要です。まずは給与振込口座とは別に貯金専用の口座を開設し、給与日の翌日に自動振替を設定しましょう。
貯金用口座のキャッシュカードは普段から使えないように自宅で保存したり、そもそもキャッシュカードを作らないようにする方法もあります。
日常的に引き出せないようにして、確実に貯金を増やしていくのが先取り貯金のポイントです。
また、貯金用口座を別にしておくと、明確にいまいくらの貯金があるか確認しやすくなるため、モチベーションを保ちやすいのがメリットです。
ボーナスが出た場合は、追加でボーナス額の30%を貯金するようにしましょう。明確に貯金ができていくのが見えると、生活の不安を解消しやすくなります。
家計簿アプリを活用する
家計簿アプリを活用すれば家計の状況を正確に把握できるようになり、無駄遣いの発見と家計改善がしやすくなります。
実際に家計簿アプリを習慣的に使っている人の中には、月あたり平均3万円程度の支出削減ができているケースも多く、正確な家計状況の把握は資産形成の第一歩ともいえます。
おすすめの家計簿アプリは以下の通りです。
- マネーフォワード ME
- Zaim
- 家計簿レシーピ
撮影できない収支はまとめてメモをしておいたりして、できるだけ早めに入力しましょう。月末には収支とレシートなどがあっているか確認が必須です。
また、カテゴリは以下の8つに分類すると集計がしやすくなります。
- 食費
- 住居費
- 光熱費
- 通信費
- 交通費
- 娯楽費
- 医療費
- その他
それぞれの項目に毎月の予算を割り当てておき、アプリに登録しておくと、予算超過時にアラートメッセージを送ってくれる機能もあります。
できるだけ予算内で家計を賄えるように調整していきましょう。
家計簿をしっかりとつけられるようになったら月次・年次での振り返りをすると家計の推移を確認しやすくなります。
無駄遣いの多いカテゴリを特定して改善策を検討しつつ、年間の支出傾向を分析し、無理がなくバランスの良い家計を目指していきましょう。
無理のない目標を立てる
低収入であっても無理のない目標を立てて、家計を管理していくと、生活が豊かになります。
目安としては50/30/20ルール(必要経費50%、娯楽費30%、貯蓄20%)を参考にするのがおすすめです。
このルールを参考にすれば、収支のバランスを保ちつつ、無理のない貯金がしやすくなります。
例えば、手取り15万円の場合は以下のような配分が適切なパターンの1つです。
金額 | 内訳 | |
---|---|---|
必要経費 | 7.5万円 | 家賃4万円 食費2万円 光熱費1万円 通信費0.5万円 |
娯楽費 | 4.5万円 | 交際費・娯楽費・衣服費 |
貯金 | 貯金 | 先取り貯金で貯めていく |
どんなパターンでも当てはまる訳ではありませんが、50/30/20ルールを目安として、家計のバランスが取れているかの指標にするもおすすめです。
また、固定費60%以下、変動費40%以下という目標で家計のバランスを取る方法もあります。
とくに固定費は家計の中でも支出の半分以上を占める項目のため、60%以下に抑えられるようになると家計が安定しやすくなります。
変動費が多すぎると安定した家計を保てなくなるため、固定費60%以下、変動費40%以下という2つの目標をクリアできるような家計が理想的です。
家計の予算を設定し、目標を定めても、うまくいかずに予算オーバーしてしまう場合もあります。
予算をオーバーしてしまった場合には、原因の分析、翌月での調整、そして予算設定の見直しで対応します。
まずは必要なものを購入して予算をオーバーしているのかを確認し、もし必要なものを購入して予算をオーバーしてしまっているのなら翌月で調整したり、予算を見直す必要があります。
月末などの節目で各カテゴリの予算達成度を確認したり、大きな支出は本当に適正な支出なのか確認していきましょう。
継続的な見直しによって、より精度の高い家計管理が可能になります。
