
「買いだめしても節約にならないってきたけれど本当?」
「まとめ買いで節約をしているけれどイマイチ効果が実感できない」
とお悩みではないでしょうか。
結論、購入する商品を厳選すれば買いだめは節約になるが、むやみやたらに購入する買いだめでは節約効果は薄いため、買い物の習慣を見直しつつ商品についての理解を深めることが大切です。
この記事では、買いだめしても節約にならない商品・節約になる商品ついて紹介します。
さらに、無駄なまとめ買いを防ぐための習慣についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
▼この記事がおすすめな人
- 買いだめしても節約にならないものを知りたい人
- 買いだめで節約になるものを知りたい人
- 買いだめしても節約にならない理由を知りたい人

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
買いだめしても節約にならないもの4選
まずは、買いだめしても節約にならないもの4選を紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- すぐ使わない日用品
- 保存が効かない生鮮食品
- 賞味期限が短い加工品
- 割引になっている嗜好品
すぐ使わない日用品
買いだめすると一見お得に感じる日用品ですが、すぐに使わないものをまとめ買いするのは注意が必要です。
例えば、スキンケア用品や化粧水、乳液などは、保管している間に劣化し、肌トラブルの原因となることもあります。
カセットボンベも同様で、長期間保管するとガス漏れや劣化が心配です。
さらに、買いだめしたものは収納スペースを圧迫してしまい、必要なときに見つからないというトラブルも発生しがちなので、使い切れる量や頻度を見極めて購入することが大切です。
特に普段あまり使わないものは、まとめ買いせず必要な時にだけ購入するほうが賢明だといえます。
安さに惹かれてついまとめ買いしたくなりますが、保管リスクや劣化を考慮し、無駄のない買い物を心がけましょう。
保存が効かない生鮮食品
生鮮食品は鮮度が命です。
特に野菜や果物、肉類は長期間の保存が難しく、まとめ買いすると食べきれずに腐らせてしまうケースが少なくありません。
安売りで大量に購入しても、結果的に傷んで廃棄すれば金銭的にも大きな無駄となります。
例えば、葉物野菜やトマト、バナナなどは日持ちが悪く、冷蔵庫で保管しても数日で傷んでしまうことが多いです。
肉類も冷凍保存できるとはいえ、解凍後に使い切れなければ再び腐らせてしまう恐れがあるので、買いだめする際には、使い切れる量を見極めることが重要です。
頻繁に使う食材であっても、量を調整しながら購入し、無駄なく活用することが節約のポイントとなります。
賞味期限が短い加工品
安売りやまとめ買いでお得に感じる加工品ですが、賞味期限が短いものは注意が必要です。
例えば、菓子パンや焼き菓子、冷凍食品の一部など、意外と賞味期限が短い商品も多くあります。
特に冷凍食品でも、解凍後は早めに使い切らないと品質が落ちてしまうため、大量に買いだめしても消費しきれないことが少なくありません。
また、お菓子類も期限切れが早い商品があり、せっかく買ったのに食べきれず廃棄してしまえば節約になりません。
さらに、安さに釣られて多めに購入してしまうと、味に飽きてしまい手をつけなくなることもありますので、まとめ買いする際は賞味期限を必ずチェックし、無理なく消費できる量だけを購入することがポイントです。
割引になっている嗜好品
お酒やジュース、お菓子などの嗜好品が割引されていると、つい「お得だから」とまとめ買いしてしまうことがあります。
しかし、ストックがあるとつい手が伸びてしまい、結果的に普段より多く消費してしまうことが少なくありません。
本来は節約のために買ったはずが、逆に出費が増えてしまうという本末転倒な状況に陥ることもあるため注意が必要です。
また、お酒も同様で、家にたくさんあると飲む機会が増え、健康面にも影響が出る可能性があるので、割引に釣られず、本当に必要かどうかを考えてから購入することが大切です。
欲しくない嗜好品は、どんなに安くても手を出さないのが賢明でしょう。
節約・家計のお悩みは専門家(FP)に無料相談がおすすめ
買いだめしても節約にならない理由
ここからは、買いだめしても節約にならない理由4選について紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 結果的に支出が増える
- 消費期限内に消費できない
- 管理スペースを圧迫する
- 在庫を把握しきれない
結果的に支出が増える
まとめ買いをすると一度に多くの商品を購入するため、当然ながらその場の支出が大きくなります。
特に「安いから」とつい余計なものまでカゴに入れてしまい、予定以上に出費がかさむことも少なくありません。
さらに、割引や特売に惹かれて買ったものが実際には不要だった場合、使わずに無駄にしてしまうケースもあります。
