
内容をまとめると
- オタクが貯金できない理由には、“感情優先の出費”や“使途不明の支出”があり、意識しないままだと家計の悪循環を招きやすい。
- 推し活を楽しみながら貯金を続けるには、「目的の明確化」「予算の見える化」など5つのステップを習慣にすることが大切である。
- “使ってよかったお金”を振り返る習慣を持つことで、自分にとって価値ある支出が見えてきて、ムリなく予算配分がしやすくなる。
- 自分だけで家計を整えるのは難しいため、相談実績10万件・満足度98.6%のマネーキャリアで家計の整理や貯金習慣の見直しをする人が増えている。

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- オタクが貯金できない理由
- 推し活やグッズに感情優先でお金を使ってしまうから
- 何にいくら使っているか把握していないから
- オタ活を楽しみながら貯金を続けるための5ステップ
- ステップ1:貯金の目的と使い道を決める
- ステップ2:収支をざっくり把握する
- ステップ3:毎月の予算と欲しい物リストをつくる
- ステップ4:先取りや積立で“仕組み化”して継続する
- ステップ5:使ってよかったお金を振り返る
- 不安なく推し活を続けたいならお金のプロ(FP)に無料相談がおすすめ
- オタクの貯金に関するよくある質問
- オタクは金銭感覚がおかしいですか?
- 推し貯金ができるアプリはありますか?
- 推し活も貯金もできるオタクになろう【まとめ】
オタクが貯金できない理由
オタクが貯金できない理由を2つ解説します。
紹介する理由は以下のとおりです。
- 推し活やグッズに感情優先でお金を使ってしまうから
- 何にいくら使っているか把握していないから
ある企業の調査では、オタ活にかけるお金の平均は月19,380円(※)・月30,000円以上使っている人は全体の2割近く(※)という結果もあります。
そのため、「貯金できないのは自分だけじゃなさそう」と感じる方もいるかもしれません。
一方で、金融広報中央委員会が実施する家計の金融行動に関する世論調査では、年齢が上がるほど“貯めている人”と“貯めていない人”の差が開いている傾向が見て取れます。
将来の安心のためにも、なぜ貯金できないのかを知り、推し活を続けながら無理なくお金を残す工夫を見つけていきましょう。
推し活やグッズに感情優先でお金を使ってしまうから
推し活やグッズに感情優先でお金を使ってしまうことで、オタクは貯金しにくくなります。
“今しかない”という特別感が、冷静な判断をむずかしくさせるからです。
限定品や記念グッズに心を動かされ、つい即決してしまう経験は多くの人にあるでしょう。
しかし、こうした出費には「似たような場面で繰り返している」傾向があり、自分で気付くだけでも対策の糸口が見えてきます。
自分の“衝動のクセ”を知ることが、推し活と貯金の両立に一歩近づく手がかりになります。
何にいくら使っているか把握していないから
何にいくら使っているか把握していないことで、オタクは貯金しにくくなります。
使途不明のまま月末を迎えると、出費を見直すきっかけすらつかめないからです。
特に推し活は時期によって出費が集中しやすく、気付けば支払いが重なっていたということもあります。
毎月ざっくりでも記録を続けてみると、「この出費は予想外だった」など、自分のパターンが少しずつ見えてきます。
支出を意識する習慣が、無理のない貯金への第一歩につながっていきます。
オタ活を楽しみながら貯金を続けるための5ステップ
オタ活を楽しみながら貯金を続けるための5ステップを紹介します。
紹介するステップは以下のとおりです。
- ステップ1:貯金の目的と使い道を決める
- ステップ2:収支をざっくり把握する
- ステップ3:毎月の予算と欲しい物リストをつくる
- ステップ4:先取りや積立で“仕組み化”して継続する
- ステップ5:"使ってよかったお金"を振り返る
無理なく楽しみながらお金を残すコツがわかるので、ぜひ参考にしてください。
ステップ1:貯金の目的と使い道を決める
貯金の目的と使い道を決めることで、オタ活を楽しみながら貯金を続けやすくなります。
目的がないと「貯める意味ってあるのかな?」と感じて、モチベーションが続きにくいからです。
例えば「生活防衛費として生活費の3ヵ月分を1年以内に貯める」など、金額と期限をセットにするとイメージしやすくなります。
さらに「遠征に3万円」「来年の海外イベントに10万円」など、推し活の目標も加えると楽しみながら続けられます。
“生活の安心”と“推し活の楽しみ”の両軸で考えることが、無理なく続く貯金習慣の第一歩になります。
ステップ2:収支をざっくり把握する
収支をざっくり把握することで、オタ活を楽しみながら貯金を続けやすくなります。
お金の流れが見えないままだと、気付けば赤字をくり返すリスクが高まるからです。
収入・固定費・変動費・推し活費の4つにわけてざっくり整理するだけでも、使いすぎに気付くきっかけになります。
