内容をまとめると
- 7年で1000万貯めることは簡単な目標ではない
- 達成には支出管理や継続的な進捗チェック、家族の協力体制が重要
- FPやIFAに相談することで自分に合った資金計画や具体的な進め方が把握できる
- マネーキャリアは相談実績10万件以上のサービスで何度でも無料相談が可能
- 資金計画や家計の見直し、資産形成を進めたい方にはマネーキャリアがおすすめ
この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 7年で1000万貯めるのに月いくら必要?
- 貯金で達成する場合のシミュレーション
- 投資で達成する場合のシミュレーション
- 7年で1000万貯めるための具体的な実践方法
- 固定費(保険料や光熱費など)を見直す
- 変動費(交際費や日用品費など)を抑える
- 適切な税金対策で無駄な支出を減らす
- 副業に取り組んで収入を増やす
- 専門家のアドバイスを取り入れて効率よく進める
- 7年で1000万貯めるために意識したいポイント
- 貯める「目的」を明確にしてモチベーションを維持する
- 定期的に進捗状況を確認し必要に応じて計画を調整する
- 家族で役割を分担し協力して節約に取り組む
- 生活水準をむやみに上げず支出が増えるのを防ぐ
- 投資は余裕資金の範囲で行う
- 無理な節約は避ける
- 生活防衛資金は別に確保しておく
- 7年で1000万貯める際によくある質問
- 毎月どれくらい貯金すれば達成できますか?
- 収入が少なくても7年で1000万円を目指すことは可能ですか?
- 資金計画や家計管理に不安がある場合はどうすればいいですか?
- 7年で1000万貯めるなら専門家のアドバイスを活用しよう【まとめ】
7年で1000万貯めるのに月いくら必要?
7年で1000万円を貯めるには、年間で約143万円、月にすると約12万円の積立が必要になります。
かなり大きな金額のため、無理なく達成するには計画的な支出管理や収入アップの工夫が大事です。
「家計の見直しで支出を抑える」「副業で収入を増やす」といったことで、目標達成の可能性を高められます。
7年で1000万貯めるための代表的な方法として「積立貯金」や「積立投資」があります。
ここからは、それぞれの積立シミュレーションについて見ていきましょう。
貯金で達成する場合のシミュレーション
7年で1000万円を貯めるには、年間約143万円、月に換算するとおよそ12万円の積立が必要です。
しかし、すでに手元に100万円あり、新たに貯める金額が900万円の場合は、月約7.5万円の積立で達成を目指せます。
また、新たに貯める金額が700万円で、手元資金の300万円と合計で1000万円を目指す場合は、月の積立額は約5.8万円です。
このように、これから10年間で新たに貯める金額によって毎月の積立額も変わってきます。
投資で達成する場合のシミュレーション
積立投資で「7年で1000万円」を目指す場合は、どれくらいの利回りで運用できるかによって、毎月の積立額が大きく変わってきます。
以下では、想定利回りごとに「毎月どのくらい積み立てればよいのか」の目安を紹介します。
| 利回り | 積立額 |
|---|---|
| 3% | 約10.7万円 |
| 4% | 約10.3万円 |
| 5% | 約10.0万円 |
| 6% | 約9.6万円 |
| 7% | 約9.3万円 |
※本シミュレーションは将来の結果を保証するものではありません。
※税金や手数料は考慮していません。
同じ7年間で1000万円を目指す場合でも、低い利回りなら積立額は多く、高い利回りなら少なく済むという仕組みです。
そのため、自分がどの程度のリスクを許容できるかを踏まえて、無理のない投資計画を立てることが大切です。
※参照:つみたてシミュレーター|金融庁
7年で1000万貯めるための具体的な実践方法
7年で1000万貯めるための具体的な実践方法は、次のとおりです。
- 固定費(保険料や光熱費など)を見直す
- 変動費(交際費や日用品費など)を抑える
- 適切な税金対策で無駄な支出を減らす
- 副業に取り組んで収入を増やす
- 専門家のアドバイスを取り入れて効率よく進める
固定費(保険料や光熱費など)を見直す
7年で1000万円を貯めるためには、固定費を見直すことが大事です。
毎月必ず発生する保険料や通信費、光熱費などは、プランや事業者を見直すだけで支出を大幅に減らせる可能性があります。
たとえば、経済産業省資源エネルギー庁によると、暖房の使用時間を1日1時間短縮するだけで年間約1,260円(20℃の場合)、エアコンのフィルターを月に1~2回掃除することで約990円の節約が見込めます。
