「不労所得のシステムについて知りたい」「不労所得を得たいけどどうすればよいのかわからない」このような悩みを抱える人は多いでしょう。そこで本記事では不労所得のシステムについて解説、メリットや注意点について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 不労所得のシステムとは?
- 不労所得のシステムとは自動的に利益が増える仕組み
- 不労所得のシステムを確立するメリット
- 自由な時間を確保できる
- 仕事の選択肢が広がる
- 不労所得のシステムやビジネスモデルの作り方手順
- ①投資の予算を把握する
- ②目標・目的
- ③不労所得を得るための方法を選択
- 不労所得の種類一覧
- 【主婦向け】おすすめの不労所得システム
- SEOを使ったアフィリエイト
- YouTubeからの広告収入
- ブログからの広告収入
- 【初心者向け】おすすめの不労所得システム
- 預貯金の利子・利息
- ネットでのお小遣い稼ぎ
- 写真販売
- 【中級者向け】おすすめの不労所得システム
- FX自動売買
- 投資信託の配当
- 債券などの利息
- 【上級者向け】おすすめの不労所得システムの作り方
- 不動産投資
- 株式投資
- 自販機・コインロッカーの設置
- 不労所得のシステムをつくるときの注意点
- 確実に得られるわけではない
- 労力と時間に対して収入が少ないことも
- 一定以上の利益を得た場合確定申告の必要がある
- 資産運用について迷ったらお金のプロに相談すべき理由
- まとめ:目標に沿って自分のシステムを確立しよう
不労所得のシステムとは?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日20代の男性の友人から、こんな相談がありました。
不労所得を得たいんですけど、不労所得を得る方法がわからないので教えてほしいです。
ここ最近、不労所得のシステムについてや不労所得の種類、不労所得で月1万円を得る方法などの不労所得に関するご相談が非常に増えています。
「不労所得のシステムについてもっと早く知りたかった」
日本では、学校での金融教育が不十分との声を聞きます。
実際、日本証券業協会が実施した「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」によると、金融経済教育の授業確保時間について約6割の教員が不十分であると回答しているのです。
この記事では、知る機会の少なかった不労所得のシステムや種類について、体系的に解説していきます。
不労所得とは一体どんなシステムなのか、どうすれば不労所得を得られるのか、で悩んでいる方の第一歩のお手伝いになれば幸いです。
不労所得のシステムとは自動的に利益が増える仕組み
不労所得のシステムとは、労働をしなくても利益を得られる仕組みになります。
通常は、労働の対価として賃金を得られるのですが、不労所得では権利を持つことで働かなくても継続して収入を得ることができます。
ただし、不労所得を得るまでに労働や投資が必要だったり、定期的な維持管理が必要になったりする場合もあるため、完全なる不労所得(一切関与せずに継続的に利益を得られる仕組み)を構築することが難しいです。
不労所得のシステムを確立するメリット
不労所得のシステムを確立することで様々なメリットを享受できます。
そこでこの項目では、不労所得のメリットについて解説します。
メリットは以下の2つです。
- 自由な時間を確保できる
- 仕事の選択肢が広がる
それぞれ解説していきます。
自由な時間を確保できる
不労所得のシステムを構築することで、不労で継続的にお金が入ってくるので自由な時間を確保できます。
例えば、家の掃除を業者に頼んだり、料理の宅配を注文したりなどあらゆるサービスにお金を使って自分の大切な時間を別のことに使うことが可能です。
時間に余裕が生まれることで、自分の趣味や旅行、資格取得など、自分のやりたいことにチャレンジできます。
また、不労所得で得たお金と時間を有効活用して得た知識を利用して、さらに不労所得のシステムを万全なものにで繋げることもできるでしょう。
仕事の選択肢が広がる
不労所得のシステムがあれば「好きなことを仕事」にできます。
通常は、給与面の問題で嫌な仕事でもこなさなければなりませんが、生活できるほどの収入源を不労所得で確保できればその必要がなくなるのです。
給料が低くても、自分の理想的な職業に就くことができます。
その結果、仕事もプライベートも充実し、毎日が楽しくなるでしょう。
不労所得のシステムやビジネスモデルの作り方手順
不労所得システムのメリットをご理解いただけたところで、次はビジネスモデルの作る流れついて解説します。
流れは以下の通りです。
- 投資の予算を把握する
- 目標・目的
- 不労所得を得るための方法を選択
それぞれ詳しく解説していきます。
①投資の予算を把握する
まずは、どの程度のお金を初期費用に注ぐかを決めます。
なぜなら、「投資にお金を使いすぎて安定的な生活を維持できなくなる恐れがあるから」です。
確かに、不労所得のシステムを構築すれば生活に困らなくなるかもしれませんが、それまでに困窮することもあるので、大まかな予算を把握しておくことが必要になります。
自分の給料から生活費を差し引いて残った、可処分所得を不労所得システム構築のための投資に回しましょう。
