

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 「光熱費の節約は意味ない」と言われるのはなぜ?主な理由4つ
- 節約の効果が実感しにくいから
- 間違った節約方法をしているから
- 無理に節約をして逆に損をする結果となったから
- 光熱費よりも他の固定費を節約する方が効果的だから
- 本当に効果のある家計の見直しをするなら無料FP相談がおすすめ!
- 光熱費の効果的な節約方法5つを紹介
- 契約会社や料金プランの見直しをする
- 省エネ家電やLED電球に買い替える
- お風呂の入り方を見直す
- 洗濯機の使い方を見直す
- 家電の使い方を工夫する
- 光熱費の節約はストレスのない範囲で!家計のお悩みは無料FP相談を活用しよう
- 光熱費以外にもできる効果的な家計の見直しポイント5つ
- 通信費(スマホ・インターネット代)の見直し
- 保険の見直し
- サブスクの見直し
- 住宅費の見直し
- 車関連の費用の見直し
- 【まとめ】家計の見直しは光熱費だけでなく固定費の見直しも重要!
「光熱費の節約は意味ない」と言われるのはなぜ?主な理由4つ
節約の効果が実感しにくいから
光熱費の節約効果が実感しにくいのは、努力の割に目に見える効果が少ないためです。
リビングの電気を1日1時間早く消すことを1か月続けた場合、LED電球なら約30円、蛍光灯で約60円程度の節約にしかなりません。家族で頑張って節電しても、月々の請求額で実感できるほどの差額にはならないでしょう。
一人暮らしや核家族世帯では使用量が少ないため、節約による金額の変化はさらに小さくなります。
エアコンの設定温度を夏は1度上げ、冬は1度下げると、年間で約2,000円程度の節約になりますが、月々に換算すると170円程度です。これでは「頑張っているのに、ほとんど変わらないじゃないか」と感じるのも無理はありません。
間違った節約方法をしているから
光熱費節約が「意味ない」と感じる2つ目の理由は、効果の低い方法や間違った節約方法を実践しているケースです。多くの人がやりがちな「こまめに電気を消す」という方法ですが、実は大きな効果が見込めません。
1回の消し忘れで数円程度の節約にしかならず、手間の割に効果が薄いのです。照明をLED電球に交換する方がはるかに効果的です。白熱電球からLED電球への交換で、電気代は約80%削減できます。60W相当の電球を5時間/日使用する場合、年間で約2,600円の節約になるため、初期投資はすぐに回収できます。
エアコンの節約についても誤解が多いです。「こまめに消す」ことがいいとされていますが、実は外出時間が短い場合(2時間未満目安)は、つけっぱなしの方が電気代が安くなります。これは再起動時に大きな電力を消費するためです。
無理に節約をして逆に損をする結果となったから
光熱費節約が「意味ない」と言われる3つ目の理由は、行き過ぎた節約が逆効果になるケースです。夏場にエアコンの使用を極端に控えて熱中症になってしまう可能性があります。数百円の電気代節約のつもりが、通院費や薬代で数千円、重症の場合は仕事を休むことになれば、さらに大きな損失なるでしょう。
安い深夜電力を活用するために夜遅くまで起きて家事をする方法は、健康面での悪影響があります。睡眠不足による集中力低下は仕事のパフォーマンスを下げ、長期的には健康被害につながる可能性があります。月に数百円の節約と引き換えに、健康を損なうリスクを取るのは割に合いませんね。
光熱費よりも他の固定費を節約する方が効果的だから
光熱費の節約が「意味ない」と言われる最大の理由は、他の固定費と比較すると節約効果が小さいためです。一般的な家庭の光熱費は月に1万円〜2万円程度で、10%節約しても月々1,000円〜2,000円の節約にしかなりません。
一方で他の固定費を見直すと、大きな節約効果が得られます。たとえば携帯電話を大手キャリアから格安SIMに変更すると、1人あたり月々3,000円〜5,000円の節約が可能です。
家族の月々節約額
- 最小節約額:3,000×3=9,000円/月
- 最大節約額:5,000×3=15,000円/月
家族の年間節約額
- 最小節約額:9,000×12=108,000円/年
- 最大節約額:15,000×12=180,000円/年
家族3人なら月9,000円〜15,000円、年間で10万円以上節約でき、光熱費の節約額を大きく上回ります。
本当に効果のある家計の見直しをするなら無料FP相談がおすすめ!

