証券口座開設の審査に落ちる理由を徹底紹介!借金は審査に関係ある?のサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人
  • 証券口座開設の審査が通るか不安な人
  • 証券会社ごとの審査基準を知りたい人
  • 借金がある・無職などで証券口座開設ができないと考えている人

内容をまとめると

▼内容をまとめると
  • 証券口座開設に審査がある理由は、犯罪抑止と顧客資産の防衛
  • 審査基準の必須要件は、反社会勢力でないことと、本人が申し込むこと
  • 日本国内の居住・証券会社勤務でないことが審査基準となることも
  • 借金があったり、無職であっても証券口座開設は可能
  • 証券口座開設に不安があったら、マネーキャリアのFP相談がおすすめ!
  • マネーキャリアなら口座開設の後の資産運用まで、何度も無料で相談可能!

証券口座を開設時に審査に落ちてしまった経験を持つ人もいるかと思います。何が基準で審査落ちしたのか、別の証券会社なら大丈夫なのか不安ですよね。この記事では、証券口座開設時に審査落ちしてしまう理由や各証券会社の審査基準、借金は審査に関係あるのかについて解説します。

監修者「井村 那奈」

監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
>> 井村 那奈の詳細な経歴を見る

この記事の目次

証券口座開設の審査基準と注目しているポイント


株式や債券、投資信託など有価証券の取引を行う場合、まず必要になるのが口座開設です。


口座開設をするには、証券会社に必要書類を提出した後、審査を受けることになります。


いざ資産運用を始めようとして、口座開設の審査で落ちたらどうしよう、と悩んではいませんか?


この記事では、証券口座の審査基準や審査落ちするケースなどを詳しく解説しています。また証券会社ごとの独自ルールについても紹介しています。


この記事を読むことで、みなさんの証券口座開設への不安が取りのぞかれます。


証券口座の開設は時間がかかるものではありません。スムーズに終わらせて、資産形成を行っていきましょう!

証券口座開設の一般の審査基準

口座開設を依頼された証券会社が、口座開設のための審査を行います。 


それぞれの証券会社が独自に審査を行うため、審査基準は証券会社ごとに定められています。 


一方で全ての証券会社で適用される、一般的な審査基準もあります。

 


この基準を満たしていないと、どの証券会社を使った場合であっても、証券口座を開設することができません。


まずはみなさんがここに掲載した一般的な審査基準を満たしているか確認してみましょう。 


この基準を満たしていたら、この先の記事で紹介する各証券会社ごとの審査の特色を参照してみてください。

マネーキャリアに無料相談する▶

証券口座の開設に審査がある理由


単に株式を取引するための記帳をするだけなのに、なぜ厳格な審査が必要なのか、疑問に思いませんでしたか?


ここからは証券口座の開設に審査がある理由について解説していきます。理由はおもに次の3点です。

  1. 投資を利用した犯罪行為を防止するため
  2. 顧客の資産を守るため
  3. マネーロンダリングを防ぐため 

これらの理由を知っておくことで、証券口座を開設するにあたり確認される事項の理解が深まります。

また審査に通るための対処法を知るきっかけにもなりますので、ぜひお読みください。

理由①投資を利用した犯罪行為を防止するため

証券口座は私たちの資産形成の大きな味方になってくれる一方で、使い方によっては、犯罪の一助とされてしまうことがあります。


証券口座を利用した犯罪行為は、主に次のようなものがあげられます。

  • テロリストなど犯罪者への資金供与
  • 相場操縦(大量の注文を入れるなど、意図的に株価を変動させる行為のこと)
  • 脱税

これらの犯罪行為を防ぐために、証券口座開設の審査にあたっては、厳格な本人確認が必要とされています。


取引を行った本人を特定できる体制を整えておくことで、犯罪行為の抑止となります。本人からの直接の申し込みが、証券口座開設の審査基準になっているのもこのためです。

理由②顧客の資産を守るため

証券口座を開設するにあたり、みなさんの投資経験や投資に関する知識を確認されます。


株などの有価証券の取引は、元本割れの危険性があります。つまり証券口座開設によって、みなさんの資産が目減りすることがありうるということです。


このように顧客の資産を守る、といった観点から、一定の審査基準を設けているのです。


また、特にリスクの高いFX取引などは、通常の証券口座とは別に専用口座を開設する必要があります。もちろん、FX取引を行う場合は、より高い審査基準を満たす必要があります。

