生命保険は「万が一のときの保障」を理由に加入される方が多いです。
しかし生命保険のなかには資産形成できる商品もあり、長期的な資産運用に目を向けた活用が近年では注目されています。
また、資産運用での「投資」とは、生命保険は目的や特徴が異なる点があります。
この記事では、生命保険を活用した資産運用法を紹介し、投資との違いについて解説していきます。
さらに、生命保険で資産運用できる仕組み、生命保険を活用するメリット・デメリットもあわせて紹介します。
この記事の監修者
谷川 昌平
フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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資産運用は生命保険でもできるの?
以下では、保険を活用した資産運用の仕組みや投資との違いを解説します。
終身保険のような責任準備金を積立てる生命保険の場合、解約時には経過年数に応じた解約返戻金が支払われます。
生命保険の目的は、万一のときの生活費や病気やケガの治療費代といった日常に起きるリスクへの費用対策です。
そのため、保険に加入しても支払い事由が発生しなければ保険金は払われません。このように「貯蓄性の高い保険」は、長期資産運用として活用ができます。
保険を活用した資産運用の基本的な仕組み
【貯蓄性の高い保険】としては、一生涯の保障が得られる終身保険や、保障と同額の満期保険金がもらえる養老保険があります。
メリットとして、これらの保険には、保障としての機能と将来の資金準備の機能が備わっています。
1つの保険で両方を準備できるため、保障と資産運用の両方をしたい方にはおすすめの方法です。
デメリットは保険料は掛け捨ての保険と比べて高額な点です。
また、加入後に短期で解約すると解約金は支払った保険料を下回ることがあるため注意しましょう。
投資との違い
投資とは、投資家が手もちの自己資金を企業などに出資して、お金を効率的に増やすことです。
投資には決まったゴールはなく、出資金額や出資先も自由に選べます。ただし注意する点として、投資には元本保証はありません。
資金を売買するタイミングや運用次第で、利益が上がればリターンがありますが、逆に運用成果が下がると出資した金額を下回ってしまうリスクがあるのです。
投資は負けるリスクと勝てる期待を天秤にかけて自己責任でおこなうことです。
ですので、万一資産を失った場合に困らないよう、余剰資金で余裕をもっておこなうことが鉄則です。
一方で、生命保険は保障機能と資産形成機能が組み合わさった形です。
一定期間は保障をえることができ、さらに解約返戻金や満期保険金を受け取れるしくみで、支払った保険料以上のリターン(解約返戻金)を受け取れる場合もあります。
しかし、契約条件によっては、支払った保険料より解約金が下回ったり、短期間で解約した場合は解約金は0ということもあるため注意が必要です。
生命保険の解約返戻金は、種類や経過年数、保険料などによりさまざまです。
自分の目的にあった生命保険を正しく選ぶために、ライフプランにあわせた資産運用のアドバイスができるプロに相談しましょう。
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資産運用に向いている生命保険の種類
資産運用に向いている生命保険の種類は、終身保険、個人年金保険、外貨建て保険です。
それぞれの保険の特徴について紹介していきます。
- 終身保険のメリットと活用法
- 個人年金保険は将来に備える第2の年金(私的年金)
- 外貨建て保険で得られるリターンとリスク
ここでひとつ注意ですが、一般的な定期保険や医療保険の多くは資産運用の機能はありません。
「万一の際、家族へ残せる保障が欲しい」「自分の入院費用に備えたい」といった人は、自分のニーズにあう保険を選びましょう。
こちらでは、保障にプラス資産形成ができる終身保険、老後の生活費に備える年金保険、外貨で運用する外貨建て保険の特徴を紹介します。
自分にとって最適な資産形成ができる生命保険は、ライフプランに合わせて選びましょう。
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終身保険:メリットと活用法
終身保険は、
保険料が上がらず一生涯の保障が準備できる保険です。
契約時に定めた支払い満了後は保障が残るしくみの保険です。
しかし、途中で解約をおこなえば保障に代えて解約返戻金を受け取ることができます。
