40代貯金はいくらあれば安心できる?貯金1000万円は少ないのか検証のサムネイル画像
「40代の貯金っていくらあれば安心?
「40代で貯金1,000万円は少ない?」
と悩む人は多いです。

結論、40代での理想の貯金額は世帯人数やライフプランによって異なりますが1,000万円では少ないといえます。

本記事では、40代の理想の貯金額を中心に解説します。

40代の実際の貯金額や資産を増やすための方法も解説しますので、ぜひご覧ください。

内容をまとめると

  • 老後を含めた40代以降の支出を考慮すると貯金額1,000万円では少ない
  • 40代の平均貯金額は世帯人数によって異なる
  • ライフイベントを考慮して自分に必要な貯金金額を把握しよう
  • 物価上昇のリスクを考慮すると資産形成は必須
  • 貯金がいくらあれば安心できるか気になる方はプロに相談するのがおすすめ!
  • マネーキャリアではお金に関する悩みを無料で相談できる!
監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

40代貯金はいくらあれば安心?ぶっちゃけ1000万円は少ないの?


結論、世帯人数にもよりますが貯金が1,000万円でも安心はできません。

なぜなら、今後のさらなる物価上昇や年金受給額の減少の可能性があるからです。

これまでは年金は以下の2種類を合わせて、月額合計約20万円貰えていましたが今後はどうなるかわかりません。
年金の種類金額(月額)
国民年金約68,000円
厚生年金約14万円
引用:令和6年4月分からの年金額等について|日本年金機構

高齢単身世帯の平均生活費が約15万円(※)のため、最低限生活するには約180万円のお金が必要です。

月15万円×12か月=180万円

しかし、今後年金がもらえないかもしれないことを考えると、90歳まで生きる想定では約5,400万円かかります。

年間180万×定年後30年(90歳まで生きる想定)=5,400万円

さらに、40代以降には養育費や結婚資金、住宅ローンなどで大きな支出があるので、老後を踏まえると1000万円では安心できないといえます。

今後必要な金額を考えるうえで大切なことは以下の2つです。
  • ライフプランを立ててみる
  • 目標金額を設定する
これらを実践することで必要な老後資金の額が明確になります。

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ライフプランを立ててみる

今後に必要なお金を考える上で、まずはライフプランを立てることが重要です。

ライフプランを考えるなかで、以下のような費用が発生します。
  • 住宅費:約3000万円~5000万円
  • 車の購入:約264万円
  • 車のローン:月々約20,000~30,000円

車のローンは頭金や返済期間によって変動します。

さらに親や子供がいる方には、以下のような出費が発生します。
  • 介護費用:月々平均83,000円
  • 養育費:1人約3,000万円~4,500万円(幼稚園から大学までの学費や生活費込み)

子供が増えるほど、養育費は2倍3倍と増えていきます。

自分の生活環境に合わせて、ライフプランを立てることで、自分の場合の目安金額が把握できます。

とはいえ、

「自分の場合はどれぐらい総額かかるのか知りたい」

「ライフプランってどうやって立てればいいの?」

と悩む方もいるかと思います。


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目標金額を設定する

今後に必要なお金を考える上で、目標金額の設定も重要です。


目標金額を達成するためには、家計の見直し日々の生活での節約が重要になってきます。


中には、退職金や公的年金を貰える方も多いので、それも計算に入れて目標を設定しましょう。


まずは出ていくお金をコントロールするだけでも日々の貯金額は増えていくはずです。


そのためにも家計の見直しや節約は、簡単にできてとても重要なものです。

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40代の貯金額の実態とは?平均値や中央値を紹介

40代の貯金額の実態について、以下の内容を紹介していきます。
  • 40代全体の貯金額の平均値・中央値
  • 40代独身の貯金額の平均値・中央値
  • 40代4人家族の貯金額の平均値・中央値
平均値と中央値について数字を見るうえで注意が必要です。