②目標・目的
次に、目標や目的を定めます。
なぜなら、「目標や目的がないと数多く存在する不労所得の中から選ぶことができないから」です。
具体的にいくら稼ぎたいのか、いつまでの目標を達成したいのかを決めて、目的を遂行できる不労所得を選ぶことが大切になります。
例えば、1年後までに月5万円の不労所得システムを構築する、など数字を用いて決めておきます。
目標や目的を明確化することで、モチベーションが自然と高まることもメリットの一つです。
③不労所得を得るための方法を選択
最後に、具体的な不労所得を得るための方法を選びます。
不労所得のシステムは、1つよりも2つ、3つ構築したほうが、リスク分散となり安定しやすいです。
しかし、仕事で忙しくて時間に余裕がない方の場合は、リスク分散に気を取られてどれも不完全になる危険があるので、注意しておきましょう。
時間に余裕がある方
時間にゆとりがある方は2つ、3つほどの不労所得システムを構築しましょう。
不労所得システムを構築する中で、軌道に乗りそうな不労所得システムがあれば、そこに集中投資することも一つの手です。
時間に余裕がない方
時間にゆとりがない方は1つの不労所得システムを構築しましょう。
ただ、不労所得の中には「投資信託」や「株式投資」などの、お金さえかければそこまで時間をかけなくていいものもありますので、その点も視野に入れて不労所得を得るための方法を選ぶことが大切です。
不労所得の種類一覧
不労所得には、以下のものがあります。
- ブログのアフィリエイト・AdSense広告
- YouTubeのアフィリエイト・AdSense広告
- 預貯金の利子・利息
- 写真販売
- FX自動売買
- 投資信託の分配金
- 債券などの利息
- 不動産投資
- 株式投資
- 自販機・コインロッカーの設置
他にも不労所得はありますが、この辺を抑えておけば問題ありません。
【主婦向け】おすすめの不労所得システム
ここからは、具体的な不労所得システムについて解説していきます。
まずは、主婦向けの不労所得システム3つです。
- SEOを使ったアフィリエイト
- YouTubeからの広告収入
- ブログからの広告収入
それぞれ解説していきます。
SEOを使ったアフィリエイト
SEOを使ったアフィリエイトとは、SEO対策をしてGoogleの検索上位を狙い、読者に商品を購入してもらって収入を得る不労所得システムのことです。
メリット・デメリット
年間を通して検索されやすいキーワードで検索上位を獲得すれば、安定的に不労所得を得られます。
逆に、記事に掲載された広告の商品を「購入」しないと不労所得が得られません。
向いている人
商品のメリット・デメリット・ベネフィットをわかりやすく伝えられるような営業が上手な人が向いています。
YouTubeからの広告収入
メリット・デメリット
24時間視聴者が広告を見てくれる点と利用ユーザー数が多く稼ぎやすい点がメリットとして挙げられます。
逆に、広告をつけるために「チャンネル登録者1000人」「総再生時間4000時間以上」といった条件を満たさなければならない点がデメリットになります。
向いている人
ブログからの広告収入
メリット・デメリット
YouTubeと同じように24時間他のユーザーが広告を見てくれるため、寝ている間もお金を稼ぐことができます。
しかし、定期的にコアアップデートと呼ばれるGoogle検索順位の見直しが行われるので、記事を量産してせっかく上位検索を獲得しても検索ランキングが大幅に下がり、安定的に稼げなくなる恐れがあります。
向いている人
文章を書くことが好きな人にオススメです。
【初心者向け】おすすめの不労所得システム
次に初心者向けの不労所得システムについて解説します。
解説内容は、以下の3つです。
- 預貯金の利子・利息
- ネットでのお小遣い稼ぎ
- 写真販売
それぞれ解説していきます。
預貯金の利子・利息
メリット・デメリット
銀行にお金を預けるだけなので誰でもできますし、確実に不労所得を得られます。
しかし、一般的な金利は0.001%〜0.01%と低く、全く稼げないことがデメリットとして挙げられます。
向いている人
ネットでのお小遣い稼ぎ
メリット・デメリット
アフィリエイトはブログだけでなくTwitterでもできるので、ブログを構築することなく簡単に広告を掲載できます。
しかし、Twitterのフォロワー数が少ないと継続的に稼ぐことは難しいです。
向いている人
面倒な記事作成をせずに不労所得システムを構築したい人にオススメです。
写真販売
メリット・デメリット
写真を撮って販売するだけで、後は何もしなくてもいい点がメリットになります。
しかし、審査に合格しないと販売できない点がデメリットになります。
向いている人
写真を撮ることが好きな人にオススメです。
【中級者向け】おすすめの不労所得システム
次に、中級者向けの不労所得システムについて解説します。
解説内容は、以下の3つです。
- FX自動売買
- 投資信託の分配金
- 債券などの利息
それぞれ解説していきます。
FX自動売買
メリット・デメリット
トレード経験がなくても問題なく、また仕事で忙しくても勝手にトレードをしてくれる点がメリットになります。
しかし、FX自動売買は完璧なのもではないため、損失を被る恐れがあります。
向いている人