ただし、短期間で解約した場合は解約返戻金はこれまで支払った保険料より少なくなる場合もありますので注意が必要です。
また、解約以外の方法では、保険によって異なるものの、解約返戻金の60%〜90%まで契約者貸付が受けられます(手数料は必要)
その他、保険料は「生命保険料控除」の対象となり税金対策になるメリットがあります。
個人年金保険で将来に備える
個人年金保険は、
老後の生活資金を準備するための保険です。
私的年金として一般的には65歳以降に受け取れるように準備することが多いです。
金融商品としての利回りは決して高くないですが、銀行預金以上のリターンがあり元本が保証された安全な資産運用といえます。
ただし、上記は定額年金保険の場合であるため、「変額返金保険」を選択した場合は運用っ実績によっては元本を下回るリスクもあるため注意しましょう。
また、契約して保険料の支払い期間中の解約は、支払い保険料を下回ることがあるため最後まで継続して保険料を払い続けることがポイントです。
その他、保険料は「個人年金保険料控除」の対象となり税金対策になるメリットがあります。
外貨建て保険で得られるリターンとリスク
外貨建て保険は米国ドル、ユーロ、豪ドルなどの外貨で運用する保険です。
外貨建て保険は、円立て保険より高利回りの外貨で運用するなら、円立てよりも保険金や解約返戻金が増える可能性が高まります。
また、解約や保険金を受け取るタイミングによって、為替差益が大きくなる点は大きな魅力です。
ただし、反対に手数料の影響やタイミングによって為替差損が発生するリスクもあります。
保険料の支払いや保険金などの受け取りを日本円でおこなう場合、為替リスクと手数料について考える必要があります。
また、保険料は為替相場の影響から毎月、毎年の保険料が変動する点も考慮しましょう。
生命保険を使った資産運用のメリット・デメリット
こちらでは、生命保険を使った資産運用のメリットやデメリットについてそれぞれ解説します。
- 生命保険の資産運用の3つのメリット
- 生命保険の資産運用の2つのデメリット
生命保険を使った資産運用のメリット3選
生命保険を使った資産運用のメリットは3つあります。
- 貯蓄では得られない保障がある
- 低リスクで着実な資産運用ができる
- 生命保険料控除で節税効果がある
貯金の場合、予想外のリスクに備えるために相応の時間が必要となり、必要なタイミングまでお金が十分には貯まっていない可能性もあります。
しかし生命保険なら、契約直後から保障がスタートするため、いつ起きるかわからない事態にも備えることができるのです。
また、長く継続することで着実に資産が増える効果があります。
さらに保険料は生命保険料控除の対象のため、最大12万円の所得控除が受けられるメリットがあります。
生命保険料控除には「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」があります。
加入時期によって旧新2つの制度があり、旧制度で10万円、新制度の場合は最大12万円を所得から控除できる制度です。
もし、自分の控除額がわからないという方は、国家資格を保有した専門家に相談してみましょう。
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生命保険を使った資産運用のデメリット2選
反対に生命保険で資産運用をおこなうときは、どのようなデメリットがあるのか解説します。
1つ目のデメリットは生命保険の資産運用先が、比較的ローリスクの運用先で安全に資産運用されるため、失敗のリスクは少ない代わりに大きなリターンをえることは難しい点があげられます。
2つ目のデメリットは保険の資産運用は長い期間保険料を支払うため、負担が大きくなってしまう場合がある点です。
仮に支払いが困難になった場合、保障の減額をおこなうことで金銭的負担は少なくなります。
ただし減額した分、保障と将来受け取る解約返戻金や満期保険金は減少する点に注意しましょう。
生命保険で資産運用をはじめる際の注意点
生命保険で資産運用するメリット・デメリット、投資との違いについて解説しました。
ここからは生命保険で資産運用を始める場合の注意点とコツについてまとめます。
- 保険選びで確認すべきポイント
- 不要な特約や過剰保障を避けるコツ
- 信頼できるアドバイザーへの相談が鍵
保険選びで確認すべきポイント
保険を選ぶ際のポイントとは以下のとおりです。
- 保険金額は資産の目標額として妥当か?
- 支払い期間に無理な点はないか?
- 解約返戻金の時期や金額に問題はないか?