平均値は上下に極端な数字が入ると大きく変わってしまいます。

一方で中央値はデータの真ん中の数値であり、皆さんに近い数値になるので、こちらの値を参考にしましょう。

もし、自分が中央値よりも低いようであれば、貯金額を増やすために、家計の見直しや節約を行うことが必要です。

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40代全体の貯金額の平均値・中央値

40代全体の貯金額の平均値と中央値は以下の通りです。

金額
平均値811万円
中央値180万円

引用:家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和5年調査結果|金融広報中央委員会


こちらは40代全体ですので、単身世帯夫婦世帯なども合わせた数値になります。


中央値である180万円が皆さんに近い数値ですので、こちらが参考すべき数値です。


まずは中央値である180万円を目標金額に設定すると分かりやすいです。

「40代だけど、180万円も貯金が無くて不安…」

「どうやって貯金していけばいいの?」

と悩む方もいるかと思います。


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40代独身の貯金額の平均値・中央値

40代独身世帯の貯金額の平均値と中央値は以下の通りです。

金額
平均値559万円
中央値47万円

引用:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果|金融広報中央委員会


独身世帯ですので、先ほど紹介したデータに比べると平均値・中央値共に少ないです。


近年は共働き世帯も増えており、独身では収入の額が独身以外の世帯に比べて低くなっています。


また、独身だからこそ、余暇時間も多くあるため、出費が増えてしまうパターンもあります。


独身だとしても中央値以上の貯金はあると安心しますので、家計の見直し節約を駆使することが大切です。

40代4人家族の貯金額の平均値・中央値

貯金額の平均値と中央値については、4人家族のデータは確認できなかったため、2人以上世帯調査の結果となりますが、以下の通りです。

金額
平均値889万円
中央値220万円

引用:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年調査結果|金融広報中央委員会


40代で子供が2人となると、貯金は難しく感じてしまうかもしれませんが、共働き夫婦であれば2人分の収入を合算できます。


それに加えて、子供を育てるという責任感から、意識的に家計管理を行い、支出を抑えている家庭が多いです。


そのため、40代全体の貯金額に比べて、平均値・中央値共に上回る結果となっています。

子供の将来のために、もっと貯金がしたいと感じる人も多いかと思います。


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40代で貯金なしは全体の26%も

40代で金融資産を保有していない人も全体の26.8%(※)です。


令和5年度の40代の平均貯金額をまとめると以下の表の通りです。

平均値中央値
単身559万円47万円
2人以上の世帯
889万円220万円
総世帯811万円180万円

貯金なし世帯も含まれることも、平均値に比べて中央値が大きく減っている要因となります。


貯金なし世帯では、そのほとんどが貯金ができないのではなく、貯金をしていないことが多いです。


収入がある場合は、40代からであっても、家計の見直しや節約を行うことで、少しずつ貯金する余裕を作ることは十分に可能です。


※引用:家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和5年調査結果|金融広報中央委員会

「家計の見直しって何からすればいいの?」

「40代だけど、今からでも貯金は間に合うの?」


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40代の理想の貯金額や訪れるライフイベントとは?

40代以降のライフイベントと平均費用は以下の通りです。

平均費用
養育費(子供一人あたり)3000~4500万円
住宅ローン月12万円
介護費月83,000円
リフォーム代488万円
引用:2023年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

これらの費用の合計から40代の理想の貯金額は3500~5000万円となります。

もっとも大きな割合を占めるのが養育費で、その次がリフォーム代です。

これは経年劣化に対する補修もありますが、自分や親が高齢となった際を見越してのバリアフリーへのリフォームなども含まれます。

今からこれだけの金額をすぐに準備するのは大変です。

そのため、将来の支出に備えて、家計の見直しや節約を行い、コツコツ貯金をしていく必要があります。

「家計の見直しは何から始めたらいいか分からない」

「効率的な節約方法を教えてほしい」


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40代からでも遅くない!今から始める資産運用方法

40代からでも始められる資産運用方法は以下の3つです。
  • 新NISAでコツコツ資産運用
  • iDeCoで老後の資金形成
  • 個人年金保険を利用する
これらは簡単に始めることができ、比較的安全な資産運用方法です。

銀行預金では金利でほとんど増えませんが、それに比べれば3つの方法は増える可能性が高いです。

しかし、元本割れする可能性は決してゼロではないので、その点を理解しておく必要があります。

自分の収入や資産に合わせて、無理のない範囲で運用していくことが大切です。

マネーキャリアでは、NISAやiDeCoを使った資産運用の方法について無料相談サービスを行っています。


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40代から資産運用を始めたいけどうまくできるか不安な方は、ぜひマネーキャリアにご相談ください。


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新NISAでコツコツ資産運用

新NISAとは、少額からでも長期的な資産運用を支援する目的で始まったシステムです。


2024年からNISA制度が変わり、従来の積立NISAと一般NISAが新NISAに統一されました。


新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠に分かれており、詳細は以下の通りです。

つみたて投資枠成長投資枠
非課税保有期間無制限無制限
年間投資枠120万円240万円
非課税保有限度額
(総枠)
1800万円1800万円のうち
1200万円
投資対象商品長期の積立・分散投資に適した
一定の投資信託
(金融庁の基準を満たした投資信託に限定)
上場株式・
投資信託等
対象年齢18歳以上18歳以上

