
「旦那にお小遣い制を拒否される……」
「家計は苦しいのに、旦那に協力してもらえない」
そんな風に、夫婦でお金の価値観が合わずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、お小遣い制は強制するものではなく、家計の状況と将来設計を共有することで、自然と納得してもらえる可能性が高まります。
この記事では、旦那がお小遣い制を嫌がる理由や、納得してもらうためのステップを具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
・「どうすれば夫婦でお金の話し合いができるのか知りたい」
・「将来のために貯金を増やしたいけど、協力してもらえない」
そんな方は、本記事を読むことで、夫婦でお金に対する考えをすり合わせ、無理のない家計管理ができるようになります。
内容をまとめると
- お小遣い制を嫌がるのは「不安」や「誤解」が原因
- 家計の現状と将来を共有することで納得感が生まれる
- お小遣いは収入の1割や貯蓄目標から逆算して設定可能
- マネーキャリアでは夫婦の家計に合った管理法の無料相談ができる

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 旦那がお小遣い制を嫌がる理由
- お小遣い制に納得してもらうには?
- 家計の現状を把握する
- 将来の支出をシミュレーションする
- 毎月貯めるべき金額を明確にする
- お小遣いの金額はどう決める?
- 収入の1割程度にする
- 貯蓄目標から逆算して決める
- 相手の希望に合わせる
- それでも旦那がお小遣いを嫌がる場合の対処法
- 家事を分担する代わりに自分の収入を増やす
- 家計管理を見直す
- お金のプロに相談する
- お小遣いを嫌がる旦那に関するよくある質問
- 無理にお小遣い制にしなくてもいい?
- お小遣い制に前向きになってもらうには?
- 将来への不安な気持ちを旦那に理解してほしい
- 旦那のお小遣いでお悩みならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
旦那がお小遣い制を嫌がる理由
旦那がお小遣いを嫌がるのは、「自分の自由が制限される」と感じるからです。
特に、仕事でストレスを抱えるなかで「好きなことに使えるお金がない」となると、不満を持ちやすくなります。
また、「ちゃんと働いているのに信用されていないのでは?」という感情も根底にあるケースが多いです。
お小遣い制に納得してもらうには?
旦那がお小遣いを嫌がるなら、納得してもらう工夫が欠かせません。
以下のような視点を取り入れることで、話し合いの土台が整います。
- 家計の現状を把握する
- 将来の支出をシミュレーションする
- 毎月貯めるべき金額を明確にする
一つずつ丁寧に確認していくことで、納得感のある家計管理が目指せます。
ここからは、それぞれの項目について具体的に見ていきましょう。
家計の現状を把握する
家計の現状を把握することは、お小遣い制を話し合ううえでの出発点です。
なぜお小遣い制にして支出を管理しないといけないのか、相手に理由を示さなければ納得してもらえません。
まずは収入・支出を一覧化して「何にどれだけ使っているか」を見える化しましょう。
将来の支出をシミュレーションする
将来の支出をシミュレーションすると、お小遣いの必要性が見えてきます。
たとえば、数年後に子どもの進学費用や住宅の修繕費が発生する可能性がある場合、今の生活を見直す必要があると実感できるからです。
また、老後資金の準備を視野に入れると、月数万円の差が将来的に大きな違いとなることにも気づけるでしょう。
毎月貯めるべき金額を明確にする
毎月いくら貯金する必要があるかを明確にすることで、お小遣いの金額にも納得感が生まれます。
教育費や老後資金、旅行などの目標ごとに必要額と貯金ペースを逆算すれば、そのためにお小遣い制を取り入れる必要があると思ってもらえるからです。
さらに、「○円までなら自由に使える」という予算を設定すれば、締め付けられている感覚も薄れるでしょう。
お小遣いの金額はどう決める?