低収入でもできる収入を上げる投資の方法とは
低収入の場合は支出削減だけでなく収入の増加も必要です。
いくら節約を徹底しても、収入が限られていれば生活の選択肢にも制限がかかってしまいます。
そのため収入を上げる方法を検討するのが重要です。
ここでは小額から始められる投資などの収入を上げられる方法を詳しく解説します。
少額から始める投資方法
少額から始められる投資を活用すれば、長期的な資産形成が可能になります。
収入が少ないからといって、資産運用をあきらめる必要はありません。現在では月1,000円から始められる投資商品も増えており、コツコツと貯金を続ければ将来のための貯金は可能です。
中でも、新NISAには「つみたて投資枠(年間120万円まで)」と「成長投資枠(年間240万円まで)」があり、最大で年間360万円、通算1,800万円まで非課税で投資できます。
つみたて投資枠では、旧つみたてNISAと同様に長期・分散・積立に適した低コストのインデックスファンドが選べるようになっているのも特徴です。
月1,000円〜33,000円の範囲で無理のない積立設定を行い、長期で積み上げていくのが効果的な投資方法です。
長期的に投資を継続すれば元本割れのリスクを減少させやすくなりますが、とくに15年以上の運用期間を確保できれば、年平均5%前後のリターンも十分に見込まれ、複利効果による資産の増加が期待できます。
投資は直接的に収入をアップさせる方法であはりませんが、将来必要な資金を増やせる可能性がある手段ですので、まずは小額からでも検討してみましょう。
スキルアップで収入を上げる
無料でスキルを習得すれば、将来的な収入アップにつなげられます。支出を抑えながら将来の収入を増やすには、無料で学べる講座などを積極的に活用するのがおすすめです。
図書館やオンライン学習ツールを組み合わせると、無料でスキルアップできる可能性があります。
学習手段 | 学習方法 |
---|---|
図書館 | ビジネス書 自己啓発書 資格試験本 |
YouTube | 教育系チャンネル 資格ガイドチャンネル |
Coursera | 大学提供の講座が一部無料 世界標準の知識を習得可能 |
Khan Academy | 数学・統計・経済学 基礎科目に特化した無料講座 |
有料のテキストや講座を利用する場合と比較すると、数十万円相当の節約になる可能性があります。
転職に有利な資格3選は以下の通りです。
- ITパスポート(受験料5,700円)
- 日商簿記3級(受験料2,850円)
- TOEIC(受験料7,810円)
これらの資格をもっていると、資格手当が発生したり、転職の際に好条件の求人に応募しやすくなります。
また、オンライン学習プラットフォームの活用として、Udemy、Coursera、YouTube、図書館の電子書籍サービスを効果的に組み合わせるのもおすすめです。
スキルを収入に変える方法として、学んだスキルでの副業開始する方法がありますが、転職活動での年収交渉、社内での昇進・昇格申請、フリーランスとしての独立準備なども検討してみましょう。
低収入でも楽しめる趣味と娯楽の見つけ方
低収入の場合は娯楽費などもできるだけ削減する必要があるため、低収入でも楽しめる趣味や娯楽を見つけるのも節約の1つです。
お金をかけなければ楽しめないという訳ではないので、自分が楽しめる趣味をみつけてみましょう。
お金をかけない趣味選びや、無料で楽しめる娯楽活動を詳しく解説していきます。
お金をかけない趣味選び
世の中にはさまざまな趣味がありますが、中にはお金をかけずに楽しめる趣味がいくつもあります。
初期費用をかけずに始められる趣味の一例を紹介します。
- 読書(図書館利用)
- 散歩・ウォーキング
- 料理・お菓子作り(自宅にある材料で応用)
- 筋トレ・ヨガ(YouTubeなどの無料動画活用)
- 写真撮影(スマートフォンでの撮影)
- 日記・ブログ執筆(無料ブログサービスを活用)
- 語学学習(無料アプリDuolingoなどの活用)