引用:NISAを知る|金融庁


NISA制度の一番のメリットは、運用して発生した収益に税金がかからない点です。


通常、配当益に対して、約20%の税金がかかりますが、NISAは非課税なので、配当益に税金がかかりません。


NISAでは、自動積立や自動引き落とし設定も可能で、金額も途中で変更可能なので、忙しい方や投資初心者の方にもおすすめです。

iDeCoで老後の資金形成

iDeCoは個人的に年金を積み立てるためのシステムです。


概要については以下の表の通りです。

iDeCo
非課税保有期間無制限
年間投資枠・会社員(企業年金なし):年額27.6万円(月額23,000円)
・公務員:年額14.4万円(月額12,000円)
・自営業者:年額81.6万円(月額68,000円)
・専業主婦(主夫):年額14.4万円(月額12,000円)
非課税保有限度額なし
投資対象商品利用する証券会社や金融機関によって異なる
対象年齢加入年齢:日本国内に住む20~65歳
引き出し年齢:60歳以降(加入期間による条件あり)


iDeCoのメリットは掛け金が全額所得控除の対象となるため、所得税と住民税の負担を軽減できます。


ただし、すぐさま現金化ができないので、手元に十分な資金を残しつつ、余剰資金を老後用に運用する方法がおすすめです。


NISAと同様に運用益は非課税で節税効果も大きいため、余裕がある方は検討してみてください。

マネーキャリアでは、老後の向けての資産運用や投資に関するオンライン無料相談サービスを行っています。


お金に詳しい専門家が、NISAやiDeCo概要や効率的な資産運用計画についてアドバイスを行います。


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個人年金保険を利用する

「個人年金保険」を聞いたことがない方もいるかもしれません。


個人年金保険とは、公的年金以外に自分で用意する私的年金のことです。


契約時に定めた年齢に到達すると、一定期間支払われるため老後の保障を手厚くしたい人におすすめです。


すべての場合に適用されるわけではありませんが、個人年金保険料控除が適用されると節税効果も期待できます。


また、銀行の定期預金より高利率を見込めるため、うまくいけば効率よく資産を貯められるでしょう。


ただし、NISAやiDeCoと異なり個人年金保険を受け取る際に課税される点はデメリットだといえます。


また、保険の商品も多いため、どれを選ぶべきか悩んだ場合はプロに相談してみましょう。

  • iDeCoと個人年金保険、どっちを利用すればいいんだろう
  • 保険の種類が多くて一人じゃ選べない
そんな方はマネーキャリア無料相談をご利用ください。

お金のプロが、iDeCoとの比較や個人年金の選び方についてサポートしますので、老後に関するお金の悩みを解消できます。

資産運用以外で日常から気をつけるべきこと

資産運用以外で日常から気を付けることは以下の3つです。

  • 家計簿アプリを利用して日常の支出を管理する
  • 固定費の見直しを行う
  • 健康に気を付ける
投資を活用して資産を増やすことも効果的ですが、支出を見直すことも大切です。

投資以外で日常から気をつけたいことを解説するので「なかなか貯金に回せるお金を用意できない」という方は参考にしましょう。

家計簿アプリを利用して日常の支出を管理する

まずは家計簿アプリを使用して、お金を何に使っているのか洗い出しましょう。


家計簿アプリでは食費や交通費で分類できたり、毎月の支出の変化が一目でわかったりするのでおすすめです。


最近では一つひとつの金額を入力しなくても、レシートを撮影すると自動で金額が反映されるアプリなどもあり、大変便利です。


家計簿に手書きで記入するのが面倒、ついつい書き忘れてしまう方はサクサク入力できるアプリをチェックしてみてください。

固定費の見直しを行う

固定費の見直しを行うことで、支出を減らせる可能性があります。


代表的な固定費は以下になります。

  • 携帯代
  • 電気代
  • 水道代
  • サブスク費用
携帯は格安SIMに変更すると、データ通信量にもよりますが毎月2000~3000円前後に抑えることも可能です。

また、電気・ガス代は電力会社を切り替えると、使用料金を削減できるかもしれません。


ほかにも、毎月料金を支払って音楽や動画を楽しめる、サブスクリプションを減らすのも効果的です。


登録したまま使用していないサービスがあれば、解約を検討しましょう。

健康に気を付ける

健康状態を維持することも、間接的に支出の削減につながります。


健康寿命が伸びた兼ね合いから定年を70歳まで延長する企業も珍しくなく、健康であれば長く働けるので収入も安定します。


また、病院を利用する機会が少なければ通院費や治療費の負担を軽減できます。


いくらあれば安心か見積もることも大切ですが、健康も意識してバランスの良い食事や規則正しい生活、定期的な運動などをこころがけましょう。

まとめ:40代からの貯金のお悩みはマネーキャリアへ!

40代以降はライフイベントでの出費も多く、支出が多い時期です。


いくらあれば安心できるかは人によって異なるため、ライフイベントを整理して出費を見積もることが重要です。


貯金をしていく上で大切なのは家計の見直しと節約です。


どのように家計を見直していいか分からない方は、マネーキャリアオンライン無料相談サービスをご利用ください。


お金の専門家であるFPが、皆さんの生活や資産状況に合わせて、家計の見直しや節約のサポートを行います。


相談満足度98.6%の信頼があり、何度でも無料で相談可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。


お金のプロに相談して40代の貯金額の不安を解決しましょう。

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