自営業の老後が悲惨にならないために!貯金術と年金活用法を紹介のサムネイル画像

「自営業だと年金が少なくて、老後の生活費が足りるか心配」

「会社員のように安定した老後を送れるのか分からない」

という将来への漠然とした不安を感じている方も多いです。


退職金がなく、厚生年金ももらえない自営業者にとって、年金だけでは生活が成り立たないと感じ、心配な方が多いのではないでしょうか。


本記事では自営業者が悲惨な老後を避けるための具体的な年金対策や貯金方法、老後資金の準備方法などをわかりやすく紹介します。


この記事を読むと、自営業者でも安心して老後を迎えるための現実的な対策がわかり、将来への不安を解消しつつ計画的にお金を貯められるようになります。

井村FP

自営業で生計を立てていると国民年金だけでは老後の生活費が不足しがちで、退職金もないため会社員より不利になります。そのため、老後資金と現在の生活費のバランスに悩む方が多くいます。


自営業だからこそ早めに計画的な家計管理と資産形成が重要になるため、国民年金基金やiDeCoの活用に加えて、無駄な支出を削減しながら老後資金を貯めていくのが重要です。


お金の専門家への相談をすると現在の家計状況が把握でき、将来のお金の不安が解消されますが、とくにマネーキャリアなら相談満足度98.6%でFP資格取得率100%の専門家が対応してくれるためおすすめです。


▼この記事を読んでほしい人

  • 自営業やフリーランスとして働いていて、将来の年金額の少なさや退職金がないことに不安を感じている人
  • 老後資金がいくら必要なのかわからず、具体的な貯蓄目標や準備方法を知りたいと考えている自営業者
  • 国民年金基金やiDeCoなどの制度について聞いたことはあるが、自分にもできるのかよくわからない個人事業主

内容をまとめると

  • 自営業者は国民年金のみで退職金もないため、会社員と比べて老後資金が圧倒的に不足し、年金だけでは生活が困難になる可能性が高い
  • 老後に必要な資金は夫婦で約2,000万円、単身でも1,500万円程度で、国民年金基金やiDeCo、小規模企業共済などを活用した計画的な資産形成が不可欠
  • さまざまな制度を適切に組み合わせて活用するには専門知識が必要で、一人で判断するのは難しいため、FP資格取得率100%の専門家に相談するのがおすすめ
  • マネーキャリアなら相談満足度98.6%、累計相談申込件数100,000件以上の実績があり、老後資金や資産形成について何度でも無料で相談でき、一人ひとりに合わせた最適な提案を受けられる
この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

自営業の老後が悲惨になる理由とは

自営業者は会社員のように厚生年金や退職金がないため、老後の資産に不安を感じる方が多いです。


どちらも老後資金の中心となる収入のため、それに代わる老後の準備ができていないと資金不足に陥る可能性は高めです。


自営業の老後が悲惨になるといわれる原因である、厚生年金や退職金について詳しく解説していきます。

国民年金だけでは生活できないから

自営業の場合は加入できる年金に国民年金がありますが、厚生年金と比較すると2~3倍以上の差が出てしまいがちで、老後資金としては不十分です。


国民年金は老齢基礎年金という定額の年金で、満額でも年間約81.6万円程度しか支給されません。


厚生年金は老齢基礎年金に加え、老齢厚生年金が加算されますが、加入期間や給与水準に応じて加算幅も大きくなります。


現実的には基礎年金のみの場合は月6~7万円程度ですが、厚生年金がある場合は15万円前後のケースが多めです。

退職金制度がないから

自営業の場合は退職金制度がないのも老後が不安になる原因の1つです。


勤続年数の長いサラリーマンであれば数百万円程度の老後資金となる退職金が、自営業の場合はありません。


自分で何らかの準備をすれば退職金のようなまとまった収入を得ることはできますが、そのペースや準備も自分でおこなう必要があります。

井村FP

自営業者は厚生年金がないため、国民年金だけでは老後の生活が困難になる可能性が高いものの、老後資金に手が回らないという人は多いです。


自営業者の家計管理では収入の変動にあわせた調整が重要なポイントで、老後資金については国民年金基金やiDeCoなどの制度を組み合わせて準備しなければなりません。


専門家への相談をすると個人の状況に応じた最適な家計改善プランが作成でき、将来の不安が解消されます。中でも土日祝日も対応可能で何度でも無料相談できるマネーキャリアがとくにおすすめですので、まずは気軽に相談してみましょう。 


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自営業者に必要な老後資金はいくら?