その結果、せっかく節約のつもりで買いだめしたのに、トータルで見ると出費が増えてしまうという本末転倒な状況になりがちです。
必要なものだけをリストアップして購入する意識が大切であり、安さに釣られて不要なものを買わないよう注意しましょう。
冷静な判断ができる買い物習慣を身につけることが、節約成功のカギです。
消費期限内に消費できない
まとめ買いをすると、一度に多くの食材や日用品が手元に集まりますが、消費期限をすべて把握するのは意外と難しいものです。
特に使い慣れない食材を安さに惹かれて購入すると、調理方法がわからず使わないまま放置してしまうケースもあります。
その結果、気づいたときには賞味期限や消費期限が過ぎてしまい、せっかく買ったのに廃棄せざるを得なくなる失敗も少なくありません。
また、期限切れに気づかずに食べてしまい、体調を崩すリスクもあるため注意してください。
無駄な出費に加え、健康面でもマイナスとなってしまっては本末転倒です。
買いだめをする際は、必ず期限をチェックし、使い切れる量だけを購入することが大切です。
管理スペースを圧迫する
まとめ買いをすると、冷蔵庫や冷凍庫、押し入れなどの収納スペースが一気に埋まってしまうことがよくあります。
特に冷凍食品や調味料のまとめ買いは、冷蔵庫内がぎゅうぎゅうになり、使いたい食材をすぐに取り出せない事態に陥ることは容易に想像がつきます。
また、収納スペースがいっぱいになると、どこに何があるのか把握しづらくなり、すでに持っているものを重複して購入してしまう失敗も起こりがちです。
さらに、押し入れやパントリーに詰め込んだ日用品が埋もれてしまい、存在自体を忘れてしまうケースもあり、節約のために買いだめしたはずが、結局無駄な支出につながってしまうことにも。
収納スペースのキャパシティを考慮し、無理のない量だけを購入することが大切です。
整理整頓を心がけて、管理しやすい状態を保つ習慣づけも節約につながります。
在庫を把握しきれない
まとめ買いをすると、在庫の管理が難しくなりがちです。
特に収納スペースが限られている家庭では、食材や日用品があちこちに散らばり、どこに何があるのか分からなくなることが少なくありません。
その結果、すでに持っているものを忘れて再購入してしまい、さらに在庫の管理が難しくなる負のスパイラルに陥りがちです。
また、奥に押し込んだまま使用期限が切れてしまうこともあり、結局使えなってしまう場合も。
定期的に在庫をチェックするのが理想ですが、忙しい日常ではなかなか難しいのが現状ですので、無理なく管理できる量だけをストックするようにしましょう。
定期的に棚や冷蔵庫を整理し、持っているものをリストアップしておくと安心です。
買いだめで節約になるもの2選
ここからは、買いだめで節約になるもの2選について紹介していきます。
紹介する内容は以下の通りです。
- 長期間ストックできる日用品
- 冷凍保存・長期保存ができる食品
長期間ストックできる日用品
長期間保存が可能で、使い切るまで劣化しにくい日用品は、買いだめしても節約効果が得られやすいです。
例えば、洗濯用洗剤や柔軟剤、シャンプー、ボディソープなどは劣化が少なく、セール時にまとめ買いしても安心して使えます。
ただし、収納スペースを圧迫しないよう注意が必要です。
注意点として、トイレットペーパーなどは、ストックが多いと油断して使いすぎてしまうことがあり、逆に消費が増えてしまうリスクもあります。
必要以上に在庫を抱え込まないよう、使うペースを考えながら適度な量を保管することが大切です。
冷凍保存・長期保存ができる食品
冷凍保存や長期保存ができる食品は、買いだめしても無駄になりにくく、節約効果が高いです。
例えば、冷凍野菜や冷凍肉は、調理が簡単で使い勝手が良いため、ストックしておくと便利でしょう。
しかし、商品によっては消費期限が短いものもあるため、冷凍食品だからといって過信は禁物です。
乾物や缶詰も長期間保存が可能で、豆類や乾燥わかめ、ツナ缶やサバ缶などは、料理の幅を広げてくれる頼もしいアイテムであり、防災用の非常食としても役立つため、災害時の備えとしても重宝します。
ただし、冷凍食品でも乾物や缶詰でも、消費期限や賞味期限を忘れがちですので、期限が迫っているものから順に使う「ローテーション管理」を意識しておくことが大切です。
適切に使い切る習慣を身につければ、無駄を防ぎながらしっかり節約できます。
節約に関する悩みはマネーキャリアに無料相談しよう【まとめ】
適切な買いだめだけでは節約効果は大きくありませんが、買い物の際の習慣を見直し、長期間継続することで金銭効果は膨れ上がります。
マネーキャリアは、全国に3,500名を超えるお金の専門家(FP)が在籍しており、訪問相談・オンライン相談を用いて気軽に利用できるFP相談サービスです。
顧客満足度98.6%を獲得するなど、評判の良さがウリとなっていますので、ぜひ気軽に相談申し込みしてみてください。