
内容をまとめると
- 子供2人の育児には理想的には世帯年収1,000万円が望ましく、最低でも600万円は必要とされている。現実の子育て世帯の中央値は約590万円。
- とはいえ年収アップは難しく、家計の見直しや資産運用、公的補助の活用、節税対策などを組み合わせて対応することが重要。
- 教育費捻出のために家計の見直しを行うならFPへの相談がおすすめ。特に無料で何度でもFPへ相談ができるマネーキャリアは初めの一歩として利用しやすく、多くの方に利用されている。

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
子供2人の理想の年収は?【最低600万円必要】
子供二人を育てる理想の年収は、最低でも600万円で、700万円以上あればより安心です。
厚生労働省が発表した2023年国民生活基礎調査によると、全世帯の年収の中央値は下記の通りです。
※参照:国民生活基礎調査|厚生労働省
子育て中は、生活費に加えて教育費や医療費などが大きな負担となります。
内閣府が実施した「令和3年度子育て費用に関する調査」によると、第一子1人あたりの年間子育て費用は約120万円です。
第二子以降は、第一子の費用の7~8割程度で済むことが一般的ですが、子供が増えるとその分の費用も増加するのは避けられません。
【共働きの場合】世帯年収と手取りの違い
世帯年収と手取りの違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
特徴 | |
---|---|
世帯年収 | 夫と妻など、住居と生計を共にする人の年収を合計した金額 |
手取り | 年収から税金や社会保険料などが引かれた後の金額 |
夫 | 妻 | |
---|---|---|
年収 | 500万円 | 100万円 |
税金・社会保険料等 | 約97万円 | 3,000円 |
手取り | 約403万円 | 97万円 |
4人家族(子供2人)の平均世帯年収・中央値
子供が2人いる4人家族の平均世帯年収について、理想と現実を紹介します。
参照するデータによって差はありますが、子供二人の4人家族の理想と現実の世帯年収は以下のとおりです。
- 理想は1000万円程度
- 現実は600〜700万円程度
本章では、上記で挙げた理想と現実の世帯年収について、それぞれデータを元に解説します。
今の世帯年収が子供二人を育てるのに適しているか不安な人は、ぜひ参考にしてみてください。
子供2人の理想の世帯年収は1000万円程度
子供二人を育てる世帯の理想的な年収は、1000万円程度が目安です。
明治安田生命の「2023年子育てに関するアンケート調査」によると、子育て世帯の理想の年収は以下の通りです。
年収 | |
---|---|
男性 | 759万円 |
女性 | 270万円 |
世帯 | 1029万円 |
子供2人の現実の世帯年収は約590万円
子供二人を育てる家庭の現実の世帯年収は約590万円です。
特に教育費や生活費に対する備えが重要ですが、平均的な世帯年収やそれ以下の収入では将来の子育て費用に不安を抱く方も多いでしょう。
厚生労働省「2023年国民生活基礎調査」によると、世帯年収の平均と中央値は以下の通りです。
平均年収 | 中央値 | |
---|---|---|
全世帯 | 約540万円 | 437万円 |
児童のいる世帯 | 約745万円 | 590万円 |
(参照:国民生活基礎調査|厚生労働省)
児童のいる世帯の年収は全世帯の平均を上回っていますが、中央値を基準にすると、600万円以下の世帯も少なくありません。
子育てには多額の費用がかかるため、教育費や生活費に対する備えをしっかりと検討することが必要です。
平均年収以下の世帯では、将来の子育て費用をどうやって準備するか、具体的な対策が重要です。
子供2人を育てるのに必要なお金の項目
子供二人の家庭でかかる費用のうち、以下の2点を解説します。
- 子供二人にかかる教育費
- 子供二人家族4人の支出の内訳
子供2人の教育費
子供二人を育てる世帯で、最も負担が大きいのは教育費です。
明治安田生命の「2018年子育てに関するアンケート調査」によると、子育てにおいて負担が大きいと感じている費用のトップ3は次の通りです。
費用内訳 | 割合 | |
---|---|---|
1位 | 保育園・幼稚園代 | 61.0% |
2位 | 習い事やお稽古事の費用 | 41.6% |
3位 | 食費 | 25.8% |
- 学校教育費
- 学校外教育費
- 学校外活動費
子供2人家族4人の支出の内訳を家計簿でシミュレーション

費用 | |
---|---|
住宅費 | 12万円 |
食費 | 7万円 |
教育費 | 5万円 |
旅行・娯楽費 | 5万円 |
水道/光熱費 | 3万円 |
医療保険費 | 3万円 |
交通/被服費 | 3万円 |
その他 | 3万円 |
この支出は都市部を想定しており、地方の場合、住居費が約2万円安くなることもあります。
特に、子供二人の4人家族は部屋数が必要なため、住居費は夫婦二人の世帯より高くなる傾向です。
教育費は5万円を基準としていますが、子供の年齢や学校の種類により大きく変動します。
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、私立中学校と公立中学校では、年間の学習費に次のような差があります。
学費総額 | |
---|---|
私立中学 | 1,406,433円 |
公立中学 | 488,397円 |
子育て資金や家計に不安がある方におすすめのサービス
教育費で自分たちが苦労しない、子供の選択肢を減らさないためには長期的目線で家計の管理を進め、理想的な支出入の状態を作り上げることが重要です。
特に、すぐに大きく改善ができない年収よりも、今すぐに手を打つことのできる「支出の見直し」や「資産運用」が重要。
とはいえ、家計管理や資産運用は専門的で仕組みも複雑であるため自分自身でイチから考えて実行するのは至難の技です。
そこで、そんな方におすすめなのがお金の専門家であるFPへの相談です。子供2人を育てるためにいくら必要か、どうやったらそのお金を作れるかを一緒に考えてもらえます。
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子供2人を育てるための理想の年収まとめ
ここまで子供2人を育てるための理想の年収について見てきました。
理想の年収としては世帯で1,000万円があると余裕があり、最低でも600万円は必要であるという結論でした。
しかし「いくらの年収が必要」と言われても、年収は簡単に上げることができないのも事実です。そのため、教育費や養育費の捻出のためには公的制度や資産運用、家計の見直しを行うことが最も効果的です。
そしてそれらを自分自身で行うのは難しいという方におすすめの手段がFPへの相談です。
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