- ガーデニング(再生野菜で始めるベランダ菜園)
- イラスト・絵画(メモ帳や無料アプリでの創作)
- 瞑想・マインドフルネス(無料音声ガイド活用)
図書館のように公共施設を活用する趣味はとくに費用を抑えやすくなります。
図書館であれば、比較的最新の書籍であっても予約待ちで借りられる可能性がありますし、中には電子書籍サービスに対応していて電子書籍を借りられる場合もあります。
また公共施設には学習スペースや自習スペースが用意されている場所もありますが、館内用のフリーWi-Fiが設置されている場所ももあるため、スマートフォンの通信容量を節約もできます。
また、場合によっては無料の講習会や、セミナーなどが開催されている場合もあるので、興味があるイベントに参加してみましょう。
散歩やウォーキングは費用がかからず、身体を動かしながらストレス解消ができる趣味でもあります。
他にも公園でのピクニック、海岸でのビーチコーミング、山でのハイキング、川での釣り、星空観察などがあります。
ある程度の費用がかかる場合もありますが、料理やお菓子作り、創作活動やガーデニングなどの趣味もおすすめです。
これらは0円から始められる場合もあるため、節約を意識した趣味としては最適です。
このようにお金をかけずに趣味として楽しんだり、身体を動かして生活の質を高めることは可能です。
興味のあるものに挑戦してみましょう。
無料で楽しめる娯楽活動
お金をかけない趣味以外にも、無料で楽しめる娯楽活動は多くあります。
お金を使わなくても楽しめる選択肢は意外に多く、工夫次第で生活の充実度は大きく変わります。
自治体や地域団体は、誰でも気軽に参加できる無料イベントや文化活動を多数開催していますので、定期的に情報収集を行い、積極的に参加していきましょう。
無料イベント情報を集めるには自治体のホームページチェック、図書館・公民館の掲示板確認、SNSでの地域情報フォロー、フリーペーパーの活用などがあります。
地域の新聞や、公共施設の広報紙が配布されている地域であれば、それらの情報も活用しましょう。
また、美術館・博物館の無料開放日を活用する方法もあります。多くの施設で月1回程度の無料開放日を設定しているので、ホームページをチェックしてみましょう。
公園などの自然が豊かなスポットでの過ごし方としては以下のような楽しみ方があります。
- 季節の花見
- 紅葉狩り
- 野鳥観察
- 植物観察
- 写真撮影
- 読書
- 瞑想
- 軽い運動
進入禁止の区域や、禁止されている行為に注意しつつ、自分なりの楽しみ方を探してみるのもおすすめです。
スマートフォンで楽しめる娯楽活動としてはYouTube、ポッドキャスト、無料動画配信サービスなどがあります。
スマートフォンの通信量が心配な人は、公共施設や大型商業施設内のフリーWi-Fiを活用して楽しむ方法があります。
地域のコミュニティ活動への参加もほとんどが無料で、町内会のイベント、地域の祭り、清掃活動、防災訓練、子供会活動などのイベントがあるので、興味があれば地域の情報も確認してみましょう。
低収入でも考えるべき将来への備えと資産形成のポイントとは
低収入で生活が苦しいから貯金ができなくても仕方ないと考える人は多いですが、低収入であっても将来への蓄えは必要です。
資産形成のための手段として長期的なお金の使い方を考える必要があります。
ここでは資産運用を含めた老後に向けたお金の使い方について解説していきます。
少額からの資産運用
資産運用は「お金持ちがすること」と思われがちですが、現在は少額からでもスタートできます。
ネット証券を活用すれば、投資初心者でも100円という極めて低リスクで実際の運用経験を積めますので、家計に負担をかけずに投資感覚を身につけたい人に最適です。
また、Vポイント・dポイントなどを使って、実際の投資信託を購入できるサービスもあります。
クレジットカードやポイントカードで貯まったポイントを有効活用し、現金を失うリスクを負わずに投資を始められます。
