Webライターは人気の副業ですが、やめたいと感じるライターの方も多いようです。この記事では、Webライターをやめた原因を8つ紹介しています。またWebライターをやめる原因に加え、Webライターとして収入を上げる方法も紹介しているので、ぜひお読み下さい。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- Webライターをやめた原因はなに?なぜ辞めたいと思うのか?
- Webライターをやめた原因8選!
- ①文字単価が割に合わない
- ②収入の天井が見えていて将来性を感じない
- ③文章を書くのがめんどくさい
- ④書いている記事のクオリティに後ろめたさを感じる
- ⑤プライベートや個人ブログにかける時間が減る
- ⑥Googleの検索結果の上位に表示される記事が書けない
- ⑦クラウドワークスなどでいちいち仕事を取るのがめんどくさい
- ⑧受注先の会社の対応にいらいらする
- Webライターの収入を上げるには何をする?
- ①実績・取得資格・ライティングスキルなど自分だけの強みをつくる
- ②記事執筆をしたいメディアと直接契約をする
- ③期待値の120%の仕事をすることでクライアントの信頼を得る
- まとめ:Webライターをやめた原因と自分を照らし合わせよう
Webライターをやめた原因はなに?なぜ辞めたいと思うのか?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日、40代男性から、こんな相談を受けました。
Webライターを始めたんだけど、思ったよりも稼げなくて、続けるべきか悩んでいます。どうしたらいいですか
政府からの外出自粛を受けて、通勤時間や飲み会の時間が無くなったため、その時間で副業に挑戦してみてみようという人がいるかもしれません。
副業のなかでもWebライターは、特別なスキルが無くても始められるので、始めやすいです。
ただ、安易な気持ちで始めてしまうと、失敗に陥ってしまいます。
そのことについて、
- Webライターをやめた原因8選
- Webライターの収入を上げるためにすること3選
Webライターをやめた原因8選!
- 文字単価が割に合わない
- 収入の天井が見えていて将来性を感じない
- 文章を書くのがめんどくさい
- 書いている記事のクオリティに後ろめたさを感じる
- プライベートや個人ブログにかける時間が減る
- Googleの検索結果の上位に表示される記事が書けない
- クラウドワークスなどでいちいち仕事を取るのがめんどくさい
- 受注先の会社の対応にいらいらする
①文字単価が割に合わない
これはWebライターを始めたばかりの初心者に多い理由の一つです。
というのも、Webライターを始めたばかりのころというのは、実績がないため、文字単価が低い仕事が回されるケースが多いためです。
文字単価が低いということは、いくら文字を書いてもほとんど稼げず、割に合わない仕事です。
それでもひどいことに、文字単価が低い仕事でも、実績を作るためには数をこなしていくしかないです。
このことを逆手にとって、クライアントも安い報酬で、初心者ライターを搾取しようとする構図ができてしまっています。
あまりに低すぎる文字単価は自粛するようになっていますが、安くても初心者ライターが受注してしまう以上、対策の仕様がないのが実情です。
あまりに割に合わない仕事を受け続けた結果、辞めたいと思うようになる初心者ライターが後を絶ちません。
そのため、仕事がないからといっても、安すぎる仕事を受注しないようにするなど、ライター側の意識も変革する必要があります。
②収入の天井が見えていて将来性を感じない
収入(万) | 割合(%) |
---|---|
200未満 200~400 | 22.5 22.9 |
400~600 600~800 | 19.9 11.6 |
800~1000 1000~1200 | 10.0 4.43 |
1200~1500 1500~2000 2000~ | 1.8 1.9 0.2 |
収入(万) | 割合(%) |
---|---|
200未満 200~400 | 11.8 16.5 |
400~600 600~800 | 29.4 16.5 |
800~1000 1000~1200 | 9.4 4.7 |
1200~1500 1500~2000 2000~ | 2.4 0 5.9 |
③文章を書くのがめんどくさい
これも始めたばかりのライターに多い悩みです。
始めたころは、興味のない仕事が割り振られる可能性があります。
極端な例だと、美容やダイエットに関する記事を書きたい人が、いきなり金融の記事を任されるといったケースが想定されます。
自分の興味のないジャンルを書くためには、新たに知識を身につけなければいけません。
そうすると、余計に時間がかかってしまって、記事の執筆が進まないということを引き起こしてしまいます。
ただでさえ文字単価が低いのに、興味のない仕事をしなけれなばならないという過酷な状況になると、ストレスが溜まってしまいます。
その結果、文章を書くことが億劫になり、めんどくさいという悩みを引き起こしてしまうのです。
④書いている記事のクオリティに後ろめたさを感じる
Webライターとして、一記事に対して何文字以上書くように求められます。
ライターはその文字数をクリアするようにして、書いていく流れになります。
ただ、文字数が決まっていて、利益も固定されているなら、できるだけぎりぎりの文字数で素早く書きあげたいと思うのが人の性です。
そのため、インターネット上から、誰かが書いたものを拾い集めて、自分の言葉に置き換えて、文字数を増やすというひどい作業に追い込まれることがあるでしょう。
その結果得たものは、何でしょう。
何の資産も得ることができず、ただ単に文章をまとめただけのゴミのような成果に疑念が生じる方もいるかと思います。
そこで自分の書いている記事のクオリティに後ろめたさを感じ、Webライターをやめてしまう人が生まれてしまうのです。
⑤プライベートや個人ブログにかける時間が減る