資産形成機能がある保険は、一般に保障額が少額の傾向があります。
もし自分の資産目標に対して保障額が足りないときは他に準備をおこないます。
つぎに、支払い期間は支払い可能な期間になっているかを確認します。
最後に、解約返戻金を受け取る時期や金額を確認し、目的に対して受け取るタイミングや金額に問題はないか確認することもポイントです。
不要な特約や過剰保障を避けるコツ
保険会社から新特約やサービスを勧められた場合、自分に必要なものか、リスクの大きさを見極める視点をもつことが大切です。
とくに資産形成をおこなう上で不要な特約をは極力外すことは鉄則です。
特約を付けることで掛金が発生し、全体の利回りを下げる要因になるからです。
資産運用を成功させるために資産形成の保険と保障重視の保険は別にすることがおすすめです。
どのような保険を選択すべきかを正しく考える
保険とはそもそも保障がメインで、ライフサイクルにあわせた必要な保障は個人ごとに異なります。
しかし、「保障と資産形成を1本で準備する」方法もあるため、必要に応じて商品選択ができればベストです。
自分にあった保険商品は、多くの保険を取り扱える金融アドバイザーに相談することでよりよい選択ができます。
多くの保険商品の中から最短で自分にあった商品を選択できる方法は、いつでも気軽に相談できるプロがいる
マネーキャリアのような資産運用相談窓口に相談することです。
信頼できるアドバイザーへの相談が鍵
資産運用ができる生命保険は、各保険会社から豊富なラインナップで販売されています。
しかし会社ごとに運用利回りや条件は異なるうえ、自分にとって有利な商品は人それぞれ異なるため、自分だけで初めから調べると大きな労力や時間が掛かってしまいます。
そこで、自分にあう最適な保険を選ぶために「信頼できる金融のアドバイザー」への相談が成功の鍵となります。
専門家に相談すれば、自分のライフサイクルやスタイルにあった最もベストな方法がすぐに見つかります。
生命保険で資産運用を成功させるためのステップ
生命保険で資産運用をおこない成功させるには、具体的にどのような行動をおこなえばよいのか、まとめます。
- ライフプランに基づいた目標設定
- 定期的な見直しで計画の最適化
- 長期視点での運用が成功のカギ
ライフプランに基づいた目標設定
1人1人のライフプランに基づく目標設定をおこなうことが資産運用の成功には必要です。
たとえば、結婚やマイホーム購入といったイベント時期にあわせた資金作りや、目標達成までの期間、具体的な運用方法を決定することが大切です。
具体的に目標がない場合、継続していくことが難しくなる場合があります。
緊急時の対応もあわせて自分のライフプラン、人生計画に基づいた資産計画で目標設定をおこないましょう。
定期的な見直しで計画の最適化
ときにはライフサイクルに変化が生じる可能性もあるため、定期的な計画の見直しをおこない、計画の最適化をはかることも大切です。
たとえば車の購入や、引越し、転職などライフイベントを考慮しなければならないものの、当初の計画どおりにならないことは多々あります。
収入と支出面が変化した場合には、計画の見直しをおこない常に最適な状態にしておきましょう。
長期視点での運用が成功のカギ
資産運用には最低でも5年、理想的には10年以上の長期的な視点が必要です。
これは、市場の短期的な変動に左右されずに、複利効果を最大限に活用するためです。
例えば、株式投資で短期間(数日から数ヶ月)で大きな利益を得ようとするデイトレードやスイングトレードには、相場の急激な変動によって大きな損失を被るリスクがあります。
安全で効果的な資産運用の方法は、月収の10〜20%程度を投資に回し、分散投資を行うことです。
具体的には、株式投資信託やETF、債券、REITなどを組み合わせ、定期的に積立投資を行うと、市場の変動リスクを考慮しつつ、長期的に安定した資産運用ができる可能性が上がります。
ライフプランは年齢や収入、環境や将来の計画など違うため、目標となる金額もひとりひとり異なります。
そのため、具体的な資産運用計画は、FPなど資格を持った経験豊富なアドバイザーに相談することをおすすめします。
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保険で資産運用することに関する悩みを解消する方法とは
保険を活用して資産運用したいが具体的な方法がわからない場合は、専門家のアドバイスを受けることが不可欠です。
そもそも、どのような保険で資産形成ができるのか、自分や家族に必要な保障が備わっている保険を正しく選択できるかを自分一人で判断すると、保険料が高額になってしまったり、思うように資産運用ができない可能性が高くなってしまうのです。
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まとめ:生命保険で資産運用を始めるなら今がチャンス
生命保険は、契約年齢で保険料や解約金が決まってくるため、 1歳でも若く始めるほうが保険料は安くなるうえ、資産運用も早めに始める将来の不安が小さくなります。
また、保険には加入時に診査が必要な種類もあるため、健康なうちに加入しておくことは重要な考え方です。 既往歴があれば保険に加入できなかったり、割増し保険料が加算されることがありますので、注意が必要です。
生命保険の活用で資産形成とお得に保障の準備をおこなうためには、自分のライフプラン(人生計画)をたてることから始めてみましょう。
しかし、人生を100年としたときに、「どのタイミングでいくらの支出があるのか」を算出するのは困難です。
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