手書きでもアプリでも、自分に合った方法で“続けやすさ”を優先することが大切です。
まずは「よくわからないけど減っている」状態を抜け出し、推し活と貯金のバランスを整えていきましょう。
ステップ3:毎月の予算と欲しい物リストをつくる
毎月の予算と欲しい物リストをつくることで、オタ活を楽しみながら貯金を続けやすくなります。
使っていい額をあらかじめ決めておけば、行きあたりばったりの出費を防げるからです。
貯金額を先に取り分け、固定費と変動費にわけて残りを配分するだけで、ざっくり予算は完成します。
さらに“買ってもOKなもの”をリスト化しておくと、満足感を得ながら衝動買いを防げるようになります。
“予算内で楽しむ”という感覚を育てることが、推し活と貯金のバランスを整える土台になります。
ステップ4:先取りや積立で“仕組み化”して継続する
先取りや積立で“仕組み化”することで、オタ活を楽しみながら貯金を続けやすくなります。
手動でなんとかしようとすると、気分や誘惑に左右されて継続がむずかしくなるからです。
給与日に一定額を自動で別口座に移すだけでも、自然と貯まる環境が整います。
また、目的ごとに積立できるアプリを使えば、進捗を“見える化”できて楽しみながら続けられるでしょう。
頑張らなくても貯まる仕組みを持つことが、推し活と貯金を両立するコツになります。
ステップ5:使ってよかったお金を振り返る
使ってよかったお金を振り返ることで、オタ活を楽しみながら貯金を続けやすくなります。
満足度の高い支出を知ることで、自分にとって本当に価値のあるお金の使い方が見えてくるからです。
最前列チケットやチェキ撮影など、思い出すだけでうれしい支出は、これからのお金の使い方の基準になります。
一方で、なんとなく買ったけれど使っていないグッズなどの支出は、次回にカットして貯蓄に回す判断のヒントになります。
“満足度で振り返る”習慣が、ムリなく続けられる貯金スタイルにつながっていきます。
不安なく推し活を続けたいならお金のプロ(FP)に無料相談がおすすめ
推し活を楽しむ一方で、「このままで大丈夫かな」「ちょっと使いすぎたかも」と感じることはありませんか。
将来への不安を手放すためには、一度しっかり“お金の管理”と向き合うことが大切です。
とはいえ、自分ひとりで収支のバランスを整えたり、使い道の優先順位を決めたりするのは、思った以上にむずかしいものです。
マネーキャリアなら、お金の専門家(FP)が、固定費や趣味の支出を一緒に見直しながら、最低限必要な貯金額や、自分に合った貯金ペースを具体的にアドバイスします。
相談はすべてオンラインで完結し、土日もOK・何度でも無料で利用できるので、ぜひお気軽にご相談ください。
オタクの貯金に関するよくある質問
オタクの貯金に関するよくある質問を2つ解説します。
紹介する質問は以下のとおりです。
- オタクは金銭感覚がおかしいですか?
- 推し貯金ができるアプリはありますか?
よくある疑問を整理しておくことで、不安や迷いが減らしやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
オタクは金銭感覚がおかしいですか?
もしかしたら、あなたも「オタクは金銭感覚がおかしい」と言われたり、そう見られた経験があるかもしれませんが、それは価値観のちがいにすぎません。
仮に、趣味への出費が生活に支障をきたすようであれば、見直しが必要です。
しかし、日々の活力や気持ちの満足につながっているなら、“自分にとって価値ある使い方”ととらえることもできます。
だからこそ、他人の目ではなく、自分にとって心地よいバランスを見つけることが大切です。
推し貯金ができるアプリはありますか?
推し貯金に役立つアプリは、目的や性格に合わせて選べるものがいくつかあります。
貯金のペースや目標を見える化できるため、楽しみながら続けやすいのが特徴です。
例えば、推し活の出費やスケジュールを一括管理できるものや、推しごとに貯金を分けて記録できるアプリもあります。
かわいい演出やイラストでモチベーションを高められるタイプもあり、自分にぴったりのアプリが見つかるかもしれません。
「自分で管理するのが苦手」「続けられるか不安」という方は、こうしたツールを気軽に取り入れてみるのもおすすめです。
推し活も貯金もできるオタクになろう【まとめ】
推し活も貯金もできるオタクになるためには、自分の感情とお金に向き合い、バランスを取ることが大切です。
具体的には、目的の設定・収支の把握・予算管理など、記事で紹介した5つのステップを実際に取り入れることで、推し活と貯金の両立がしやすくなります。
とはいえ、支出の傾向を客観的に見直し、自分に合ったやり方で無理なく続ける仕組みをつくるのは、ひとりではなかなかむずかしいものです。
推し活費がいつも予算を超えてしまう方や、「どこを抑えるべきかわからない」と悩んでいる方は、専門家(FP)への相談をおすすめします。