固定費を見直すことで、長期的に大きな節約効果が期待できるため、現在のプランや契約内容にムダがないかチェックしてみましょう。
変動費(交際費や日用品費など)を抑える
7年で1000万円を貯めるためには、毎月の変動費も意識して抑えることが大切です。
交際費や日用品費、外食費などは、つい使いすぎてしまいがちな支出です。
クーポンやセールの活用、まとめ買い、店舗比較、自炊を増やすなどで、無理なく効率的に支出を抑えることができます。
固定費の見直しと合わせて変動費の削減にも取り組むことで、家計に余裕が生まれ、その分を貯金や投資に回すことが可能です。
まずは、各費用の実際の支出額を把握して、節約プランを立てることから始めましょう。
適切な税金対策で無駄な支出を減らす
7年で1000万円を貯める際に、制度を使って所得税や住民税などの負担を軽減できれば、手元に残るお金が増えて積立や投資に回すことができます。
税負担を抑えるために活用できる控除や税制優遇制度には、以下のようなものがあります。
・地震保険料控除
・寄附金控除
・NISA(少額投資非課税制度)
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
副業に取り組んで収入を増やす
収入を増やす取り組みも、7年で1000万円を貯める上で重要なポイントです。
本業の給与だけでは貯金ペースが遅い場合、副業で別の収入源を確保することで、貯金や投資に回せる金額を増やせます。
近年は、クラウドソーシングやスキマバイトサービスなど、空き時間を活用して取り組める副業の環境が整っています。
たとえば、副業で月5万円を稼げれば、7年間で合計約420万円の収入増となり、1000万円の目標達成に大きく近づけるでしょう。
特に支出の見直しだけでは目標に届きそうにない場合は、副業での収入増も視野に入れることをおすすめします。
専門家のアドバイスを取り入れて効率よく進める
「7年で1000万円を貯める」という目標を効率よく達成するために、専門家に相談し、アドバイスを参考にしましょう。
FP(資金計画や家計管理の専門家)やIFA(資産運用の専門家)に相談すると、以下のようなポイントについて具体的なアドバイスを受けられます。
・貯金計画の立て方
・家計の見直し方法
・節約方法
・税金対策
・資産運用プラン
・資金管理の方法
・金融商品の選び方 など
自分に合った無理のない計画を立てられるだけでなく、最適な貯金や資産運用の方法も明確になります。
7年で1000万貯めるために意識したいポイント
7年で1000万貯めるために意識したいポイントは、次のとおりです。
- 貯める「目的」を明確にしてモチベーションを維持する
- 定期的に進捗状況を確認し必要に応じて計画を調整する
- 家族で役割を分担し協力して節約に取り組む
- 生活水準をむやみに上げず支出が増えるのを防ぐ
- 投資は余裕資金の範囲で行う 無理な節約は避ける
- 生活防衛資金は別に確保しておく
貯める「目的」を明確にしてモチベーションを維持する
7年で1000万円を貯めるためには、まず「なぜ貯めるのか」という目的を明確にすることが大切です。
たとえば、「マイホーム購入の頭金にする」「子どもの教育資金として備える」など、具体的な目的を設定することで、日々の節約や家計管理、副業などに取り組む際のモチベーションを保ちやすくなります。
また、家族と目的を共有することで、協力して無駄遣いを減らしたり支出を抑えたりと、より効率的に目標達成へ近づくことができるでしょう。
定期的に進捗状況を確認し必要に応じて計画を調整する
定期的に進捗状況を確認し必要に応じて計画を調整することも、7年で1000万貯めるために意識したいポイントです。
もし予定よりペースが遅れている場合は、支出の見直しや投資配分の変更など、無理のない範囲で計画を調整することが大切です。
計画を見直さずに続けてしまうと、目標とのズレが大きくなり「達成は難しいかもしれない」と感じてモチベーションが下がる原因になります。
毎月・3ヶ月・半年など、あらかじめ確認するタイミングを決め、現状と目標を見比べながら、その都度必要に応じて計画を見直していきましょう。
家族で役割を分担し協力して節約に取り組む
7年で1000万円を貯めるためには、家族全員で協力して取り組むことが大切です。
誰か1人だけが努力している状態だと、負担が偏り、継続が難しくなってしまいます。
たとえば、食費の管理はパートナーが行い、電気や水道の節約は自分や子どもが意識するなど、家庭内で役割を明確にすることで無理のない形で節約を習慣化できます。
また、節約の目的や貯金の進捗状況を家族で共有することで、達成感を実感しながら効率的に進めることが可能です。
