
・住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んでも大丈夫?
・2つのローンを組む際の注意点はある?
なんてお悩みではありませんか?
結論、住宅ローンを組んだ後に車のローンを組むことはできます。ただし、2つのローンのを合算した「返済負担率」によっては、将来的に返済が苦しくなってしまう可能性も。
事前に返済負担率を計算し、緊急予備資金を確保、維持費や税金まで見積もっておくことが重要です。
本記事では、住宅ローンを組んだ後に車のローンは組めるのか、失敗しないためのポイントを解説。併せて、実際に住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んだ方の体験談を紹介します。
最後まで読めば、自分の場合は住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んでも大丈夫か、おおよその判断ができるようになりますよ!ぜひご覧ください。

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 住宅ローンを組んだ後に車のローンは組める?
- 【結論】条件を満たせば住宅ローンと車のローンは併用できる
- 家計全体の返済負担率を考えることが重要
- 今の家計で車のローンを組んでも大丈夫?迷ったら今すぐ無料FP相談へ
- 住宅ローンと車のローンの併用で失敗しないためのポイント
- 緊急予備資金を常に確保しておく
- 車のローンだけでなく「維持費」も含めた総費用を見積もる
- 教育費・老後資金の準備と両立できるかを確認する
- 【実際どうだった?】住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んだ人の体験談
- 住宅ローンを組んだ後、どれくらいの期間が経ってから車のローンを組みましたか?
- 車と住宅ローンの併用について、不安だったことや大変だったことを教えてください
- 車のローンを組んだあと、家計や生活にどのような影響がありましたか?
- ローンの返済を続けるために、どのような工夫をしていますか?
- 【まとめ】住宅ローンと車のローンの併用はリスクも理解して慎重に判断を
住宅ローンを組んだ後に車のローンは組める?

住宅ローンを組んだ後に車のローンは組めるのか解説していきます。
- 【結論】条件を満たせば住宅ローンと車のローンは併用できる
- 家計全体の返済負担率を考えることが重要
【結論】条件を満たせば住宅ローンと車のローンは併用できる
結論、条件を満たせば住宅ローン返済中でも車のローンを組めます。
ただし、審査に通るかどうかは、収入に占める返済額の割合「返済負担率」次第。負担率が高ければ高いほど、返済が難しいと判断され、審査に通りにくくなります。
その他、ローンの審査では以下のようなポイントをチェックされます。
- 年収・勤務先・勤続年数などの「属性」
- クレジットカードやローン返済の延滞歴などの「信用情報」
- 現在の住宅ローンの返済状況
- 他の借入(教育ローンやカードローンなど)があるか
家計全体の返済負担率を考えることが重要
返済負担率は「年間すべてのローン返済額÷年収×100」で計算ができます。
一般的に、審査を通過するには30〜35%、無理なく返済していくには20〜25%程度に返済負担率を抑えるのが望ましいです。
例えば、年収500万円の人が毎月10万円(年間120万円)の住宅ローンを返済している場合、返済負担率は24%。
さらに車のローンを毎月4万円(年間48万円)返済していくとなると返済負担率は33%となります。
今の家計で車のローンを組んでも大丈夫?迷ったら今すぐ無料FP相談へ

「住宅ローンを返済してるけど、車が必要になった…」「住宅ローンを組んだ後に車のローンを組める?」と悩みの方は、マネーキャリアのFPへご相談いただくのがおすすめ。
ず、各ご家庭の住宅ローンの契約状況から返済負担率を算出。毎月の収支を分析し、無駄な固定費を徹底的に削減し、家計に余裕を作り出します。
そこから、車のローンも無理なく返済していけるプランを提案。審査に通りやすくなるポイントもレクチャーさせていただきます。

住宅ローンと車のローンの併用で失敗しないためのポイント

住宅ローンと車のローンの併用で失敗しないためのポイントを紹介します。
- 緊急予備資金を常に確保しておく
- 車のローンだけでなく「維持費」も含めた総費用を見積もる
- 教育費・老後資金の準備と両立できるかを確認する
緊急予備資金を常に確保しておく
住宅ローンと車のローンの併用で失敗しないため、緊急予備資金を常に確保しておくようにしましょう。
住宅ローンを組んだ後に車のローンを組むと、毎月の固定費が増えて家計を圧迫することに。
安定した返済を続けていくためにも、予期せぬ出費があった場合に使える緊急予備資金を常に確保しておくことが重要です。
車のローンだけでなく「維持費」も含めた総費用を見積もる
住宅ローンを組んだ後に車のローンを組むなら、車のローンだけでなく「維持費」も含めた総費用を見積もるべきです。
車を購入した後は、ローンの返済だけでなくガソリン代や保険料、車検、税金、メンテナンス費が年間で数十万円程度かかってきます。
返済額だけ考えて大丈夫だと思っても、維持費が家計を圧迫するケースも珍しくありません。
教育費・老後資金の準備と両立できるかを確認する
【実際どうだった?】住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んだ人の体験談
実際に住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んだ方の体験談を紹介します。
※ 口コミ調査方法:ランサーズ
※ 調査期間:2025年7月1日~2025年7月3日
※ 口コミ内容は回答者の主観的な感想や評価です。
- 住宅ローンを組んだ後、どれくらいの期間が経ってから車のローンを組みましたか?
- 車と住宅ローンの併用について、不安だったことや大変だったことを教えてください
- 車のローンを組んだあと、家計や生活にどのような影響がありましたか?
- ローンの返済を続けるために、どのような工夫をしていますか?
住宅ローンを組んだ後、どれくらいの期間が経ってから車のローンを組みましたか?

住宅ローンを組んだ後どれくらいの期間が経ってから車のローンを組んだか、38.9%の方は「2年以上3年未満」、22.7%の方が「1年以上2年未満」と回答しました。
車と住宅ローンの併用について、不安だったことや大変だったことを教えてください

車と住宅ローンの併用について、不安だったことや大変だったこととして多かったのは「返済負担率が上がり、家計が圧迫されないか」(44.9%)、「急な出費に対応できるか」(30.6%)でした。
車のローンを組んだあと、家計や生活にどのような影響がありましたか?

車のローンを組んだあと、家計や生活への影響として多かったのは「家計の収支を見直すことになった」(30.6%)、「月々の支出が増え、家計に余裕がなくなった」(28.6%)でした。
ローンの返済を続けるために、どのような工夫をしていますか?

ローンの返済を続けるための工夫として最も多かったのは「固定費を削減した」(38.8%)。
その他「副業で家計を補っている」(22.4%)、「緊急予備資金を積み立てている」(15.3%)といった声も目立ちました。
【まとめ】住宅ローンと車のローンの併用はリスクも理解して慎重に判断を

本記事では、住宅ローンを組んだ後に車のローンは組めるのか、失敗しないためのポイントを解説。併せて、実際に住宅ローンを組んだ後に車のローンを組んだ方の体験談を紹介しました。
<結論>
住宅ローンを組んだ後に車のローンを組むことは可能。ただし、2つのローンを合算した返済負担率によっては、将来返済が苦しくなってしまう可能性も。
緊急予備資金を常に確保しておく、維持費や税金まで含めた費用を見積もっておくなどの対策が必須です。