理由③マネーロンダリングを防ぐため

マネーロンダリングとは、犯罪行為によって得られたお金の出所を隠すために、他人名義や架空の口座を利用して取引する行為を言います。もちろんこれは違法行為です。


マネーロンダリングは「資金洗浄」とも呼ばれます。汚いお金を洗い、きれいなお金に見せかけるのです。


具体的には、犯罪で得た資金を使って株式などの有価証券の売買を繰り返し、出所を分かりにくくするなどの手口が取られることがあります。


これを防ぐために、理由①で解説したのと同様、証券会社は口座開設の審査において、厳格な本人確認を行います。


取引を行った本人を特定することで、マネーロンダリングを防ぎます。

審査落ちしても社会的信用に影響はない

証券口座開設の審査に落ちても、社会的な信用に傷がつくことはありません。


単にその申し込んだ証券会社を使って、株式などの有価証券の取引ができないだけです。


証券会社ごとに審査基準は異なるので、ある証券会社で審査が通らないからといって、他の証券会社の審査も通らない、とは言い切れないのです。


自分が取引を行いたい有価証券が他の証券会社でも取り扱っている場合、大きな影響はありません。


またどうしても最初に申し込んだ証券会社を使いたい場合、再申し込み・再審査を依頼することも可能です。

マネーキャリアに無料相談する▶

証券口座審査に落ちてしまった場合はどうすればいい?


証券会社の審査に落ちてしまった場合、まずは落ち着いて書類のミスや提出書類の不備がなかったか、確認をしてみましょう。


証券会社によっては、不備があった事項を通知してくれるケースもあります。その場合は、証券会社からきた通知に従って、手続きしてください。


証券口座の開設は再申し込みが可能です。


書類の不備等ではなく、別の条件(保有している金融資産の総額など)で落ちた場合は、その条件をみたした後、再申し込みをしてみましょう。


条件をみたせない場合は、別の証券会社を使うことを検討してみましょう。投資したい商品が別の証券会社でも取り扱っていることは多くあります。

マネーキャリアで無料相談する▶︎

【番外編】法人口座の開設で審査落ちする理由とは


証券口座は法人名義であっても開設できます。


法人名義で口座開設での口座開設の場合、次のような個人とは違った審査条件があります。

  1. 証券会社に提出した書類と登記上の住所が一致しない
  2. 会社の事業内容がわかりにくい
  3. 資本金が少なすぎる
  4. 法人の実態が確認しにくい
  5. 法人代表者の個人の経歴や過去の取引履歴
  6. その他
書類等に不備がなく、事業目的がはっきりとある法人であることが、審査通過の前提となります。

なお、各証券会社ごとに審査基準があるのは、法人口座も個人口座も同じです。審査に落ちてしまった場合は、別の証券会社を使うことを検討してみましょう。

法人口座の開設審査では事業の実態などが見られる

法人の口座開設の審査で特に重要なのは、事業の実態です。


事業内容が不明瞭であったり、資本金があまりに少額である場合、ペーパーカンパニー(書類だけ提出して実態のない会社)だと疑われてしまいます。


このような法人は、詐欺やマネーロンダリングなどの犯罪行為に利用されるのではないか、と疑われるためです。


対応策としては、法人登記されている住所で実際に事業を行う、固定電話を設置するなどがあげられます。


また法人の口座開設は、法人だけでなく代表者の審査もあわせて行われます。審査としては、反社会的勢力との取引を過去に行っていないか、自己破産をしたことないかなどです。


このようなケースに該当する場合、口座開設が難しくなるケースもあるので注意が必要です。

マネーキャリアに無料相談する▶

証券口座開設審査に関するよくある質問4つ


「今までの要件はみたしているけど、実際に私は審査に通過できるの?」


こんな疑問をもった方に向けて、証券口座開設審査でよくある質問4つに回答します。

  1. 借金は審査落ちの原因になる?
  2. 証券口座開設審査はブラックリストに載っていてもできる?
  3. 無職でも証券口座は開設できる(専業主婦・夫、定年退職者)?
この記事を読むことで、より安心感をもって証券口座開設にのぞむことができます。

質問①借金は審査落ちの原因になる?