そもそもWebライターをしようと思う人は、文章を作るのが好きな人が大半でしょう。
そういう人は、ライター以外にも、個人ブログを運営しているケースが想定されます。
ライターとブロガーという二足の草鞋を履くことで、収益をますます伸ばそうと意気込んでいるかもしれません。
しかし残念なことに、現実はそう甘くありません。
長い期間ライターをやっている人でない限り、稼ごうと思うのなら、個人ブログにかける時間はないものとして考えるのが実情です。
個人ブログ以外にも、プライベートの時間も削らなければならなくなってしまいます。
ここまでの代償を背負ってまでして、Webライターをしたい人しか残らない過酷な世界なのです。
⑥Googleの検索結果の上位に表示される記事が書けない
どんな文章も、誰かに見てもらわなければ意味がありません。
個人ブログなら、どんなにいい記事を書いても、誰かに見てもらわなければ利益は発生しません。
そのため、記事を書く際は、見たくなるような工夫が必要となります。
その工夫として欠かせないのが、ライティングやSEOの勉強です。
SEOについて補足すると、SEO=Search Engine Optimizationの略で、検索結果の表示順に関わる重要なことです。
サイトは供給過多のため、すべてが等しく表示されるわけではありません。
SEOについて学習しておくと、自分の記事がGoogleの検索結果の上位に表示され、誰かの目に入ることが増えます。
逆に言えば、この知識なしに誰かに見てもらうことは難しく、ゴミ同然の記事として扱われてしまうのです。
そのため、SEOを意識して書けなければ、クライアントからも苦言を呈されてしまいます。
⑦クラウドワークスなどでいちいち仕事を取るのがめんどくさい
クラウドワークスでライター登録をしたとしても、実績がないうちは企業の方からスカウトされることはありません。
アンケートや簡単な仕事(安い仕事)をこなしていくことで、スカウトの確率が高まります。
スカウトの場合、文字単価が0.1円未満ということはほぼありませんので、できればスカウトが欲しいところです。
ただ、実績をこなしても、運悪くスカウトが来ないか、希望のジャンルのスカウトでない場合があります。
そうすると、自分で仕事を取らなければならず、その手間が増えてしまいます。
いちいち仕事をとるのがめんどくさいという思いから、ライターのモチベーションによくない影響を及ぼしてしまいます。
⑧受注先の会社の対応にいらいらする
大半の企業は問題ありませんが、対応が悪い企業にあたってしまうこともあるかと思います。
口調がなれなれしいとか、厳しすぎるといった対応にいらいらすることもあるかもしれません。
しかし、最も注意が必要なのが、音信不通であったり、報酬を払ってくれなかったりという対応です。
余計にこちらの神経をすり減らされてしまいます。
ライティング以外のところで、神経を使うのはかなり応えます。
Webライターの収入を上げるには何をする?
- 実績・取得資格・ライティングスキルなど自分だけの強みをつくる
- 記事執筆をしたいメディアと直接契約をする
- 期待値の120%の仕事をすることでクライアントの信頼を得る
①実績・取得資格・ライティングスキルなど自分だけの強みをつくる
文字単価が高いジャンルによくある特徴はご存じでしょうか。
それは、専門的なスキルを求めるジャンルです。
例えば、金融や医療が挙げられます。
金融なら、ファイナンシャルプランナーや簿記などの知識があれば、重宝されます。
医療なら、実用的な知識があれば、重宝されます。
このように、知識は収入に関わる重要な要素と言えるのです。
これらの資格を取得していれば、強みになりますが、それ以外でも文字単価が高い仕事を受注する方法もあります。
一つ目が、十分な実績を積んでいることです。
Webライターの実績が高ければ、高単価の仕事を受注できるようになります。
二つ目が、ライティングスキルを持っていることです。
実績がなくても、優れたライティングスキルを持っている人は一定数います。
契約の際に、それをアピールすることができれば、契約に結びつく可能性があります。
契約の際におそらく研修記事があるかと思うので、そこで存分に自分のスキルを発揮しましょう。
以上より、特別な資格・実績・ライティングスキルなど自分だけの強みを持っていれば、必然的に収入を上げることができます。
②記事執筆をしたいメディアと直接契約をする
これも収入を増やすために必要なことです。
クラウドワークスで仕事を受注する場合、報酬に手数料がとられてしまいます。
それに対して、直接契約の場合は、手数料を取られることなく、報酬がそのまま入ってきます。
では直接契約を結ぶためにはどのようなルートがあるのでしょうか。
ここからは
- クラウドワークスで仕事を契約後、直接契約に移る
- サイトを使って、自分からアピールする
クラウドワークスで仕事を契約後、直接契約に移る
③期待値の120%の仕事をすることでクライアントの信頼を得る
文字単価があらかじめ設定されていても、後からつり上げてもらうことも可能です。
その時必要となるのが、クライアントとの信頼関係です。
クライアントが期待した仕事を上回る仕事を達成できれば、信頼は高まります。
そのためには、入念なリサーチやミスを減らす努力が必要となります。
それ以外に、納期を守ることでも信頼関係を築けます。
納期を守れない、もしくは急に辞退するようなことがあれば、クライアントとの信頼関係は失墜します。
どうしても納期を過ぎてしまうのなら、一報入れるといった対応をとるとよいでしょう。
もちろん、正規の納期内に完成させることが理想です。
以上のことを続ければ、交渉をしなくても報酬をあげてもらうことも可能となります。
まとめ:Webライターをやめた原因と自分を照らし合わせよう
ここまでWebライターをやめた原因と、収入をアップさせる方法について詳しく紹介しました。
この記事のポイントは
- ライティングに全力を注げなければ、Webライターをやめることにつながる。
- 自分の強み・実績を持って、当たり前のことをすれば、収入は上がる。