とくに長期投資の場合は、15年以上の投資期間があると元本割れリスクが大幅に軽減され、複利効果により資産が加速度的に増加します。
デイトレイダーのような短期的な価格変動に挑むのではなく、長期的な視点で安定している銘柄を選びましょう。
たとえば、月1万円を年利5%で20年間投資した場合、元本の240万円が約411万円になります。
早めに始めるほどより大きな複利効果を得られるので、小額からでも挑戦してみましょう。
保険の見直しと選び方
保険に過剰な金額をかけてしまうと、将来の貯蓄や生活資金に支障をきたす原因になるため、ライフスタイルに応じた「必要最小限の保障」を見極める必要があります。
死亡保障の目安は、独身であれば葬儀費用に充てるための200万円程度が適正です。
家族がいる場合は、教育費や住宅ローンの残債を考慮し、年収の7〜10倍の保障額を確保するのが一般的ですので、まずはこのラインで検討してみましょう。
医療保障については、入院日額5,000円と手術給付金50万円程度を基本とする設計が適しています。
掛け捨て保険と貯蓄型保険の比較では、掛け捨て保険の方が保険料が安いため、掛け捨て保険も検討してみましょう。貯蓄型保険は保険料が高く、運用利回りが低いため、貯蓄と保険を別々に考えるのがおすすめです。
ほとんどの場合で最低限の保険だけで、公的医療保険と高額療養費制度の補完として十分な役割を果たします。
また、ネット保険を活用すると、一般的な保険よりも保険料を30~50%削減できる場合もあります。
必要以上の医療保障を追加すると、保険料が高額になりやすいため、保障は「万が一に備える最低限」にとどめておくようにしましょう。
老後資金の準備方法
老後資金の備えは、収入もかかわらず早めに準備を始めるのがおすすめです。
老後に必要な生活資金は、単身世帯で月20万円、夫婦世帯で月25万円が目安とされます。 それぞれ30年間の生活を想定すると、単身で7,200万円、夫婦で9,000万円の準備が必要になります。
ただし、公的年金で月15~20万円程度は受給できるため、老後資金は2,000万円程度が必要といわれています。
老後資金の準備として有効といわれているiDeCo(個人型確定拠出年金)は、低収入でも大きな節税効果と将来の資産形成が期待できます。
掛金が全額所得控除となるため、年収300万円の場合、年間約3.6万円の節税につながるのがメリットです。
公的年金制度の仕組みも理解しておくと、より老後に必要な準備を正確に把握できます。
2025年度時点で国民年金の保険料は月額16,980円、40年間納付すれば月約65,000円の年金を受け取れます。
また、受給開始年齢は65歳が原則ですが、繰上げ受給や繰下げ受給の選択肢もあり、ライフプランに応じた調整が可能です。
とくに低収入の場合は以下のような準備が有効です。
- 国民年金保険料の完納
- つみたてNISAによる月1〜3万円の積立
- iDeCoによる月5,000円からの運用
- 個人年金保険による生命保険料控除の活用
- 健康維持による医療費削減
これらを意識しつつ、早めに準備を始めておくと、余裕をもって老後を迎えやすくなります。
たとえば25歳から月1万円を年利5%で運用すれば、40年後には約2,300万円に達しますが、同じ金額を45歳から準備する場合は、月3万円の積立が必要となり、積立額は約2倍になってしまいます。
収入が限られていても、準備方法を理解し、早めに対策をしておけば老後資金の準備は十分に可能です。
低収入でも豊かに暮らすことに関するよくある質問
低収入でも豊かに暮らしたいと考える人は多いため、低収入の生活に関するよくある質問をまとめました。
節約はつらくて嫌なものと考える人も多いですが、将来必要な金額の把握や、貯まっていく貯金をみてモチベーションアップする人もいます。
ここではよくある質問のなかでも貯金のコツについて詳しく解説していきます。
月収15万円でも貯金はできますか?
