銀行口座を放置するとどうなる?危険性と管理方法について知ろうのサムネイル画像

長期間使用していない口座をそのまま持っているという方はいませんか?使用しない口座を放置し続けると、個人情報などを不正利用されたり、犯罪の温床になったりと危険がいっぱいです。この記事では、口座を放置することによるデメリットや、口座の管理について解説します。

監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

銀行口座を放置した場合の危険性

銀行口座を使わないまま放置してしまうと、様々な危険性があります。


  • 個人情報が漏洩する可能性


銀行口座には、口座番号や暗証番号、氏名、住所、生年月日などの個人情報が登録されているため、ハッカーによる不正アクセスや、パスワードの漏洩などによって、情報が盗まれる可能性があります。


  • 資産の盗難や不正な取引が行われる可能性


銀行口座の場合、不正アクセスによって振込や口座残高の確認ができるようになり、自分の意図しない取引が行われることがあります。


また、クレジットカードの情報が盗まれ、不正な利用が行われることもあります。



以上のように、口座を放置することには様々な危険性があることがわかります。


個人情報や資産を守るためにも、保有している銀行口座の確認や整理を行い、インターネットバンキングを利用している場合にはパスワードの定期的な変更をするなど、口座を管理することが重要です。

銀行口座を放置したときのデメリット


また、口座を放置すると様々な危険性があることはもちろん、契約者にデメリットも発生します。


  • 長年放置された口座は凍結され、元に戻すのに手間や時間がかかる。
  • 放置された口座には、手数料がかかる可能性もある。

上記のようなデメリットが発生する可能性もありますので、口座はしっかりと管理していきたいものですね。

口座が放置される背景には、口座の存在を忘れたり、手続きが煩雑であるといった理由がほとんどのようです。

例えば、転居などで住所が変わった場合、口座の存在を忘れてしまうことがあります。

また、手続きのために窓口に行ったり、電話で確認をしたりするなど、手続きが面倒であるため放置されるケースもあるようです。

銀行口座を放置しないためには

銀行口座を放置しないためには、以下のような解決方法があります。 


  • 残高や取引履歴の定期的な確認し
  • インターネットバンキングを利用している場合はパスワードの定期的な変更
  • 生前整理を実施する


これらを実践することで、自身の銀行口座が不正利用される可能性を減らすことができます。 


一度確認をすれば良いというわけではなく、定期的に見直す必要があるということを忘れずに、実践していけたら良いですね。

銀行口座はいくつ持つのが良いのか?

口座の適正保有数には明確な基準がありません。口座の適正保有数については、個人のライフスタイルや生活スタイルによって異なります。


前述した口座を複数持つデメリットだけを考えると、口座は1つの方が良いのではと考えてしまうかもしれませんが、口座を複数持つことでお金の管理がしやすくなるといったメリットもあります。


  1. 給与の振り込みや生活費の支払いに使うメイン口座
  2. 貯蓄用口座
  3. 目的別・緊急用の貯蓄口座

一般的には、上記のように、2~3つの口座を使い分けているという人が多いようです。


まとめ

以上のように、口座を複数持つことには、メリットもある反面、デメリットも存在します。


上手にお金を管理しつつ、保有口座を定期的に見直すことができるのが理想であり重要なことですね。


口座の管理を含む家計を今一度見直したいという方は、ファイナンシャルプランナーへ相談してみるのもオススメです。