自営業の場合は厚生年金や退職金がないため、会社員以上に老後の資金を考慮しておく必要があります


そのためにもまずは具体的な金額を想定しておくのが重要です。


自営業で夫婦世帯の場合と、単身世帯の場合の老後資金をシミュレーションしてみました。

夫婦世帯の老後資金シミュレーション

夫婦世帯の老後資金をシミュレーションしてみます。

  • 夫の国民年金(満額):年間約80万円
  • 妻の国民年金(満額):年間約80万円
  • 生活費の目安:月25万円
この場合で計算すると、年間300万円の生活費が必要なのに対して、夫婦の年金合計額は160万円のため、年間140万円が不足する計算になります。

65歳からの20年間生活すると考えると2,800万円が不足してしまいます。切り詰めて生活費を月20万円で納めるとしても、1,600万円程度の不足になります。

なんらかの対策をしておかないとほぼ間違いなく将来的な資金不足に直面します。

単身世帯の老後資金シミュレーション

単身世帯の老後資金をシミュレーションしてみます。

  •  本人の国民年金(満額):年間約80万円
  • 生活費の目安:月15万円
単身の場合は国民年金が1人分になりますが、生活費も減る傾向があります。

この場合で計算すると年間180万円が必要なのに対して、年金支給額は80万円のため年間100万円が不足する計算になります。

同様に20年間生活すると考えると、不足額は2,000万円となります。

単身の場合でも老後資金を考慮をしておかないとほぼ間違いなく将来的な資金不足に直面します。

自営業者が活用できる年金制度

自営業の場合は厚生年金がありませんが、いくつかの年金制度を活用すれば老後資金をある程度フォローできます


制度の内容をよく理解して、可能であれば併用していくのがおすすめです。


それぞれの制度について詳しく解説していきます。

国民年金基金で年金を増やす

国民年金基金は国民年金に上乗せできる公的年金制度の1つで、加入口数や掛金を自分で選んで設定が可能です。


掛金は全額が所得控除にもなるため節税効果があり、公的な制度の1つであるため、安全性が比較的高いのもメリットです。


ただし、掛金の支払いが難しくなった場合、2口目以降を減らすことで掛金の減額は可能ですが、1口目をやめることや原則として任意での途中解約はできないため、注意が必要です。


また、将来的なインフレへの対策がないため、資産価値が目減りするリスクもあるのは覚えておきましょう。

付加年金を利用する

付加年金は国民年金保険料に月400円を追加して納めると、 将来の年金に「200円×納付月数」が上乗せされる制度です。


例えば、30年間付加年金を利用した場合、「200円×360ヶ月」で年間支給額が72,000円増えます


毎月小額の負担で将来的な支給額が増えるため、積み重ねると大きな差になります。


ただし、国民年金基金とは併用ができないため注意しましょう。

確定拠出年金(iDeCo)を活用する

確定拠出年金(iDeCo)は積み立てたお金を運用し、老後にまとめて受け取る私的年金制度です。


自営業の場合は年間上限81.6万円までという制限はありますが、掛金は全額控除になるため節税効果があります。


また、投資ではありますが、運用益は非課税で、受け取りの際も控除があるのがメリットです。


ただし、投資という性質上から元本割れのリスクがあることや、年金制度の1つのため原則として60歳までは引き出せない点には注意しましょう。

自営業をしているので、国民年金だけでは老後が不安で、国民年金基金やiDeCoなどの制度を活用したいと考えています。


ただ、制度についてよくわかっていないので、将来に不安を感じています…。 

井村FP

その悩み、よくわかります。自営業の方は国民年金基金とiDeCoを組み合わせるれば年金を大幅に増やせるんです。


ただし家計の無駄をしっかり削らないと積立資金が確保できないので、まずは支出の見直しが必要ですよ。

そうなんですね。でも年金制度のことも家計の見直しも、どこから手をつけていいか分からなくて…。


総合的にアドバイスしてもらえるような相談窓口はありますか? 

井村FP

そういう場合は専門家に相談するのが一番効率的です。最近は家計見直しから老後資金まで幅広く対応してくれるサービスもあります。


中でも相談満足度98.6%で、何度でも無料相談できるマネーキャリアは多くの方が利用しているのでおすすめですよ。

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自営業の老後が悲惨にならないための貯金術

自営業の場合は、老後が悲惨にならないように自分で老後資金を考える必要があります


そのためにはうまく貯金をするだけでなく、資産運用なども検討してみるのがおすすめです。


自営業者向けの貯金術や、貯金に近い感覚で利用できる資産形成を紹介していきます。

小規模企業共済で節税しながら貯蓄する

小規模企業共済は自営業の「退職金制度」ともいわれ、毎月掛金を支払い、廃業または引退時に一括または年金形式で受け取れる制度です。


掛金は毎月1,000~70,000円までを自由に設定でき、全額が所得控除となるため、節税対策としても有効です。


小規模企業共済は個人事業主や、中小企業の役員しか加入できない共済のため、自営業者にはとくにおすすめの貯蓄方法といえます。


途中解約や積立額の減額は可能ですが、デメリットが大きいため、仕事を辞めるまで毎月しっかり掛金を支払い続けていくのが重要です。

経営セーフティ共済を活用する

経営セーフティ共済は取引先が倒産したときに資金を借りられる制度で、基本的には取引先の倒産によって連鎖倒産しないための共済です。


しかし、掛金(月5,000円〜20万円)は全額経費計上でき、40か月(3年4か月)以上積み立てれば任意解約で全額戻ってくるため、積立ておいて退職金のように扱うという方法があります