家計全体を効率的に見直すなら、無料のファイナンシャルプランナー(FP)相談がおすすめです。マネーキャリアでは、あなたの生活状況や家族構成、将来の目標に合わせた以下のような総合的なアドバイスを受けられます。
- 何から手をつければよいのか
- どの固定費を優先的に見直すべきか
- 専門家の視点でムダを発見できる
- 効果的な節約プランを提案してもらえる
自分では気づかなかった節約ポイントも明らかになります。
光熱費の節約のために家族との時間を削るよりも、保険や住宅ローン、投資など家計全体のバランスを見直す方が大きな効果を得られますよ。

光熱費の効果的な節約方法5つを紹介

契約会社や料金プランの見直しをする
光熱費節約の第一歩は契約内容の見直しです。電力自由化により、生活スタイルを変えずに大きな節約効果が得られます。まず電気の契約アンペア数を見直しましょう。
子どもの独立など家族構成が変わった場合、60Aから40Aに下げるだけで月約600円の節約になります。また、生活パターンに合ったプランも重要です。日中不在が多い家庭なら「時間帯別プラン」が有利で、年間2万円以上節約も可能です。
省エネ家電やLED電球に買い替える
お風呂の入り方を見直す
お風呂関連の費用は家庭の光熱費で大きな割合を占めています。入浴方法の工夫だけでガス代や水道代を効果的に節約できます。節約のポイントは以下のとおりです。
- 追い焚き回数を減らす
- 節水シャワーヘッドに交換
- お湯の温度低下を防ぐ
効果的なのは、追い焚き回数の削減です。
家族間で時間をあまり空けずに入浴すれば、4人家族で1日1回の追い焚きを減らすだけで月約600円、年間で約7,000円の節約になります。
節水シャワーヘッドに交換すると、水の使用量を約30〜50%カットできるため、節約効果が期待できます。4人家族が毎日シャワーを使う場合、水道代とガス代を合わせて年間約10,000円以上も節約可能です。
洗濯機の使い方を見直す
洗濯は水道代と電気代がかかる家事です。洗濯機の使い方を工夫するだけで効果的に光熱費を節約できます。節水のための工夫を確認しましょう。
- まとめ洗いをする
- すすぎ1回モードを活用する
- お風呂の残り湯を利用する
- 洗剤を適量使用する
少量ずつ何回も洗うより、まとめて洗う方が効率的です。洗濯機の定格容量の8割を利用して洗濯回数を半分にすると、年間で電気代約180円、水道代約4,360円の節約が可能です。合計すると約4,540円の節約になります。
すすぎ1回モードの活用も効果的で、水使用量が約30%削減可能です。
家電の使い方を工夫する
日常的に使用する家電の使い方を工夫するだけでも光熱費節約効果は大きいです。家電の使い方を工夫し節約する方法を見てみましょう。
- エアコンの運転モードの切り替え
- 冷蔵庫は詰め込みすぎない
- パソコンは「スリープモード」を活用する
- 湯沸かしはガスコンロを使用する
- 炊飯器の保温を長時間使用しない
エアコンは温度設定を極端にするより「自動運転」や「省エネモード」の使用が効率的で、電気代削減効果があります。冷蔵庫は詰め込みすぎない(庫内容量の7割程度)、開閉回数を減らすなどで5〜10%の節電効果があり、夏場は効果が大きく年間数千円の節約になります。
光熱費の節約はストレスのない範囲で!家計のお悩みは無料FP相談を活用しよう

これまで紹介してきた節約方法は効果的ですが、すべてを一度に実践しようとすると家族にストレスがかかってしまいます。子どもがいる家庭では、極端な節約が学習環境に影響します。
エアコンの使用を我慢して熱中症になれば、医療費の方が高くなることがあるでしょう。重要なのは、無理なく続けられる範囲で実践することです。
契約プランの見直しやLED電球への交換など、一度対応すれば継続的に効果が出るものから始めるのがおすすめです。日々の小さな節約は、家族のストレスと節約効果のバランスを考えながら取り入れていきましょう。
光熱費以外にもできる効果的な家計の見直しポイント5つ