本業が忙しい人やFXの知識がない人にオススメです。
投資信託の配当
メリット・デメリット
運用成績によっては定期的な収入を得ることができます。
しかし、運用成績が悪かったり、そもそも分配金がなかったりする場合には、定期的な収入を得ることができません。
向いている人
老後の資金を蓄えようと考えている人にオススメです。
債券などの利息
メリット・デメリット
銀行預金よりも金利が高く設定されていることが多く、稼ぎやすい点がメリットです。
しかし、価格変動リスクによって債券自体の価値が低下する恐れがデメリットとして挙げられます。
向いている人
リスクを抑えたいけど利息がある程度欲しい人にオススメです。
【上級者向け】おすすめの不労所得システムの作り方
最後に、上級者向けの不労所得システムについて解説します。
解説内容は、以下の3つです。
- 不動産投資
- 株式投資
- 自販機・コインロッカーの設置
それぞれ解説していきます。
不動産投資
メリット・デメリット
年金の不足分を補うほどの継続収入を得られる点がメリットとして挙げられます。
しかし、空室リスクや物件のメンテナンスにより、安定した家賃収入を得られなくなる恐れがあります。
向いている人
長期的な視点で物事を考えられる人がオススメです。
株式投資
メリット・デメリット
銘柄によっては、配当金や株主優待が設けられているので、大きく稼ぐことができます。
しかし、株価が下落して元本割れする恐れがあります。
向いている人
自分の投資スタイルを確立して周りに流されない人にオススメです。
自販機・コインロッカーの設置
メリット・デメリット
24時間365日、無人で働き続けてくれるので管理がかなり楽です。
しかし、設置した自動販売機の側にコンビニができたり、自動販売機が設置されたりした場合は、収入が大きく下がる恐れがあります。
向いている人
仕事やプライベートが忙しい人にオススメです。
不労所得のシステムをつくるときの注意点
不労所得のシステムには様々なメリットがあります。
しかし、不労所得のシステムには当然ながらデメリットや注意点も存在します。
そこで、この項目では、不労所得のシステムをつくるときの注意点について解説します。
注意点は以下の3つです。
- 確実に得られるわけではない
- 労力と時間に対して収入が少ないことも
- 一定以上の利益を得た場合確定申告の必要がある
それぞれ解説していきます。
確実に得られるわけではない
不労所得のシステムはかなり魅力的です。
しかし、確実にお金を稼げるわけではありません。
まれに広告やメッセージで「誰でも簡単に月30万円の不労所得」や「権利収入を得て人生を楽にしよう」などといった謳い文句を見かけますが、はっきり言って不労所得のシステムを構築することは容易ではありません。
また、一時は不労所得を得られるかもしれませんが、継続的に得られるとは限りませんので、注意しておきましょう。
労力と時間に対して収入が少ないことも
不労所得システムの作り方を主婦・初心者・中級者・上級者別に解説しましたが、中には「労働時間に対して割に合わないこと」もあります。
例えばブログであれば、記事を作成して広告を掲載したのちに読者が広告に対してアクションを起こすと収入を得られます。
しかし、全く記事が読まれずに月に10円ほどしか稼げない、ということもありますので、必ずしも費用対効果が高くなるとは限りません。
このように、注ぎ込んだリソース(労力・時間・お金)に見合うだけのリターンが返ってこないこともあるので注意しておきましょう。
一定以上の利益を得た場合確定申告の必要がある
会社員の場合、給与所得と退職所得以外の所得の合計が20万円を上回ると確定申告が必要になります。
個人事業主やフリーランスの方は、年間の事業所得が48万円を超えたら確定申告が必要です。
※ケースごとに確定申告の必要性は異なるので税理士や税務署にて相談してください
資産運用について迷ったらお金のプロに相談すべき理由
不労所得システムの中には、株式や債券、投資信託、不動産などの資産運用で稼ぐものがあります。
しかし、資産運用をやったことがない人からすると、どうすれば良いのかわからないでしょう。
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まとめ:目標に沿って自分のシステムを確立しよう
この記事では、不労所得システムの意味やメリット・デメリット、不労所得システムの種類などについてお伝えしてきました。
- 不労所得のシステムとは、「労働をしなくても利益を得られる仕組み」のこと
- 中級者向けの不労所得システムは、「1.FX自動売買」「2.投資信託の配当」「3.債券などの利息」の3つ
- 上級者向けの不労所得システムは、「1.不動産投資」「2.株式投資」「3.自販機・コインロッカーの設置」の3つ
- 不労所得のシステムをつくるときの注意点は、「1.確実に稼げるわけではない」「2.労力と時間に対して収入が少ないこともある」「3.一定以上の利益を得た場合確定申告の必要がある」の3つ
不労所得システムは、自分の目標に応じて選ぶべきです。
一つでも不労所得システムを構築できると、その後の生活が豊かになります。
しかし、何もわからないまま始めると結果的に損をしかねないので、わからないことが少しでもある場合はマネーキャリアの無料FP相談サービスを活用してみましょう。