年金や退職金の代わりになるほど積み立てるのはなかなか難しいため、他の制度などと併用していくのがおすすめです。

新NISAを使って資産形成する

新NISAは資産運用の1つですが、運用益が非課税なため、比較的リスクの少ない資産運用として貯蓄に近い効果が期待できます


貯金だけではほとんど利益がないですが、リスクの少ない資産運用で少しでも資産を増やしていくのは老後資金対策の1つとして有効です。


資産運用は元本割れのリスクもありますが、将来的なインフレにも対応できるメリットがあります。


また、各種の年金などと違い、投資している商品を売却して現金化できるため、他の制度より流動性が高いのもメリットです。

井村FP

自営業者は小規模企業共済や新NISAなど複数の制度を活用できますが、どれが有効なのか、どれを優先すべきか迷う方は多いです。


これらの制度は単独で活用するよりも組み合わせて大きな効果を発揮します。また新NISAについては投資リスクを考慮し、現在の収支状況にあわせた無理のない積立額の設定も必要です。


ただし一人で判断するのは難しいため専門家に相談するのが有効ですが、数あるサービスの中でもマネーキャリアのような資産形成から家計見直しまで総合的に対応してくれる窓口がおすすめです。


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自営業の老後に関するよくある質問

自営業の老後資金に関してよくある質問をまとめました。


老後が悲惨になるケースもあると聞いて不安を感じている人が多く、現実的な問題解決策に関する質問が多い傾向です。


とくに多かった質問について、それぞれ詳しく解説していきます。

年金だけで生活できますか?

自営業者は厚生年金ではなく国民年金になるため、生活費すべてを国民年金だけで賄うのはほぼ不可能です


現在の国民年金の老齢基礎年金は満額でも年額80万円ですが、年間の生活費をそれですべて賄うには月6万円台の生活になってしまいます。


公的制度を活用して年金を上乗せしたり、事前に老後資金を準備しておく必要があります。

生活保護は受けられますか?

高齢で働けず、資産がほぼなく、親族からの援助もなければ生活保護を受けられる可能性はあります


ただし、資産があると受けられないため、自宅や自家用車を持っている場合は売却を求められるケースが多いです。


また、生活保護費だけで生活するのは自由度が低く、厳しい生活になる可能性も高いため、事前に老後資金を準備しておくのがおすすめです。

老後資金はいつから準備すべき?

自営業者に限らず、できるだけ早めから老後資金を準備しておくのがおすすめです。


国民年金だけで老後の生活費を賄うのは難しいため、早いうちから貯蓄や資産運用で老後資金を準備しましょう。


とくに資産運用は複利効果も大きいため、早めに始めれば少額からの投資でも大きな利益を出せる可能性があります。


自分の国民年金支給額と、毎月の生活費を予想しておき、十分な額を貯めるのを目指しましょう。

老後資金に困ったときに使える相談先は?

自営業者は退職金や厚生年金がないため、老後資金を自分で準備しておかないと悲惨な老後になると聞いて、不安を感じている方は多いです。


無対策の場合は国民年金の老齢基礎年金を満額受給しても月6~7万円程度となり、一般的な1ヶ月の生活費には遠く及びません。


そのため、早めから貯蓄や資産運用などに着手し、少しでも老後のために積み立てておくのが重要です。


具体的に必要な老後資産額や、そのために必要な月々の積立などで悩んでいる場合は、全員がFP資格を保有しており、実績豊富なマネーキャリアの無料相談窓口を活用するのがおすすめです。


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自営業の老後が悲惨にならないための方法まとめ

本記事では自営業者が老後に悲惨な生活にならないための方法として、さまざまな年金制度や、貯金・資産運用の方法などを解説しました。


内容をまとめると以下のようになります。

  • 自営業者の老後が悲惨になるといわれるのは、会社員と違い退職金や厚生年金がないから
  • 国民年金の老齢基礎年金だけでは満額支給されても生活費を賄えないため、早めから自分で老後資金対策をしていく必要がある
  • 厚生年金や退職金の代わりに追加の年金制度を活用したり、節税対策にもなる貯金方法を駆使すれば老後資金を準備しやすくなる
  • 貯金だけでは限界があるため、早めからの資産運用で複利効果を得られれば老後に備えやすくなる
  • 老後に向けた貯金方法・資産運用で悩んでいる場合は、FPなどのお金のプロに相談して具体的なお金の話をしておくのがおすすめ
自営業の場合は厚生年金に加入できず、会社員のように退職金に期待もできないため、働けなくなる年齢以降の老後資金を自分で準備しておく必要があります。

65歳からの20年間を考えると、2,000万円前後の老後資産が不足するケースが多いため、早めからの対策が重要です。

対策としては、国民年金基金や付加年金などの公的な年金制度を活用したり、NISAやiDeCoなどの節税にもなる資産運用を検討してみましょう

自分にあっている年金制度や、老後のための資産運用で悩んでいる場合は、実績豊富なFPが中立的な立場から的確なアドバイスをしてくれるマネーキャリアに相談してみるのがおすすめです。

何度でも無料で相談できるだけでなく、老後資産以外の家計の見直しや確定申告のアドバイスなどもしてもらえるため、まずは気軽に相談してみましょう。

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