借金をしていても、証券口座開設の審査に影響はありません。


証券口座開設で重視されるのは、実際に有価証券の取引を行えるか、つまり手元に余裕資金があるかどうかという点です。


例えば銀行からの融資の場合、融資を受ける前に借金がある人に対しては、貸した側の銀行にお金が返済できない危険性を考え、融資審査で落とすということは考えられます。


しかし、証券会社は口座開設をした人にお金を貸すわけではありません。そのため、借金があったとしても証券口座を開設することはできます。

質問②証券口座開設審査はブラックリストに載っていてもできる?

クレジットカードの返済が滞ったなどの事由があると、個人情報が信用情報機関に載ります。これをいわゆるブラックリストと呼んでいます。


結論、ブラックリストに載っていても、証券口座の開設はできます。


ブラックリストに載って実際に困るのは、お金を借りる局面です。質問①の部分でも書いたように、証券会社は口座開設をした人に対してお金を貸すわけではありません。


そのためブラックリストと証券口座開設は関係ありませんし、そもそも証券会社は信用情報を見ることができません。


なお、ブラックリストは最低5年消えないので、証券口座開設では問題なくても、他の日常生活の局面で困るケースはありますので、注意してください。

質問③無職でも証券口座は開設できる(専業主婦・夫、定年退職者)?

無職の方であっても、証券口座開設は問題なくできます。


しかし、専業主婦(夫)などの配偶者の扶養に入っている方は扶養を継続したい場合は、「源泉徴収ありの特定口座」で口座開設が必須です。


源泉徴収ありの場合、証券会社が利益を計算し納税してくれます。一方で源泉徴収無しの場合、自分で確定申告をして納税する必要があります。


確定申告を行うと扶養から外れてしまうので注意してください。


また損益通算が行えないというデメリットもあります。


利益の額が大きいほど、納税額も大きくなります。損益通算とは利益と損失を合算し、利益を小さくみせることができるしくみです。


証券口座を複数保有していて損益通算したい場合、確定申告をしないと過払いした税金を取り戻せません。

マネーキャリアに無料相談する▶

証券口座選びで気をつけたいこと4選


証券会社は口座開設時の審査だけでなく、その他のコストやサービスに関しても各社それぞれで特徴があります。

数ある証券会社の中から、あなたに合う証券会社を選ぶために気をつけるポイントは、主に次の4点です。

  1. 信頼性や安全性が高いか
  2. 手数料や取引コストは低いか
  3. 取扱商品数は豊富か
  4. 分析ツールや情報量は充実しているか
まずはみなさんの資産運用計画にあわせて商品を選びましょう。納得のいく商品選びが1番重要です。

同じ商品であっても複数の証券会社で取り扱っているケースも多いです。

自分が購入したい商品を取り扱っている証券会社の中から、コスト面や情報量などを比較して証券会社を選んでみてください。

マネーキャリアで無料相談する▶︎

まとめ:資産運用を始める前にマネーキャリアに相談を!


この記事では、証券口座開設の審査について解説してきました。証券口座開設への不安は解消できましたか?


証券口座開設のための審査は、借金があったり、無職であったりしても通過できる、そこまでハードルの高いものではないことを解説してきました。


しかし口座開設は資産運用のあくまで最初のステップのひとつです。

そのあとに運用商品や運用金額を選択する必要があります。


証券会社で運用を始める際はマネーキャリアのFP相談を利用してみるのがおすすめです。


顧客満足度93%で何度でも無料で相談できるマネーキャリアならば、口座開設が終わった後の資産運用に関する事項も含めて、不安解消まで相談ができます。

マネーキャリアで無料相談する▶︎