収入が少なくても貯金は可能です。生活を工夫すれば少しずつでも確実に資産を形成できます。
月収15万円で手取り12万円の家計管理例をみてみましょう。
項目 | 金額 | 配分割合 |
---|---|---|
家賃 | 4万円以下 | 33% |
食費 | 2万円 | 17% |
光熱費 | 8,000円 | 7% |
通信費 | 3,000円 | 3% |
日用品費 | 5,000円 | 4% |
交通費 | 5,000円 | 4% |
娯楽費 | 1.5万円 | 13% |
貯蓄 | 1.5万円 | 13% |
予備費 | 7,000円 | 6% |
- 家賃を収入の30%以下に抑制
- 食費を月2万円以内に管理
- 固定費の徹底見直し
実際に上記の家計管理例で貯金に成功している人もいるため、家計簿アプリなどを活用して徹底した家計管理をおこなってみましょう。
節約生活でストレスを感じない方法は?
節約生活を長く続けるためには、自身の精神的な負担を減らして、無理のない仕組みで節約を続けましょう。
俗にいう節約疲れの主な原因には、過度な我慢、完璧主義、他人との比較、そして非現実的な目標設定などがあります。これらを自覚し、ストレスを溜めないような工夫が必要です。
たとえば月に一度の「ご褒美デー」を設定し、節約目標が達成できている場合は5,000円以内の好きなものを購入するなどの方法でモチベーションを維持する手もあります。
節約にこだわりすぎずに、週1回くらいは外食や映画を見る予算を設定する方法もあります。
また、節約は固定費管理、食費管理、娯楽費の調整の順で取り組みましょう。
少しずつ節約をしていって、徐々に貯金額を増やす方法もあるので、無理のない設定が重要です。
料理が得意であればオリジナルの節約メニューを考えてみたり、趣味で集めていたが不要になったグッズの相場価格を調べて、フリマサイトで高くなっている時期を見極めて売るなどの節約そのものを楽しむ方法もあります。
精神的にきついと感じる人は、「節約は手段であり目的ではない」と意識しなおしてみましょう。
何のために節約が必要なのか、どれくらい節約すればいいのかがはっきりすると気持ちを整理しやすくなります。
資産形成や家計に関して悩んだ時のおすすめの相談先は?
低収入でも豊かに暮らそうと考えた場合、お金と豊かさは必ずしも比例しませんが、十分な資産がないと将来必要なお金が不足してしまう可能性があります。
そのため、低収入だから貯金なんてできないと諦めずに、長期的な家計を考え、早めに資産形成を考える必要があります。
老後に必要な資金を考えると、少しでも早く資産運用をしておくのがおすすめです。
貯金以外の資産形成の方法などがわからず悩んでいる人は、マネーキャリアのようなお金のプロであるFPに早めに相談してみましょう。
あなたの家計状況にあわせた適切な貯金方法や、初心者でもできる資産運用などを詳しく解説してくれます。
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- 低収入でも豊かに暮らすためのコツや、将来のための資産形成のアドバイスをしてくれる
- 収入が少ない場合の貯金方法や、おすすめの節約方法を詳しくおしえてくれる
- 土日祝日でも対応してくれるため、仕事が忙しい人にも最適
低収入でも豊かに暮らすには?のまとめ
本記事では低収入でも豊かに暮らす方法として、お金に関する考え方や、生活の質を落とさない節約について詳しく解説しました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 豊かさ=お金ではないため、低収入であっても豊かに暮らすことは可能
- しかし、将来のために貯金などの資産形成は必要になる
- 生活の質を落とさず、節約疲れをしない範囲で節約と貯金するのが重要
- 老後資金を考える場合、早めから準備をしておくのがおすすめ
- 節約や資産運用で悩んでいる場合は、FP無料相談などを活用して相談する