生活水準をむやみに上げず支出が増えるのを防ぐ
7年で1000万円を貯めるためには、収入が増えても生活水準を必要以上に上げないことが重要です。
収入が上がると、つい「少しくらい贅沢しても大丈夫」と思いがちですが、小さな支出の積み重ねが家計を圧迫し、貯金のペースを遅らせてしまう原因になります。
たとえば、外食の回数が増える、家電やファッションを買い替える頻度が高くなるなど、気づかないうちに支出は膨らんでいきます。
生活の質を保ちながら支出を抑えるには、現在の生活水準を基準に「本当に必要か」「今あるもので代用できないか」を考える習慣を身につけることが大切です。
投資は余裕資金の範囲で行う
7年で1000万円を貯めるためには、投資を行い資産を効率よく増やすことも大切です。
ただし、投資に回すのは「無理なく積み立てられる余裕資金」の範囲にとどめましょう。
投資は損失リスクがあるため、生活費を切り詰めてまで資金を投入すると、相場が下がった際に精神的なストレスが大きくなり、継続できなくなる恐れがあります。
まずは毎月の収入の中から少額をコツコツ積み立てるなど、負担のない範囲から始め、自分に合った運用方法を見つけていくことが大事です。
無理な節約は避ける
お金を貯める上では支出の管理は欠かせませんが、必要以上に切り詰める節約は長続きしにくい点に注意が必要です。
毎日の楽しみや必要な支出まで削ってしまうと、ストレスが溜まり、反動で大きな買い物をしてしまうこともあります。
節約は「無理なく続けられること」が前提です。
例えば、使っていないサブスクを見直す、買い物前にリストを作る、外食回数を少し減らすなど、生活の質を損なわない工夫からはじめましょう。
心に余裕を持ちながら取り組むことで、ムリなく貯金を続けられます。
生活防衛資金は別に確保しておく
投資や貯金を進めることは大切ですが「生活防衛資金」を確保しておくことも重要です。
生活防衛資金とは、病気やケガ、失業などの思わぬ出費に備えるための資金のことで、一般的には生活費の3〜6ヶ月分を用意しておくと安心です。
生活防衛資金があれば、収入が一時的に減ってしまった場合でも、無理に投資を解約したり、積み立てを止めたりする必要がありません。
長期的な貯金目標を達成するには、計画を安定して続けられる環境づくりが大切です。
7年で1000万貯める際によくある質問
7年で1000万貯める際によくある質問は、以下のとおりです。
- 毎月どれくらい貯金すれば達成できますか?
- 収入が少なくても7年で1000万円を目指すことは可能ですか?
- 資金計画や家計管理に不安がある場合はどうすればいいですか?
毎月どれくらい貯金すれば達成できますか?
7年で1000万円を貯めるためには、年間約143万円、月に換算するとおよそ12万円を積み立てる必要があります。
かなり大きな金額になるため、固定費や変動費の見直しに加えて、副業などで収入を増やすことも重要になります。
収入が少なくても7年で1000万円を目指すことは可能ですか?
収入が多くなくても、7年で1000万円を目指すことは可能です。
大切なのは、支出をコントロールすることです。
まずは、保険料や光熱費などの固定費の見直し、交際費や食費などの変動費の削減などに取り組み、生活に負担が少ない範囲から節約を進めましょう。
支出が抑えられれば、その分を貯蓄や投資に回せます。
また、FPなどの専門家に相談すれば、家計の状況に合わせた改善ポイントや無理のない節約方法についてアドバイスを受けられます。
資金計画や家計管理に不安がある場合はどうすればいいですか?
資金計画や家計管理に不安がある場合は、FPへの相談がおすすめです。
FPに相談すれば、収支状況やライフスタイルなどに合わせたプランをアドバイスしてもらえます。
マネーキャリアなら、オンラインでFPに無料相談が可能です。
また、資産形成、税金対策、保険、住宅ローン、教育資金、老後資金などの相談にも対応しています。
FPのプロフィールや口コミを見て担当者を選べるため、はじめてでも安心して利用できます。
7年で1000万貯めるなら専門家のアドバイスを活用しよう【まとめ】
7年で1000万円を貯めるという目標は、決して簡単ではありません。
だからこそ、固定費や変動費の削減に取り組んだり、副業で収入を増やすなどの取り組みが重要になります。
また、進捗に合わせて計画を見直したり、投資には余裕資金を用いるなども大事なことです。
もし家計管理や資産形成に不安がある場合は、FPやIFAなどの専門家への相談を検討してみてください。
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