お小遣いの金額は、夫婦で納得できる根拠をもとに決めることが大切です。
一方的な金額設定は不満の原因となるため、以下の3つの観点から考えて金額を設定してください。
- 収入の1割程度にする
- 貯蓄目標から逆算して決める
- 相手の希望に合わせる
夫婦の生活スタイルや価値観に応じて、柔軟に調整していきましょう。
収入の1割程度にする
収入の1割をお小遣いとするのが、一般的な目安とされています。
たとえば、手取り30万円なら月3万円が上限という考え方です。
この方法なら、家計とのバランスが保ちやすく、感情ではなく数字で管理できるのがメリットです。
貯蓄目標から逆算して決める
将来の貯蓄目標から逆算してお小遣いを決めるのも有効な方法です。
たとえば、「5年で300万円貯めたい」という目標があれば、毎月5万円の貯金が必要になります。
残りの生活費と照らし合わせながら、お小遣いに充てられる金額を決めていきましょう。
相手の希望に合わせる
相手の希望を尊重したうえで、お小遣いの金額を話し合うことも重要です。
「自由に使えるお金がほしい」「人付き合いに必要だから一定額は確保したい」など、相手の気持ちに寄り添うことが円滑な家計運営につながります。
そのうえで、毎月の支出や貯蓄額とすり合わせを行い、両者が納得できるラインを見つけていきましょう。
それでも旦那がお小遣いを嫌がる場合の対処法
数字で家計の現状を把握したり、旦那の希望金額を尊重してもお小遣いを嫌がる場合、正面からぶつかるよりほかのアプローチが得策です。
以下の3つの方法も検討しましょう。
- 家事を分担する代わりに自分の収入を増やす
- 家計管理を見直す
- お金のプロに相談する
各対処法を詳しく解説します。
家事を分担する代わりに自分の収入を増やす
自分の収入を増やすことで、旦那がお小遣いを嫌がる問題をすり替える方法もあります。
家事の一部を旦那に任せ、自分は副業や在宅ワークで月1〜2万円を稼げるようにすると、お互いの自由度が増します。
実際、「管理されたくない」という夫の本音に対して、「なら私が稼ぐね」と柔軟に動ける妻は家計でも強い存在です。
家計管理を見直す
旦那がお小遣いを嫌がる場合は、そもそもの家計管理のやり方を見直すことも選択肢の一つです。
お小遣い制にして自由に使えるお金を減らす前に、固定費を見直せば我慢せず支出を削減できることもあります。
お金のプロに相談する
夫婦での話し合いが難しいときは、お金の専門家に相談するのが効果的です。
第三者の立場から家計を見てもらうことで、どこに無理やムダがあるのかを客観的に把握できます。
とくに「旦那がお小遣いを嫌がる」という問題は感情的になりやすいため、中立なアドバイスがあると冷静に対応できるようになります。
お小遣いを嫌がる旦那に関するよくある質問
お小遣いを嫌がる旦那に対して以下のような疑問を持つ方は多く、対処法を間違えると夫婦関係が悪化する恐れがあります。
- 無理にお小遣い制にしなくてもいい?
- お小遣い制に前向きになってもらうには?
- 将来への不安な気持ちを旦那に理解してほしい
次の項目で、それぞれの疑問に丁寧に答えていきます。
無理にお小遣い制にしなくてもいい?
無理にお小遣い制にしなくても問題はありません。
そもそも「旦那がお小遣いを嫌がる」理由は、お金の使い道を制限されることへの抵抗感にあります。
しかし、旦那自身が自分のお金の使い方をきちんと把握しており、家計のバランスも崩れていないのであれば、お小遣い制にこだわる必要はないのです。
お小遣い制に前向きになってもらうには?
お小遣い制に前向きになってもらうには、少しずつ丁寧に話し合う姿勢が欠かせません。
「旦那がお小遣いを嫌がる」と感じたとき、つい自分の主張を押し通したくなるかもしれませんが、それではかえって反発を招いてしまいます。
将来への不安な気持ちを旦那に理解してほしい
将来への不安な気持ちを理解してもらうには、感情だけではなく「数字」で伝えることが効果的です。
「老後資金っていくらかかるか知ってる?」「教育費って、大学まででどれくらい必要か想像できる?」といった問いかけを使うことで、現実的な視点を持ってもらえるようになります。
旦那のお小遣いでお悩みならお金のプロ「マネーキャリア」に相談
旦那が「お小遣い制」を嫌がる背景には、自由に使えるお金が減る不安や管理される抵抗感があります。
本記事では旦那を説得する方法として、家計の現状を“見える化”し、将来の支出をシミュレーションする重要性を解説しました。
まずは夫婦で家計の全体像を共有し、「毎月いくら貯めれば安心できるか」を一緒に算出してみてください。
とはいえ、「具体的な金額の決め方がわからない」「将来への不安をどう伝えればいいか悩む」という方も多いでしょう。
そんなときは、お金のプロに頼るのが近道です。
マネーキャリアなら、家計のシミュレーションからお小遣い設定のコツまで何度でも無料で相談できます。
旦那さんのお小遣い問題でモヤモヤしているなら、一度マネーキャリアに相談してみてはいかがでしょうか。