年収が上がれば幸福度も上がる?年収と幸福度の関係についてのサムネイル画像

年収と幸福度には密接な関係があると言われていますが、その真偽はどうでしょうか。単純に年収が高ければ幸福度も上がるとは言い切れないようです。この記事では、年収と幸福度の関係について解説します。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
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この記事の目次

年収が高ければ幸福度が増えるのか?


生活が苦しいと、お金に余裕のある生活を羨ましく思ってしまいますよね。

単純に年収が高ければ幸福度は増えるのでしょうか?


調査によると、年収が増えると幸福度も増加する傾向にあると言われています。


理由は様々ですが、生活が安定していることや、やりがいや達成感を感じることができる仕事についていることから、自己肯定感や自信を持つことが多く、これらが幸福度につながっていると言えます。 


しかし、年収が一定額以上になると、幸福度はあまり変わらない傾向にあるとも言われています。

高収入であるにもかかわらず、幸福度が低いと答える人も一定数存在します。


一方で、決して高い年収でなくても、幸福度高いと答える人達も多くいます。


単純に、年収と幸福度が比例しているわけではなさそうですね。

年収の上昇と幸福度の増加には限界がある?

一般的に、年収が増えることで幸福度も増加すると言われていますが、その増加には限界があることが研究によって明らかになってきています。


具体的には、年収800万円を境に、大きく幸福度が増加することはなくなると言われています。 


年収が一定の水準に達すると、さらに年収を上げても生活水準が大きく変わらなくなり、経済的安定感もある程度確保されるため、幸福度の増加効果は減少するそうです。


また、高収入の仕事において、過剰な労働量やストレスが発生し、その結果、幸福度が減少するというケースが報告されています。 


年収が幸福度に与える影響には限界があり、年収以外の要素にも注目することが幸福感を高めるために重要です。


自分自身にあった、バランスの良い年収の水準を見極めることも大切ですね。

年収と幸福度の関係を改善するために実践すべき方法

年収と幸福度の関係を改善するためには、以下のことが必要です。 


  • 自分に合った職業を見つける 


年収は職業によって大きく変わります。


自分に合った職業を見つけ、その職業でのスキルや経験を積むことで年収を上げることができます。 


  • 貯蓄を増やす 


収入が増えれば、貯蓄も増やすことができます。


将来の不安を減らすことができ、幸福度の上昇にもつながります。 


  • 自分の時間や家族との時間を大切にする 


幸福度には、自分の時間や家族との時間が大きく関係しています。


仕事に追われてプライベートの時間を削っていると、幸福度は下がってしまいます。


自分の時間を大切にし、家族との時間を確保することが大切です。 


  • 健康に気をつける 


健康を損なうと、仕事や生活にも影響が出てきます。


年収を上げるために仕事に追われ、過剰な労働量やストレスを抱えてしまい体を壊してしまっては、本末転倒です。


体も心も健康的な生活を送ることで、幸福度を上げることができます。 


  • 自分自身を肯定する 


自分自身を肯定することで、自信を持ち、自分に合った選択をすることができます。


自分に自信があると、仕事や生活において成功する確率が高くなり、幸福度の上昇につながります。 



幸福度を高めるためには、年収以外の要素にも注目する必要があります。


家族や健康、自己肯定感など、自分自身が幸せを感じることができる要素に注目し、バランスの良い生活を送ることが大切です。

まとめ


単純に年収が高いというだけで、全ての人の幸福度が上がるのかと言えば、そういうわけではなさそうですね。


もちろん、年収が上がり生活が安定することで、心の余裕が生まれ幸福度は高くなる傾向にあります。


ただ、年収を上げるためだけに過剰な働き方をしてしまうと、幸福度が下がってしまう可能性も大いにあります。


一概に、年収〇〇〇万円であれば幸福度が高い、とも言いきれません。自分自身の、バランスの良い年収の水準を見極めることが大切ですね。


また、その年収の中で上手に生活をやり繰りするためにも、日々の節約や生活費の見直しも心がけていきたいですね。