通信費(スマホ・インターネット代)の見直し
通信費は多くの家庭で月に1万円以上かかっている大きな固定費です。大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を利用している場合、格安SIMへの乗り換えで大幅な節約が可能です。
大手キャリアの従来プランでは月額7,000円前後かかっていた料金が、格安SIMに変更すると月額2,000円〜3,000円程度になることも珍しくありません。
家族4人なら月に1万6,000円〜2万円、年間で約20万〜24万円もの節約効果が期待できます。最近では大手キャリアも「ahamo」「povo」「LINEMO」などの安価なサブブランドを展開しているため、乗り換えを検討する価値がありますよ。
通信速度や品質を心配する声も多いですが、現在は格安SIMの品質も向上し、日常利用では大手と遜色ないケースが増えています。
保険の見直し
サブスクの見直し
近年急増しているサブスクリプションサービスは、月額料金は小さくても積み重なると家計に大きな影響を与えています。Netflix・Amazon Primeなどの動画配信やSpotify・Apple Musicといったの音楽配信などサービスを気づかないうちに、契約している家庭が多いです。
現在契約しているサブスクをすべて洗い出し、月額料金を合計してみましょう。
- Netflix(890円)
- Amazon Prime(600円)
- Spotify(980円)
- Apple Music(1,080円)
- 新聞電子版(980円程度)
月に4,530円、年間で約54,360円もの出費になります。思ったよりも高額になっていて驚く方も多いのではないでしょうか。本当に必要なサービスかどうかの見極めが重要です。
住宅費の見直し
住宅費は多くの家庭で最も大きな支出項目です。住宅ローンを組んでいる場合、見直しによって大きな節約効果が期待できます。借入残高3,000万円、残り25年のローンを金利1.5%から0.5%に借り換えると、総返済額で約400万円、月々の返済額で約13,000円もの節約になります。
光熱費節約とは比較にならないほどの大きな効果です。変動金利から固定金利への借り換えや固定金利期間の見直しは、今後の金利上昇リスクも軽減できるため検討する価値があります。
借り換えには諸費用(保証料・事務手数料・登記費用など)が必要です。多くの場合1〜2年で元が取れるため、残りの返済期間が10年以上ある場合は検討すべきでしょう。
車関連の費用の見直し
車の維持費は想像以上に高額です。車の維持費を確認しましょう。
- 購入費
- ガソリン代
- 保険料
- 自動車税
- 駐車場代
- 車検・整備費
これらを合計すると年間で50〜80万円ほどかかることも珍しくありません。 最も見直しやすいのは自動車保険です。比較サイトを活用して複数の保険会社の見積もりを取ることで、同じ補償内容でも年間1〜3万円の節約可能なケースがあります。
無事故で等級が上がっている場合は、他社に乗り換えることで保険料が大幅に安くなる場合もあります。補償内容の見直しも効果的です。車両保険は車の時価に対して保険料が設定されるため、購入から年数が経過している場合は、車両保険を外すこともおすすめです。
【まとめ】家計の見直しは光熱費だけでなく固定費の見直しも重要!

光熱費の節約が「意味ない」と言われる背景には、4つの理由がありました。LED電球を早く消しても月30円程度、エアコン温度調整も月170円程度と努力の割に効果が小さいです。効果的な家計改善には、光熱費だけでなく他の固定費の見直しが重要です。
携帯の格安SIM化で月3,000〜5,000円・保険の見直しで月数千円・住宅ローンの借り換えで、月13,000円の節約ができます。これらの工夫だけで、光熱費の節約以上の効果が得られます。契約プラン見直しやLED電球への交換など正しい方法で取り組めば、光熱費節約も効果も期待できますよ。
とくに「仕組み」を変える方法を優先し、家族にストレスがかからない範囲で実践することがポイントです。 効率的な家計改善を目指すなら、総合的な視点から固定費を見直し、優先順位をつけて取り組むことが大切です。
マネーキャリアのような無料FP相談を活用し、専門家のアドバイスを受ければ、あなたの家計に最適な節約プランを見つけられますよ。
